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【SSH】科学の甲子園

11月12日(日)に「令和5年度科学の甲子園全国大会」熊本県出場校選考会が県庁防災センターで実施されました。

全国大会への出場を目指し、県内から11校が参加し、筆記試験(60分)と実技試験(60分)が行われました。本番に向けて選抜された本校2年生6名は約2か月前から、放課後を使って過去問を解いたり実技試験の練習をしたりしてきました。

実技試験の課題は、与えられた道具を用いて「粘土を約2m先の皿に入れるための発射装置を作る」というものでした。装置の強度と発射の正確性を高めるために試行錯誤しながらチームで協力して装置を作り上げました。

結果は後日発表されます。本大会に参加したメンバーは、これからも探究心を高め、天高を引っ張るリーダーになってくれることを期待しています。

↑作成した発射装置

↑実技試験の様子

↑本大会に参加した6名のメンバー

【SSH】突撃インタビュー! / Interviews with “Instagrammable” Groups

 さて、今日も楽しいASⅡが始まりました♪ おっ!「魚糞班」がインスタ映えしそう(?)な、灯油ポンプを持って歩いています。これは、インタビューのチャンスですね!

Q  今、何をしているのですか?

A  水槽の土を焼くために、水槽の中の水を吸い出しているところです。

Q なるほど。何のために焼くのですか?

A  熱することで、土の中の微生物を除去するためです。ホットプレートで焼くので、少し時間がかかりますが...

Q 焼いた後の土は、どうするのですか?

A  水槽に戻して、焼いていない土の水槽との対照実験に使います。それぞれの水槽でアマモという海草を育て、一緒に入れた魚が排泄した糞がアマモの成長を助けるかどうかを調べようと思っています。

Q  面白そうですね!がんばってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 休み時間が終わって廊下を歩いていたら、またインスタ映えしそうな班が!(いざ突撃!)

 

Q 何班の方ですか?何をしているのですか?

 A テトラポット班です。砂場の砂をとって、乾かしています。

 Q 何に使うのですか? 

 A テトラポットを積んだときのテトラポット間の面積を測ろうとしています。初めは水で測ろうとしていたのですが、3Dプリンターで作ったテトラポットは水に浮いてしまうのと、材質的に水を吸収する可能性が考えられるため、水ではなく砂で測ってみようと考えました。

 Q なるほど!うまくいくといいですね。
 

 本日も、最後の5分で質疑応答を練習しました。前回と逆の、偶数班が説明をして、奇数班が質問をする形式です。継続は力なり。「質問力」をみんなで上げていきましょう!


   Look!  A boy in group “Fish Waste” is walking with a siphon pump in his hand.  It is so “instagrammable!”  We must go interview him now!

 Q  What are you doing?

 A  I’m pumping water out of the water tank so that I can get the soil and bake it.

 Q  To bake?  What are you baking it for?

 A  To remove microorganisms from the soil by heating it. 

 Q I see.  What do you do with the soil after baking?

 A  I will put the soil back to the tank and use it for a control experiment with the tank of unburned soil. After that, I will grow eelgrass in each tank and see if the feces excreted by the fish in the tank helps the eelgrass grow.

   Q Sounds interesting! Good luck!

 
 Walking down the hallway after recess, I saw another “Instagrammable” group outside.  (Why not run for an interview?)

 Q What are you doing?

 A We, the “Tetrapods” group, are taking some sand from that sandbox and drying it.

 Q What do you do with it?

 A  We are trying to measure the area between tetrapods we pile up. Originally, we were planning to measure it with water, but since our tetrapods are 3D printer-made, they might be too light to stay in the bottom when water is added to the tank.  Also, there is a possibility that they absorb some water, so we decided to measure it with sand instead of water.

 Q I see. I hope you can make it!


   In the last 5 minutes, we had Q&A session practice again. Today, even-numbered groups explained what they've been studying in just two minutes, and answered the questions in the following three minutes. Through this practice, we teachers are expecting students to realize where they need more explanation, and to get some pointers on what would make their experiment method even more effective.  

 

【ATⅠ】アンケート&実験、準備中 / Preparing questionaaires and experiments

 今日のAⅠは久々の研究活動でした。先日、A1「読み解く」の本評価を行いましたが、2学期中にA2「先人の知恵を活かす」の本評価を行います。先行研究をどのくらい研究に活かすことができたかをはかる評価です。これまで教室で色々と調べたりディスカッションを行ってきた班も、本評価を見据えて、そろそろ実験や調査を実施し、データをとっていかなければなりません。

 本日の活動では、特に文系の研究を行っている班で、google formsを利用したアンケートを準備している班が多く見られました。アンケートをとる際は、自分たちが知りたいことがきちんと聞けるように、相手にきちんと伝わる内容にしたり、回答方法(自由記述?選択?複数回答可?)の選定など、様々な工夫が必要になってきます。また、そもそも、アンケートの対象者が天高生で良いのか、という点も議論する必要があります。研究結果に反映できるアンケートにするために、各班、担当の先生の助言を受けながら質問項目などを見直していました。

 多くの班が活発にディスカッションをしている中、4階の教室から「カン、カン」という、何とも不思議な音がこだましてきます。気になって様子を見に行ってみると、「天草陶石」班が金属のすり鉢のようなものを使って陶石を砕いているところでした。このパウダーを使って、泥パック製作を予定しているものの、陶石中に含まれるガラス成分をどう取り除くかが課題だそうです。全国シェアの8割を占めるとも言われ、地元の陶磁器にはもちろん、有田焼や瀬戸焼にも使われている天草陶石がパックに変身できたら、面白そうですね! これからが楽しみです。

 ATⅠでは、約30班のグループがそれぞれ興味深い研究に取り組んでいます。時間を計画的に使って、研究活動がんばってください!


   Now that students are done with the assessment “Reading and Understanding,” the next assessment "Utilizing the Wisdom of Our Predecessors" will come in a month. This is to measure how well they have been able to apply prior research to theirs. Each group must start conducting experiments or surveys soon so that they can gather data to be analyzed in the future.

 Today, many of the groups, especially those conducting non-scientific research, prepared questionnaires using google forms. When making questionnaires, it is important to make questions clear for everyone to get the answer they need. Also, it is necessary to decide which response method to use; free-text, multiple choice, or checkboxes.  It is also necessary to discuss whether it is appropriate to set the target audience as high school students or not.  Many groups are now reviewing the questions in the questionnaire with the advice of the teachers.

 While many students were actively discussing in groups, a strange sound was coming from one classroom: "clang, clang.”  Some students went there to find that the "Amakusa Ceramic Stone group" was using a metal mortar to crush ceramic stones. They said they were planning to use this powder to make mud masks, but the problem was how to remove the glass component in it. It would be fascinating if the Amakusa ceramic stone, which is said to account for 80% of the national market share, could be transformed into a pack!  Can’t wait to see their mud masks ”on sale” in the near future!

 In AT I, about 30 groups are working on their own interesting research. Keep doing your best in your research activities!

 

 

 

【ATⅡ】提言書完成

本日は、ATⅡでの活動成果を踏まえた提言書を完成させました。

担当者の添削を受けながら、各班最後まで修正を行っていました。

次回は「創造する力」の本評価を行います。

 

【科学部】ホタル班の新しい挑戦です!

ホタル班の研究を引き継いだ1年生が、何らやホワイトボードにまとめています。

これは先日の田丸先生とのディスカッションで教えていただいたDNA分析の過程です。

田丸先生に習ったことをどこまで理解できているのかまとめていました。

この努力が研究成果へ、そしてホタルの保護につながるように挑戦したいと思います。

【ASⅡ】質疑応答練習、スタート! / Our first Q&A practice in class

 本日、授業の最後の5分間で、質疑応答の練習第1回目を行いました。今日は奇数班がそれぞれ2分間で研究の概要を説明し、その後の3分間で質疑応答を行う形式でやってみました。説明がとても早口になってしまう班もあれば、時間が足りない班も続出し、「はじめてらしい」質疑応答練習になりました。12班それぞれが自様々な研究しているため、「なぜ○○の項目を調べようと思ったのか」「これからどのようして仮説を検証していくのか」など、基本的な質問も多く聞かれ、発表班は1つ1つの質問にスライドや実物を見せながら丁寧に答えようとしていました。

 もちろん、活動も意欲的に行っています。今日も暗室での実験や、巨大なメスシリンダーを使った実験、生物顕微鏡を使った観察など、面白そうな活動が盛りだくさんでした。みなさん、しっかり記録を残して次につなげていってくださいね。

 
   Today, we had our first Q&A practice in the last 5 minutes of class. Today, the odd-numbered groups spent two minutes giving an overview of their research, followed by three minutes for the Q&A session. Since each of the 12 groups has been doing various research on their own, many basic questions were asked.  They were like "Why did you decide to research this item?” or “How will you verify your hypothesis?”  The presenting groups tried their best to answer each question by showing slides and actual items.

 Of course, the students are also enthusiastic about their activities.  Today we saw many interesting activities such as experiments in the darkroom, experiments using a giant cylinder, and observations using a biological microscope.  Everyone, please make sure to keep a record of these activities for future use.

【ATⅠ】本評価 / Evaluation Day

 Happy Halloween!  今日のATⅠは本評価の日でした(ハロウィンとは全く関係なく...)。今回は「A1:読み解く」の評価で、先日生徒がつけた自己評価を基に、一人ひとり担当者が面談をします。「A1」の項目では、生徒の研究に関連する専門知識や研究に関連するグラフや表についての評価です。これまで研究計画書の作成や研究活動で実践してきたことを、自分の言葉で説明できるかどうかがポイントとなります。

 待機場所では、生徒が自分が呼ばれるのを待ちつつ今までの研究を振り返って準備しています。緊張しているのが伝わってくるようです。一方、評価の実施教室では、それぞれが自分たちの研究について一生懸命伝えようとしています。

 評価を通じて自分たちの研究を振り返る機会になるだけでなく、自分たちの研究に足りないところや、今後やらなければならないことが見えてくるはずです。それぞれ、自分の言葉で研究についてしっかり伝えることができますように!

 Happy Halloween!  Today, in ATⅠ, is evaluation day (no treats,, just tricks!).  This time, we teachers check on students’ understanding of expertise in their fields.  They are required to explain what they have researched, using some data to support their idea.

   In the waiting room, some students are looking back at what they have done with a nervous look.  Meanwhile, in the evaluation room, other students are trying their best in answering questions and explaining what they are doing in their own words.

   Being evaluated is never a fun thing, but it would give them an opportunity to look back on what they have done in their research.  It also would help them in finding out what kind of data they need or what they should do in the future.  Good luck, everyone!

【ATⅡ】提言書作成

3年生のATⅡで作成している天草市への提言書もいよいよ仕上げに入ってきました。

討論会を経て、さらに練られた提言を体裁が整った状態に作り上げていきます。

多くの人の目に留まるようにインパクトがあるタイトルを考えている班や、数値データを処理してより具体的な提案ができるように工夫している班がみられました。

【ASⅢ】論文の相互評価

本日のASⅢでは、作成した論文の相互評価を実施しました。

評価表を用いて、他班が作成した論文を読み、不足している情報や誤字脱字がないかを確認しました。

この活動を通じて、読み手の率直な感想を知ることができたようです。

2年間通して行ってきた研究活動の集大成として、より詳細な研究論文を仕上げてくれることを期待しています。

【ASⅡ】質疑応答を極めよう! / Practicing Questions and Answers from Next Week

 本日のASⅡでは、冒頭に「質疑応答練習」についての説明がありました。来週から、授業の最後に違う班の人たちに研究内容を簡潔に伝え、質疑応答をする時間を取ります。将来的には英語でこの活動を行う予定です。練習を重ねて質疑応答がスムーズにできるようになるか、質疑応答の内容を今後の研究に活かせるか? 短時間ではありますが、なかなか重要な活動になりそうです。

 さて、各班はそれぞれの研究に入ります。今日は実験の準備や計画を立てている班が多いようです。「電磁誘導」班は、サイフォンの原理を学ぶためにサイフォンの実験を終え、今後はペットボトルを使った「ししおどし」を作ろうとしています(すごく楽しそう!)。「汽水域」班は、ヘドロからの発電量を調べるために必要なカーボンクロスとニッケル線が届くまでの間、身近にあるものを使って実験キットを手作りしています。科学の実験に使うものですが、ホームセンターや100円均一、手芸屋さんなど、色々なお店を回って最適な材料を探します。汽水域を判断するための塩分濃度計も購入したところだそうです。

 そうこうしている間に、電磁誘導班のししおどしができました!ペットボトルの筒に流す水の量を一定にして、その運動を利用した発電量をこれから計測していくのだそうです。並行して、体育職員室からホースをもらってきた班員たち。先日のサイフォンの実験で使ったホースですが、長さと口径を変えて実験をするとのこと。どの長さに切断すべきか、前回の経験を基に話し合っています。

 12月23日にグランメッセで行われるKSH全体発表会「県立高校 学びの祭典」には、ASⅡの多くの班が参加予定です。あと2ヶ月あるとはいえ、複数回の実験から得たデータを分析し、発表の準備や練習をするには、余裕があるとはいえない期間です。どんなデータをどのような方法で集めるか、目指すゴールはどこなのか。各班、活発なディスカッションが続きます。

   At the beginning of the class, students were told that they were going to start practicing questions and answers from the next class.  In this 5-minute activity, students are expected to work in groups, telling another group about their research in two minutes, and then answering questions in three minutes.   The students haven’t had enough practice for his “question-answer session,” which requires the understanding of the research and quick response based on the knowledge and data.  It’s a short activity but hopefully helps them a lot.  

    After the talk, each group started their things again.  Many students seem to be planning their experiments.  A group called “Electromagnetic Induction”  did a Siphon experiment the other day, and they are making “Shishi-odoshi,” which is a Japanese bamboo cylinder used to frighten harmful animals away.  It looks like a lot of fun!  Meanwhile, the “Blackish water” group is making something for their experiment using some carbon cloth and nickel wires.  It is to check how much electricity can be generated from the sludge taken from the bottom of a nearby river.  Like them, students create various equipment using common items bought at home improvement centers or hundred yen stores.  They need to be creative even in preparing for experiments to achieve their goals!  

     Oh, now the students’ “Shishi-odoshi” is now ready to use.  They used plastic bottles, instead of bamboo, and made the one that works perfectly!   They are going to run water steadily through its pipes and see how much electricity it produces with their moves.  Today they also got some hose so that they could do the Siphon experiment again in a different length or diameter.  They are now discussing the proper length of the hose based on the data from their past experiment.

   In late December many groups will take part in Kumamoto Super High School Presentations at Grandmesse Kumamoto.  In two months, students need to conduct several experiments, analyze the data, and get ready for their presentation.  Two months is not so long to do everything.  Keep moving forward to accomplish your goals!

 

 

【ATⅡ】提言書の作成

ATⅡは今日から本格的に提言書作成が始まりました。

先週行った討論会では、自分たちの研究をよりわかりやすく提案するために考えを出し合いました。

他班から受けたアドバイスを受けて改善を加え、納得の行く提言書を完成させていきます。

どんな提言書が出来上がるか楽しみです。

【科学部】生徒理科研究発表会に参加しました

科学部のサンゴ班、海水準班、化石班が生徒理科研究発表会に参加しました。

各班が、今までの成果を精一杯発表しました。

結果として、化石班が地学部門で部会長賞(5位)となり、12月に行われる九州大会に進出しました。

優秀賞となったサンゴ班と海水準班も発表会での指摘を参考に、今後の研究で頑張ってくれると思います。

<化石班>

<海水準班>

<サンゴ班>

【科学部】生徒理科研究発表会に向けて

今週末に生徒理科研究発表会が行われます。

参加はサンゴ班、海水準班、化石班の3班が出場します。

それぞれの班がデータからの考察を進めていました。

研究成果を精一杯発表して欲しいと思います。

【SSH】科学の甲子園に向けて

来月、科学の甲子園の県予選が行われます。

本日は本校2年生から選抜された精鋭生徒6名が実技試験について議論を重ねていました。

高得点を目指して頑張って欲しいです。

【ASⅡ】実験、はじめました♪ / Time for an experiment!

 暑くも寒くもなく、今日も秋空の過ごしやすい天気! 今日は「精油班」の第1回実験におじゃましました。精油のストレス緩和効果についての実験で、今日は4名(2名×2回)の被験者で実験をしていました。まず、ストレス負荷をかけるために、被験者は隣り合った数字の足し算を一定時間行います。インターバルをはさんでもう一度計算、その後、精油を嗅いでリラックスできたかどうかを調べるようです。今日はALTのWilliam先生にも実験に参加してもらいました。ストレス度合いは、被験者が指に装着したパルスオキシメーターで計測したデータ分析を試みるとのこと。結果が楽しみですね!(でも、久々の暗算でストレスがすごくたまりました...!by 被験者K) 

 さて、その頃「マイハギ班」の生徒たちは揃って困った顔をしていました。というのも、先日、あるテレビ番組でマイハギが特集されたことにより、全国の園芸店でマイハギが売り切れたんだとか!さて、マイハギ班はこのピンチをどう乗り越えるのでしょうか。

 他の班ももちろん元気にやっています。アマモの水槽から分析のために土を採取したり、走るときの腕の動きについて考えたり、テトラポットを組んだり、汽水域の水の採取に適した潮汐について話し合ったり。それぞれ少しずつ研究が動き出しています。今後にご期待ください!

 Another lovely autumn day!  Today we were invited to the “Essential Oil” group as participants of their 1st experiment.  They have been studying about the relaxing effect of essential oil, and today, they had us undergo stress, then observed how relaxed we would feel after smelling the oil.  In the experiment, we were asked to continuously add pairs of numbers while wearing a pulse oximeter on our finger (it was so stressful!), then, after 15 minutes or so, we were then asked to smell the extract of hinoki, or a Japanese cypress.  Well, it was a good smell, but we’ll see the results later!

   Meanwhile, students in “Telegram Plant” had troubled faces. That’s because of the fact that telegram plants were on TV the other day, so their nursery trees were sold out at every garden store. Without the plants, what would the students do now?

   Of course, other groups are also doing great.  They are taking some soil out of the eelgrass water tank, discussing the movement of arms in running, building up tetrapods, or deciding the best time of tide to take water from the river for checking.  Each research has been moving on little by little.  Stay tuned for updates!

 

【ASⅢ】研究論文が完成しました!

2学期当初から作成を進めていた研究論文が完成しました。

作成を通じて、自分たちの研究に対して考察が深まったようです。

これらの論文は日本学生科学賞に出品します。

入選するかはわかりませんが、結果を待ちたいと思います。

【ATⅠ】中間発表会まであと1週間 / One Week to go…!

 2年生の各教室と理科室を主な活動場所にしているATⅠですが、実は、毎週ATⅠとATⅡが同じ教室内で活動している部屋が1つだけあります。そう、地学室です!最近の地学室では、ATⅡ(3年生)の班が研究のまとめである「提言書」の作成を行っているすぐ横で、ATⅠ(2年生)が研究の土台である「研究計画書」を練り直しているという状態です。「1年後にどういった活動をしているのか」というビジョンが持てるという点で、2年生にとって学びの多い、恵まれた環境であるといえそうです。

 さて、本日のATⅠでは12月に実施されるSSH台湾海外研修についての説明があり、その後、グループに分かれて各教室で研究計画書の仕上げを行いました。研究の背景に先行研究で調べたことがうまく入っていなかったり、検証が困難な仮説だったり... 一見仕上がっているようでも、細かく見ていくとまだまだ課題の残る計画書も多いです。SSH中間発表会まであと1週間。限られた時間で、計画書の練り直しだけではなく、発表練習も行わなければなりません。日々忙しい2年生ですが、去年度の研究を通した学びも活かして、より良い発表ができますように。また、発表や質疑応答を通して1年生とも学び合える、充実した発表会になりますように。あと1週間、班長を中心に協力して頑張ってくれると信じています。

 In ATⅠ, students go to many different classrooms to meet in groups. However, there is only one room in which both 2nd and 3rd graders meet in the same period - the Earth Science room.  2nd graders can envision what they will be doing in the future through seeing what their seniors are doing now: writing proposals to Amakusa city with their research results.  The result? A unique atmosphere that could help younger students a lot!

  In today’s class, students listened to an explanation about the Taiwan Study Tour in December, and then went to each classroom to complete their study plans in groups.   At first glance, all the study plans look well, but actually, most of them need revision- some don’t include what they learned from previous research, and others have hypotheses which seem almost impossible to be verified in a year.   Now that they have a week to go before the “SSH Interim Presentation” on the 24th, they need to not only complete their study plans, but also prepare and practice their presentations.  Well, we know how busy they are, but we believe they can.  They should be able to use their research experiences last year and make the best use of this presentation opportunity with 1st graders.  Go for it, our young researchers!

【SSH】SSH中間発表会 / SSH Interim Presentations

 本日6、7限の時間でASⅠ、ATⅠのSSH中間発表会が行われました。5分の発表と3分の質疑応答が5回のセッションで行われ、1年生は2回、2年生は1回の発表をそれぞれ行いました。今日の発表会では質疑応答が活発に行われており、どの生徒も主体的に発表に臨んでいたようです。昨年度の形態から変更し、今回の発表会では2年生も発表を聞くだけではなく研究計画書を発表する時間を取りました。準備期間が短く直前まで発表に不安を抱えていた生徒も多くいましたが、計画書について発表し、質問や助言をいただく機会を得たことは、今後の研究の糧になるものと思います。

 半面、課題もまだまだ多く見受けられました。発表に慣れておらず、声が小さくて聞き取りづらかったり、原稿を読んで発表していたりした班も多くありました。また、質疑応答で何とか返答していたものの、データに基づかない主観で答えていた場面や、答えにつまっていた場面もありました。班によっては、これからディスカッションを重ね、仮説の検証の仕方を見直すことも必要になりそうです。

 最後に、教頭先生から講評をいただきました。研究の質を高めるためにも質疑応答を大切にしてほしいことや、データの質と量にこだわり、どのような数値が必要なのかをしっかり考えてデータをとっていってほしいということなどを話されました。今回の発表会の経験を今後の研究や発表に活かし、計画的に研究を進めていって欲しいと思います。

 Today we had SSH Interim Presentations with students taking ASⅠ and ATⅠ.  We had five sessions in total, each consisting of a 5-minute presentation and a 3-minute question and answer session.  In today’s presentations, so many students asked questions during the session, which indicated great progress.  We had this event last year too, but 2nd graders participated just as listeners that time.  This year, both 1st and 2nd graders had opportunities to present.  This experience will surely help them a lot when they plan and discuss their study in the future.

   Meanwhile, we could see the students were struggling at some points.  Some didn’t speak loud enough, or just read their notes with their faces down.  Others tried to answer questions but ended up revealing they had no reliable data to support their answers.  It seems that many groups need more discussions to find out how they can verify their hypothesis. 

   After all the presentations, the vice-president had a word to students.  He encouraged them to keep asking good questions because that would help make the research better.  Also, he emphasized the quality and quantity of the data; students need to consider what data they take so that they can make their research more reliable.  We hope today’s presentations gave them wider perspectives that can help them in the future.

【ATⅡ】提言書作成に向けた討論会

2学期から始まっている提言書に作成に向けた取組も大詰めです。

本日は提言書の内容について、討論会を行いました。

討論会では各班が自身の提言内容を簡単に説明し、他の班が提言内容について質問しました。

「実際、どの程度の費用減になるの?」「天草のメリットは何?」など鋭いながらも今後の参考になる討論が行われていました。

次週より天草に向けての提言書作成に取りかかります。

さて、どんな提言をしてくれるのでしょうか?楽しみです。

【科学部】御所浦島での生痕化石調査(R5.10)

今週末の研究発表会に向けて、最後の調査に向かいました。

調査では、前回調査した部分の再調査等を行いました。

また、御所浦白亜紀資料館の黒須様にもアドバイスいただきました。

黒須様、有り難うございました。研究発表会頑張ってきます!

 

【科学部】砂月海岸でのサンゴ生態調査(R5.10)

22日の発表会に向けて、調査を行いました。

これまで苦戦していた同地点での定点観測を試行錯誤の末、ついに実現できました。

苦節1年半、調査方法を4~5つ考案しては失敗するの連続でしたが、努力が実りました。

ようやく手法を確立できたので、今後は継続的なデータ採取に取り組みます。

 

【ASⅡ】研究日和です! / Under the Beautiful Autumn Sky

 本日のASでは、秋晴れのもと、外に出て活動する班も多く見られました。外で走ったり(理想的な走りのフォームを調べたいそうです)、川で調査をしたり(発電方法を研究しています)。早い班は少しずつデータも取れつつあります。

 教室組は、テトラポット班が面白そうな動きをしていて、ちょっと話を聞かせてもらいました。3Dプリンターで作った小さなテトラポットを使って、よりよい組み方をシュミレーションしているんだそうです。テトラポットの間のすきま=「空隙率(くうげきりつ)」が小さいほど波を打ち消す効果が高いのですが、その隙間を少なくする組み方をあれこれ模索しているとのこと。海岸で目にするテトラポットは無作為に組んであるため、かなりの数が使用されているのですが、効率がよい組み方をすることで積む個数を削減することもできるのではないかということでした。実際にテトラポットを組んだり、高さなどを計測しながら、効率の良い組み方に加えて「空隙率」の測り方をどうするか、水で測るか、それとも...と活発な議論がなされていました。

    2学期になり、外部の発表会の参加募集なども多くきています。研究を進めつつ、多くのことにチャレンジしていってくれたらと思います。

 In today’s AS, the students went outdoors to continue their research.  Under the beautiful autumn sky, the students were either shooting a video to check the movement of their bodies, or doing research in the river.  Some groups have already succeeded in collecting useful data for their study.

  Meanwhile, in the Earth Science room, a group called “Tetrapods” was doing something interesting.  They were using mini-tetrapods made with a 3D printer to simulate the best way to assemble them.  According to the students, the gaps between tetrapods is called “porosity.” The smaller the porosity between the tetrapods, the higher their ability to absorb the shock of the waves, thus, the students have been trying to achieve less porosity.  The tetrapods we see along the seashore are usually assembled randomly using a lot of tetrapods, but, if they could be assembled in a better way, the amount of tetrapods used would be less.  The students were trying different ways to assemble the tetrapods by measuring heights, and discussing the best way to measure the porosity at the same time.

   There are many presentation contests available for the students to join.  We hope they will make the best of these great learning opportunities.

【ATⅠ】研究計画書の壁 / Research Plan Checked!

 本日のAT(天草探究)では、研究内容や専門知識について自己評価をした後、各班に分かれ、研究計画書の練り直しを行いました。先生方の添削がたくさん入った計画書を見た生徒たちは「うわぁ、めっちゃコメントしてある!」「あー、やっぱりここをつっこまれたかぁ!」となぜかちょっと嬉しそう(?)な様子も見られました。一方、時間をかけて取り組んだ計画書に書かれた大量のコメントを見て、戸惑いを感じた班もあったようです。それでも、1つ1つのコメントを丁寧に読みながら、「仮説、変えなんかも...」「アンケート、どうしよう?」と建設的な議論や先行研究の分析を各班行っていました。

 10月24日には1・2年生合同で「SSH中間発表会」が予定されており、2年生は各班の研究計画書を発表することになります。あと2週間で、計画書の内容を練り直しつつ、発表の方法を考えていかなければなりません。週2時間の活動時間があった昨年度(ASⅠ)に対して、ATⅠは半分の週1時間。限られた時間で計画的に活動することが求められます。日々の学習、部活動、模試、生徒会活動、ボランティア、それに研究活動。何かと忙しい2年生ですが、スキマ時間も活用してがんばりましょう!

 In today’s AT class, students evaluated themselves on their research, and then they met in groups.  Today they got their research plans checked by some teachers, and they needed to make some changes.  Looking at their research plans full of comments, students looked somewhat happy, saying “hey, look at these millions of comments we’ve got!” or “oh no! I knew teachers would find it a problem.”  Students in each group were actively discussing how they should change their plans.

   On October 24th, 1st and 2nd graders will have a presentation at the school gym together, telling people how they have been working on their research.  It will come in two weeks!  Now that they have only 1 period of ATⅠ a week, 2nd graders need to manage their time wisely and plan their research beforehand to have things done on time.  Students do have a lot to do; homework, clubs, exams, volunteer activities, and research….  Busy, busy… but it’s a good learning opportunity on how to use their time efficiently.  We hope they keep learning and make the best of their new found knowledge! 

【ASⅠ】仮評価の実施

本日はASⅠの探究活動の仮評価を行いました。仮評価は、研究班毎にグループ評価を行い、その後担当教員が対面で質疑をし仮評価を行い手順で行われました。その後は、10月24日(火)に実施される「SSH中間発表会」のためのポスター作成を各班で行いました。

【ATⅡ】討論会に向けて

今回は、次回に迫った討論会の準備を行いました。

他班の提言を見て、疑問点や意見を洗い出しました。

次回の討論会では、お互いの考えを伝え合い、より良い提言書ができるよう活発な議論がなされることを期待しています。

 

【科学部】宇宙エレベーターロボット競技会に参加しました

科学部有志2名が宇宙エレベータロボット競技会(九州オープン)に参加しましました。

競技会では3mの高さに設置された宇宙ステーションに物資(ピンポン球)を運び、ステーションに置いてある物資(ピンポン球)を回収して帰還する一連の動作をレゴで作成したロボットで行い、運搬や回収したピンポン球に割り当てられた点数で順位を競うものです。

本校の2名は残念ながら全国大会には進めませんでした。

来年度の参加を目指して、改良を進めたいと思います。

会場では、天草が地元の方々に声援やアドバイスをいただき、学びを深めることも出来ました。

【科学部】宇宙エレベータロボット競技会に向けて

8日に行われる宇宙エレベータロボット競技会に向けての準備が佳境を迎えています。

本日はロボットがようやく完成し、本番でも使用されるエレベーターを使用してのテストを行いました。

アームがエレベーターに引っかかったり、そもそもロボットが上昇しなかったりと試行錯誤の連続でした。

明日の本番に向けて不安が残りますが、出来ることを一生懸命行いたいと思います。

【科学部】街なか高校生派出所に向けて

10月15日(日)に天草宝島国際交流会館ポルトにて、「街なか高校生派出所」というイベントが行われます。

このイベントは熊本県高等学校OneTeamプロジェクトの一環で、本校の他に天草拓心高校、天草工業高校、天草支援学校と合同で実施されます。

各学校が趣向凝らし、学校の魅力や学校の特色を生かした体験が出来るブースを設置しています。

科学部は夏と冬に本校で実施しているサイエンスアカデミーを出張開催します。

本日は実行委員長の尾上さん(1年生)からの説明がありました。

多くの方々に楽しんでもらえるブースにしておりますので、たくさんの御来場をお待ちしています。

【総合理科】ミニ課題研究(生物)を行いました

総合理科B(生物分野)の前期の締めくくりとして、ミニ課題研究を行いました。

研究テーマは「プランクトンの組成から見る町山口川」です。

日陰と日向の2カ所から採った川の水を顕微鏡で覗き、プランクトンを探しました。見つけるのに苦戦するかなと思っていましたが、生徒達は予想以上にたくさんのプランクトンを見つけてくれました。

その後、採水した場所の違いが、プランクトンの組成にどう影響するのかを考察していきます。

この段階で、実験方法の改善点を見出したり、新たな疑問が生まれてchromebookで調べたりする生徒もみられました。

総合理科での学びを、ASⅠの課題研究にもつなげてくれることを期待しています。

 

【ASⅡ】課題研究の評価を行いました

本日のASⅡはこれまでの研究活動を振り返る評価日でした。

まず、A1「読み解く」とA2「先人の知恵を活かす」の本評価(個別評価)が実施されました。

先日行った仮評価と比較して、2年ASクラス生徒全員に向上が見られました。

その後、B2「数値データを収集する」、C1「数値データを処理する」、D4「英語を活用する」についての仮評価(グループ面談)を実施しました。

これから取り組んでいく内容なので、仮評価の平均値はとても低かったですが、これから自分たちが何をすべきなのか明確になった仮評価となりました。

また、担当職員は昨日(9/27)の研修を生かしてアドバイスをしていました。

<本評価の様子> ※評価シート記入後、個別面談を実施。

<仮評価の様子>

【SSH】課題研究に係る職員研修

9月27日(水)午後から課題研究に係る職員研修を行いました。出張先の長崎からSSH研究主任のZoomによるオンライン講義から始まり、生徒の考えを引き出す問いかけの場面を想定したロールプレイを行いました。

ロールプレイの後には、動画等を用いてルーブリックを活用した課題研究の評価についての説明がありました。

今後も指導と評価の一体化を図り、課題研究の指導に取り組んでいきます。

【ATⅡ】仮評価【E1】・【E2】

本日は、【E1:提案を創造する】及び【E2:地域を創造する】の仮評価を行いました。

各班で探究活動の進捗状況を確認し、自分たちの現在の立ち位置と今後に向けて為すべきことの確認を行う機会となりました。

今後実施される本評価に向けて、仮評価を通して浮き彫りになった課題に各班及び生徒一人ひとりが向き合い、研究を深めていってくれることを期待します!

【ATⅠ】研究計画書締切日!

 本日は、夏休みの課題として課されていたATⅠ「研究計画書」の提出日でした。

 各班では夏休み中の班員それぞれの活動や先行研究の状況を確認したり、これからの研究の進め方について議論したりしていました。夏休みの期間を活用して地域の方と研究について話をしたり様々な先行研究から研究方法を練り直したりと、ある程度の活動ができた班もあれば、夏休み前とあまり状況が変わっていない班もあるようです。各班、担当の先生方に研究の方法や進め方についてアドバイスをもらいながら、これからの活動を組み立てていました。

 あと1ヶ月ほどで中間発表会がやってきます。ここでは、研究の内容とその計画について、1・2年生や先生方、外部から来られる方々に発表と質疑応答を行います。仮説をふまえた実験や調査の具体的な方法について、班員一人ひとりがしっかりと発表できるように、班で協力しながら着実に準備を進めていってください。

【科学部】考査前最後の研究活動でした

来週から始まる中間考査に向けて、明日から部活動が休みになる科学部です。

考査前の活動最終日にも関わらず精力的に研究が行われていました。

<ホタル班>

保護施設に必要なグリーンカーテンを再度栽培するための準備をしていました。

その後、DNA調査に必要な英語の論文を翻訳していました。

<化石班>

御所浦島で産出されるスフェノスラムスという古生物(二枚貝)の生態を論文を活用して調査していました。

<サンゴ班>

先日の調査で撮影した画像を元に、サンゴの被覆度を計算していました。

<宇宙エレベーター班>

プログラミングできるレゴを活用して、宇宙エレベータロボット競技会に参加します。

今日は試行錯誤して本体を作成していました。

【科学部】楠浦町でのアマモ調査

アマモ班を中心とした科学部有志で楠浦町のアマモ調査を行いました。

この時期のアマモは葉が短く、探すのに苦労しましたが、順調に生育していることを確認できました。

冬に向けて、さらに調査を続けていきたいと思います。

【ASⅡ】そもそも...?!/ Looking back in the first place…

今日のASⅡでは、研究計画を練っていくうちに、「そもそも何が目的なのか?」「どうやって調べるのか?」という問題につきあたっている班がいくつも出てきて、頭を抱えながら班でディスカッションを重ねたり、先生に助言をもらったりしていました。

 木の含水量に着目して、木の防音性の研究をしている「音」班は、そもそも「なぜ木なのか?」「含水量だけに着目すべきなのか?」という議論になり、活発にディスカッションしています。その頃、「汽水域班」は、学校にある機械ではヘドロに含まれる有機物の計測が難しいと気づき、仮説に入れる検証可能な数値について話し合うことになりました。一方、「マイハギ」班も似たような状況に直面していました。マイハギに含まれる物質を正確に検出するのが困難ということのようです。こちらは、生物の先生に助言をいただいた後、新たな手がかりを求めて図書館へ向かいました。

 研究計画書が完成!と思っても、いざ研究を進め始めてから気づくことも多いものです。「そもそも」という原点も時々思い返しつつ、様々な知恵を出し合い、試行錯誤しながら目指す方向に一歩ずつ進んでいってくれると思います。

In today’s ASⅡ, many of the groups were facing the same problems; “Is this goal appropriate?” or “Is this the right way to obtain data?”  The students were brainstorming once again in groups, utilizing advice from the teachers.

   A group called “Sound,” which has been studying the sound insulation of wood, went back to their research’s roots, asking themselves “why does it need to be wood in insulting sound?”  They are now not sure if they need to focus on only the water content of the wood or not.  Meanwhile, one called “Brackish water” realized that they can’t measure organic substances with a machine at school.  They are now discussing what kind of verifiable figure they should put in their hypothesis.  There was another group facing a similar problem - one called “Telegraph plant.”  They found that it was difficult to detect the substance in the plant.  After a short discussion with a biology teacher, they headed for the school library.

   Often, they find obstacles only after proceeding with their research.  However, they can always look back to their starting point, have a discussion of some sort, then take another step forward with a different point of view.  Trial and error is vital to progress.  Good luck, everyone!

 

【ASⅢ】論文作成

ASⅢでは、2年生から続けてきた課題研究の集大成として、研究論文を作成しています。

この論文は、継続研究をしていく後輩の参考資料として読まれます。

実験手順や明らかになったことが具体的かつ分かりやすく伝わるように表現を工夫して作成しています。

出来上がった論文は「日本学生科学賞」へ出展する予定です。

【ATⅡ】提言書作成に向けて

本日の3年ATⅡでは天草市への提言書作成に向けて、これまでの研究成果を整理しました。

自分たちの研究を再度振り返り、明らかになったことをまとめたり自分たちのデータだけでは不足する内容を調べたりしていました。

今学期は研究内容をもとに地域への提案を創造し、発信することを目指して活動していきます。

 

【ATⅠ】研究計画書締切迫る!/ “Research without a plan is just a wish.”

先週のフィールドスタディを経て、班によっては2学期初めてのグループ活動となった今日のATⅠ(2年)です。

 今日の活動ではまず、現時点での研究の深まりや、先行研究の調査がどれだけ進んでいるか、班で協働できているか等、12項目からなる自己評価を行いました。現段階で「数値データの処理」や「地域への提案」などを達成している班はもちろんほぼいないのですが、今後やるべきことを再確認する意味でも、今回の自己評価が指針となってくれることと思います。

 さて、実は研究計画書が来週締切となっています。先行研究調べが夏期休暇中の課題となっていたのですが、取組状況はいかがでしょうか? 各自調べてきたことをグループで共有し、計画書にしっかり盛り込むことができるよう、限られた時間ではありますが各班知恵を出し合って頑張ってください!

   At the beginning, students made a self-assessment, answering twelve questions to see how far they had come in their study.  In the assessment, they were asked questions such as “Have you been responsible for working together in a group?” or “Have you learned from previous research and considered it in your own study?”  As of today, of course, it is almost impossible for most of the students to achieve “collecting numeric data to support the study” or “suggesting something useful in the community.” However, those are some of the goals they need to achieve in the end, and the assessment today helps them to check what they need to consider in proceeding their research.  

   By the way, the research plans are due next week.  It is never easy to share and discuss enough in the limited time, compared to what we had last year (100 minutes every week), but we can’t do anything but try our best.  We are sure you can make it!  We are looking forward to seeing your research plans full of brilliant ideas make this world a better place!

【科学部】ICAST2023(第18 回先端科学技術分野学生国際会議)に参加しました

科学部の4つの班(ホタル班、化石班、海水準班、サンゴ班)がICAST2023に参加しました。

ICAST(先端科学技術分野学生国際会議)とは熊本大学が海外の大学と連携して実施している研究発表会です。

今年はインドネシアの大学を会場に実施され、科学部はオンラインで発表を行いました。

英語の発表では反省点も多かったのですが、各自が出来る事を精一杯行いました。

この経験を次に繋げていきたいと思います。

 

 

【科学部】KSCと熊本大学の協定調印式のキックオフイベントでの発表

KSCと熊本大学の高大連携・高大接続に関する協定調印式が行われました。

今後、天高を含むKSC(熊本サイエンスコンソーシアム)と熊本大学は、さらに連携を強化していきます。

式後のキックオブイベントでは、ホタル班が発表を行いました。

多くの大学の先生方がおられる中でしたが、事前練習の甲斐もあって身振り手振りを交えて堂々と発表していました。

【ASⅡ】汽水域班に密着!/ With a group called “Brackish Water”

 本日のASⅡでは、久々に各班の研究を進める時間がたっぷり取れました。この機会を活用すべく、地学室を飛び出して現地調査に出かけたのは、汽水域の研究をしている「汽水域」班です。天草高校ASクラス伝統の「ウェーダー」を着用し、温度計やスコップを手に、いざ、睦橋へ。「足がうまる!」「水圧がすごいです!」「ヘドロってすごい匂いがする!」と、初体験の様子を川岸まで臨場感たっぷりに伝えてくれました。

 活動中、元気いっぱいの小学生グループが睦橋を通りかかりました。「何しているんですか?」と質問されたり、「川は危ないよ、気をつけて!」と励まされたりする場面も。その度に、「研究中です!」「ありがとう!」と丁寧に答えていた、律儀な(?)汽水域班の2人です。協力してヘドロを採取し、水深や水温などをてきぱきとメモしていました。(今日は、サンゴ班から助っ人が1人来てくれ、水温の測り方など貴重なアドバイスをくれました。頼りになります!)

 教室で色々と調べたり議論したりするのも良いですが、現地に行って初めて気づくことも沢山あり、やっぱりフィールドワークは面白いですね! これから研究が進んでいくのが楽しみです。

    In today’s ASⅡ class, students had plenty of time for their research.  Taking advantage of that, one group called “Brackish Water” went outdoors.   The group, consisting of two students, has been studying brackish water in the Machiyaguchi River, which flows right in front of our school.  

    Putting on Waders for the first time in their lives, students walked into the river bravely.  They shouted, “It smells so bad!”  “The water pressure is so high!” “Help! I’m stuck in the mud!”, telling us of their new experience in the river. 

    Whilst their research, many people were passing by, including some elementary school pupils.  They were very interested in us in the river, so they asked what we were doing, and even kindly advised us to take care of ourselves in the river!  Hopefully our fieldwork interests some people in the town.  The students took some sludge and water in the river, and took some data such as the water temperature.  Today we had a helper student from a group, “Corals,” and he gave some useful advice in the water.  It’s great to have a friend like you indeed!

    It’s fun to work indoors, but fieldwork is even more exciting!  We can realize many things through first hand experience, and it’s worth doing.  Good luck to the group “Brackish Water”, and we look forward to their study in the future!

 

【科学部】DNA分析事前講義

ホタル班の1年生3名が崇城大学の田丸先生からDNA分析に関する事前講義を受けました。

論文を読んでもわからなかった点を詳しく説明していただきました。

今後の研究活動に生かしていきたいと思います。

田丸先生、有り難うございました。

【科学部】砂月海岸でのサンゴ調査

サンゴ班が砂月海岸で調査を続けています。

この調査は、サンゴの生育状況を継続して観察し、温暖化等の影響を調べることを目的としています。

今後も調査状況を報告します。続報をお楽しみに。

【ASⅢ】研究論文作成スタート!

ASⅢの2学期の活動は研究論文の作成です。

初回の本日は論文作成に当たっての注意点等の講義の後、早速作成に取りかかっていました。

研究成果が多くの人に伝わる論文となる様に頑張ってください。

【ASⅡ】2学期の研究活動スタート / Back to ASⅡ!

2学期のASⅡがスタートしました。

初回の本日はSSH研究主任から夏の活動の振り返り等が行われました。

その後、2学期の活動の指針となるルーブリックを活用した仮評価が実施されました。

また、夏季休業中にGLS(グローバル・リンク・シンガポール)やSSH生徒研究発表会で発表した先輩から、今後の研究活動に向けてのアドバイスもありました。

アドバイスでは、伝わりやすいグラフにする工夫、統計処理の大切さ、英語発表で気をつけることなど、多くのことを学びました。

2学期も充実した研究活動になる様に、自ら考え、先生方とディスカッションを重ねて頑張っていきましょう。

We have our students back to ASⅡ classes.  It's so nice to see them excited in the Earth Science room!

Mr. Miyazaki, the chief SSH director, had a word, telling them what happened during summer - “Science Academy” (it’s an open Science day for elementary and junior high school kids), the Environmental Expo, or their Science Tour to Kobe, or so on.  Wow, what a busy summer it was!  

The students also had a chance to hear what their seniors did in their presentations in summer - in both Singapore and Kobe.  They told them how to make better graphs, the importance of statistical processing, or what they should have in their mind during presentations in English.  The seniors emphasized the significance in taking part in presentations outside school - which is part of what ASⅡ students should aim for in this term. 

In term 2, students have the most amount of time to spend on their research.  It’s also a term full of great opportunities.  Let’s enjoy all the ASⅡ activities!

【ATⅡ】提言書作成に向けてスタート!

ATⅡの2学期における最終目標は探究活動に基づいた「提言書」作成です。

本日はそのスタートとして、始めに各活動教室をオンラインで繋ぎ、SSH研究部員より「提言書」作成の目的や方法、作成に向けたスケジュールなどの説明を行いました。

その後、1学期に作成した探究成果をまとめたポスターやスライドなどを用いて自分達の班の探究活動の現状について確認及び整理を行いました。持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ(2学期①).pdf

【ATⅠ】企業フィールドスタディ

9月5日(火)のATⅠです。

今日はフィールドスタディで、

ASⅠの1年生全員と、ATⅠの約半分の生徒(99人)が、各企業の地域貢献のための取組について学ぶ機会を得ました。貴重な時間を使っていただいて、説明をしてくださった企業は以下の通りです。

①平田機工株式会社(取組:地域貢献・グローバル・ものづくり)
②株式会社藤興機(取組:地域貢献・こども・IT)
③有限会社坂本石灰工業所(取組:健康、医療・環境・食)
④東京海上日動火災保険(取組:地域貢献・防災・物流)

 

ATⅠの生徒は、7限目の意見交換会のみ参加ということになりましたが、自分たちの班が行っているATⅠの研究と関連させて、天草の地域課題解決のためにどのような取組ができるのか、ということに関して企業の方に積極的に質問を行っていました。

学習センターでは東京海上日動火災保険のみなさまをお迎えして、アットホームな雰囲気で意見交換会が行われました。「保険料はどのようにして決定されているのですか?」という業務内容に関するものから「集客のためにはどのような手段が有効ですか?」など、自分たちの研究活動に関わる質問まで、学年問わず色々な質問が出ていました。保険の仕組みや業務内容など初めて聞く生徒も多く、また、企業がどのように地域貢献をしているか、ということを知る機会ともなったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京海上日動火災保険様との意見交換会(7限目) 

 

【SSH】天草宝島起業塾高校生コースで1年生が優秀賞を受賞!

7月21日から6日間の日程で開催された「天草宝島起業塾高校生コース」のビジネスプラン発表会が本日実施されました。

本校からは5班が参加し、全11班の多彩なビジネスプランが発表されました。

審査の結果、規格外野菜等を活用した弁当に関するプランを発表した1年生の班が優秀賞(2位相当)を受賞しました。

この班は、地元でお弁当を作成しておられる団体の協力も受け、試作したお弁当が評価されました。

発表会にはお弁当の作成で御協力いただいた方々も応援に来ていただき、ありがとうございました。

多くの方々の協力を受け、本校の活動(課題研究)が進められております。

この場を借りてお礼申し上げます。

誠にありがとうございます。

<受賞チーム>

<発表会の様子>

【科学部】アマプロ(環境シンポジウム)2023開催!

アマプロ(環境シンポジウム)2023を開催しました。

アマプロは天草市と共催で毎年実施しており、今年で3回目となります。

本年度のメインテーマは「生態系の保全」とし、午前中に講演・研究発表・パネルディスカッション、午後にポスター展示とアマモの定植体験を実施しました。

<講演>

講演では城河原地域づくり振興会環境推進部会の金井様から「内野川のホタルと環境保全」と題して、これまでの長期間にわたる活動の様子をお話しいただきました。科学部の活動の参考になる内容が多く、勉強になる御講演でした。

 

<研究発表>

研究発表では、ホタル班の1年生が研究発表を行いました。1年生は緊張した様子でしたが、一生懸命発表していました。

<パネルディスカッション>

パネリストとして馬場天草市長、御講演いただいた金井様、科学部OBを迎え、現役科学部員を交えてディスカッションを行いました。

ディスカッションでは天草市の取組を知ることができ、城河原地域づくり振興会が行っておられる環境学習の取組に科学部も参加させていただく等の地域との連携についても話が及びました。今後の活動がさらに地域へと広がっていくための充実したパネルディスカッションとなりました。

<定植体験>

定植体験は3年ぶりの開催となりましたが、多くの方々に体験していただきました。

(※定植した種は発芽した後、15cm程に育った段階で本校に連絡いただければ、海に定植いたします。)

最後に次回実行委員長から次回開催についてのお知らせがあり、閉会しました。

多くの方々に御来場いただき、また、天草市の方々には多大なる御協力をいただき、誠にありがとうございました。

【科学部】アマプロ(環境シンポジウム)2023に向けて

いよいよ明後日に迫った「アマプロ(環境シンポジウム)2023」の準備が進んでいます。

本日は定植体験のリハーサルや、パネルディスカッションの打合せを行っていました。

打合せには科学部卒業生も来てくれ、充実したものができました。

当日が楽しみです!

【科学部】卒業生による研究の指導・助言

盆休みを利用して、科学部卒業生が後輩の指導にやってきてくれました。

研究に行き詰っていた後輩部員は、とても参考になっていたようです。

今後も継続して指導をしてくれるとのことなので、卒業生に感謝するとともに研究活動の充実につなけたいと思います。

このような人と人との繋がりが科学部の活動を支えています。

【ASⅡ】関西研修(最終日)

1泊2日で実施した関西研修の最終日の様子です。

最終日は大和ハウス工業株式会社の総合技術研究所で研修を行いました。

この研修は、本校卒業生の方が大和ハウスOBだった縁で実現しました。

研修は以下の3つに分かれており、天草高校オリジナルの研修となっています。

<研修①:概要説明>

先ず大和ハウスの概要を説明していただきました。

概要では、会社の規模だけでなく、創業者の「会社は社会の公器」から連綿と続き、現在の「生きる歓びを、未来の景色に。」という顧客や社会に対する姿勢についても説明していただきました。

研究成果の社会実装を目指す生徒たちにとって、重要な視点を学ぶものとなりました。

<研修②:研究所内研修>

その後、質疑応答を交えながら研究施設で研修を行いました。

この研修では、研究成果の社会実装の実例を学ぶだけでなく、その提示の方法(わかりやすい伝え方)についても学ぶことができました。

<研修③:研究者からの講義及び意見交換>

最後に研究を行っておられる所員の方々から講義がありました。

講義では研究内容の紹介だけでなく、研究者の道を選んだ理由や研究者に必要なことも話していただきました。

講義後の意見交換も活発に行われ、大変学びの多い講義となりました。

充実した企業研修となりました。

この学びを生かして、今後の課題研究に取り組んでいきたいと思います。

大和ハウスの皆様方、誠にありがとうございました。

研究所前で記念撮影

研修①と③の会場

研修③の様子

お土産もたくさんいただきました。

【ASⅡ】関西研修(1日目)

今年度4年振りに関西研修をしました。

新大阪駅からはあまたか関西の同窓生の方々からも合流し、研修先に向かいました。

前回もそうでしたが、あまたか関西の方々には本研修では大変お世話になっております。

 

初日は大阪公立大学の人工光合成研究センターを訪問しました。

人工光合成研究センターでは、天尾教授から「カーボンニュートラルに向けた人工光合成技術の可能性」について講義を受けました。

その後、3班に分かれて講義内容について協議し、協議の中で出てきた質問について天尾先生に回答していただきました。

宿舎に戻ってからの夜間研修では、講義の内容を受けてカーボンニュートラルに関する研究の課題について、スライドにまとめて発表しました。

夜間研修では、情報を取捨選択し、必要な部分のみを端的に伝える工夫について考える場となりました。

学んだことを今後の研究活動に生かしてほしいと思います。

【ASⅢ】SSH生徒研究発表会(番外編)

2日間で行われたSSH生徒研究発表会ですが、多くの学びと共に多くの交流もありました。

その1つが、下の写真に示した山形県立米沢興譲館高校との交流です。

興譲館高校では、メダカの保全活動を環境DNA調査を交えながら行っておられます。

成果の発信にも積極的で、保全を訴えるHPを作成し公開しています。

興譲館高校作成HP 日本の野生メダカの”今”を知ろう!

 

天草でもメダカが外来種のカダヤシに駆逐されている現状があります。

天草のメダカの保全の参考にさせてもらおうと思います。

また、本校はホタルの保全活動を行っていますので、その参考にもしたいと思います。

【ASⅢ】SSH生徒研究発表会(2日目:最終日)

クラゲ班が参加しているSSH生徒研究発表会の2日目です。

本日は昨日のポスター発表で選抜された代表6校によるスライド発表がありました。

その後、ポスター発表を行い、閉会式となりました。

残念ながら、ポスター発表賞等の受賞とはなりませんでしたが、参加した生徒は学びを深めたようです。

宿舎での反省会では、以下の気づきを話してくれました。

 ・発表最後にスライドで仮説と結論を併記していたのでわかりやすかったので参考にしたい。

 ・動画等を用いて、自分の研究について必要な情報をわかりやすく伝えるべきだとわかった。

 ・時系列に沿って研究を説明するのが、やはりわかりやすい。

 ・途中で論文等を用いて、説得力を出す工夫が必要である。

 ・ジェスチャーは必ず用いて説明するべきである。

 ・写真と併用して、模式的なイラストを使用して説明するとわかりやすいので実践したい。

上記の学びを、天草高校の同級生や後輩たちに伝えて、天草高校のレベルアップにつなげてほしいと思います。

【ASⅢ】SSH生徒研究発表会(1日目)

今年度の学校代表に選抜されたクラゲ班のメンバーがSSH生徒研究発表会に参加しています。

初日の今日は終日ポスター発表を行いました。

このポスター発表会では審査が行われ、明日の代表発表校を選抜します。

残念ながら、本校は選ばれませんでしたが、多くのことを参加した生徒たちは学んでいました。

以下のその抜粋を示します。

 ・見てくれる人のクラゲに対する理解度に応じて、説明内容を変えると聴衆の理解は良くなる。

 ・説明が上手くいって聴衆の理解が進むと、聴衆も独自の考察をしてくれるので、研究が深化するきっかけとなる。

 ・実験がいくつかある場合は、時系列に沿って説明すると聴衆の理解度は進む。

 ・実験結果を示したグラフが読み取りにくい場合は、別の表や数値を使って簡略化するとわかりやすい。

明日は今日学んだことを踏まえて、より良い発表としていきます。

昼休みの間や宿舎に戻ってからも改善するための話し合いを行っていました。

【ASⅢ】SSH生徒研究発表会(準備日)

明日から始まる「SSH生徒研究発表会」に参加する為、神戸へ向けて本日出発しました。

台風の影響もなく無事に神戸国際展示場に到着し、ポスター発表の準備を行いました。

明日からの発表を全力で頑張ります。

道中の新幹線の中でも、宿舎に戻ってからもより良い発表となるように協議しました。

令和5年度 熊本県立天草高等学校 One Teamプロジェクト~ドローンを活用した探究活動の実践~

本日は天草高校のOneTeamプロジェクトでドローンを活用した探究活動の実践が行われました。

会場は、天草工業高校体育館で行われ、天草高校、天草高校倉岳校、天草拓心高校、天草工業高校の生徒が参加しました。

 ドローンの操作はドローンスクール岳のインストラクターの方が指導を行われ、配置されたコーンの上を飛ばす班と障害物を避けながら飛ばす班に分かれ、ドローンの操作実習を行いました。

生徒たちの中には、初めてドローンを操作する生徒も多く、他校の生徒と交流しながら操作する姿が見られました。

 

【ASⅢ】SSH生徒研究発表会に向けて

来週9日と10日に神戸国際展示場で行われるSSH生徒研究発表会に向けての準備が進んでいます。

本日は現時点でのポスターを印刷してみて、最終確認を進めていました。

どんな発表になるのか楽しみです。

【科学部】環境省主催の講演会に参加しました

3年生科学部員3名が、環境省九州地方環境事務所主催の「沿岸生態系の気候変動適応マニュアル」普及・拡大のためのオンライン講演会に参加しました。

講演会では、自分自身の研究の直結する内容について多くを学ぶことが出来ました。

今後に参考にしていきたいと思います。

【科学部】GLS後日談

GLSに参加した3名が、何やら1年生に話をしていました。

近づいて聞いてみると、自分たちがGLSで学んだことを1年生に伝えていました。

発表のテクニック、今後の研究の方向性等、自分たちがシンガポールで学んだことや感じたことを伝えていました。

このつながりが、科学部の強みです。

1年生は先輩たちの経験を土台として、大きく羽ばたいて欲しいと思います。

【科学部】環境シンポジウム(アマプロ2023)に向けて

今年も天草市と共催で環境シンポジウム(アマプロ2023)を実施します。

本年度は「生態系の保全」をメインテーマとして実施します。

今日は、科学部員が出身中学校へのポスターとチラシの配布準備をしていました。

参加登録を受け付けております。

皆さん御参加下さい。
https://sh.higo.ed.jp/amakusa/SSH/amapro

【科学部】GLSから帰国しました! / Came back from GLS

 昨夜シンガポール、チャンギ国際空港を出発した飛行機は午前6時前に羽田に到着、先程天草高校に帰ってきました。夜のフライトで睡眠不足だったり、移動で疲れていたりという部分はありますが、みんな元気にしています。

 到着後、これまでホタル班の奮闘を間近で見守っていただいた校長先生より、この研修で学んだことを今後に活かしてほしいという話がありました。また、同窓会の方々にも結果の報告に伺いました。この研修で多くの学びを得たことを一緒に喜んでいただき、生徒も誇らしく感じていたようです。

 今回、目指していた入賞に手は届きませんでしたが、生徒たちは精一杯工夫や練習を重ね、本番では悔いのない発表ができたと思います。また、審査対象の発表だけではなく、サマリーのポスタープレゼンテーションや様々なアクティビティを通して日本内外の高校生ともたくさん交流したり、意見を交わし合って、3人とも一回り大きく成長してくれました。3年生の二人はこれから後輩にこの研究を受け継ぎ、それぞれが自分の夢に向かって頑張ります。

 物心両面でご支援いただいた皆様、温かい言葉をかけていただいたり、貴重な助言をいただいた皆様、本当にありがとうございました。天草高校科学部、また次のステップに向かって一生懸命頑張ります。  

  We left Singapore last night, and we arrived in Haneda just before 6:00 a.m.  It took us a while to finally come back to school.  Students are a little tired from taking a night flight (it was so hard for us to sleep on the plane), but they are all relieved.

     At school, the principal had a few words, telling them to keep trying.  They called on the graduates' association graduation to thank people there.  They felt proud and happy to learn that many people have been supporting them.  

     Although they could not win a prize, they learned a lot through challenges - they put considerable effort into improving their slides, including practicing the English speech.  Even when they had little time before their presentation, they kept practicing and weren't afraid to make changes so as to have better performance.  Not only through presentations, but also through interaction activities held at GLS meant a lot to them.  They had an opportunity to mingle with Asian students, which taught them a lot.  They broke off their research today, entrusting their dream to younger members.  Now it's time for them to work on studying for the upcoming college examinations.  Wish you two the best!

     Thank you to the people who supported us for your continuous support.  We at the Science Club will keep doing our best in our research.  We hope to deliver good news to you in the near future! 

 

【ASⅢ】ようこそ中学生!

8月1日(火)、体験入学が実施されました。

多数の参加をしてくれた中学生の前で、ASクラス3年4組の生徒が中学生に向けてSSHの取り組みを説明しました。

普段とは違う発表の雰囲気に担当した生徒も緊張もしていたようでしたが、事前にまとめたスライドをもとにしっかりと説明を行うことができました。

同じ時間帯で、保護者の方々や中学校の先生方にもSSHの取組について説明がありました。

天草高校では、AS(天草サイエンス)クラスだけでなく、文系でも理系でも探究活動を行うことができます。

探究活動を通して、天草高校で一緒に学びを深めていきましょう!

 

【最終打ち合わせの様子】

 

【中学生に向けて説明する3年生】

 

【保護者の方々・先生方への説明】

 

 

【科学部】GLS最終日(その2) / The last day of GLS - vol. 2

 お昼にラオパサ・フェスティバル・マーケットで各々好きな料理を食べ(お店の人とのやり取りにも大分慣れてきました)、向かったのはセントーサ島にあるS.E.A. Aquarium、シンガポール最大の水族館です。

 館内に入るとすぐ、長い魚たちのトンネルが見えてきます。このトンネルを抜けると、そこは海の中!サメやマンタ、色とりどりの熱帯魚など、多くの魚たちが歓迎してくれました。

 生徒たちが特に気に入った様子だったのは、サメとクラゲです。ホタル班にはクラゲの研究をしている生徒がいることもあり、熱心に説明を読んだり、動画や写真を撮影したりしていました。たくさんの種類のサメを見たときの、みんなの第一声は「かわいい!!」しばし、撮影会が盛り上がっていました。他にも毒のあるカエルや深海の生物、巨大な黄色いウツボ(英語ではgreenの表記でした)など、様々な生物を見ることができて、大満足の様子でした。

 今から空港に向かいます。シンガポールでの全日程を無事終えていよいよ帰国かと思うと、ホッとしたような、寂しいような、複雑な気持ちです。帰るまでが研修、最後まで気を抜かず、元気に帰ってきます!

 

   In the afternoon, we went to Lau Pa Sat Festival market by MRT.  MRT stands for Mass Rapid Transit, which is the subway in Singapore.   At the market, which has so many different restaurants, such as Chinese, Indian, or even Korean food, students ordered what they wanted for lunch by themselves.  Now they have confidence to buy whatever they want to buy in English. 

     After lunch, we visited Sentosa Island to go to the S.E.A. Aquarium,  one of the worlds' largest aquariums.  Soon from the entrance, we can see a long water tunnel with lots of fishes inside.  Going through the tunnel, it is almost like the world under the sea!  There were millions of fishes, including sharks, manta rays, colorful tropical fishes, and so many others.  What the students were attracted to most was sharks and jellyfish.  One of the students in our group has been studying about jellyfish, so the students were reading the explanations on the fish and taking a lot of photos and movies.  The first thing they said when they saw sharks first was "kawaii"!!  There were many other interesting living things such as poisonous frogs or deep sea creatures, which made them so excited.  They enjoyed their visit there very much.

     We're heading for Singapore Changi International Airport soon.  Now that we have finished all the activities in Singapore and going back, we feel kind of relieved, and feel partly sad.  We already miss Singapore.  Still, we are excited to go back to see people there.  See you all soon in Amakusa!

【科学部】GLS最終日(その1) / The last day of GLS - vol. 1

 GLS最終日の今日は、NTUの大学ツアーで幕を開けました。研究室をまわり、施設や実験道具、飼育されている実験のための昆虫などを見せていただきました。今日見たのはマダガスカルコックローチという虫。そう、ゴキブリです...。ゴキブリとはいっても、日本にいる一般的なものとは異なり、二回りほど大きいサイズです。骨格がしっかりしていて強いので実験に大活躍しているとのことでした。色も茶色と白と黄色の模様のような感じで、足はカブトムシのように強そうな足で、一見ゴキブリとは思えないほどです。とはいえ、生徒は遠巻きに見ていましたが...

 その後は、機械航空学科の佐藤裕崇教授の講義を受けました。佐藤先生は「生体ハイブリッドシステム」という、昆虫の動きをテクノロジーで制御して、災害時の人命救助等に活用するための研究をしていらっしゃいます。講義では、自身のこれまでの研究で苦労しながらも工夫して乗り越えてきたこと、色々な人々と関わり合い、楽しみながら研究をしてきたことについて語っていただきました。

 講義では研究の話だけではなく、生徒のこれからにつながる話をたくさんしてくださいました。例えば、「Superstarではなく、nicheであること」「英語ができることで可能性を拡げられること」「批判する人はとこにでもいる(だから、気にしても仕方がない)こと」「わくわくを大事にすること」などです。話が終わった後、そこにいる全員がわくわくした気持ちになる、そんな講義でした。

   

  It is hard to believe - but today is the last day of GLS.  In the morning we went to NTU and had a campus tour.  We went to see laboratories, and learned about its facilities.  We also visited one room with experiment animals - Madagascar hissing cockroaches.  Although they ARE cockroaches, their appearance is quite different from Japanese ones.  They are much bigger, 5 to 7 centimeters when adults, and they are half dark brown in head, and half light brown in body.  They have strong legs which look like beetles'.  Well, cockroaches ARE cockroaches to the students.  They were looking at them from far, far away, never wanting to take a closer look.

     After the tour, we had a chance to listen to Prof. Sato Hirotaka's lecture.  He has been studying "Cyborg Insect" with wearable solar cells.  He told students about not only his career and study, but also about some important things they need to keep in their mind.  For instance, he told us things such as "finding a niche can help us" and "learning English to have more opportunities."  He also told us "don't mind people who just love criticizing" or "excitement can lead us to a new finding."  After the lecture, everyone there looked so excited.  It was such a wonderful lecture.

【ASⅡ】第9回天草サイエンスアカデミー開催!

7月28日(金)に小中学生を招いて天草サイエンスアカデミーを行いました。

これは、天高生が科学体験講座を企画し、小中学生に科学の面白さをわかりやすく伝えるものです。

今年の講座テーマは「ドローンの本当のすごさ!」「水から一瞬で氷に!」「光の不思議について知ろう!」「光るスライムを作ろう!~ブラックライトのふしぎ~」の4つでした。

小中学生に楽しんでもらえる喜びを感じると同時に、もっと分かりやすく伝えるための改善点も見つかったようです。

今回は70名近くの方々に参加していただきました。参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第10回は12月に開催予定です。

【科学部】GLS2日目 / Global Link Singapore – Day 2

 本日のGLSでは、昨日の予選を突破した基礎科学・応用科学・社会科学の3分野、合わせて9チームのプレゼンテーション発表が行われました。どのチームもそれぞれ工夫を凝らした発表で、思わず聞き入ってしまう発表ばかりでした。

 発表終了後、結果発表に加えて審査員の先生方の講評がありました。どのような点に気をつけてスライドを作ったらよいか、研究を進める上でどのようなことを重視すべきか、など、今後につながる貴重なアドバイスを聞くことができました。

 夕食は、参加者全員でのfarewell dinnerでした。生徒たちはくじ引きで席を決め、他校の人と一緒のテーブルで食事をとりました。初めて話す人もいて最初は少し緊張していた様子の生徒たちでしたが、食事が終わるころにはすっかり打ち解け、笑顔で話したり、一緒に写真を撮ったりしていました。ホタル班のみなさんも、日本各地の高校だけでなく、台湾やタイなど海外の生徒とも積極的に交流し、友情を深めていました。高校生のパワーには本当に驚かされます。

 ホテルに戻って、シンガポール最後の反省会をしました。自分たちの発表のビデオを見直し、これまでの研究活動についての反省と、これから研究を引き継ぐ後輩に伝えたいことやアドバイスについて話し合いました。スライドの工夫、発表の仕方についての気づき、チームとしての動きについてなど、様々な意見が出ました。このメンバーでのホタル班の研究活動は今日で一区切りとなりますが、これまでの活動を通して得た学びを今後につなげていってくれることと思います。

 

     Today, nine groups from Basic Science, Applied Science, and Social Science, had presentations.  Each team did unique presentations, and they were all so fascinating.

     After that, we had the award ceremony, and then listened to the judges.  They gave us some tips in making slides and some important points we should focus on during the research.  This advice would surely help us a lot in the future!

     After the closing ceremony, we had dinner together at a Chinese restaurant.  Students’ seats were decided by the lottery, so they all sat with the students from different schools.  At first, everyone looked a little nervous, but by the time the dinner was over, they were already great friends, taking pictures together with a big smile.  These amazing future scientists always surprise us adults.

     Back at the hotel, we had the last meeting before the departure.  We discussed what we could have done and talked about what we should pass on to our juniors.  Tomorrow, on the last day of GLS, they will have a chance to have a tour at NTU (Nanyang Technological University) and listen to a lecture on insects.  We hope they will enjoy their stay until the last minute before leaving Singapore.  Keep learning!

【科学部】GLS 1日目(番外編)/ This is Singapore!

 シンガポールに来たからには、ここも一目見ておこう!

 シンガポール3回目の校長先生に御案内いただいて、到着の日に遠くから見えたマリーナ・ベイ・サンズとマーライオン像を間近で見ることができました。夜景の美しさや人々のパワーに元気をもらいました。タクシーの運転手さんもとても気さくな方で、車窓から見える建物やシンガポールの交通事情についてなど、色々と教えてもらいました。

 地下鉄にも初挑戦しました。切符の買い方や路線図の見方などを英語で尋ね、ドキドキしながら乗りました。シンガポール版Suicaのデビューもしました。(これでいつ来ても大丈夫です!)

 限られた時間ではありますが、日本では経験できない、シンガポールの暮らしや文化について学ぶ機会も大事にできたらいいと思っています。

 

    Now that we’re in Singapore, why not go and see these two spots!

    The principal took us to the world-famous Merlion and the Marina Bay Sands.  The gorgeous night-view and the energetic people there cheered us up.  The taxi driver who drove us was so kind, and he explained to us about the buildings we saw from the taxi and told us about the traffic conditions in Singapore. 

     We took trains too.  It took us a while to buy a ticket (it’s a little different from the way we do in Japan) , but it was another good experience.  Now we have something like “Singapore Suica” – that means we can come back here and use trains again some day (hopefully in the near future)!

     It’s nice if we could make the best use of this opportunity abroad, by not only doing our best at GLS, but also experiencing many things we cannot in Japan.

【科学部】GLS 1日目(その2)Global Link Singapore – 1st day Vol.2

 午後からは2回目の発表がありました。午前の発表を経て、どのような工夫をしたらもっと伝わるかを自分たちでしっかりと話し合い、実行することで、今回の発表で手応えを感じることができました。そ後、サマリー・プレゼンテーションがありました。偶数・奇数のグループに分かれて全グループが発表を行い、多くのグループの研究内容について聞くことができました。自分たちの研究を知ってもらうために、積極的にこちらから声をかける必要もありましたが、身振り手振りを交えながら、海外の学生にも一生懸命説明をしていました。

 午前中のプレゼンで顔見知りになった学校が聞きに来てくれたり、意気投合した他校の生徒と連絡先を交換したり。また、先生方も熱心に研究内容に耳を傾けてくださいました。スライドを使ったプレゼンテーションとはまた別のやり方で、聞く人の目を見て思いを伝えるという、コミュニケーションの大切さを再確認することができました。

 NTUの学生のみなさんが企画してくださったアクティビティで他校と進行を深めた後(何と、代表で天草高校がステージに上がり、GLS参加者みんなで輪になって天草ハイヤを踊りました!)、明日の代表プレゼンに進むチームの発表がありました。結果はあと一歩及ばずで、明日は他校の発表を聞く立場になりました。夜の反省会では、自分たちに何が足りなかったのか、他校の良かったところは何か、今後後輩に伝えられることは何かなど、じっくりと話す機会をもちました。明日、代表に残ったチームの発表を聞くことで、また考えを深めたいと思っています。

 精一杯がんばりました!

 

In the afternoon, the students had “Summary Presentations.”  Through this, they had a chance to learn about presentations that they couldn’t listen to in the morning.  They also had a chance to tell many people about their research, including students, teachers, or professors.  This summary presentation seems to have taught them the importance of face-to-face communication.  The students made new friends from in, and outside, Japan!

   After that, they enjoyed the supper and the activities that NTU students hosted, (the firefly girls danced "Amakusa Haiya" in front of all, and then everyone danced Haiya in a circle!) and then the GLS staff announced which groups were to be on stage tomorrow. – Well, going straight to the point, the result is not what we had longed for.   At night, back at the hotel, we discussed what we did well, and what we couldn’t, and what else should have been done.  We know no one cannot change the result – it IS over. Still, we know we could still do something for our future.   Tomorrow we’ll listen to other schools on stage and think more about our future opportunities.

 

【科学部】GLS 1日目(その1)Global Link Singapore – 1st day Vol.1

 Global Link Singapore1日目の今朝は、Nanyang Technological Universityへの移動から始まりました。

 優れた国立大学として世界でも名を馳せているここNTUには、優秀な教授陣と最新の設備、豊かな緑が共存しています。今回のGLSでは5つの国と地域からの200名弱が参加者し、学内のホールでKeynote Lectureを受けた後、11の会場に分かれ、英語でのプレゼンテーション(8分+質疑応答10分)を行いました。
 ホタル班は会場の観衆や審査員の目をしっかり見て発表をやり切り、審査員の先生方からも好感触を得ることができました。さらに、他校のプレゼンテーションを間近で経験し、他校のプレゼン方法やスライドの工夫、英語の表現方法から多くを学ぶことができたようです。

 プレゼンテーションの2回目に、天高に縁のある堀江様が応援に来てくださいました。堀江様のお父様が天草高校のOBでシンガポール在住とのこと、あたたかい激励のお言葉をいただきました。ありがとうございました。

     In the morning, we went to Nanyang Technological University to have our presentations. NTU is a globally well-known university, which has great professors and advanced facilities.

     We listened to Prof. Hong's keynote lecture, and had presentation sessions afterwards. Our students were able to successfully attract the audience's attention, and judges praised them for the clarity of the presentation and the content of their study. Right after they were done, they went to the judges, asking for some advice. They also learned a lot from the presentations of other schools.  More in the next post.

【科学部】ついに到着! / Finally arrived!

約6時間半のフライトを経て、ついにシンガポールにやってきました!

出国もそうでしたが、シンガポールの入国手続きもパスポートチェックや顔写真や指紋の撮影に機械がフル稼働しており、近未来な感じです。いつの間にか、パスポートに出国や入国のスタンプも押さない時代になっています。

夜ご飯はホテルの近くのフードコートのようなところで、「チキンライス」「ミートパイ」「海鮮チャーハン」などを地元の人々に交じって食べました。その後、ホテルで最後の練習をみっちり行いました。

泣いても笑っても明日が本番。今までの練習の成果が出せるように、悔いの残らないように、頑張ってくれると思います!

     After spending 6.5 hours on the plane,  we finally arrived in Singapore!

     We were so excited that we got to see the Marina Bay Sands with our own eyes on the way to the hotel!

     Tonight we ordered Singapore dishes such as “Chicken rice” or “Meat pies” at a food court near our hotel.  Eating surrounded by local people made us feel we are now out of Japan.

     Like it or not, tomorrow is a big day for them.  We hope they can do their best!

【科学部】テイク・オフ!/ Heading for Singapore

おはようございます。

科学部ホタル班は無事、出国審査も終わり、シンガポール行きの飛行機に乗ろうとしています。

羽田には朝7時過ぎという早い時間に到着したにも関わらず、人・人・人で、何をするにも行列です。様々な言葉が飛び交っており、ざっと見て半分くらい外国の方という感じです。コロナも落ち着いてきたということなのでしょうか。

シンガポールまで7時間あまりのフライト、イメージトレーニングもしながら楽しみたいです。

次の投稿はシンガポールからお届けします!

 

 

     Good morning!

     We are now at Haneda, waiting for our departure.

     Although we got here as early as seven in the morning, it was already so crowded, with long queues here and there.  We can also hear so many different languages; it looks like almost half of the passengers are non-Japanese!  People seem to be enjoying traveling all over the world again.

     We'll be on board soon - don't miss our next post from Singapore! 

【科学部】とうとう出発の日…! / Departure Day

科学部3名、同窓会の方々や先生方に温かく見送られて天草高校を出発しました。

分かってはいましたが、東京の人の多さに圧倒されています。そして、東京は暑いです!

(ニューヨークのWilliam先生からも励ましのメッセージをいただきました。ありがとうございます!)

夜はみんなで東京名物「もんじゃ」をいただきました。おなかがいっぱいになり、ちょっとほっとしました。

羽田のホテルに無事到着して、プレゼンの練習をしています。まだ英語での質疑応答には苦戦している部分もありますが、3人で協力しながら、自分たちの思いを届けられるよう、本番までの時間を大切に、工夫と練習を重ねていきたいです。

明日はいよいよシンガポールに向かいます。応援よろしくお願いします!

 

     We students of the Science club departed school in the morning.  Lots of staff from the graduates’ association, as well as Amataka’s teachers came to cheer us on before departure (we got a message from William in New York too! )  Thank you all for your support!

     It’s not that we didn’t know Tokyo is the capital of Japan, but we were overwhelmed to see so many people coming and going on the street.  And… it’s soooooo hot here!

     We enjoyed “monja,” which is known as one of Tokyo's specialties.  The monja restraint was very vibrant and it made us feel full of energy!

     Now we are at a hotel in Haneda, practicing our presentation.  We are still struggling in answering questions in English, but we want to pull together as a team and try ourt best to deliver our message to people abroad.  We’ll never give up!

     Tomorrow we’ll be heading for Singapore.   We’re so excited!

 

【科学部】出発前最終練習

科学部ホタル班は明日、GLS参加に向けて天草を出発します。

出発前日となった今日も練習を行っていました。

今日は本番と同じ時間配分で発表と質疑応答を行っていました。

【科学部】サラ先生からの最後の指導

ホタル班の3名が、ALTのサラ先生から御指導をいただきました。

サラ先生は本日をもって本校を去られますが、最後まで熱心に指導されていました。

教えていただいたことを生かして、精一杯発表してきます。

サラ先生、ありがとうございました。

これからもお元気でお過ごしください。ご多幸をお祈りしています。

 

【科学部】ALTや英語科の先生方から指導していただきました。

いよいよ今週末がシンガポールでの本番となった科学部ホタル班の練習が佳境を迎えています。

今日はALTのウィリアム先生とサラ先生、英語科の小玉先生から質疑応答を含めて御指導いただきました。

上手く答えられないこともありましたが、少しずつ上達しています。

本番まで残りわずかではありますが、できる限り努力をしていきます。

【科学部】GLSに向けて

GLSに向けて、ホタル班の努力が続いています。

本番での発表は8分間となりますが、実はこれまでの練習では10分を超えており、短くしなければなりませんでした。

ここ数日間の努力により、今日の練習で初めて8分以内(7分56秒)の発表を行うことが出来ました。

発表6日前にようやく発表が完成しました。

明日からは質疑応答の練習です!

本番まで残り6日、頑張ります!

【ASⅢ】サイエンスインターハイ@SOJOに出場しました

崇城大学が主催するサイエンスインターハイ@SOJO(一般部門)にASⅢの9班がオンラインで出場しました。

九州各地の高校生が物理・化学・生物に関する研究活動の成果を発表する大会で、今年は86件の発表が行われました。

発表を見ていただいた大学の教授や高校生から質問や意見をいただき、結果のまとめ方や解釈について新しい考えを得ることができたようです。

また、他校の発表を聞き、積極的に質問をする姿勢が見られ、活発な議論が交わされていました。

ASⅢ全員で参加する発表会は今回で最後となり、2学期からは論文作成に入っていきます。自分たちの研究で明らかになったことと課題を整理し、2年間取り組んできた研究の集大成を仕上げていきます。

【科学部】渡航前のプレゼンテーション / Presentation on fireflies before departure

 終業式後、科学部ホタル班が英語でのプレゼンテーションを全校生徒の前で行いました。世界大会での発表に向けて、これまで英語での発表練習を重ねてきました。貴重な日本のゲンジボタルについて海外の方々に知っていただくために、単に日本語を英語化するだけではなく、より伝わりやすい表現やスライドを工夫しています。英語でのプレゼンテーションならではの難しさもありますが、残りの時間で更に完成度を高め、自分たちのできるベストの発表をしてきてほしいと思います。

 The firefly group of the Science club had a presentation in front of all the students today.  They have been practicing their English presentation from the day they were chosen as a representative of Japan at the Tsukuba Science Edge 2023 in March. They are to tell people abroad about Genji fireflies, or Luciola Cruciata, which they have been studying so that they could do more for the conservation.  What they have done is, not just translating everything into English, but trying to figure out the best way to present their research to people all over the world.      

    Presentations in English are never easy, and the firefly group still has a lot more to go.  We wish them the best - we hope they will have a great learning experience in Singapore.  Seven days to go before their departure - we’re sure you can do it!  Never give up!  Keep up the good work!

 

【科学部】GLSに向けて

発表まで10日となりました。

今日も発表者の3名は、練習を重ねていました。

なかなか上手くいかない部分もあるようですが、試行錯誤を重ねて練習を続けていました。

何事もそうなのでしょうが、成果は努力によって生み出されると思います。

頑張れ、ホタル班!

【科学部】JTB主催の英語プレゼンテーション講習

2週間後に迫ったグローバル・リンク・シンガポールに参加するホタル班の活動です。

本日はJTB主催の英語プレゼンテーション講習に参加しました。

講習では、英語での質疑応答に関してグループに分かれて実技演習を行いました。

上手くいかないこともありましたが、チームワークで乗り切りました。

【総合理科】呼吸と光合成を4コマ漫画で学ぼう

総合理科では、呼吸と光合成という単元を扱っています。

生徒は呼吸と光合成のどちらかについて、はたらきをまとめた4コマ漫画を作成して発表し合いました。

4コマ漫画は教科書や資料集を読んで作成し、イラストやクイズを盛り込んだ力作も多数で出来上がりました。

さらに昨日のARP探究成果発表会に参加したこともあってか、見てほしい箇所を指さして発表するなど、相手にわかりやすく伝えようとする努力も見られました。

今後も勉強する楽しさを感じながらながら、共に学び合える場面を設定していきます。

【SSH】ARP研究成果発表会 / “ARP Inquiry Study Presentation'”

 本日、天草市民センターにてARP研究成果発表会を開催しました。近年はコロナ禍の影響もあり、思うように外部の方々に研究の成果を見ていただくことができませんでしたが、今回、熊本大学の渡邉教授と崇城大学の田丸教授を来賓にお迎えし、保護者や外部機関の方々にも多数ご来場いただいて、生徒の研究の様子を直接見ていただくことができました。

 この発表会はなんと言っても3年生が主役。2年間の研究成果をステージ班・ポスター班それぞれが熱く語ってくれました。ステージでは宮﨑SSH研究主任による、本校における探究活動や研究、その成果等についての概要説明の後、午前中にATⅡおよびASⅡの各3班、午後からASⅡの2班及び科学部ホタル班の発表を行いました。ATⅡの「糖分が集中力に与える影響」に関する発表では、自分達に身近なお菓子を使っての実験結果に、1・2年生の生徒も興味津々の様子でした。また、ASⅡの「天草陶石」についての研究では、発表者が心からプレゼンを楽しんでいる様子が観客にも伝わった様子で、活発な質疑応答も行われました。

 ポスター発表では体育館でATⅡおよびASⅠ・Ⅱの各班が、それぞれ3回のプレゼンテーションを行いました。「ミルワーム」が海洋プラスチックを食べるかどうかの研究を行った班や、フェアトレードを推進するための取り組みに挑戦した班、アプリを活用したイルカの識別方法を研究した班など、全54班それぞれがグラフや動画を効果的に使いながら、個性溢れる発表をしていました。活発な質疑応答の様子から、これまでの研究活動を経て「質問力」も伸びたことがうかがえました。

 来賓のみなさま、ご来場及びオンラインでご参加いただいたみなさま、貴重なご助言をいただき、本当にありがとうございました。今後とも御指導宜しくお願いいたします。

   We had an “ARP (Amakusa Research Project) Inquiry Study Presentation'” at the Amakusa Civic Center today.  These past few years it has been difficult to hold it at full capacity. This time, we had Prof. Watanabe from Kumamoto Univ.  and Prof. Tamaru from Sojo Univ.  as guests, and a lot of guardians and people from the community came to see the students’ presentations.  

      At today's presentations, 3rd graders were playing the leading role, presenting passionately what they had been up to.  On the stage, Mr. Miyazaki, the SSH Chief at Amakusa High, explained the inquiry study at our school and their achievements.  Then followed ASⅡ, ATⅡ, and Science Club presentations.  An AT presentation presented on the influence of sugar on our ability to concentrate, which interested students in need of concentration.  Another presentation done by ASⅡ students, was about Amakusa pottery stones (they have the “lion’s share” in Japan).  The presenters were fully enjoying themselves, which led the audience to an exciting Question-and-Answer session.  

      At the gym, more than 50 AT and AS groups had three presentations each.  One presented about the mealworms known for eating plastic waste, while another raised the issue of only a limited number of people taking action for fair trading.  There also was a group who researched on the distinguishment of dolphins using an application. One worked on reducing the amount of traffic accidents.  All groups were trying their best - using the videos they shot or showing the graphs effectively - to make their presentation the best ever.  Surprisingly, audiences were asking many appropriate questions, so that the presenters could find even better perspectives for their research.  Looking at those poster sessions, we felt the students also became skilled at not only presentations, but also in asking questions throughout their research.    

     Thank you to those who came to see the presentations and those who gave us beneficial advice.  Thank you to those who watched the presentations online with kind eyes.  We’ll be looking forward to seeing you again in our next presentation!

【科学部】GLSに向けて

ホタル班が今日も英語の練習を頑張っています。

今日はALTのウィリアム先生とサラ先生に来ていただき、発音やスライドの表記について御指導いただきました。

本番まであと2週間となりました。

最後まで悔いの無いように頑張ります。

【ATⅡ】ARP探究成果発表会に向けて

今日のATⅡでは、明後日に迫ったARP探究成果発表会に向けた仕上げを行いました。

ATⅡでは、SDGsの視点を持って課題解決に向けた取り組みを探究してきました。

発表会ではその成果を、3班が口頭発表、38班がポスター発表で披露します。

この発表会を通して1人でも多くの方の行動がいい方向へ変化すると嬉しいです。

【科学部】GLSに向けて

今月末に行われるGLS(グローバル・リンク・シンガポール)に向けての準備が進んでいます。

今日は、先日ALTのウィリアム先生に受けた指摘をもとに、スライドの改訂を行っていました。

【科学部】ARP探究成果発表会に向けて

13日(木)に実施されるARP探究成果発表会では、研究発表の最後を科学部ホタル班が務めます。

今回の発表内容は、ホタルの発光周期についての研究です。

発表者は4月に入学した1年生3名が務めます。

今日は発表練習をしていました。

1年生の皆さん、頑張ってください!

【SSH】ARP探究成果発表会に向けて

13日に行われるARP探究成果発表会に向けての準備が着実に進んでいます。

<ASⅢ>

クラゲ班がスライドを作成していました。

多量の数値データから読み取ったことを、よりわかりやすくするために表計算ソフトを駆使していました。

<ATⅡ>

少しでも多くのデータを得ようと、最後の追加実験を進めていました。

<ASⅡ>

ASⅡは研究計画を発表しますが、予備実験を始めている班がありました。

【ASⅡ】夏休みまでもうひとがんばり! / A summer you’ll never forget

 期末テストも終わり、久々のASⅡです。生徒たちは、研究計画書をまだまだまだまだ練り直しています。早く実験をしたい! 実験対象のものを実際に触りたい! という気持ちもあるかもしれませんが、研究のベースとなる研究計画をどれだけしっかり立てられるかが今後の研究を左右します。発電の仕組みは?「ソックスレー抽出」って何? 先生方のアドバイスを受けつつ、先行研究を調べたり基礎知識をしっかり蓄えたり、ディスカッションを重ねたり。今日も地学室でみっちり濃い時間を過ごしている2年生です。

 いよいよ来週はARP(Amataka Research Process)研究成果発表会。2年生はポスター発表やプレゼンに代えて「研究計画披露」を行い、会場の運営にも携わります。そして、ARPが終われば夏休み! 実験を行ったり、現地調査をしたりと、各班の「研究」がいよいよ始まります。子どもたちを招いての科学教室「サイエンスアカデミー」や、科学の最先端を学ぶ関西研修など、忙しいながらも充実した夏休みになりそうですね!

Long time no AS!  Students in ASⅡ class are working on their research plans.  Who on earth could imagine that making research plans would take this long?   In any case, making a specific research plan is key to their research in the future.  Many students are probably eager to do the experiments or see their research object with their own eyes, but hang on, it’s worth waiting!  Now is the time to be patient and concentrate on what you should do now in order to get off to a good start.  

At the “ARP(Amakusa Research Project) Inquiry Study Presentation'” which is coming soon, ASⅡ students will be managing the event and also presenting their research plans to audiences.  Soon after ARP, our summer vacation will finally begin!  Students will be doing the experiments they have longed for, and will be conducting field surveys.  They will also hold the “Science Academy,” a fun, annual event in which they conduct scientific experiments, inviting elementary and junior high students to join the fun!  Moreover, they will visit the Kansai region to learn about the latest technology.  This summer will surely be one you’ll never forget! 

【科学部】後輩への指導

科学部では、基本的に下級生の指導は上級生が行います。

このことで研究の継続と部員の研究スキルの向上を図っています。

本日は、上級生の指導が白熱していました。

その様子を写真で報告します。

<ホタル班>

13日の発表に向けて3年生が1年生を指導していました。

<海水準班>

珪藻鑑定を後輩にレクチャーしています。

<サンゴ班>

後輩の考えた今後の研究案に先輩が質問してブラッシュアップを図っています。

 

【科学部】BS番組に出演しました!

6/30に放映されたBSよしもとの「ワシんとこ・ポスト」にホタル班の2人が出演しました。

番組は最終回となりましたが、最後のゲストに選んでいただいて光栄でした。

見逃し配信もあるようです。是非御覧ください。

【ASⅢ】研究✕笑顔=???/ Can’t tell you what fun it is! 

 さて、ASⅢでは、7月13日(木)に市民センターで行われるARP探究成果発表会に向けて、スライド発表とポスター発表の準備をしています。ほとんどの班がパソコン室で作業しているのですが、そのにぎやかなこと!(※いい意味です)

 ARPはASⅢの生徒にとってはまさに2年間の集大成の大舞台でもあるのですが、「主役」の生徒たちは時間に追われて焦るどころか、とっても楽しそうです。これはやはり、今まで研究を頑張ってきたからこその笑顔なのかもしれませんね。

 スライドを作ったり、アブストに加筆したり、データを見直したり。それぞれの班で集中しつつ、実に楽しそうに活動をしています。研究を始めたばかり(で、研究計画書に苦しんでいる真っ最中)のASⅡのみなさんも、1年後には班員同士の結束がもっともっと固くなり、他の班とも活発に意見を交わし合って、一人ひとりが研究や発表を心から楽しんでいるのでしょうね。こういった先輩の「楽しんで研究している姿」を間近で見るのも、2年生にとって良い刺激になっています。

 研究の楽しさを後輩に分かってもらえるように! 

 学校内外の人々にこれまでの研究を知ってもらい、その意義を伝えられるように! 

 ASⅢのみなさん、ARPがんばってください!

In the 7th period, most ASⅢ students are preparing for the “ARP Inquiry Study Presentation,” which will be held on July 13th at Amakusa Civic Center.  (“ARP stands for “Amataka Research Project.”) You have no idea how energetic they are in the computer room!  There is little time left until their big day, but no one looks frustrated at all!  Everyone is fully enjoying what they are doing, smiling and even laughing!  Their smiles may be proving that their research days have been full of enrichment.

Some students are making presentation slides, while others are adding some more explanations on their abstracts or checking their data again.  They are focusing on what needs to be done in each group. Still, they are enjoying themselves indeed.  ASⅡ students, who have just started, would probably enjoying what they’re doing just like their seniors are now.  They will be strongly united as a group: discussing and advising each other.  Looking at what their seniors are doing with passion always inspires juniors.  

We wish they could tell the pleasure of studying to their juniors!  We hope they could tell people inside/outside school about what they have devoted themselves to, and the significance of their study would be fully acknowledged!  

July 13th - your proudest moment of school life will come soon! 

【ASⅡ】研究計画書の奥深さ / Polishing the research plans

ASⅡでは先日提出した研究計画書が返却され、生徒たちは先生方の助言をもとにそれぞれの計画を練り直しています。今日は崇城大学の田丸先生にも来ていただいています。優しい笑顔でしっかり話を聞いてくださり、生徒たちから上手に考えを引き出してくださる、私たちの心強い味方です。

 「精油班」は精油のリラックス効果を調べようとしていますが、田丸先生は計画書の中でも「研究の背景」の記述が気になられたようです。先生が指摘されたのは、「リラックス効果を調べたいということは、リラックスできていないという前提があるはずだ」という点。その点を具体的な数値を用いて研究背景に入れてこそ、研究の必要性が説明できる。研究背景をきちんと説明することにより、仮説や研究方法の改善につながるという助言に、生徒たちも納得した様子です。また、「リラックスについて調べる際、普通にページ検索するだけでなく画像検索を試してみては?」とも提案していただきました。素直な生徒たちはすぐに画像検索に取り掛かり、研究背景と関連がありそうな様々なデータやグラフを見つけたようです。活発なディスカッションが始まっています。

 木材の持つ防音や吸音性について研究しようとしている「音班」もまた、研究背景に説得力が足りないという指摘を受けていました。「面白そうというきっかけで研究対象を決めるのも悪くないけれど、それだけではなぜこの研究が必要なのかということの説明には不十分」ーここでもまた、研究背景が単なる「きっかけ」の記述となってしまっているという問題点が指摘されていました。最初は少し緊張していた様子の生徒たちでしたが、先生の「正解があるわけではないから、思った通りのことを素直に言っていいんだよ」という言葉かけで、少しずつ、研究への思いを自分たちの言葉で伝えることができてきました。木を使って防音することで、何が解決できるのか?なぜ、他の素材ではなく木なのか?まだまだ、ディスカッションの余地がありそうですね。

 研究の第一歩ともいえる研究計画書は、ただ自分たちの研究を計画するためのものではなく、研究の必要性や意義を読む人に納得してもらえるものでなければなりません。書いてはみたものの、考えれば考えるほど、奥の深い研究計画書。完璧な計画書というものは世の中に存在しないのかもしれませんが、自分たちのやりたいことを伝えられる計画書になるといいですね。

With their submitted research plans, ASⅡ students are polishing their plans with teachers’ advice.  Today Prof. Tamaru (from Sojo University) is with us - he is the person who always listens with a warm smile and draws out students’ spontaneous ideas - such a strong supporter for us!

Reading the research plan of the group “Essential Oil," which is trying to figure out the oil’s effect on relaxation,  Prof. Tamaru is concerned about their research background.  He said, “If you say you want to research the relaxing effect of oils, there should also be the fact that people are not relaxed enough or well.  You need to write that in the background with related data, so that you can prove the need of your study.  Otherwise, your hypothesis or research plan won’t make sense. '' He also advised that students can try searching images online, which may lead them to the useful data for their research.  The students immediately tried image search, and it helped them a lot.  Now they are actively discussing how to rewrite their research background.

Another group called “Sound,” also got similar advice on their research background.   They are to study soundproofing and sound absorption, but the professor pointed out that they need more persuasion in their research background: “It’s ok to start your research from your interest, but that is not enough to explain the necessity of what you are trying to study.” Students were listening with strained faces. The professor added, “There is no one and true answer, so feel free to tell me whatever you think.” Then, students gradually came to tell their thoughts in their own words.  He drew out ideas by asking questions like “What problems are you trying to solve?” or “Why would you use wood, but not other objects?” - There seems to be a lot more to discuss in the group.

The first step of their study - “The Research Plan” - is not only for themselves, but also something that can convince others of the necessity and significance of their study.  Probably much more profound than what they initially thought, right? Although students say they are finished planning, can we ever consider their research finished? There probably is no “perfect research plan” in this world, but at least it needs to be the one which tells others our true intentions.  Such a profound thing, a research plan!  

【SSH】課題研究指導に係る職員研修

 本日、AS(天草サイエンス)とAT(天草探究)の授業で行っている課題研究指導について職員研修を行いました。今回は「研究テーマ」と「仮説」の設定、「研究計画の立案」に焦点を当て、まず、指導の際のポイントやチェックポイントについて学びました。

 次に、3つのグループに分かれ、実際の研究報告書を用いて、生徒の設定した研究テーマや仮説、研究計画についてどのように助言したら良いかの討議を行いました。それぞれのグループで出た意見は以下のようなものがありました。

「研究テーマ」

・なぜその研究をしたいのかをしっかりディスカッションすることが大事である

・実験の目的・方法や場所などを1つ1つ細かく確認し、助言することが必要である

・先行研究を行い、結果により、テーマの見直しも検討する必要がある

「仮説」

・仮説が1年間で検証できるか、スケールを調整することが必要である

・理想とするモデルがあれば、研究の方向性が見出し易いのではないか

・仮説ではなく、事実(当たり前のこと)になっていないかを確認する必要がある

「研究計画の立案」

・その実験が、調べたいことの結果を出せるかどうかを計画時によく考える必要がある

・データを取る方法についてより良い方法を考えていくとよい

・テーマや仮説の設定が適切でなければ、実験で検証した結果も整合性が取れなくなってしまう


 課題解決力の伸張は、今後、ますます重要になっていきます。「世の中に解決策のない課題」を研究することは容易ではありませんが、生徒達が工夫して学ぶだけでなく、私たち教師も指導力を高めていく必要があることを改めて感じた1時間でした。

<実践報告>

<グループワーク>

<グループワークで出た意見の共有>