【SSH】課題研究指導に係る職員研修
本日、AS(天草サイエンス)とAT(天草探究)の授業で行っている課題研究指導について職員研修を行いました。今回は「研究テーマ」と「仮説」の設定、「研究計画の立案」に焦点を当て、まず、指導の際のポイントやチェックポイントについて学びました。
次に、3つのグループに分かれ、実際の研究報告書を用いて、生徒の設定した研究テーマや仮説、研究計画についてどのように助言したら良いかの討議を行いました。それぞれのグループで出た意見は以下のようなものがありました。
「研究テーマ」
・なぜその研究をしたいのかをしっかりディスカッションすることが大事である
・実験の目的・方法や場所などを1つ1つ細かく確認し、助言することが必要である
・先行研究を行い、結果により、テーマの見直しも検討する必要がある
「仮説」
・仮説が1年間で検証できるか、スケールを調整することが必要である
・理想とするモデルがあれば、研究の方向性が見出し易いのではないか
・仮説ではなく、事実(当たり前のこと)になっていないかを確認する必要がある
「研究計画の立案」
・その実験が、調べたいことの結果を出せるかどうかを計画時によく考える必要がある
・データを取る方法についてより良い方法を考えていくとよい
・テーマや仮説の設定が適切でなければ、実験で検証した結果も整合性が取れなくなってしまう
課題解決力の伸張は、今後、ますます重要になっていきます。「世の中に解決策のない課題」を研究することは容易ではありませんが、生徒達が工夫して学ぶだけでなく、私たち教師も指導力を高めていく必要があることを改めて感じた1時間でした。
<実践報告>
<グループワーク>
<グループワークで出た意見の共有>