農業科日誌

農業科ブログ

不知火の鋏み入れ式

 今日は農業科3年果樹専攻生にとって最も大きなイベントの1つである「不知火の鋏み入れ式」が行われました。絵文字:キラキラ
この行事は、「今日から不知火(デコポンの正式名称)の収穫を始める」という生産者としての意識付けの意味で数年前
から行っています。
 式では校長先生から今まで果樹専攻生の頑張りをねぎらう言葉をいただきました。絵文字:笑顔 果樹専攻生からは、今日の日を
迎えるために暑い日も寒い日も実習に取り組んできたことの報告がありました。絵文字:晴れ 式が終わったあとは、果樹専攻生、式
に参加していただいた先生方で不知火の収穫をしました。絵文字:良くできました OK
  
絵文字:星果樹専攻生に教わりながら、式に参加した職員も収穫しました!絵文字:笑顔絵文字:星

 大きく実った果実を1つ1つ丁寧に収穫する果樹専攻生の表情は、とても喜びにあふれていました絵文字:笑顔 3年生はこれが
最後の農場実習になります
絵文字:うれし泣き 今までの経験を卒業後も大切にして、進学や就職先でも頑張ってほしいと思います。絵文字:良くできました OK
  
絵文字:星不知火が大きく実ったのは果樹専攻生のおかげです。 絵文字:晴れありがとう!絵文字:星

日曜日も頑張っています♪

 今日は日曜日、あいにくの雨模様でがっかりしている人も多いと思います。
 生徒たちは、午前中に野菜や花、果樹の管理実習を行っています。大変ですが、きちんと出席しています。絵文字:良くできました OK
このような努力があって、おいしい農産物やきれいな花ができるのです。絵文字:笑顔 がんばれ農業科の生徒たち!

マドレーヌ♪

 農業科1年生の「食品製造」の授業『マドレーヌ』を作りました。

絵文字:会議『マドレーヌ』は北フランス・ロレーヌ地方生まれの焼き菓子です。日本では丸型のマドレーヌも見受けられますが、本来は
ホタテ貝のような横幅の広い貝殻の形絵文字:三人
をしたものです。

『マドレーヌ』はロレーヌ地方コメルシーの枢機卿お抱えの料理人マドレーヌ・シモナンが、いつもの揚げ菓子の材料で他の
お菓子を作るよう命ぜられできた・・・などなど誕生には数説あるようですが、いずれも作った人の名前のようです。


【製造工程】(直径8cm丸型アルミカップ 6~7個)

① 薄力粉100gコーンスターチ10gベーキングパウダー2gを合わせてふるっておく。

② ときほぐした卵150g砂糖100gを加え「の」の字が書けるまで泡立てます。
  ※
卵液を湯煎で温めると泡立ちやすくなります。

③ ①の粉類を2回に分けて加え、ゴムヘラで底から返すように混ぜます。

④ 湯煎で溶かしたマーガリン60gを加え混ぜ合わせます。

⑤ レモンエッセンスを数滴加え混ぜ合わせます。

⑥ 型に八分目くらいに入れて表面にアーモンドスライスやチョコチップを飾り180℃のオーブンで
 12分間
焼きます。(焼成温度、時間はオーブンによって異なります)

絵文字:四人 これまでの製菓実習は、一班二人組で協力して製造していました。今回の『マドレーヌ』は、前回の
ロールケーキ生地作りで学習した“卵の気泡性”を利用した「共立て法」の復習を兼ねて、一人で製造
しました絵文字:急ぎ。正確な計量、器具の使い方、製造工程を理解しているかなども含めたまとめの実践学習
でもあります。

前回のロールケーキで泡立ての目安を理解できていたので、全員絵文字:ハート大成功でした絵文字:笑顔
    

くまもと農業アカデミー「甘夏マーマレード」作り

 「くまもと農業アカデミー」熊本県内の意欲ある農業者を対象に、県内の大学や農業研究センターなどが中心となり、最新の農業知識や農業技術等の「学びの場」を提供することで、農業者のステップアップを応援する講座です。1講座を3回とし講義や実習を行ないます。内容は栽培技術や経営、機械のメンテナンス、6次産業化(農産加工)、販売促進など多岐にわたる講座が開催されています。本校も県南の農業関係高校として一般の方を対象に講座を行ないました。

 6次産業化(農産加工)1回目の講座は、八代の「い業研究所アグリビジネスセンター」で『衛生管理・制度と心得』『食品表示』『アグリビジネスセンターの取組み』についての講座がありました。芦北高校は2回目の講座で果実の加工技術研修として「甘夏マーマレード」作り、3回目の講座は八代農業高校で野菜の加工として「トマトケチャップ」作りを行ないます。

 毎年参加される方々は今後、加工所を立ち上げる方や新たにジャム等を主力製品として取り上げようと考えている方が多く、みなさんとても真剣です。多くの方が甘夏マーマレードやイチゴジャムは何時間も煮詰めなければならないというイメージをお持ちようですが、実際は20kg果汁でも30分程度でビン詰め工程に入ります。長く加熱をすると果汁の色が悪くなったり、粘度が高くなり出来上がりの品質が悪くなります。

 この講座では小さな鍋で作り、食品工場のような機械がない場合の代替え器具などの方法も紹介します。作り方のコツだけでなく、ビンにフタをした後の殺菌方法や自主検査など、学校で行なっている安全に関する管理方法も講義されます。

 この講座を受けられた方がジャムを作られ、実際に商品として店頭に並んでるのを見ると、うれしく思いますが、身の引き締まる思いです。これからも安心・安全な食品製造に取組み、地域に根ざした芦北高校でありたいと思います。
   

  

農業科1年の農場実習

1年農業科では、「農業と環境」の授業で大きなダイコンの収穫をしました。

今回収穫したダイコンは、

桜島大根耐病総太りを掛け合わせた品種

耐病総太り青首大根を掛け合わせた品種  の計2品種の収穫をしました。

 

桜島大根と耐病総太りを掛け合わせた品種は、見た目はカブのような丸い形をしています。(写真左)

耐病総太りと青首大根を掛け合わせた品種は、見た目は大根そのものです。(写真右)

この2品種とも、とても大きく育っており、1番大きいもので生徒たちの顔の2倍以上の大きさになっていました。(写真中央)
  
生徒たちの感想では、「大きい」や「重い」、「こんな大根見たことない」などの意見のほかに、「こんな量、食べきれるのかな?」や「普通の大根と味はどう違うのかな?」などの発言もありました。実際に食べた生徒からは、「美味しかった」という感想もありました。

また、野菜の収穫だけではなく、卒業式や入学式の式場装飾に向けた「サイネリア」、「オブコニカ」の栽培も行っています。

さらに、3学期がスタートして直ぐに種蒔きをした春花苗の「鉢上げ」もしました。入学当初からの実習で鉢上げをしてきた生徒たちは、慣れた手つきで実習をしていました。
 
今回、鉢上げした春花苗をしっかりと管理して、きれいな花を咲かせると意気込む生徒もおり、これからの実習が楽しみです。