生物生産科
【本渡校舎】天草拓心高校シクラメン栽培日記①
昨年から、本校のシクラメンは、FAJ(東京大田市場)で行われる全国花き品評会シクラメン部門の上位生産者(栃木県、福島県、千葉県)の技術を導入し、その研修先のデータを参考にして、IOTの活用による環境データの見える化で「スマート農業」に取り組んでいます。
本日は、シクラメンの栄養診断を行いました。シクラメンの生活している鉢土の中には、どれだけの栄養分が残っているか、次の液肥はいつ頃与えたら良いか。鉢の中の肥料分の見える化により、勘や経験に頼った栽培方法ではなく、機器の数値の変化を頼りに、科学的なシクラメン栽培を行っています。
今回の測定結果は、まだ腹八分目という感じだったので、次回の潅水までは液肥を与えず、帯電性ナノバブル水のみの潅水にしてあげようかなという感じでした。
「農高・農大連携によるスマート農業実証事業」 「鉢土中の肥料分の分析中」
(定点カメラと各種センサー)
【本渡校舎】「農高・農大連携によるスマート農業実証事業」
熊本県内13校の農業高校では、熊本県立農業大学校を中心に、2021より「農高・農大連携によるスマート農業実証事業」に取り組んでいます。
昨年に引き続き、今年の天草拓心高校のシクラメンも、今話題のナノバブル水(本校のバブル水は、泡の表面がマイナスに帯電したアルカリ性の帯電性ナノバブル水)とFAJ(東京太田市場)で行われる全国花き品評会シクラメン部門の上位生産者(栃木県、福島県、千葉県)の技術を導入して栽培しています。
今年は、県立農業大学校から県内の農業高校へ、2月16日にシクラメンの苗(20鉢)の配布がありました。本校では、育苗後の3月22日に6号鉢に鉢上げしました。シクラメンは冷涼な気候を好む植物ですが、5月7日の定点カメラで観察してみると、なぜか南国天草のシクラメンが一番早い生育をしていました。
天草島民のみなさん、今年の天草拓心シクラメンもご期待ください。文化祭でお会いしましょう。
【本渡校舎】生物生産科 初物『ミニトマト』
生物生産科の生徒が職員室にミニトマトを販売に来てくれました。
今年最初のミニトマト!
つまり『初物』 甘くて、とってもおいしいミニトマトでした!
ミニトマトは『千果』 中玉トマトは『フルティカ』
先生方も農場のミニトマトを購入!どれがおいしいかなぁ~
【本渡校舎】生物生産科 仔牛の名前は『あんこ』
仔牛の名前は『あんこ』です。 初めての総合実習の授業でした!
今日の授業は、牛を観察してブラッシング
牛のツノは温かかった!!
初めての実習で、みんな仔牛に興味津々です!
【本渡校舎】ミニトマトとキュウリの植え付け
4月22日(土)
生物生産科1年生の『農業と環境』の公開授業(授業参観)にて、ミニトマトとキュウリの植え付け(定植)実習が行われました。コンテナを用い、一人一株ずつ丁寧に植え付けを行うことができました。授業参観ということもあり、保護者方々に農場までお越しいただき、実習の様子を参観していただけたことに感謝いたします。
【本渡校舎】ドローンスクール「岳」様によるドローン実技講習会
2月14日(火)5、6限目に、本渡校舎体育館にて、ドローンスクール「岳」様によるドローン実技講習会が行われました。令和4年度熊本県立高校One Teamプロジェクトの取り組みの一環として、「天草の未来を創造しよう~無人航空機(ドローン)を活用した探求活動の実践~」というテーマで生物生産科の1、2年生を対象に行われました。
ドローンに対する興味関心、理解を深めるとともに操縦技術を高め授業、実習などにおける探求的な学びの充実を図るために実施された今回の講習はドローンに関する講話から実技講習会に至るまで、とても充実した内容でした。使用方法の説明が終わり最初にドローンを操作する際、生徒達はとても緊張した様子でした。しかし、操作に慣れてくると講師の方から教えていただいた技を駆使しながら操作をしてみたりと「全員本当に上手」と講師の方々からも太鼓判を押していただきました。
今回講習を行う中で、生徒達の「すごい」「なるほど」「楽しい」などの声をたくさん聴くことができました。そういった生徒達自らが探求する中で見つける純粋な発見と学びをこれから私たちも今後の教育活動の中で、見逃すことなく、大切に育てていかなければならないと改めて実感しました。
【本渡校舎】令和4年度 地域就農教育連携支援事業に伴う講演会
1月26日(木)の3~4限目に、生物生産科1、2年生を対象に、地域就農教育連携支援事業に伴う講演会が行われました。講師は、本校生物生産科の卒業生(平成31年3月卒業)の株式会社鳴川ファーム 代表 鳴川 湧大氏にご講演をしていただきました。
題目は「就農二年目を終えて」ということで、ご自身の農大での経験を中心に、現在の経営等をお話をしていただきました。鳴川氏はブロッコリーを中心に、水稲、飼料稲、葉たばこ等と多品目にわたり広範囲で栽培をされており、「天草で一番の農家を目指す」と高い目標を堂々と語っておられました。そんな鳴川氏の熱い講演を一生懸命メモを取る生徒もいれば、食い入るように講演を見つめる生徒もいて、とても印象的でした。何より生徒達みんな目を輝かせながら講演をしっかり聴いていました。
質問も多く出ていました。
Q1「農大で得られたものは?」
A:「就農の準備期間、将来自営をするにあたっての知識や技術をたくさん身に付けることができた。そして何より大切な仲間ができた。」
Q2「就農する時に高校時代にしておくことは?」
A:「普段の授業や実習に対して常に気合いを入れて一生懸命取り組むこと。就農した時に辛く苦しい場面があったとしても乗り越えられる。」
Q3「逆境の乗り越え方は?」
A:「自分も鳴川ファームを立ち上げる当初は周囲に反対された。今も新しいことに挑戦する度に、反対されることが多々あります。だけどその度に、自分を信じて少しでも目標に近づけるように目の前の課題を一つ一つ解決していくこと。大切なのは、自分の信念を最後まで貫き通すこと。それが逆境を乗り越える原動力となる。」
これらの全ての質問に、真摯に前向きにお答えいただきました。
最後に、当時(高校時代)の鳴川氏を知る職員はこう生徒達に語ってくださいました。「彼は高校の時から、ずっと変わらない夢を持ち続けている、それが今もずっと変わらず持ち続けていることは本当にすごいこと。夢をあきらめないその姿勢をあなた達にも大切にしてほしい。」と。
今回の講演会が、生徒達がそれぞれの夢へと向かう大きな一歩を踏み出す勇気に繋がったと信じています。
【本渡校舎】熊本県庁での農業関係シクラメン展示
例年、熊本県内の農業高校では、農業関係高校の教育活動振興のため、各学校で栽培したシクラメンを県庁内の各関係部局等へ装飾展示を行っています。昨年の11月下旬に播種をして、生徒たちが約1年間丹精込めて栽培した本校のシクラメンを装飾展示する部署は、今年は8つの部局のうち「農林水産部長室・局長室」になりました。年末の忙しい中、少しでも県庁マンの方々の心の癒やしになってもらえればと考えています。(装飾:7寸鉢)
【本渡校舎】天草米ブランド化計画、新たな1ページが始まる!!
本校では、創立102年目で初のお米コンテストにチャレンジしました。今年の天草拓心米は、「無化学肥料」「無有機肥料」「無除草剤」での栽培で、水田に入れたのは今話題のナノバブル水のみ。オーガニックよりもさらに、「体が喜ぶ自然栽培」に特化して栽培しました。
「あなたが選ぶ日本一おいしいお米コンテスト」は、審査員になった各家庭が5つの学校の米を食べ比べて審査をします。今年の決勝にエントリーされた6校の最高点は、25点満点で21点、最低点は19点でした。リニューアルされた天草拓心米は、1点足らずの18点のため、残念ながら決勝の6校にエントリーできませんでした。今回コンテストに参加したことで、南国天草でも、美味しいお米が栽培できることが分りました。また、今年の天草拓心米は、見事1等米でした。来年は、「ひのひかり」から、もちもち感で人気の「ミルキークイーン」に切り替えますので、ぜひともご期待ください。
(今年は、60検体中7位の成績でした。)
【本渡校舎】令和4年度 天草拓心高校シクラメン販売終了のお知らせ
「イオン 天草店(10月29日」、「天草拓心高校文化祭販売(11月12日)」、「くまもと農業フェア(11月13日)」におきまして、多くのお客様から本校のシクラメンをご購入いただき、ありがとうございました。11月15日をもちまして、今年の販売を終了させていただきます。
来年のシクラメンも今年以上の出来になりますよう、生徒・職員共々頑張りますので、ご期待ください。