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【ASⅡ】「耕作放棄地」班の奮闘 / An adventure to the abandoned land 

 天草高校では課題研究の発表会を1年に3回設けています。そのうち2回が校外の発表会で、3月の「探究成果発表会」と、7月の「探究成果最終発表会」です。(なお、7月の「最終」は3年生にとって最後であることを示しています。)そして、3月と7月の中間の時期に校内で行うのが、現在2年生(ASⅡ、ATⅠ)が発表準備に勤しんでいる「中間発表会」です。

 今日のASⅡでは、多くの班が発表のためのポスター製作に取り組む一方、「耕作放棄地」班はデータ収集のために、校外に出かけました。発表会までにもう少しデータを集めたいと考えているようです。目星をつけていた1つ目の候補地は、土地の所有者が熊本にお住まいとのことで断念。あきらめずに次の候補にあたってみます。学校から出てしばらく西に行ったところに放棄地らしき土地を見つけた班員たち。隣にある立派なお屋敷に許可をお願いしに行 くことにしました。ドキドキ… 少し緊張しましたが快くOKしてくださり、しかも、4、5年前まで稲を植えていたという情報もいただくことができました。背丈を超えるススキやセイタカアワダチソウが元気よく育っている、まさにお手本のような放棄地で、計測地点までの道のりもちょっとした冒険気分。いやー、これはなかなかの「インスタ映えする」活動になりそうです。

「うわ、蜘蛛の巣やばい!」「バッタがすごい!うわっ、蚊がレベチ」「めっちゃ刺された!早くヒモちょうだい!」「うわ、足が水没した」と、何ともにぎやかな様子で3箇所の計測が終了し、分析用に少し土もいただいて帰ってきました。これもひとえに、快く調査の許可をいただいた、土地の所有者の方のおかげです。AS活動は地域のみなさまに支えられていると改めて感じます。さて、アドベンチャー(?)を終え、無事帰校した「耕作放棄地」班。大量の蚊に刺され、やや疲れも見えたものの、「今日は頑張った!」と充実感でいっぱいの3人でした。中間発表会も期待していますよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   Our school holds three presentations of research projects per year. Two of these presentations are held in March and July, outside the school. The other presentation, called the “Interim presentation” is what the second-year students are currently preparing for.

 Today in AS II, while many of the groups were working on posters for their presentations, the “Abandoned Land” group went outside the school to collect more data before the presentation. They went to the first candidate site they had chosen in vain - the owner of the land lives in Kumamoto. They decided not to give up easily, and found a piece of land that looked abandoned after a while. They decided to ask permission from the owner of a house next to and the owner kindly gave them permission. Hooray! The abandoned land was filled with tall grasses which were even taller than their height. Well, this is going to be quite an “instagrammable” activity.

 “The cobwebs! Watch out!” “Grasshoppers, here and there!” “Mosquitoes are biting us!” ”Oh, my feet got wet!’ - they seem to be enjoying themselves a lot. After their little adventure to the abandoned land, the three students returned safely to the school. Although they were bitten so badly by mosquitoes and looked a little tired, they were filled with a sense of fulfillment, saying, “We did our best today!” Well done, students, we are looking forward to seeing their interim presentation too!

【SSH】肥後椿の植樹

先日行われた「世界津波の日」高校生サミットで使用された肥後椿を3本寄贈を受けました。

この椿は、アンゴラ、カナダ、フランスの学生が式典で使用したものです。

本日、寄贈された肥後椿を本校南側校舎前庭に植樹しました。

植樹はサミットに参加した生徒たちが行い、校長先生も共に行いました。

この椿が各国の友好の証として、天高の庭で大きく成長することを祈っています。

<アンゴラ>

<カナダ>

<フランス>

<集合写真>

【ASⅠ】探究スキルアップ講座⑭ プレゼンテーション②

本日は探究スキルアップ講座の第14回目が実施されました!

本日のテーマは、前回に引き続き「プレゼンテーション」について学ぶというものでした。

研究発表に対する「質問する力や技能」を身に付けることを目標に据えて活動に取り組みました。前回のスキルアップ講座では先輩のプレゼンテーションを見て発表のスキルや工夫について気づいたことをまとめる活動に取り組みましたが、今回は、発表内容に対する質疑応答を考える活動に取り組みました。

まずは、質問をする際の着眼点について学び、プレゼンに対する質問をどのように考え、つくっていくか、そのポイントを抑えていきました。その後、先輩が行った実際のプレゼンを見て質問を考えて書き出す活動に取り組みました。専門的な用語や説明が多く含まれるプレゼンでしたが、先程学んだポイントを振り返りながら一人一人が真剣に質問を考えることができていたように感じます。最後に一人一人が考えた質問をグループやクラスで共有し、同じプレゼンであっても着目するポイントによって様々な質問を作り上げることができることが理解できたようです。

【ATⅡ】より良い提言書を目指して / To make proposals better

 本日のATⅡでは、先週1次提出した提言書にコメントが入ったものを返却するとともに、11月19日の最終提出時に用いる評価基準および他班の提言書を共有しました。生徒たちは返却された提言書を見て、誰が読んでも内容がしっかり伝わるか、自分たちの提言をサポートする根拠がきちんと示されているかなど、ポイントに沿って内容を再確認していました。

 現在、生徒たちが取り組んでいるのは、「天草市に向けた」提言書です。つまり、自分たちの提言を受けることにより、市にどのような良い影響があるかを述べる必要があるのです。自分たちの研究の紹介文になっていたり、「こうだったらいいな」という希望を何となく書いていたりするようでは、提言書としては合格とは言えません。外部データを効果的に用いながら、市役所の方々が思わず「いいね!」と言ってくださるような提言ができるといいですね。あと2週間、班で協力して頑張って!

 

 コメントで真っ赤になった提言書を見つめる班員たち

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 During today's ATII, students got their checked proposals and shared the evaluation criteria to be used for the final submission on November 19. Is our proposal clear enough to anyone who would read it? Do we have enough evidence to support our proposal?  Students discussed how to make their proposals better by checking the comments.  

   The students have been working on a proposal to Amakusa City. In other words, they need to state the positive impacts their proposals have on the city. We cannot call it a “ proposal” if it is just an introduction to their research or a wish list of what they would like to see in the future. I hope many can make proposals that will convince the people of the city. Good luck to all the groups!

【ATⅠ】研究計画書完成!

 ついに研究計画書が完成しました!

 研究の方法を練り直したり、担当の先生からの助言に悩んだりしながらも、最後まで一生懸命作成する姿が見えました。先輩方からのアドバイスも今回の計画書を書くときの参考になりました。3年生、ありがとう!

 今回提出してもらった研究計画書は、11月19日(火)に行われる中間発表会で、1年生に向けて発表する予定です。

 いよいよ本格的な研究活動がスタートしますね。限られた時間の中でベストを尽くそう!!

 

【ASⅢ】あと5分! / The Last Minute!

 10月も今日で終わり。今日はハロウィン、かつ、3年ASクラスの生徒たちにとっては、ついにやってきた、論文締切日です。2年生が「ノサリバ」で不在のため、本日の授業は珍しく3年ASクラス全員が地学室に集結して論文を仕上げる1時間となりました。

 締切日といっても、班によって論文の仕上がり具合はさまざま。結論がわずか数行という、なかなかに大胆な(!)論文があったり、最後に述べる謝辞がものすごーく長かったり(宮﨑先生によると、過去には1,500字にもわたって謝辞を書いたツワモノの先輩もいるそうです…!)。それぞれ、個性豊かな論文が出来上がってきています。

 授業の最後のベルが鳴った瞬間、論文の編集は終了です。みんな、必死ながらどこか楽しそうに、最後まであきらめず論文を作成しています。指導担当の先生方のコメントを反映して内容を分かりやすくしつつ、しっかり目標の5,000字に届くよう、ラストスパート頑張って!

    Happy Halloween! Today is Halloween for everyone, and for the students in the 3rd year AS class, October 31st means the paper deadline. All the ASⅢstudents gathered in the Earth Science room for an hour to finish their papers.

 Even though it was deadline day, some of the papers still looked half way through, with only a few lines of conclusion. Some tried their best to make their paper long enough, and ended up having a very long acknowledgement at the end. (Mr. Miyazaki mentioned that one of his students wrote an acknowledgement of 1,500 words in the past. Wow!) As expected, each group's paper was very unique.

 Students will need to stop editing immediately when the bell rings. Only five minutes to go! Everyone is frantically but somewhat happily working on their papers until the very end. We’re sure you can make it. Never give up, everyone!

【ASⅠ】探究スキルアップ講座⑬ プレゼンテーション①

本日は探究スキルアップ講座の第13回目が実施されました!

本日のテーマは、「プレゼンテーション」について学ぶというものでした。

「プレゼンテーションとは、どのような活動なのかを理解する」ことを目標に据えて活動に取り組みました。まずは、先輩のプレゼンテーション(スライド発表)を見て、気付いた点をまとめるということに取り組みました。この活動を通して、生徒は視線の向け方や資料の提示の仕方などの重要性を感じていたようでした。

その後、今度は同じプレゼンテーションでも、ポスターによる発表の様子を見て、気付いた点をまとめるということに取り組みました。この活動を通して、同じプレゼンテーションでもその方法によって特徴の違いや留意すべき点なども異なってくることを理解しました。プレゼンテーションの形に合わせた工夫を凝らした発表ができるように更に学びを深めていきましょう!

【ATⅡ】提言書の1次締切日です / Deadline! 

 本日は、天草市役所に提出することになっている「提言書」の1次締切日です。自分たちが考えた提言内容を他班と発表し合ったり、班内でのディスカッションを重ねたりしてようやく出来上がった(?)提言書。授業開始時にもう「完璧です!」と、自信たっぷりに言っていた班もあるようですが、果たして、その提言書は誰が読んでも思わず納得するような、説得力のあるものに仕上がっているでしょうか。

 私たちATⅡの担当者は、生徒たちに、この「提言書」で夢を語るのではなく、市の現状に即した実践的な「提言」をして欲しいと思っています。そのためには、これまでの研究を分かりやすく説明することはもちろん、信頼できる外部データが根拠として示されていなければなりません。

 担当者チェックを経て各班が今日提出した提言書は、今後、ATⅡで他班を指導している先生方や2年生のATⅠを指導している先生方にも見ていただき、助言をいただくことになっています。日頃指導している担当者とは異なる視点で提言書をチェックしていただくことで、根拠の弱い箇所を見つけられたり、文章の伝わりづらい部分の改善につながったりするはずです。3年生のみなさんには、2年間の研究の総まとめとして、じっくり時間と手間をかけ、より良い提言書を創り上げていってほしいと思います。

   Today is the first deadline for the “proposal” to be submitted to the Amakusa City in the future. The proposals were finally completed after many presentations and discussions among the other groups. When being asked how their proposals are, some of the students confidently said, “It's perfect! Is that so? Are the proposals really so persuasive that anyone who reads them will be convinced?

 We teachers would like the students to make practical proposals that reflect the current situation of Amakusa, but some of the students seem to be talking about their dreams in this “proposal” instead. In order to make practical proposals, we believe, students should not only explain previous research in an easy-to-understand manner, but also present some reliable external data as evidence. 

 The proposals submitted today will be reviewed by some teachers, which would give them some useful advice. We hope that they will take the time and effort to create a better proposal as a summary of their two years of research. We are counting on you!

【ATⅠ】研究計画が固まってきたようです!

本日のATⅠでは、研究計画書大詰めです。

担当者とディスカッションを行ったり、研究がうまく進むためにあらゆる情報を収集したりする班がみられました。

この計画書は11/5に完成です。11月19日の中間発表会に向けて各班頑張りましょう!

【科学部】生徒理科研究発表会での出来事

1つ前の記事で紹介した生徒理科研究発表会の地学部門では化石班が入賞しました。

これも一つの成果ですが、もう一つあります。

それは、天高生が積極的に他校の研究発表に対して質問したことです。

他校生からの質問は1人のみの中で、天高生はよく頑張ってくれた(8回質問)と思います。

このことは、自分たちの発表を行うだけでなく、他校の発表からも学ぼうとする意思の表れだと思います。

天高生の素晴らしさが垣間見える研究発表会となりました。