食品工業科 NEWS
ニンヒドリン反応(食品工業科)
2年生の食品化学の実験で「ニンヒドリン反応」と行いました!
ニンヒドリン反応とは、ニンヒドリンがアミノ酸のアミノ基(NH2)と反応して、青紫~赤紫色に呈色する反応のことです。ニンヒドリン反応で生成された紫色のことを「ルーエマン紫(パープル)」と言います。
今回は「醤油」「豆乳」「牛乳」「卵白」「味の素」「水(蒸留水)」の6つを試料として実験を行いました!
試料が入った試験管にニンヒドリン溶液を加え、混合して煮沸します。
みんな真剣に試料液を試験管に取っています❗
突沸しないようにゆるく揺らしながら加熱を行っています❗
綺麗な紫色ができていますね✨
その後みんなで実験結果の振り返り、まとめを行いました❗
この実験を通して、食品中にアミノ酸が含まれていることを勉強できました✨
全国和菓子甲子園 決勝戦出場!(食品工業科)
令和6年8月21日(水)大阪府にある辻調理師専門学校にて、第15回全国和菓子甲子園に2年食品工業科の松江桜那さんと吉坂梨愛さんが九州ブロック代表として出場しました!
この大会は高校生が楽しく和菓子に触れ、その素晴らしさを体験することを目的としています。
全国から応募された約100作品から、各ブロックの予選を突破した12作品が選ばれ決勝戦が行われました!
実技審査と3分間のプレゼンテーションから審査されます。
今年の大会では、『日本の酪農』をテーマに、脱脂粉乳と国産の乳製品を使った作品が募集対象となりました
松江さんと吉坂さんは『牧野き』(ぼくやき)を考案しました
家畜を放牧するための草原という意味である「牧野(ぼくや)」と「どら焼き」を掛け合わせました。
原材料には、脱脂粉乳やクリームチーズ、生クリームなどの乳製品を使用しています。また、小麦粉ではなく米粉を使ったことで、モチモチとした食感のどら焼き生地に仕上がりました!
2人とも初めは緊張していましたが、一つ一つ丁寧に、そして楽しく製造できました。プレゼンテーションでも創意工夫を凝らし、しっかり作品をアピールできました
結果は惜しくも上位入賞はできませんでしたが、製造・試食を通して和菓子の素晴らしさや魅力、奥深さなどさまざまな学びや貴重な経験ができました
モッツァレラチーズの製造(食品工業科)
3年生「食品製造」の授業で、「牛乳の加工」についての学習の一環として、モッツァレラチーズの製造実習を行いました
牛乳には「カゼイン」というタンパク質が含まれており、カゼインが酵素や酸の働きで凝固する性質を利用して製造されるのがチーズです。今回製造するモッツァレラチーズでは、凝乳酵素の「レンネット」を使用してカゼインを凝固させます
殺菌した牛乳にレンネットを加え、凝固するのを待ちます。使用する牛乳は、低温殺菌のものでなければ凝固しにくいのでご注意をまた、レンネットはネットショップ等でも購入できます
凝固したカゼインをカードカッターで切断し、水分を除去したら、熱湯に浸しながら練り上げていきます
最初はボソボソした状態ですが、数回繰り返すときれいにまとまり、なが~く伸びるようになります
今回の実習では、1Lの牛乳から小ぶりのミカン2個分程度のモッツァレラチーズを製造しました。想像以上に多くの牛乳を使ってチーズが製造されていることに、驚いた生徒も多くいたようです。これからの授業でも、たくさんの発見や気付きを積み重ねていきましょう!
トマトケチャップ&ピザ(食品工業科)
食品工業科2年「食品製造」の授業で野菜類の加工について学習しています。
今回は『トマトケチャップ』の製造を行いました。
本校農業科が栽培しているトマトで、割れや病気が出ているけれど取り除けば食べることができるというトマトを使用しました。
洗浄後、トマトの皮に包丁で切れ目を入れます。沸騰した湯に入れて剥皮します。
損傷部分やへた部分、種等を除去してミキサーにかけてトマト果汁にします。
トマト果汁を鍋に入れて強火で加熱します。灰汁を取りながら糖度10度以上になるまで濃縮します。
その後、砂糖、塩、香辛料(オニオン、ガーリック、シナモン、コショウ、オールスパイス、クローブ、セージ、パプリカ)を加えさらに加熱し、最後に食酢を加えて全体が混ざったら火を止めます。ビンに詰めて完成です
本日はこのトマトケチャップを使って、ピザも作りました
ピザ生地は発酵が1回だけなのでとても簡単です。今日のトッピングはベーコンとコーンとチーズでした。
170~180℃で20分焼いてできあがりです。
とても美味しそうにできました!
アイスボックスクッキー(食品工業科)
食品工業科1年生「食品製造」の授業で小麦の加工について学習します。
前回実習したスノーボールクッキーも含めて、クッキーには様々な種類があり、形や味・食感で作り方も異なります。
今回は「アイスボックスクッキー」の製造実習を行いました。
やわらかくした無塩バターに砂糖を加えて、白っぽくなるまでホイッパーで混ぜます。これがサクサクになるコツです。卵を加え混合し、篩った薄力粉を加えてさっくり混ぜます。
13.5㎝幅のグラシン紙を使って直径3~4㎝の棒状に整形します。
ショックフリーザー(急速冷凍機)で凍結直前まで冷やし固め、グラニュー糖をまぶして7㎜の厚さに切り、天板に並べます。
180℃のオーブンで15分間焼き上げます。おいしく焼けました!
いちごマフィン(食品工業科)
食品工業科2年生「食品製造」の授業で『いちごマフィン』を作りました。
まず、小鍋でいちごジャムを作ります。
ジャム作りのポイントは「糖」と「酸」と「ペクチン」の3つです。これらは保存性と粘性においてとても重要となります。
原料のイチゴの50%の砂糖は3回に分けて加えます。そのうちの1つにペクチン(イチゴの0.5%)をまぜておきます。砂糖を加えたらその都度『屈折糖度計』で糖度を計測します。糖度が56℃~58℃になったらクエン酸(イチゴの0.5%)を加えます。
最後に『コップテスト』(ゼリー化のテスト)で粘性を確認します。
各班で作ったこのいちごジャムをマフィン生地の中に入れて焼き上げます。
180℃のオーブンで35分程度焼いたらできあがり
ふっくらおいしそうにできあがりました!
スノーボールクッキー(食品工業科)
食品工業科1年生の「食品製造」の授業で小麦の加工についての学習を行っています。
今回の実習では「スノーボールクッキー」を作りました。しかし1年生は初めての製造実習なので、本日のメインは「実習後の清掃の仕方を学ぶ」です。慣れないと清掃に時間がかかるため、
今回は事前に職員が混合しておいた生地を7グラムずつに分割、計量するところからです。手で丸く整形して焼き上げます。冷めたら粉糖をまぶしてできあがりです。
食品製造実習は「安心・安全」が基本で、後片付けと清掃にも時間をかけます。毎回、実習台と床、溝の洗浄は必須です。全員で役割分担して「共働・協働」を学びます。
実習を重ねる毎に、自然と自分は何をすべきかが見えてきて、お互いに声を掛け合って協力体制ができます
ジャムとマーマレードが出来ました!(食品工業科)
食品工業科2年生の「食品製造」では『野菜果実の加工』について学習しています。
本校では『いちごジャム』『りんごジャム』『マーマレード』を製造、販売しています。
ジャムは果実中のペクチンが酸と糖の作用によってゲル化(粘性のある状態)したものです。
果実に含まれている成分量がそれぞれ異なるので、グラニュー糖やクエン酸、ペクチンの量を調整して仕上げていきます。
いちごジャムは本校農業科で栽培されたイチゴ(さがほのかとゆうべに)を原材料として使用しています。果肉を潰さずに粒のまま仕上げました。
りんごジャムは1個ずつ丁寧に生徒が皮をむいて、角切りにしました。果肉の食感がやさしく味わえます。
マーマレードは爽やかな甘夏果汁とスライスした外果皮の苦みがクセになる味です。
パンやクラッカー・ヨーグルトと一緒に、また料理の隠し味にと幅広く使えます。
1個140g入り 各¥300
次の製造は2学期を予定しています。ご購入はお早めに。
お問合せは食品工業科までお気軽にどうぞ
酸乳飲料「ラッキス」の販売準備ができました!(食品工業科)
・1本400円(500mL入り)
・4~5倍に希釈してお飲みください
年間の生産数量は限られています…ご購入はお早めに初物のラッキスをぜひご賞味ください
ご不明な点は、食品工業科までお気軽にどうぞ
酸乳飲料「ラッキス」の製造~販売用~(食品工業科)
3年生「食品製造」の授業で、酸乳飲料「ラッキス」の製造実習を行いました。
今回製造するのは、販売用の製品です。1回の実習で約170本分の原料を仕込み、生徒たちは充填の工程を担当します
今回製造したラッキスは、次回の実習で検品・ラベル貼りを行います。販売の準備ができるまで、しばらくお待ちください
熊本県教育情報システム
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Kumamoto Agricultural High School
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