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【カヌー部】送別会

 

令和2年2月29日(土)

 

 卒業式前日、急遽行う事になった3年生の送別会。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月8日(日)に予定されていた送別会は延期になり、卒業式当日は在校生と卒業生の接触がないように取り計らうため、急遽30分間の送別会が行われることになりました。

 3年生1人1人から話がありました。中でも、印象に残っているのは立岩颯仁(3MB)の言葉です。「10言われたことを10やれとは言わない。」という言葉から始まり、「その中でも自分の身になることはきっとある。素直に受け止めないと、もったいない。」という話をしていました。この言葉からきっとこの3年間納得いかないこと、腑に落ちなかったことたくさんあっても、全て素直に受け止めて、自分なりにかみ砕いて、自分のものにしてきたのだろうと考えさせられました。また、「仲間の存在を大切にすることが大切だ」と皆口々に言っていました。3年生は6人とメンバーが少ない中で、仲間を大切にし、尊重し、協力し、3年間過ごしてきたのだなとほんの数ヶ月しか彼らを見ていない私でも感じることができました。インターハイ、国体と結果を残してきた3年生から言われたこの言葉、1,2年生に響いていて欲しいと強く思う程良い話をしてくれました。この話を素直に受け止め、自分なりにかみ砕いて、自分のものにしてほしいなと思います。

 3年生からの言葉をいただいた後、代表として榎田幸之助(2MB)がお礼の言葉、抱負を語ってくれました。最後には、花道を作り、それをくぐり、3年生は退場していきました。

           

           

           

            

     

           

皆の視線の先には退場した3年生。

           

 私にとっては初めて出会った3年生、きっとこの先も彼らが私の中の「これが3年生」という基準となるでしょう。高校生はこんなに頑張って練習に打ち込むものなのかとたくましい背中を見せてくれました。初めて出会った3年生が彼らでよかったと心から思います。「やった分だけ強くなる。」という3年間中島先生から頂いてきた言葉を胸に、未来に向かって羽ばたけ!寂しくなったら球磨川に戻っておいで。

園田有佳子