建設工学科のトピック

建設工学科ブログ

ICTを活用した掘削工事の見学会【建設工学科】

日時:平成28年10月17日(水)
場所:球磨川

 球磨川の河川工事を行っておられる㈱江川組様と国土交通省にご協力いただき、ICT(情報通信技術)を用いた掘削工事の見学会が行われ本校建設工学科2年生も参加しました。ドローンを用いた測量や、そのデータを取り込み自動操縦を行う油圧ショベルでの掘削作業を見学しました。これまで建設業と言えば、苦しく辛い体力勝負というイメージがありましたが、現代の技術は大きく進歩しており、ほとんどの現場で、人間が操作する機械が作業を行っています。2年生はこれからインターンシップを経験し、進路を決定していきます。今回の見学会が、今後の進路決定にプラスになればと思います。



ドローンによる測量の様子

生徒による油圧ショベルの操縦



土俵改修作業【建設工学科】

土俵改修作業
 日時:平成28年10月10日(月・祝)
 場所:熊本市東区画図 下無田神社

  
 建設工学科では、課題研究の授業で「三和土」(たたき)の研究に取り組んでいます。その中で学んだ知識や製作してきた伝統的な道具を活用し、10月10日(祝)に建設工学科3年6名で土俵改修作業を行いました。現場は熊本市東区画図町の下無田神社です。

こけが生えていた土俵を掘り返したあと、均等にならしながらたこや木版でたたき固めていきます。地域の子どもたちにも手伝っていただき、楽しく作業をすることができました。また、俵の代用品として画図小学校伝統の大綱引きの綱を使用させていただきました。仕上がりも大変良く、地域の方々の笑顔が何よりの喜びとなりました。

本改修作業の様子は10月11日(火)16:00~KKT「テレビタミン」で放送予定です。また、10月19日(水)には本神社午祭りで子ども角力(すもう)も実施されます。ちびっこ力士のみなさん、がんばってください!

 
改修前の土俵


地域の子どもたちとの共同作業


完成!!

建設工学科特別教育(高所作業車【10m未満】)

 平成28年7月25日(月)~26(火)の2日間で、建設工学科の特別教育を実施しました。今年は「高所作業車(10m未満)」の運転業務です。熊本県は今年大地震に見舞われ、現在も復興が進んでいますが、作業効率を上げるために、建設系の大型機械を操縦できる人材が強く求められています。「熊本の復興には君たちの力が必要だ」という講師の方の力強いお言葉もあり、受講者も真剣な眼差しで取り組んでいました。今回学んだことを、これからの人生に活かしてもらいたいと思います。





 

平成28年度ものづくりコンテスト県大会結果報告(測量部門)

 平成28年6月19日(日)に玉名市にある玉名工業高校にて平成28年度ものづくりコンテストが行われ、本科からは測量部門に参加しました。出場メンバー及び結果は以下のとおりです。
[出場メンバー]
 建設工学科3年 犬童 正汰
            蓑田 神怜
 建設工学科2年 星子 武信
[結果]銅賞(第3位)

外業の様子
 



内業の様子
  

 昨年同様銅賞という素晴らしい結果でしたが、本人達に笑顔はありませんでした。全国だけを見据えて日々の練習を繰り返してきた彼らにとっては大変悔しい結果だったようです。3年生の悔しさは2年生が晴らす、という強い思いを持っているようなので、成長に期待したいと思います。九州、そして全国の舞台へ。彼らの挑戦は続きます。

3年生の進路体験談

3年生の進路体験談
日 時:平成27年12月18日(金)3限目
場 所:建設工学科PC室

 就職試験を終えた3年生による模擬面接と進路体験談を行いました。対象はこれから進路に向けて活動を始める2年生です。3年生の面接の迫力や流暢な話しぶりに2年生は圧倒されていました。また、進路決定までにこれから何をすればいいのか、どんな苦労を重ねたか、体験談を話してくれました。身近な先輩達の話は、大人が話すよりも数倍、生徒の心に響いたようです。3学期になると2年生は1回目の三者面談が行われます。大きな人生の岐路はもう目の前です。悔いのない人生を生きていくために、今やるべき事に全力で取り組み、進路希望を実現してほしいと思います。







平成27年度高校生向け建設産業ガイダンス

平成27年度「高校生向け建設産業ガイダンス」
日  時:平成27年12月17日(木)
会  場:グランメッセ熊本

 今回行われたガイダンスでは、講話や体験をとおして建設業界の魅力を勉強させていただきました。本校生徒も先輩方の話に聞き入っており、充実したガイダンスとなった様です。建設業界の若者離れが深刻化していますが、日本の社会基盤を支えていくのは建設業です。本校建設工学科からも国を支えるエンジニアをどんどん輩出できればと思います。
全体会での講話

         
ブース毎での説明
 

建設工学科 生徒同士の進路指導

 
生徒同士の進路指導
 日  時 :平成27年11月18日(水)4、5限目
 会  場 :大会議室
 指 導 者  :福永先生(国語科)
 対象クラス:建設工学科2、3年生

 国語科福永先生の研究の一環として『生徒同士の進路指導』を実施していただきました。進路決定を終えた3年生が、進路選択の時期を迎える2年生に対して進路指導を行うという例を見ない取り組みです。教師からではなく、身近な先輩からの指導は、2年生にとってより高い効果を示すのではないかということです。先輩の熱心な指導に、2年生は興味を持って参加していました。期末考査を控える生徒たちにとって、良い発憤材料になったのではないかと思います。




  

  

  

建設工学科特別教育(締固め機械運転業務)

8月20日(木)~21日(金)に「締固め機械の運転業務」特別教育を実施しました。本講習は、生徒の進路希望状況や土木業界の現状に合わせ、今年度より取り入れることにしました。本講習を経て操作できる締固め機械は重量制限等が無いため、全ての機械を操作できるようになります。次年度以降も各特別教育を実施しますので、どんどんチャレンジしてほしいと思います。

  

  

  


建設工学科特別教育(小型車両系建設機械運転業務)

本科では夏季休暇を利用して、毎年建設関係の特別教育を実施しており、2日間の講義と実技を受講することで各業務の有資格者となることができます。今年は8月4日~5日に「小型車両系建設機械(整地他)運転業務」を、8月20日~21日に「締固め機械の運転業務」実施します。次年度はさらに別の特別教育を予定しており、在学中に最大4つの特別教育を受講することができます。今回受講する「小型車両系建設機械(整地他)運転業務」は、3トン未満の小型車両系建設機械を運転するもので、建設機械の運転業務としては最もポピュラーな資格です。近年は作業効率化のため、土木工事のみならず造園業、畜産業、運輸業、林業等様々な業種で建設機械を多数導入する時代となっています。受講した生徒は将来「受けていて良かった」と思える場面が必ず出てくるはずです。
 






平成27年度2年建設工学科企業見学会

 7月8日(水)に熊本県雇用環境整備協会様のご協力をいただき、2年建設工学科の企業見学会を実施しました。午前中は玉名郡南関町にある「エコア熊本」を、午後は熊本市南区富合町にある「JR九州熊本総合車両所」を見学させていただきました。来年、進路決定という人生の大きな分岐点に立つことになる2年生にとって、現場での雰囲気や仕事内容を実際に体験できたことが、これから必ず生きてくるはずです。自分の将来に向けて、テストや行事など一つ一つの事に全力で取り組んでほしいと思います。

 準備・調整など全てにおいて段取りして下さった、熊本県雇用環境整備協会様にはこの場を借りてお礼申し上げます。大変ありがとうございました。
 

  

  

平成27年度ものづくりコンテスト県大会結果報告(測量部門)

6月14日(日)に玉名工業高校で開催されたものづくりコンテスト県大会(測量部門)に参加してきました。土木系学科を持つ県内の工業高校6校が参加して行われます。優勝校は九州大会に出場することになります。出場者と結果は以下のとおりです。

[出場者]建設工学科3年 中村 天晴

      建設工学科2年 犬童 正汰

                 簑田 神怜

[結 果]銅賞(3位入賞)
 


                        
                                                    表彰式の様子

 2人の2年生が初出場というフレッシュなチームでしたが、皆さんの応援のお陰で3位に入賞することができました。次年度は今回の出場メンバー2人が残ります。4年ぶりの金賞を目指し、九州大会、全国大会に駒を進められるよう精進していきたいと思います。ご声援ありがとうございました。






 













平成27年建設工学科2年現場実習

 5月27日(水)建設工学科2年現場実習が行われました。今回は、川辺川ダム砂防事務所のご協力のもと、砂防施設見学および防災機器操作訓練、生コン打設の際の品質管理実習を実施しました。実際の現場で、土木構造物のスケールの大きさや最新技術のすごさを体感し、改めて土木技術の素晴らしさを感じた様子でした。


事前の出前講座(本校物理室にて)


スランプ試験実習


五木村田口砂防堰堤見学


最新防災機器操作訓練

花手箱の制作

建設工学科3年生が、人吉の民芸品「花手箱」の制作体験をしました。


近隣の宮原工芸様にご指導いただき、花手箱を制作しました。

地元人吉球磨の民芸品を自分たちでつくることができ、楽しい時間を過ごすことができました。
最後に、ご指導いただいた宮原工芸様より、
「遠くに離れても人吉球磨のことを忘れないで、子供たちに花手箱のことを伝えてください」
とのメッセージがありました。
それぞれの胸に刻み込んで、来春旅立っていきたいと思います。

ご指導いただいた宮原工芸様ありがとうございました。

 
 
 

太鼓の台座と飾り棚の寄贈

12月11日(木)、課題研究で制作した太鼓の台座と木製の棚を寄贈してきました。
太鼓の台座は、中原保育園で使用している太鼓の台座が老朽化しており、新しく台座の制作依頼を受けたものです。
後日、お礼の手紙とともに、園児たちが元気よく太鼓をたたいている写真をいただきました。
2月1日の発表会に向け練習している写真でした。当日の演奏が楽しみです。
木製の棚はみどり保育園で使っていただきます。
木の温かみのある棚に仕上がりました。
末永く使っていただいたらと思います。

 

キッズチェアと本棚を寄贈しました

一昨日に引き続き、地域貢献をテーマに取り組んでいる科目「課題研究」の時間を使って製作した
キッズチェアと本棚を、人吉市の人吉中央幼稚園に寄贈しました。


人吉球磨産のヒノキを使い、園児たちが使いやすいように工夫しました。



園についていよいよ搬入です。

 

 

園児のみなさんが楽しそうに使ってくれています。



大切にしますとお礼の言葉をいただきました。
たくさん使って大ーーきくなってください!!

飾り棚を寄贈しました

地域のご年配のお役にたてればと、養護保健施設たんぽぽ様へ飾り棚を寄贈させていただきました。




授業の「課題研究」の時間を使い、たんぽぽ様のご要望をお聞きしながら、
真心をこめて作りました。

木目が程良く見えるように、部材を奥に配置したり、
木材は伸縮の大きいこともあり、隙間なく取り付けられるように、
一枚一枚切断していきました。

飾り棚は施設に入ってすぐに設置して頂きました。
入所者の方々の制作物やパンフレットを置かれるそうです。
末永く使っていただけたら嬉しく思います。

人吉城の石垣の清掃と発見

人吉球磨のシンボル、人吉城の清掃活動をしてきました。
そして、新たな発見もありました!


人吉球磨のシンボル人吉城は、鎌倉時代に相良氏が地頭として人吉に赴任して以来、
35代670年の長きに渡って在城した平山城です。
一つの氏が長期間治めていた城であるため、増築を繰り返しながら拡大していきました。
よって、石垣の積み方がその時代その時代で異なり、大変興味深いです。

人吉は人吉城を中心に発展してきた城下町。
建設工学で学ぶ範囲にも「都市計画」というものがあり、
城と都市形成について学ぶことはとても大切なことです。



今回、人吉市教育委員会の学芸員さんのご指導のもと、
午前中は、城内を歩きながら石垣の積み方や領主の生活の様子を学んだり、
最近発見された地下室のレクチャーを受けました。

 

 

そして午後は石垣にびっしりと生えた雑草と苔の除去作業を行いました。

 

 

史跡である人吉城の石垣の除草・除苔作業には、鎌のような鉄製のものは使うことができません。
そこで私たちは、竹や木片をアイスクリームのスプーンのような形に加工した道具を作成し、
石垣を傷つけないように、丁寧に作業を進めました。

 

すると、それまで確認されていなかった、割石のために打ち込まれた楔の跡が多数発見されました。
このことには、学芸員さんも大変喜ばれておりました。
数百年の時を超え、私たちが目にすることができた楔の後から、
当時の石工さんたちの思いが伝わってくるような気がしました。

 

みんなの力を合わせて、ずいぶんきれいな石垣になりました。
石垣も喜んでくれているようです。



人吉城においでの際は、どうか石垣に注目してみて下さい。
様々な積み方があることがすぐにお分かりになると思います。