2020年2月の記事一覧
学校保健委員会
2月13日(木)の13:30から蛟竜館の1階研修室にて、令和元年度の学校保健委員会が行われました。
学校保健委員会とは、学校における健康に関する課題を研究協議し、健康づくりを推進するための組織であり、
本校では年に1回開催しています。
今年度も、学校医の先生方や、学校歯科医、学校薬剤師、スクールカウンセラーの先生方をはじめ、
育友会の方々や本校の先生方にも参加いただき、開催しました。
まず、保健委員の生徒3名から、生徒保健委員会の活動報告後、本校の学校保健の現状のの説明があり、
その後、班別協議を行われました。
今年度は、「学校保健あるある危機管理」として、
新型コロナウイルスによる感染症の拡大が、熊本市でも感染者が確認されたと仮定し、
もし、保護者としてわが子に発熱などの症状がでたら、どうするか。
そして、養護教諭として発熱などの症状がある生徒が来室し、保護者と連絡がとれない場合、
どう対応するかという2点について協議されました。
その後、各班から、保護者の視点からの意見や、学校の視点を踏まえた意見を発表していただきました。
最後に校医の先生方より、それぞれの視点から指導助言をいただきました。
学校医の石原先生からは、感染者との濃厚接触者の場合、保健所に連絡し指示された病院を受診する流れや
無症状時の検査で陰性、陽性の場合のその後の対応について、説明をしていただきました。
また、学校医の井先生からは、現時点で新型コロナウイルスは、
飛沫・接触感染するといわれていることを踏まえて、手洗いの重要性と、
熊本市民病院には、隔離病棟は8床あるとお話されました。
さらに、学校薬剤師の大森先生からは、病院より処方を受けた薬は指示通りに服薬し、
その後経過が悪ければ、かならず再受診するようにしてほしいと話されました。
そして、スクールカウンセラーの中村先生からは、コロナウイルス感染症の報道が続くと、
そのことで不安が強くなられる方がいるが、心配しすぎないように、
自分の身はきちんと守るために感染症対策をしましょうと、お話いただきました。
限られた時間でしたが、大変有意義な会議となりました。