2025年12月の記事一覧
荒尾干潟で冬の渡り鳥の観察
3年生も最後の定期試験を終え、残りの授業も少なくなってきました。
今年から始まった3年生キャリアコースの「理科実践」では、今しか見れない荒尾干潟の冬の渡り鳥の観察に行きました。
干潟に着くとミサゴが狩りの真っ最中!魚を捕らえたミサゴの姿を見ることができました。
潮が引き始めるまで時間があったので、少し歩きながら、休憩しているシギ・チドリがいないか探しました。
いました!ハマシギとシロチドリです。(手前がシロチドリ)
首を180度回してくちばしを羽の中に入れ、片足立ちで休憩する姿。(左:ハマシギ、右:シロチドリ)
シロチドリは冬羽がもふもふで、まるっとした姿が激カワ
荒尾干潟のアイドルですね。
干潟は風が強かったのですが、しばらく腰掛けて待っていると、次々とカモメやシギ・チドリがやってきて干潟が賑やかになってきました。
冬になると、中国北部やシベリアからカモメの仲間が、冬を越すために日本へ渡ってきます。(上:ユリカモメ、下:ズグロカモメ)
ズグロカモメは絶滅危惧Ⅱ類に分類され、世界に約2万羽しかいないといわれています。そのうち約30〜40%が、有明海で越冬するそうです。
これだけ多くの鳥たちを冬の間支えている荒尾干潟は、本当にすごい場所だと感じました。
休憩していたり、羽繕いをしていたり、水浴びをしていたり、干潟をツンツンとついばんだり…。さまざまな鳥たちの生態を間近に見ることができ、とても充実した野鳥観察となりました。
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