図書館の風景

社会に出る前に・・・

公務員受験や推薦入学受験を経て、進路が決定した3年生。
本日は新聞記事や時事を扱った雑誌の中を用いて、自分が気になるニュースを抜粋し、要約して、意見を発表する授業がありました。
社会の問題に対し、常に関心を持ち続ける人であってほしいと思います。



冬支度

2016年も、新年に向けてカウントダウンが始まりました。
天高生にも、放課後や昼休み、図書館でゆっくりと過ごす時間が戻ってきました。

「神ってる」
  

「ねがいをこめて・・・」
 



飛翔を習ふ、雛鵬たちへ

   120周年記念行事を前に、ある先生がこの一文を紹介してくださいました。
「鵬(おおとり)」になろうとする「雛(ひな)」のみなさんに味わってほしいと思い、紹介します。

「つまり鵬(ほう)というのは荘子の空想の鳥だす。水に撃つこと三千里とありますから、両の翼の長さが三千里で、扶揺(ふよう)に 搏(はう)って上るもの九万里とありますから、一挙に九万里飛び上がるわけです。こんな大きな鳥は、この世には居てませんやろ。
そいじゃ、荘子はなんでこんな空想の鳥を持ち出したのか。それは人をあっと言わせるためか、それとも怖がらせるためか。わしは、そうやないと思うんです。
荘子は、わしらの住むこの世界を、ずーっと遠いところから、ずーっと外の方から眺めたかった、いや眺める必要があると思うたにちがいありません。人にしても、家にしても、国にしても、また世界にしても、内側からばかり見ていたのでは、どこがどう間違うているか、わかるものではありませんからー。
そこで、人間の住む世界を飛び出して、遠いところから、この世界がどうなっているか確かめたかったんです。それには翼の長さが三千里で、一ぺんに九万里も飛び上がれる大きな鵬が必要なわけです。(以下略)」

『橋のない川(五)』 住井すゑ 新潮文庫 p302 より引用しました。この本は、図書館にもあります。

いざ、読書。

天草高校の図書館が活気付くのは、朝課外の後。朝の読書の時間前に来館する生徒でにぎやかです。
10月27日から、秋の読書週間が始まりました。生徒朝礼では図書委員長の水本さんからも呼びかけがありました。
期間中は、1回借りると特製シールを差し上げています。いつも以上に、いざ、読書!!

 


一緒に読もう新聞コンクール、優秀作!

「第7回いっしょに読もう!新聞コンクール」において、2年田尻さんが優秀賞を受賞しました。
このコンクールは、気になる新聞記事を読んで、周囲の人と話し合い感想や意見をまとめるというもの。本校からは、10作品の応募を行いました。
県内選考を通過した優秀賞51編は、全国審査に進みます。

図書館では、毎日新聞を読みに来る3年生や、現代社会の授業に備えて一面チェックをしている1年生の姿も見られます。
新聞記事をテーマ別にまとめた雑誌「切り抜き速報」や「新聞ダイジェスト」も有効に活用してほしいと願っています。

※2016年10月1日(土) 熊本日日新聞に関連記事が掲載されました