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【SSH】台湾研修:英語プレゼン頑張ってます!
今日の放課後。地学室を覗いてみると、思い思いに活動をしている科学部員に混じって、英語でのプレゼンテーションの練習に余念のないSSH台湾研修参加生たちの姿がありました。
ALTの先生も参加してくださり、英語の発音やスライドについての様々なアドバイスをいただいたり、より分かりやすい原稿にするために、力を貸していただいたようです。プレゼンテーションにおいては、グラフの特徴をとらえて分かりやすく説明したり、聴衆とアイコンタクトをとったりと、様々なスキルや工夫が必要となります。日本語でも決して簡単ではないプレゼンテーション、英語での研究発表となると思うようにいかない部分があるのは当たり前。生徒たちも英語で伝えることの難しさを実感しながら、1つ1つ課題を乗り越えていっています。
先週より今週、昨日より今日と、確実に発表が上達している生徒たち。研修開始まで残り1週間となりましたが、お互い助け合い、高め合いながら頑張ってくれることを期待しています。加油!
【ASⅠ】分野別活動(2週目)
先週より、分野別の教室で活動を行っている1年生。1年生5クラスの生徒が、いつもとは別の場所・別の生徒と活動を行うという形態に当初は若干の遠慮も感じられた先週。ですが、今日のみんなの表情を見てみると、周りとも打ち解け、笑顔でコミュニケーションをとっている場面が増えたように感じます。
本日は1時間のみの活動でしたが、多くの教室で「研究内容の紹介」に移ることができていたようです。ペアで発表し合ったり、近くの人とグループを組んで発表したり、みんなの前で大画面でプレゼンを行っているクラスもありました。今回の”紹介”はフォーマルなものではないとはいえ、これも大事な「伝える」機会です。探究活動では、班のメンバーや担当の先生、外部の専門家や研究発表を聞いてくださる人に、自分の考えを分かりやすく伝えるスキルが必要になってきます。班編制だけではなく今後の様々な場面に活かせる「伝える力」を少しずつ磨いていけるといいですね。
さぁ、いよいよ明後日はSSH特別講演会。シンガポール・南洋理工大学の佐藤教授がはるばる天草までお越しくださいます。この講演を通して、みんなの「研究って面白そう!」「自分もやってみたい!」という知的好奇心が大いに刺激され、研究意欲が大いに搔き立てられることと思います。特に1年生は、これからが研究本番。積極的にメモをとったり質問したりして、この機会を最大限に生かせるようにしましょう!
【科学部】日本古生物学会 第175回例会に参加しました
科学部化石班が薩摩川内市で行われた「日本古生物学会 第175回例会」に参加しました。
化石班はポスター発表に参加しました。
ポスター発表では、高校生の8発表と研究者による40発表を合わせた全48発表が行われました。
発表では古生物の専門家からの厳しい指摘がありました。
しかし、多くの方々から「面白い結果が出ている。」と応援の言葉もいただきました。
また、昨年卒業した先輩たちも応援に来てくれました。
先輩方からは大きく深化した研究内容に対して、褒めてもらい、さらにアドバイスをもらえました。
これらの経験を生かして、更なる深化を目指していきます。
【ASⅠ】分野別の教室になりました!
本日より、ASⅠでは来年度ASⅡ選択者、ATⅠ選択者に分かれ、それぞれ興味のある分野別の8教室にて活動を行っています。今日の冒頭では、meetをつないで熊大研修での学びを共有した後、それぞれ”自分が研究したい内容”について考え、紹介スライドを作る活動に入りました。
天草高校のAS, ATでの探究活動では、グループ研究を基本としています。そのことにより、グループ内で班員同士が様々な意見を出し合ったり、実験や調査で協働したり、それぞれの得意なことを活かして研究を深化させていくことができると考えているからです。1年生もこれからグループ研究を行っていくのですが、その班編制にあたって、まず、「自分が何に興味があるのか、どういう研究をやりたいか」を個人で考え、他の人に紹介するという活動を行います。興味のあることを共有した上で、自分たちで話し合ったり、学年の先生の助言を受けたりしながら、内容の近い仲間とグループを編制していきます。
教室の様子を見てまわると、先行研究を見て研究テーマを考えたり、スライドにやりたいことをまとめたり、早速プレゼンテーションを行ったりしている生徒の姿が見られました。将来的に班で1つの研究テーマに絞っていきますが、まず、現段階でそれぞれが自分の考えをしっかり持っておくことが、将来の研究の深化にもつながっていくことでしょう。ASの活動を通じて、少しずつスライド作成もスムーズになっている1年生。これからが楽しみです!
【科学部】化石班が調査を行いました
化石班が御所浦の「スフェノセラムスの壁」を調査しました。
今回は、科学部の他の班の部員やASクラスからも参加を募り、総勢7名で調査しました。
有意義な調査が出来ました。
調査結果は、12月の古生物学会や2月の九州大会で発表します。
【SSH】SSH台湾海外研修 事前研修
本日放課後、肥後銀行台北駐在員事務所の本島様より、SSH台湾研修の事前研修として研修参加生徒4名にオンラインでのご講話をいただきました。台湾の基本情報に始まり、台湾の経済状況や人々が日本に対してどのような印象を持っているか、また、熊本に子会社を設立した半導体受託製造企業であるTSMCに関してなど、詳細なデータとご経験に基づいた、大変分かりやすいご講話をいただきました。
最後には質疑応答の時間も設けていただき、台湾の人々とコミュニケーションをとる上で気を配るべきこと、台湾の情勢についてなど、様々なことを教えていただきました。充実した内容であったことはもちろん、オンラインであることを感じさせないほどアットホームな雰囲気で、1時間の講話があっという間でした。天草に縁のある、いわば天草の”先輩” が、台湾で活躍されている姿を見て海外で働くということに具体的なイメージを持つことができたと同時に、その”先輩”に励ましのお言葉をいただいたことも、生徒たちにとってよい刺激となったようです。本島様、本当にありがとうございました。
早いもので、台湾研修まで残り半月となりました。現地で多くのことを学べるよう、しっかりと準備をして研修に臨みたいと思います。
【ASⅠ】熊本大学研修
本日は、1年生全員を対象としてSSH熊本大学研修を行いました。7時30分に学校を出発し、バス6台で熊本大学の8つの学部と合津マリンステーションを訪れ、それぞれで研修や実習を体験しました。
大江にある薬学部では、16名の生徒が研修を行いました。午前中は薬学部甲斐先生より、「透析患者をゼロにする」薬の開発に関する講義を受けました。研究内容や研究に必要なスキルについての話のほか、先生のモットー「運を運びたければ足を運べ 河の流れのままに」という言葉のように、生徒たちが自ら行動を起こし、会ったことのない人に会うことで、成長の機会としてほしいこと。河の流れに逆らって溺れてしまうのではなく、自然体でいること。つまり、ゴールに向かう道は様々であっても、最終的な目標をしっかり持って意欲的に挑戦することが大事だと、講義を通して高校生に向けての力強いエールをいただきました。午後からは天草高校のご出身である和田先生より「植物の二次代謝産物」について講義を受けた後、様々な植物由来の飲料の抗酸化活性の測定を体験しました。今まで使ったことのない実験器具ばかりでしたが、薬学部の岸本先生や学生の皆さんに丁寧に扱い方を教えていただき、生徒たちはとても充実した時間を過ごせたようです。実習後は薬草園をご案内いただいて多種多様な植物の特徴を伺ったことも、また有意義な時間となりました。
本日の研修では、生徒が自分の興味・関心に沿って選択した9箇所で大学の最先端の研究に触れ、専門家である先生方の講義を受けたり、質問の機会をいただいたりと、各学部で実に貴重な学びの機会を得ることができました。また、研究施設を見せていただいたり、学生のみなさんと交流することにより、大学で研究を行うことについてのイメージも膨らませることができたのではないでしょうか。帰りのバスでは、今日の研修で印象に残ったことや、将来の目標について熱く語る天高生の姿が多くみられました。この貴重な経験をASでの研究活動の深化につなげることはもちろん、今後の将来の進路選択にも、きっと活かしていってくれることと思います。
最後になりましたが、今年度も熊本大学の先生方やスタッフの皆様をはじめ、多くの方々のサポートをいただいて本研修を実施できたことに感謝いたします。本当にありがとうございました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
文学部(埋蔵文化財調査センター)
共創学環(ヘルスコミュニケーション)
黒髪地区(ひご未来図書館)
教育学部("ゲーム理論"を活用したグループワーク)
理学部(熊本の地質構造と、姫の浦層群の化石)
薬学部(抗酸化活性の実験)
黒髪地区施設研修(午後)
黒髪地区散策(お昼休み)
【科学部】「全国豊かな海づくり大会」参加報告
先日行われた「第44回全国豊かな海づくり大会」の参加報告を校長先生に行いました。
当日いただいた資料等を用いて、部長が報告しました。
【SSH職員研修】探究型授業の工夫・仮説の設定について
本日の研修日課では、天高版探究型授業及び課題研究指導法に係る職員研修を行いました。まず、教科間連携を進める手立ての1つとして授業での実践報告を行い、英語科で実践した「リプロダクション活動」と、国語科で実践した「google classroomの質問機能活用」について紹介がありました。次に、「仮説の設定」における指導の実践報告として、自然科学分野・社会科学分野のそれぞれで 「仮説とは、方法と予想が合わさったもの」である、という前提として「◯◯すれば、☓☓となる」という仮説の作り方に従って、生徒の仮説をどのように検証可能なものにできるか、という点について事例の紹介がありました。ここでは、具体的な事例をもとに、ざっくりとした「研究仮説」とより具体的な「実験仮説」それぞれについて、どのような点に着目すべきかということを考えました。
その後のワークショップでは、「仮説の設定」の指導分野でのロールプレイングを行いました。先に説明のあった「質問機能」を活用して、仮説をどのように検証可能にするか、ということを個人や教科毎のグループで考えました。仮説が十分に作成されれば、その後の研究活動がスムーズに進みやすくなります。今回の研修での学びを各教科の授業やAS・ATで実践し、生徒たちの探究活動での学びを深めるための効果的な指導・助言を行っていきたいと思います。
【ASⅡ・Ⅲ】続々実験中! / 論文、絶賛改訂中!
本日のASⅡでは、満を持して「大工さん」たちが登場しました。その正体は、音響班。木材を切って、切って、切りまくっています。だんだんと、ノコギリさばきも板についてきました。これらの材料を使って、「音響実験室」を作るとのこと。完成のあかつきには、思う存分実験ができますね!
他の班も、着実に実験や実験の準備を進めています。海洋プラ班は人工的に作ったマイクロプラスチックを使って、塩分濃度を変えた水(海水)に浮くか、沈むかを調べているとのこと。また、薬草班はついに自分たちで配合した薬草を使った実験に向けてせっせと薬草の準備中のようです。また、盛んにディスカッションを行っている班も多くあります。思わずジェスチャーも飛び出し、盛り上がっているようですね!
さて、3年生は引き続き、論文の改訂を進めています。受験の時季も刻一刻とせまり、勉強に追われている受験生も、ASの時間だけは少しリラックスしつつ、残り少ない研究時間を楽しんでいる様子です。貴重な1時間、班員同士で協力して、論文の完成度を高めていきましょう!
<2年生:ASⅡ>
<3年生:ASⅢ>