校長室からの風(メッセージ)
「旅行は大変だけど、面白い」~修学旅行
1月16日(火)から19日(金)にかけて2年生67人の福島、東京への修学旅行の引率をしてきました。天候にも恵まれ、予定通りの行程で全員元気に帰ってくることができました。これも生徒一人ひとりが自らの健康管理に努めた結果だと思います。最終日、鹿児島空港に降り立ち、午後5時頃に九州自動車道の「えびのSA」で解団式をしました。霧島連山が見える絶景の広場で、まだ修学旅行の興奮冷めやらぬ生徒たちに向かって、「旅行は大変だけど、面白いもんだろう?」と語り掛けると、皆が頷いてくれました。
初日の東京から福島県二本松市岳温泉までの300㎞余りの距離をバスで約4時間かけての移動。長旅でした。二日目の「あだたらスキー場」では多くの生徒がスキーに悪戦苦闘。午後は強い雪が降り、雪国の厳しさも実感しました。三日目の東京での班別自由研修では様々なアクシデントが起きて戸惑い、混乱したようです。列車を乗り間違う、駅の出口を誤り迷う、路上の執拗なキャッチセールスに恐怖を覚える等。しかし、それぞれの班でトラブルを解決して門限の午後7時半までには全員無事にホテルへ帰ってきました。
家庭、学校を中心とした日常生活と大きく異なり、旅行は思いもよらぬ出来事に遭遇し、予定通りに進まないことがよくあります。初めての体験、出会いも続きます。長時間の移動で身体的に疲労も蓄積するでしょう。しかし、大変だからこそ、面白いのです。大変な目に遭わないと、真の面白い体験は得られないと云えるのではないでしょうか。昔から「可愛い子には旅をさせろ」と言われるのは、きっと旅は人を成長させるからだと思います。
修学旅行期間中、私がこれまで知らなかった生徒たちの一面を知ることが多々ありました。きっとクラスメイトや親友同士であっても、お互い新たな発見があったことでしょう。修学旅行によって2学年全体の絆がさらに強まったように感じます。
あだたら高原スキー場(福島県二本松市)
登録機関
管理責任者
校長 粟谷 雅之
運用担当者
本田 朋丈
有薗 真澄