日誌

土木科紹介

測量愛好会「くまもとICTコンテスト入選」

平成29年度くまもとICTコンテストの審査結果が発表され、測量愛好会が取り組んだ「バンブースピーカーに関する研究」が入選を果たしました。

本年度は、小学校52作品、中学校16作品、高校380作品など応募件数が多く、高校部門で最優秀賞などを含む10選に選ばれ、1年生を中心とした測量愛好会のメンバーはとても喜んでいます。



2月19日には熊本市内で表彰式が開催されます。くまモンも来るということなのでツーショット写真が撮れたらいいなと考えています。その様子は後日報告します。
0

土木科「課題研究発表会」

工業高校には、3年生で「課題研究」という授業があります。
「課題研究」というのは、おおまかにいうと、クラスを何班かに分けて、
各班がものづくりや調査、研究などテーマを設定し1年間取り組みます。最後に「課題研究発表会」でその成果を報告します。

土木科では1月22日に「課題研究発表会」を開催しました。
その様子を紹介します。
1班テーマ「コンクリートスピーカーの制作」

持ち運びができる鉄筋コンクリート製品を作りたいという目標を設定し、設計から型枠づくり、鉄筋の加工、コンクリート打設まで行いました。発表会では実演まで行いましたが、澄んだ迫力の音が披露されました。

2班テーマ「つまようじタワー耐震コンテスト」

毎年9月後半に崇城大学で開催される「つまようじタワー耐震コンテスト」に挑戦しました。大会の様子をビデオ上映し、緊張感あふれる大会の様子が伝わってきました。

3班テーマ「フラワースタンドの制作」

鉄筋を加工、溶接し、フラワースタンドを制作しました。1年間溶接に取り組んだ甲斐あって、誰にも負けない溶接技術を身につけることができました。

4班テーマ「構造模型の制作」

土木製図の教科書には、橋台や橋脚の図面がありますが、慣れないとどういうものか理解できません。そこで、それらを竹ひごを使って立体模型を制作しました。素材が軽いため気軽に持ち運べ、今後製図の授業で説明の際に活用できるのではないかと考えています。

5班テーマ「地域貢献」

小学生を対象にした「コンクリートによるアクセサリー製作体験」、繁根木八幡宮秋季大祭における「コンクリートキャンドルホルダー製品配布」、玉名高校弓道場「測量」など土木技術を生かし地域貢献に取り組みました。

6班テーマ「校内駐車場の整備」

建設会社に御協力いただいて、技術者指導のもと、新たに本校駐車場の区画線を引きました。完成後、早速保護者会で活用され、「出入りがスムーズになった」、「誘導しやすくなった」という意見をいただきました。

7班テーマ「椅子の制作」

杉や桧を使ってスツールタイプの椅子を制作しました。設計から木材の加工、仕上までを行い、丈夫で見た目のいい椅子を制作することができました。来年度の文化祭でお安く販売したいと思います。

以上、7班の発表でした。機会があったら完成した製品を紹介したいと思います。
0

2級土木施工管理技術検定(学科試験)合格発表

土木科の3年生(希望者)が、毎年10月に実施される
2級土木施工管理技術検定試験(学科試験)に挑戦しています
先日12月19日(火)に合格発表がありました

今年の合格者は10人

この資格に合格し、卒業後建設現場で実務経験を積み、
実技試験をパスすれば
建設現場の責任者として活躍できます

現場責任者となれば、当然、給料もアップ

合格者から一言
 植田君(某製造会社内定) 「やればできる」 
 木村君(某大学進学決定) 「就職に有利になる」 
 堀田君(某建設会社内定) 「勤務先で役立つ」 

昨年度から、17歳から受験できるようになりました
さらに10月と2月の2回、試験が実施されるようになりました
そこで、先輩の合格に刺激された
土木2年生全員が2月の試験にチャレンジします

結果をお楽しみに
0

土木科ではこんなものも作っています

土木科3年生の課題研究という授業で
持ち運ぶことができるコンクリート製品を作れないかと
考えた末に昨年度から
コンクリートスピーカーの制作に取り組んでいます

今年は鉄筋コンクリートでバックロードホーンという
内部構造が複雑なスピーカー作りに挑戦しました

まずは型枠
音の通り道をベニヤ板で作ります

並行して、鉄筋を切ったり曲げたり

それを結束線で組み立てます

音の通り道もできました

型枠に油を塗って、鉄筋を入れました
見えますか?鉄筋?

これは横板
薄いコンクリート版なので、こいつにも鉄筋を入れます

セメントと水を混ぜ合わせて型枠に入れちゃいます

1週間で完全に硬化しました

型枠外すのが大変

やっと外れました

これに横板を取り付けると、こんな感じ

もう片方の横板をつけると、こんな感じ

中身が全く見えなくなってしまった
一番苦労したところなのに・・・・・

さあ、どんな音がするのか????

残念、冬休みです

1月に課題研究発表会を実施します
そこでお披露目だな


0

駐車場整備その2

11月27日(月)区画線の施工
この日、土木科の3年生が駐車場の区画線を施工しました。

区画線の施工には専用の機械を使います。

はじめに機械の操作を教えていただきました。
御指導いただいた興亜建設工業(株)やジャパン工業(有)の皆さんは
手際がとても良く、いとも簡単に区画線を引いていらっしゃいました。
さすがプロフェッショナルです。
実は塗料を出したり止めたりするタイミング、
機械の移動方向や速度をコントロールするのがとても難しいのです。


先日準備した仮線に沿って区画線を引いていきます。
技術者の皆さんにマンツーマンで御指導していただいたおかげで
徐々に区画線が完成していきます。


軽自動車を駐車するスペースには、
専用のシールを使用します。


区画線が完成したら、その一部に車止めを設置していきます。


そして、いよいよ完成です。
※完成後の全体写真を撮り忘れました。すみません。

最後に興亜建設工業(株)の方から
「良い勉強になったのでは。区画線以外にもはぎ取りやアスファルト舗装なども毎年実施したい。」といううれしいお言葉をいただきました。

さて、翌日28日には、1年生の修学旅行に向けての保護者会が開催されました。早速、完成したばかりの区画線が生かされる絶好の機会です。


区画線の設置により、本校職員の誘導も楽になっただけでなく、
会終了後の出車時にも混乱が発生しなくなりました。

興亜建設工業(株)の皆さん、ジャパン工業(有)の皆さん
本当にありがとうございました。 
0

地質調査-現場見学

11月28日(火)
午前に土木科2年生、午後に土木科1年生が
地質調査に関する現場の見学に行ってきました。
なお、今回の見学会は「荒尾市役所」および「(株)アバンス」
の御協力を得て実施しました。

場所は荒尾競馬場跡地です。
ここに有明海沿岸道路の高架橋が建設されます。

高架橋を支える橋脚は大量のコンクリートでできています。
そのため非常に重く、地面が弱いと沈下したり傾いたりします。
もしそうなれば橋は破壊し、甚大な被害をもたらします。
そこで、事前に地面の強さを調べます。これを地質調査といいます。
一般に、「標準貫入試験」という方法で行います。
これは2級土木施工管理技士の試験に毎回出題される内容です。

私たちが見学した際には、地下30mの調査をしていました。
同時に地下30mの土を採取し、
どういう性質の土なのかについても調べていました。

この試験をもっとわかりやすくするため、
簡易貫入試験という方法も実践していただきました。
とてもわかりやすかったです。


次に、ドローン体験
こうした広大な現場では、近年ドローンによる測量が行われているそうです。
コントローラにipadを装着し、GPS電波をキャッチしたら準備完了。
わずか数分の作業でした。

あとは、コントローラのレバーを上下左右させるだけで
簡単に操縦でき、上空からの写真も手元のボタンひとつで
撮影することができます。

今回使用したドローンは20万円ということで、
体験した生徒は「墜落させたらどうしよう」と緊張感マックス。
しかし、操作はとても簡単で、
上昇下降はもちろん、旋回、移動など
初心者でも自在に操れることがわかりました。

土木科1年生にとっては、初めての本格的な現場見学でした。
そのため、「土木技術に興味はあったがよく知らなかった、見学を通して益々興味がわいた」、「土木の仕事は橋や道路を作るだけと思っていたが、こういう仕事もあるんだ」、「現場の方の手際が良く、かっこいい」という意見が多数聞かれました。

本当に有意義な見学会になりました。
御協力いただいた「荒尾市役所」ならびに「(株)アバンス」の皆様
心より感謝申し上げます。

ここに、高架橋が建設される際にも、
ぜひ見学させていただけたらと思います。
0

駐車場整備

土木科では、昨年度より専門業者の御協力を得て
校内の駐車場整備に取り組んでいます。

協力していただいたのは、長洲町に本社を構えられる
興亜建設工業(株)の皆さんです。
お忙しい中、土木科の生徒のために指導にあたっていただき
心より感謝申し上げます。

さて、本校駐車場は、本校職員が利用するだけでなく、
保護者会を実施したときなどは外部の方が利用されます。
そこで、事前に職員にアンケートをとり、どのように区画するかを決定し
図面を作成しました。これをもとに、整備が実施されます。

11月20日(月)
興亜建設工業(株)の皆さんに必要な機材を持参の上、来校していただきました。土木科からは3年生の生徒が作業にあたります。

開始前に、本日の取り組みや安全上の確認等がなされました。
早速作業です。
区画線の準備として、清掃と作図(地面に仮線を引く)を行います。

ていねいに手順を教えていただきながら、作業を進めます。

広い箇所は、全員での作業となります。


仮線を引き終えることができました。
最後に興亜建設工業(株)の皆さんから、本日の反省点や
次回の取り組みについてお話がありました。

次回11月27日(月)に専用の機械を操作して区画線を引いていきます。
今後、プライマー塗布、区画線設置、養生という作業を行います。
それについては改めてホームページで報告します。


0

建設産業ガイダンス

11月20日(月)
熊本テルサにおいて建設産業ガイダンスが開催されました。

熊本県の工業高校および農業高校の土木系学科の生徒266人が参加。
本校からは土木科2年生38人が参加。

建設産業からは、熊本県建設業協会をはじめ、鉄筋、建具大工、塗装防水、建設大工、瓦工事、管工事、建築士事務所、造園、電気、法面、測量設計コンサルタント、地質調査の合計13団体が参加されました。

はじめに、工業系高校土木系学科出身の先輩技術者3人の体験をお聞きしました。参加した生徒からは、
「とてもハイテクな機械が使われ、建設業のイメージが変わった」
「きつくて難しいというイメージだったけど、建物が残るし、やり甲斐のある仕事だと思った」
などの意見が聞かれました。

その後、参加13団体のブースが設置されているため、生徒は興味ある職種を選択し、仕事内容などの説明を受けました。


そこでは、
「コンクリートを作るときの型枠の大切さを知ることができた」
「建設産業の仕事内容がかなり理解できた」
「人の役に立つ仕事をしたいと思った」
という意見が聞かれました。

土木科の2年生は、先日インターンシップが終わり、
このガイダンスに参加して建設産業への興味が高まってきたようです。
今後の進路選択に役立ててほしいと思います。
0

土木1年企業見学

11月7日(火)
土木科1年生にとって初めての企業見学に行ってきました。
まずは熊本城を見学。
熊本城総合事務所の方に御協力いただいて、城内を解説を交えて案内していただきました。
二の丸広場では、熊本城の立地条件や石垣の特徴、地震の被害についてお話を聞きました。

崩落した石にナンバーをつけ、画像撮影している様子を見学しながら、コンピュータを駆使して石ひとつひとつをもとの場所に復元する方法を聞きました。

戌亥櫓の前では、角石(石垣の角に当たる石)の重要性についてお話を聞き、櫓をわずか一本で支えている様子に驚かされました。

熊本地震の激しい揺れにもびくともしなかった宇土櫓とその石垣を見学し、築城当時の技術力の高さに驚かされました。

熊本城を築城するためには、いかに土木技術が重要かということが理解できました。また、今後の復旧工事には若い技術者が必要であることもわかりました。

この後、崇城大学に移動し、まずは学食体験。

メニューはチキンカツと魚フライのあんかけ、チキンの煮物と野菜がのったプレート、吸い物でした。ボリュームがあって、おなかいっぱいになりました。とてもおいしかったです。

昼食後、教室に移動し、大学生活について講義を受けました。
大学は専門性を身につけるのはもちろんですが、サークルなど様々な活動を通して社会性を身につける場所であるということがよくわかりました。


さらに教室を移動し、工学部で学ぶことについて講義を受けました。工学部ではナノから宇宙規模にわたる研究がなされ、各学科でどういうことを勉強するのかということがよくわかりました。


熊本城では、2人の生徒がとても熱心に話を聞いてくれたと、案内していただいた方と硬い握手を交わしたり、崇城大学では、講義の合間の大学生の様子に目を輝かせたりと、未知の分野に触れたことで何かしら得るものがあった見学会になったのではないかと思います。

なお、今月下旬には荒尾市での地質調査の見学が予定されています。
本物を見て感じて学ぶ。これが土木科の良いところです。
0

繁根木八幡宮秋季大会(竹灯籠)

10月28日(土)繁根木八幡宮にて秋季大祭前夜祭が行われました。
当日は、台風の影響のため終日雨。
準備開始ぎりぎりまで判断に迷いましたが、竹灯籠の展示をやめることにしました。
実は、昨年も雨でしたが強行展示したところ、竹灯籠がカビだらけになってしまったこともあり、今年は無念の展示中止と判断しました。

だからといって、何もしないわけではありません。
竹灯籠と並行し、私たちはコンクリートを使ってキャンドルホルダーを展示のために作っていました。急遽、それを来場者の皆様に配布しようということになり、あわててラッピング。

どうですか?かわいいでしょう。

制作に関わった生徒全員が紹介されたあと、来場者の皆さん一人ひとりにコンクリートキャンドルホルダーを配布してまわりました。

雨のため、画質悪すぎ(すみません)。
しかし、受け取っていただいた皆さんの喜ぶ顔に、私たちの努力は癒やされました。

これとは別に、小さい竹灯籠を来賓の皆さんの前に展示させていただきました。


関係者の皆様、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
来年こそ天気に恵まれますように。

0