建設工学科のトピック

建設工学科ブログ

令和4年度高校生向け「建設業ナイストライ」(舗装実習)

令和4年11月4日(金)

熊本県建設技術センターで開催された「建設業ナイストライ」に

建設工学科1年生が参加しました。

舗装実習や3次元測量,安全VR現場体験といった体験型の研修会で

建設業のお仕事や最先端技術を体験できる

またとないチャンスです!

これは舗装実習でのローラーによる締固めを行っている様子ですが

建設工学科の女子生徒がすごく興味をもって体験に取り組んでいました。

これはアスファルトフィニッシャーでアスファルト混合物を敷ならして

細かい補正をしている様子です。ここでも女子生徒が大活躍!!

 

1年生にとっては,初めての現場体験学習でしたが

ほとんどの生徒が建設業に興味を持てたという感想を持ったようです。

私たちの生活に欠かせない道路。

建設工学科では

道路やインフラ整備を通して人吉球磨地域の発展に貢献してくれる建設技術者を

一人でも多く輩出していきたいと考えています。

防災教室-その後

10月20日の「防災教室」について

人吉西小学校の児童及び建設工学科3年生にアンケートを実施したところ次のようになりました。一部ですが紹介します。

    人吉西小の児童           建設工学科3年生

小学生諸君は「川の模型実験」が一番人気だったようです。また,「防災教室」を通してほとんどの小学生が危険予知の大切さが理解できたと回答しています。今回の目的を達成できたようです。

なお,川の実験を撮り損ねていましたが,なんと!本校職員が撮影していただいてました。感謝です!

また,建設工学科3年生は「内容はうまく伝えられた」が「小学生の反応」は25%の人が手応えを感じなかったようです。それは小学生が悪いという意味ではなく「小学生にどう接したら良かったのか?」と反省しきりでした。悩んでこそ成長があります。良い経験になったのではないでしょうか。

防災教室については,今後継続していきます!

若い力で人吉球磨の安全安心を築き上げて行けたらと考えています。

「防災教室」開催

令和4年10月20日(木)NHK熊本の協力のもと

建設工学科3年生による人吉西小学校の5年生を対象とした「防災教室」を開催しました。

テーマは「危険予知」と「災害のメカニズム」を学ぶです。

小学校校門での開会式の様子です。

このあと野外活動班と実験班の2班に分かれ学習を進めます。

これは「野外活動」でのひとこま

御溝川沿いで,測量機器を使って同じ高さに糸を張って地形を調べました。

なぜこの川が溢れてしまうのか分かりましたか?

あとNHK熊本が準備してくださったタブレットを使って

川の氾濫をバーチャルで体験しました。

 

 このあと西小の通学路でもある「ぽかぽか桜坂」で土砂災害を想定して

どんなときに災害は発生するか?土砂災害が起こったらどうなるか?学習しました。

 

これらと並行して建設工学科の実習室で川の実験と土砂災害の実験を体験しました。

これは川の実験に用いた手作りの水路です。

川幅が狭くなったら流速と水深が急激に大きくなります。

御溝川が溢れる原因ですね。 

ここでお詫びです!当日の実験風景

どたばたしてて撮影し忘れました!すみません!

 

最後に建設工学科のパソコン室で

建設工学科3年生が作成したハザードマップを視聴してもらいました。

まだ開発途中のマップなので自信はありませんが

小学生の皆さんは興味を持ってもらえたかな?

今後,小学生の皆さんに危険な箇所を教えてもらって

新たなマップを開発していきたいと考えています。

 

防災教室終了後にはNHK熊本の取材がありました。

 なお,令和4年11月10日(木)18:10からの「クマロク」で放映予定です。

今回「防災教室」に挑戦した建設工学科3年生は

「小学生にわかるように教えたり伝えたりするのが難しかった」と言っていました。

とても緊張したけど良い経験になったそうです。

来年以降も「防災教室」を続けていきます。

そのときは人吉西小学校の皆さん

よろしくです。

 

 

気象センサー設置しました!

令和7月12日(火)

熊本県立大学と熊本大学による

「流域治水を核とした復興を起点とする持続社会」プロジェクトに協力することになり

本校敷地内に気象センサーを設置することになりました。

熊本大学の学生さんが遠路はるばる気象センサーを持参していただきました(ありがとうございました!)

建設工学科3年生が組み立てと設置を行いました。

組立説明書に沿って部品を確認しながら設置していきます。

この箱は観測されたデータをウェブ上に送信してくれる機械です。

ソーラーパネルで発電した電気をバッテリーに蓄えてセンサー機器稼働やデータ送信に利用します。

設置が完了しました。

台風などで破壊しないようワイヤーで軽く補強しました。

様子を見ながらさらに補強したいと考えています。

気象センサーの起動ボタンの存在に気づかず

あたふたしましたが無事観測を始めてくれました。

この気象センサーは①気温②湿度③照度④降雨量⑤風速⑥風向⑦気圧を10分ごとに観測します。

そのデータをウェブで確認することができます。

今後防災に関する取り組みで活用することになっています。

 

「自動カンナ盤」寄贈していただきました!

7月12日(火)

肥後銀行様 味岡建設(株)様より

建設工学科に「自動カンナ盤」を寄贈していただきました。

校長室での贈呈式の様子です。

建設工学科では木工も手掛けており

昨年度は「復興商店街モゾカタウン」の看板を制作し寄贈しましたが

カンナ盤が故障し制作にとても苦労しました。

新しいカンナ盤を活用し

もっと地域に貢献していきたいと思っています!

建設工学科3年の中村 翔 君が生徒を代表し

感謝の言葉を述べました。

肥後銀行様 味岡建設(株)様

本当にありがとうございました。

NHK第一放送で取り上げられました!地域資源とのコラボ推進事業 

令和4年6月22日(水)

NHK第一放送の毎日17:00から放送の「はっけんラジオ」で

地域資源とのコラボ推進事業で建設工学科3年生が取り組んでいるハザードマップについて取り上げて頂きました。

内容は,実験の様子や専門性を活かしてどういったマップを作りたいのかといった生徒のインタービューでした。

気づいて聴いていただいた方いますか?実は放送予定日が国会中継のため延期となり,22日の放送となりました。

さて,肝心のハザードマップですが議論を重ねています。

ブレーンストーミングという手法を使って,マップをどのように表現すれば良いか,意見を集約しているところです。

今後,熊本大学や熊本県立大学との連携した取組も計画しています。

地域の防災にみんなが興味を持っていただけるよう頑張っていきたいと思います。

 

 

熊本県高校生ものづくりコンテスト測量部門

令和4年6月12日(日)

熊本県立玉名工業高等学校を会場に

第19回熊本県高校生ものづくりコンテストが開催され

建設工学科2年生3人が測量部門に挑戦しました。

建設工学科2年の 堀君 山下君 渡辺君

昨年度は大会1週間前に測量機器が故障し苦労しました。

今年こそ万全の体制で臨もうとしましたが,諸事情により大会4日前に選手を変更しなければならなくなり,厳しい戦いになることが予想されました。

急遽,加わってくれた渡辺君。わずか4日間しかない練習期間で非凡な才能を発揮し,他校に負けず劣らずの検討を見せてくれました。

さて,競技では1側線あたり4回距離を図りますが,1番手の選手が4回のうちの1回だけおかしな値が出たそうです。それをそのまま採用してしまいました。2番手は問題なく,3番手の選手が距離を測定するとまたおかしな値が出たため,そのときは測り直したそうです。

実は練習中にもおかしな値が出たことが1度ありました。そのときも測り直すと正しい値が出たため,たまたまだろうとすっかり忘れていました。

そうです

たった1回のおかしな値のせいで,それが大きな誤差となり,結果完全敗北しました。

指導者としてこうした不具合に気づいてやれなかった私の責任です。申し訳ないことをしました。

ただ,嬉しかったことがひとつあります。選手3人はとても悔しかったと言い,来年も挑戦させてくださいと申し出てくれました。

来年度は,この3人を中心にもう1チーム出場させようと考えています。来年は絶対に勝つ!そのためにも指導者として改めて勉強し直します。

地域資源とのコラボ推進事業「現場体験見学会」

12月2日(木)国土交通省九州地方整備局川辺川ダム砂防事務所様と熊本県建設業協会人吉支部様のご協力のもと、本校での出前講座と五木村での現場体験見学会を実施しました。

建設工学科の2年生が参加しました。

 

まずは、本校での出前講座の様子です。

国土交通省の仕事内容や建設業協会の役割についてお話をしていただきました。

それぞれに行う仕事は違いますが、双方が連携して私たちの安心安全な生活を支えておられることを学びました。

 

次に、五木村に場所を移し、現場見学と体験学習を行いました。

まずは、砂防堰堤(さぼうえんてい:砂防ダムともいう)の見学です。

砂防堰堤とは、土石流などを食い止め近隣の住宅や人命を守るための施設です。

国土交通省がその形状や設置数などを検討し綿密な設計を行ったものを、建設業者が施工をされていました。

そのスケールに驚きの声が上がりました。

 

次は、豪雨災害で被害を受けた護岸の復旧工事を見学しました。

ここでは、災害前と同じ状態に戻す工事をされていました。

生徒からのたくさんの質問にも快くお答えいただきました。

ここは施工が完了した護岸です。

石工さんと呼ばれる専門職の方がひとつひとつ石を積まれているそうで、すごい技術です。

この中に、一つだけハートの石があるそうです!

五木村にお越しの際は、是非探してみてください!

 

午後からは、お待ちかねの体験学習の時間です。

今回は、

①小型バックホウ操作体験

②ドローン操作体験

③トータルステーション操作体験

④3次元測量体験 の4ブースをご準備いただき、みっちり2時間の体験をさせていただきました。

どのブースも大盛況!

最新の技術を肌で体験し、生徒は「すげー!!」連発でした!

建設業の情報化はどんどん進んでいることを感じることができました。

 

最後にドローンで写真撮影!

大変お忙しい中にご対応いただいた国土交通省様と建設業協会様、そしてご協力いただきました企業の皆様、本当にありがとうございました!

今回学んだことを今度の進路選択に活かしていきたいと思います!

 

地域資源とのコラボ推進事業「モゾカタウン」看板製作(その3)

組み立て開始だ~!

ここでトラブル①発生?!

実は塗装前に判明したんですが

材木が反ってる~うれし泣き

今年の夏は暑かったから?そうに違いない!

組み立ててみたら

やっぱり反ってるわ~泣く

 

トラブル②発生?!

「モゾカタウン」をアルファベット表記にしたんですが

つづり間違えた~泣く

誤「Mozoka」→正「Mozoca」

ホームページで確認しとくべきだった!

 

細かいことは気にせず,組み立てていこう!!!

・・・・・・・・・・・もちろん訂正しますよほくそ笑む・ニヤリ

 

屋根がある!看板はどこだ?

 まだ完成ではないですよ

ここからが腕の見せ所!

           (その4)に続く

 

 

地域資源とのコラボ推進事業「モゾカタウン」看板製作(その2)

必要なものを量販店で購入して~

木材はひのきをチョイス!

まずはカンナがけ

かんなくずを建設資材として有効利用できないかな?

 

図面通りにけがきして~

こんな太い角材は初めてうれし泣き

まだ半袖シャツ

ホームページ更新サボっていた?

いいえ~

就職試験に立ち向かっていたからですほくそ笑む・ニヤリほんとです困る

これは一台当たりの部材

二台分準備しました。

移動させやすいようにキャスターも取り付ける予定です。

防虫・防腐塗料を塗って~~臭い(笑)

ここでちょっとしたこだわり重要

せっかくヒノキ材を使用したので木目を生かした塗装にしました。

いよいよ組み立てに入ります。どんなデザインになるのか?

 

                 (その3)に続く

 

地域資源とのコラボ推進事業「モゾカタウン」看板製作(その1)

人吉市の復興まちづくり計画のひとつ

ひとよし駅前に復興商店街「モゾカタウン」があります。

詳しくは https://infomozocatown.wixsite.com/mozocatown を見てね!興奮・ヤッター!

 

建設工学科では授業で木工(テーブル,ベンチ等の製作)にも取り組んでいるため

習得した技能をどこかで生かしたいと考えていました。

 

そこで,私たち建設工学科3年生6人が人吉市復興局復興支援課を訪問し

「モゾカタウン」を訪問客でいっぱいにしたい!という思いで

飲食スペースのテーブルや椅子の製作と寄贈を提案しました。

     2021年6月8日(火)会議の様子

 

担当者の方には賛同していただき

私たちは早速「モゾカタウン」を訪問しました。

 

ところが!!!

予想以上にテーブルや椅子がたくさん設置されていました。

ん~~~困った困った心配・うーん

すると「モゾカタウン」の代表者が

「シンボルとなるような看板がほしい」とおっしゃいました。

 

これはお食事屋さんにある看板です。

 

私たち6人は,「モゾカタウン」をイメージしながらスケッチを描いては

あーだこーだ意見を交わしながら

やっとひとつのスケッチができあがりました。

あとは寸法を決定して図面を引くだけです。

さてどんな看板になるのでしょうか?

 

                   (その2)に続く

 

 

 

 

地域資源とのコラボ推進事業「ドローン,高性能PC(画像解析ソフト)セットアップ中」

地域資源とのコラボ推進事業の指定を受け

ドローンと高性能PC,画像解析ソフトを購入しました。

 

ドローンはDJI製のINSPIRE2

 

高性能PCとして

CPU:インテル Core i7-11700(8コア16スレッド)

メモリ:32GB

ストレージ:512GB M.2 SSD 2TB HDD

グラボ:NVIDIA GeForce RTX 3060/12GB

ディスプレイ:27インチ

 

ハイスペック過ぎるのでは?!

 

画像解析ソフトは

Terra Drone社製のTerra MAPPER

もちろん国土交通省認定のソフトです。

 

現在は,建設工学科の3年生が

セットアップと操作マニュアルを作成しています。

梱包を解いている様子

組立をしている様子

ネットワークケーブルを接続

Windowsのセットアップ

 

ドローンの組み立て

カメラの取り付け

 

国土交通省 九州地方整備局 川辺川ダム砂防事務所に

ドローンの講習会を依頼しているので

私たちの準備ができ次第お願いしようと考えています。

高校生向け「建設業ナイストライ」-舗装実習-(建設工学科1年生)

令和3年11月2日(火)

熊本県土木部ならびに一般社団法人 熊本県道路舗装協会主催による

高校生向け「建設業ナイストライ」(舗装実習)が開催され

県内の工業高校土木系学科の生徒168人

建設工学科からは1年生(33人)が参加しました。

 

①重機マシーンコントロール

重機の操作には熟練した技術が必要でしたが

5GやICTによって重機を遠隔操作,無人操作ができるようになりました。

つまり誰が操作しても設計通りに掘削や整地ができるようになったわけですね。

 

②舗装実習

アスファルトフィニッシャーでアスファルト混合物を敷ならす。

ローラーで締め固める。

建設工事というと肉体労働というイメージを持つ方が多いと思いますが

ほとんどの作業は機械がやってくれるんですよ。

区画線を引いている様子です。

県内土木系学科全ての生徒が参加した体験会でしたが

なんと!建設工学科だけが特別にこの作業をさせてもらいました。

 

③VR体験

危険を察知できないと,とんでもない事故が発生します。

そこでVRを活用してKYT(危険予知トレーニング)を行います。

これは高所作業車におけるKYTの様子です。

これはクレーンを操作する際のKYTの様子です。

 

④3D測量

災害などが発生した場所には近づけません。

そこでドローンを飛ばして撮影し,

画像処理ソフトで3次元の地図を作成し対策を練ります。

 

最近,建設工学科ではドローンと画像解析ソフトを購入しました。

3年生が中心となって使えるよう準備しています。

近く授業に取り入れていく予定です!

 DJI製 INSPIRE2

 高性能PCと画像処理ソフト

 

こうしてみると,

建設系のお仕事は「肉体労働→機器の操作」に変わったんですよ。

おわかりいただけたでしょうか?

 

建設工学科の1年生諸君にとって

初めての体験学習会でしたが

アンケートでは,「建設業の仕事内容が理解できた」

「建設業に興味を持った」という意見が多数見られました。

素晴らしい体験会でした。

主催していただいた熊本県ならびに道路舗装協会の皆様

本当にありがとうございました。

 

 

建設工学科の2学期の予定

建設工学科にとって,2学期はとても忙しくなりそうです!

 

1 防災に関する取り組み-人吉市の復興まちづくりへの協力

 測量や模型実験などから防災について探究します!

 

2 ドローン及び画像処理ソフト導入(9月?)

 ドローンを活用した防災に関する取り組みを開始します!

 

③2級土木施工管理技術検定試験(10月)

 6月には3年生が5人合格を果たしました。次は2年生がチャレンジします!

 

④アスファルト舗装実習(11月)

 味岡建設(株)指導によるおこば保育園駐車場舗装(建設工学科2年生対象)

 熊本県土木部主催のアスファルト舗装実習(同1年生対象)

 を計画しています。

⑤現場見学会

 毎年,国土交通省より実施して頂いています。また,建設会社より現場に招待して頂いています。

 

忙しそうだけど,なんだか楽しくなりそうな?そんな予感がする~!

そんな2学期です。

 

 

 

 

2021建設機械特別教育(バックホー)

暑い夏の最中

建設機械の特別教育を実施しました。

1日目は学科講習で建設機械の安全な取り扱いについて学びます。

2日目は実技講習でバックホーの操作方法を習得します。

受講者全員が合格を果たし,免許を取得することができました。

工業高校では様々な資格を取得することができますが

建設機械の免許ってなんかかっこよくないですか?

第18回熊本県高校生ものづくりコンテスト測量部門「銅賞」

和3年6月13日(日)

玉名工業高校を会場に

熊本県高校生ものづくりコンテストが開催されました。

建設工学科3年の小川翔大くん,串山晟生くん,濱﨑瑠樹矢くんの3人が

「測量部門」に挑戦しました。

6月8日(火)本番に向けて練習をしていたところ

トータルステーションという測量機器(約200万円)が

突然故障しました(距離が測れなくなりました・・・原因不明です)。

「よりによってコンテスト直前に」と一同呆然となりましたが,

味岡建設(株)様にご相談したところ貸していただけるという回答を頂きました。

しかも翌日にはわざわざ本校まで機器を持ってきてくださって

本当にありがとうございました。

数日後には本番とあって,機器の取り扱いに慣れるよう繰り返し練習しました。

 

当日の競技の様子です。

 

測量競技は作業時間や精度で審査が行われますが,

練習では達成できなかったベストタイムをたたき出すことができました。

計算書作成で若干ミスはありましたが

これまで培ってきた技術を十分に発揮することができたのではないかと思います。

 

総合成績は「銅賞」となりました。

入賞と知ったとき,練習での悪戦苦闘,測量機器の故障(絶望・・・)

そして味岡建設(株)様の暖かいご対応を思い出し

涙が溢れそうになりました。

 

味岡建設(株)様

本当にありがとうございました。

心より感謝申し上げます。

 

さて,ウチには使えるトータルステーションが一台もありません。

どうしたものか・・・・

 

 

 

【建設工学科】 課題研究発表会

1月21日(木)4~6限で「課題研究発表会」を行いました。

今年度も昨年に引き続き「防災」をテーマに、研究に取り組んできました。

7月には豪雨災害が発生してしまいましたが、その後も科の特色を活かした活動を重ね、

その成果を発表する場となりました。

 

①「建設業を広めるために」

②「防災教育」

③「web地図を活用した防災意識向上に関する取り組み」

④「防災に関する研究(測量)」

⑤「仮設住宅の調査」

⑥「浸水発生メカニズムの解明~バックウォーターに関する実験~」

どの班の発表も素晴らしく、見学した2年生は真剣な面持ちで聞き入っていました。

今年度の取り組みは発表会をもって終了しましたが、

来年度は先輩たちの思いを託された2年生たちが更に研究を深めてくれることと思います。

2年生のみなさん、頑張っていきましょう!

そして3年生のみなさん、お疲れ様でした!この経験を社会で活かしてください!

国土交通省主催による出前講座(現場見学会)

12月16日(水)

2年建設工学科の生徒を対象に出前講座が実施されました。

講座1(教室)国土交通省職員による「土木事業」や「国土交通省の紹介」

講座2 五木村「高野川第2砂防堰堤工事現場」見学

講座3 「建設コンサルタントの仕事,最新の測量技術について」

講座4 測量機器の使用体験「ドローン,3Dスキャナー,トータルステーション」

最先端技術を見て,触って,体験して

進路を選択する上で,とても参考になる見学会になりました。

追記

初雪!寒かったぁ!!

令和2年度第32回熊本県工業高等学校生徒研究発表会「最優秀賞」受賞

11月11日(水)

熊本大学工学部百周年記念館で

「熊本県工業高等学校生徒研究発表会」が開催されました。

建設工学科では,昨年度から3年生全員で「防災」に関する取り組みを行っています。

今回,生徒37人が「防災教育」,「河川測量」,「ハザードマップ制作」,「災害のメカニズム」,「実験」の6班にわかれ,それぞれ取り組んだ内容を整理して発表しました。

 

発表テーマは「逃げろ!~防災の在り方についての探究」です。

発表は,各班からの代表6人で行いました。

その結果

なんと「最優秀賞」を受賞することができました!!

クラスの一人ひとりが,ひとつの目標に向かって取り組んだ成果と思います。

私たち建設工学科は,地域の防災に少しでも役立てるよう,こうした取り組みはこれからも継続していきます。

3年 実習の様子【コンクリートの圧縮・引張強度試験】

水曜日の午後は、3年生の「実習」の時間です。

今回は「コンクリートの圧縮・引張試験」を行いました。

 

先月、セメント・砂・砂利を混ぜて型に入れて養生しておいたコンクリートを、

圧縮試験器を用いて強度を測定していきます。

養生とは、型に入れて固まったコンクリートを一旦型から外し、

より強度を出すために、一定期間、水中に浸けておくことをいいます。

 

「水中で固まるのか??」

と思うかもしれませんが、

コンクリートの材料であるセメントは、

実は、水と化学反応を起こすことによって硬化していく性質があるのです。

コンクリートは水を養分のよう吸収しながら強くなっていくのです。

 先生から説明を受けて実験のイメージをしています     

 デジタルノギスで供試体の直径を測っています

 圧縮試験機を操作しています。緊張しますね。        

 いよいよ供試体に荷重を載荷していきます。

 だんだんとひび割れが起きてきました。           

 ひび割れは斜めで、せん断破壊ということが分かります。

 せん断破壊は、地震で被災した建物によく見られる現象です。  

 

 取り外すとこのようになっています。

 次は引張試験です。                  

 この後、直径方向にひび割れて破壊しました。

 きちんと記録していきます。             

 みんなできちんと照査していきます。実験はうまくいったようでした。

 

身の回りの構造物に使われているコンクリート。

もし世の中からコンクリートがなくなってしまったら、

世界中に無数に存在する、ビル・高速道路・トンネルなどの構造物もなく、不便な生活になることでしょう。

 

コンクリートの基本的な性質について、

実験を通して学ぶことができました。