建設工学科のトピック

建設工学科ブログ

【建設工学科】「ICT現場見学会」

「工業系高等学校教師との現場見学会」の様子をお伝えします。

 

824日(木)、熊本県建設業協会主催による現場見学会がコマツIoTセンタ九州(福岡県嘉麻市)で行われ、
本校建設工学科職員が参加しました。

 

近年の建設現場では、情報化施工(i-Construction)による業務のICT化が進んでおり、

3次元データによる現場の「見える化」によって、施工計画や建設重機の操作などが
従来の施工に比べ、スマートにできるようになっています。



 

デモンストレーションや試乗体験もあり、重機に搭載されたカメラが施工データに基づいて
オペレータ(操縦者)のアシストをしてくれたので、綺麗で正確な掘削や整地が簡単にできました。



 


経験の少ない若手技術の育成にはとても有効であり、安全で生産性の高い建設現場の
未来のカタチを感じる機会となりました。

【建設工学科】【建築科】特別教育

「特別教育」の様子をお伝えします。

毎年、夏期休業を利用して建設工学科と建築科の2・3年生(希望者)を対象に
「特別教育」を行っています。

「特別教育」とは、実際に建設系の重機を運転し、免許を取得できるもので、

講義(終日)と実技(終日)の計2日間で行われます。

外部から講師をお招きし、「安全教育」や「機械の仕組み」、「運転の方法」など
専門的な講義を受けることができます。

今年度は、「小型車両系(整地等3トン未満)」と「締固め用機械」の2つを実施し、
のべ82名(小型車両:39名、締固め:43名)が受講しました。

「締固め用機械」実技の様子です。
「締固め用機械」とは、「ローラー」とも呼ばれ、
土やアスファルトを転圧し、空気を追い出し、締め固めるために使われます。



講師の先生の説明を受けます。作業を行う際に最も大切なのは「安全」です。


前進・停止・後進の方法の説明を受けています。もちろん曲がることもできます。


緊張の面持ちで実技スタート!


だんだん慣れてきました。


最後には、スムーズに運転ができるようになりました!


普段の授業では体験できない重機の運転は、大変貴重な経験になりました。
実際の現場で働く際には、「資格」が必要不可欠です。

たくさんの資格を取得し、将来は「人々の暮らしを創る技術者」になろう!


【建設工学科】2年生「現場見学」

建設工学科2年生「現場見学」の様子をお伝えします。

建設工学科では、1・2年生を対象に学期に1回程度、現場見学会を実施しています。

学校では見ることのできない実際の現場を見ることで、工法や構造物に対する理解を深めることはもちろん、現場の雰囲気や働かれている方のお話をうかがうことで建設業への興味・関心を高めることを目的としています。

今回は、錦町様・宮地エンジニアリング株式会社様の御協力で、
「錦大橋上部工製作架設工事」現場見学会を実施することができました。

(実施は、7月18日(火)です。記事のアップが遅くなりました。)

本工事は、「送出し架設」と呼ばれる工法を用いられており、
実際にその様子を見学することができたことは貴重な経験となりました。

(しかも、送り出している鋼製の桁は、千葉県の工場で製作されたものだそうです!)


また、仕事のやりがいや資格取得の重要性についてもお話をうかがうことができ、
生徒は食い入るように話を聞いていました。


貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!
今後の進路選択に活かしていきます!


 

【建設工学科】3年生「実習」

建設工学科3年生「実習」の様子をお伝えします。

前回の実習で、コンクリートを練り、型枠に詰めました。




その後、約4週間の養生期間を経て、コンクリートが硬化しました。

完成したコンクリートの供試体(きょうしたい:テストピース)を用いて、強度試験を行います。

「圧縮強度試験」・・・テストピースに圧縮力をかけ、破壊までに記録された最大の力を求めます。

専用の機械を用いて、テストピースに圧縮力をかけていきます。
目盛りを読みながら、値を測定します。

「引張強度試験」・・・引張強度は、ひび割れの予測などに用いられます。



なぜ、テストピースを横向きにおいて力をかけると、引張強度が求められるかわかりますか?

「曲げ強度試験」・・・曲げ強度は舗装コンクリートの基準強度などに用いられます。

「圧縮強度試験」「引張強度試験」とは異なる形状のテストピースを使用します。


破壊後の様子です。


各試験の結果をまとめます。
「圧縮強度」・・・約35トン
「引張強度」・・・約 4トン
「曲げ強度」・・・約10トン  という結果になりました。

直径12.5㎝、高さ25センチの円柱テストピースでも、約35トンの重さに耐えられるという結果になりました。
それほどコンクリートの「圧縮強度」は高いのです。

しかし、コンクリートは、「圧縮強度」に比べ「引張強度」や「曲げ強度」は劣ります。
特に、「引張強度」は低く、通常、「圧縮強度」の1/13~1/10程度を示すと言われています。

そこで、コンクリートは「引張強度の高い材料」と組み合わせて用いられることがほとんどです。

「引張強度の高い材料」ってなんだかわかりますか~?

答えは・・・、「鉄筋」です!

【建設工学科】3年生「製図」

建設工学科3年生「製図」の様子をお伝えします。



「製図」の授業は、1~3年生で実施されています。

1年生では、「線の練習」や「文字の練習」に始まり、
「投影図」や「透視図」等の課題に取り組み、基礎を身に付けます。

2~3年生は、実際の構造物の図面を描きます。

今回のお題は、「RC単純床版橋全体一般図」です。









製図を描くためには、手先の器用さはもちろん、作業の丁寧さ、寸法を正しく読み取る力、
見えない部分を考えることができる想像力も必要です。

【建設工学科】3年生実習

建設工学科3年生の実習の様子をお伝えします。

前回の実習で行った路線測量(曲線設置)の成果表を、CADを用いて作成しました。

CAD(キャド:computer-aided desigh)とは、コンピュータを用いて設計をすることや、
コンピュータによる設計支援ツールのことです。








建設工学科では、コンピュータを使った実習も多く行っています。

【建設工学科】ものづくりコンテスト測量部門

6月18日(日)に、玉名工業高校にて第14回熊本県高校生ものづくりコンテストが行われました。

建設工学科からは、測量サークルに所属している星子武信くん(錦中出身)・村口翔哉くん(人吉二中出身)、
永田龍大くん(人吉二中出身)の3名(ともに3年生)が測量部門に出場しました。

結果は、惜しくも銀賞でした。
応援してくださったみなさん、ありがとうございました!



 

【建設工学科】ものづくりコンテストに向けて

6月18日(日)に玉名工業高校で行われる熊本県高校生ものづくりコンテスト測量部門に
建設工学科の代表生徒3名が出場します。

本日は、デモンストレーションを行いました。

多くの生徒の注目が集まる中で、緊張感を持って作業に取り組むことができました。









今年こそは優勝を狙います!応援よろしくお願いします!

【建設工学科】1年生工業基礎

建設工学科1年生の工業基礎の授業風景をお届けします。

①木材加工

このパートでは、木材加工を通してものづくりの楽しさや完成した時の達成感、
安全に作業することの大切さを学びます。

今回の授業では、板材をカンナにかけて製材をしました。


今後は、製材した材料を使って棚を製作していく予定です。

ケガをしないように注意して、また気持ちを込めて作業に取り組みましょう!

②測量

今回の測量実習では、「距離測量」を行いました。

距離を測るための器具は様々ですが、今回は「巻尺(まきじゃく)」を使用しました。

もっとも基本的な測量器具と言えます。

グラウンドに設置した測点から測点までの距離を測ります。

正確に測れましたか?


 

 

 

【建設工学科】3年生実習

建設工学科3年生の実習の様子をお伝えします。

①コンクリート実習

構造物などに幅広く使われているコンクリートを製作します。

コンクリートの材料は、「セメント」「水」「粗骨材(砂利)」「細骨材(砂)」です。
前回の実習で、「配合設計」と呼ばれる各材料をどれくらいの割合で混ぜ合わせるかの計算を行っており、
今回はそのデータをもとに作業を行いました。



練り混ぜたコンクリートを型枠に流し込み、「テストピース」をつくります。
このあと、4~5週の養生期間を経て、固まったコンクリートのテストピースを使って
「圧縮強度試験」、「曲げ強度試験」を行います。




②路線測量実習

「路線測量」とは、道路・鉄道・運河などの通路や、
用水路・排水路などの水路のような細い構造物をつくるために行う測量のことです。

今回の実習では、グラウンドを道路建設予定地と見立てて、曲線(カーブ)の設置を行いました。

前回までの実習で行った計算結果をもとに、測量器械を使いながら
道路の中心杭(ちゅうしんぐい)を測設していきます。



きれいな曲線(カーブ)を設置することができました。


 

【建設工学科】朝課外(測量士補)

現在、建設工学科では、測量士補試験受験希望者(2・3年生)を対象に
朝課外を実施しています。


測量士補とは、測量業者に従事して測量を行うために必要となる国家資格で、
測量法に基づき、国土交通省国土地理院が所管しているものです。


取得するのは非常に難しい資格ですが、1月から毎朝の学習に取り組んできました。

試験は、5月21日(日)に実施されます。

合格目指して頑張っていきましょう!

桜のトンネル

桜も散り始めた4月9日(日)、

今年の桜も見納めだろうと思い、下原田町の龍生園を訪れました。

到着し、桜を眺めていると、カンカンカンと踏切が鳴り始めました。

姿を現したのは・・・、

3月4日にデビューしたJR九州「特急 やませみ かわせみ」でした!

桜のトンネルを駆け抜ける姿に感動するとともに、

鉄道業は大きな魅力をもった仕事だとあらためて感じました。



建設工学科では、鉄道会社様からの内定を毎年いただいています。

※以下、過去5年の実績(丸囲みの数字は人数)

九州機械保線(株)③

九州旅客鉄道(株)(JR九州)③

京王電鉄(株)①

西武鉄道(株)①

東海旅客鉄道(株)(JR東海)②

東京急行電鉄(株)(東急電鉄)①

東京地下鉄(株)(東京メトロ)③
東京モノレール(株)①
東鉄工業(株)②          (五十音順)

花手箱教室【建設工学科】

花手箱教室
日時:平成29年1月19日(木)
場所:建設工学科3年教室

 宮原工芸様にご指導いただき、花手箱制作を行いました。4月に社会人、学生として人吉球磨を巣立つ生徒たちにとって、地元の素晴らしい技術に触れる素晴らしい機会でした。地元の素晴らしさを忘れず、卒業しても頑張ってほしいと思います。ご指導いただいた宮原工芸様、大変ありがとうございました。

 

 

平成28年度熊本県工業高校生徒研究発表会【建設工学科】

平成28年度熊本県工業高校生徒研究発表会
日時:平成28年11月16日(水)
会場:崇城大学

 崇城大学で行われた生徒研究発表会に建設工学科3年生7名が参加してきました。限られた時間の中で、朝夕問わず研究や練習を重ねてきました。

三和土の研究
 ~温故知新、僕らが未来につなぐこと~

と題し、三和(たたき)の研究について発表しました。結果、

熊本県工業連合会会長賞

をいただくことができました。最優秀賞に次ぐ賞ということでしたが、会場の心を最も強く掴んだ発表だったと、多くの先生方、審査員の方からお言葉をいただきました。発表した生徒たちは本当に良く頑張ってくれました。
また、研究に協力して下さった皆様のお陰でこのような賞をいただくことができました。本当にありがとうございました。

 



発表メンバー

ICTを活用した掘削工事の見学会【建設工学科】

日時:平成28年10月17日(水)
場所:球磨川

 球磨川の河川工事を行っておられる㈱江川組様と国土交通省にご協力いただき、ICT(情報通信技術)を用いた掘削工事の見学会が行われ本校建設工学科2年生も参加しました。ドローンを用いた測量や、そのデータを取り込み自動操縦を行う油圧ショベルでの掘削作業を見学しました。これまで建設業と言えば、苦しく辛い体力勝負というイメージがありましたが、現代の技術は大きく進歩しており、ほとんどの現場で、人間が操作する機械が作業を行っています。2年生はこれからインターンシップを経験し、進路を決定していきます。今回の見学会が、今後の進路決定にプラスになればと思います。



ドローンによる測量の様子

生徒による油圧ショベルの操縦



土俵改修作業【建設工学科】

土俵改修作業
 日時:平成28年10月10日(月・祝)
 場所:熊本市東区画図 下無田神社

  
 建設工学科では、課題研究の授業で「三和土」(たたき)の研究に取り組んでいます。その中で学んだ知識や製作してきた伝統的な道具を活用し、10月10日(祝)に建設工学科3年6名で土俵改修作業を行いました。現場は熊本市東区画図町の下無田神社です。

こけが生えていた土俵を掘り返したあと、均等にならしながらたこや木版でたたき固めていきます。地域の子どもたちにも手伝っていただき、楽しく作業をすることができました。また、俵の代用品として画図小学校伝統の大綱引きの綱を使用させていただきました。仕上がりも大変良く、地域の方々の笑顔が何よりの喜びとなりました。

本改修作業の様子は10月11日(火)16:00~KKT「テレビタミン」で放送予定です。また、10月19日(水)には本神社午祭りで子ども角力(すもう)も実施されます。ちびっこ力士のみなさん、がんばってください!

 
改修前の土俵


地域の子どもたちとの共同作業


完成!!

建設工学科特別教育(高所作業車【10m未満】)

 平成28年7月25日(月)~26(火)の2日間で、建設工学科の特別教育を実施しました。今年は「高所作業車(10m未満)」の運転業務です。熊本県は今年大地震に見舞われ、現在も復興が進んでいますが、作業効率を上げるために、建設系の大型機械を操縦できる人材が強く求められています。「熊本の復興には君たちの力が必要だ」という講師の方の力強いお言葉もあり、受講者も真剣な眼差しで取り組んでいました。今回学んだことを、これからの人生に活かしてもらいたいと思います。





 

平成28年度ものづくりコンテスト県大会結果報告(測量部門)

 平成28年6月19日(日)に玉名市にある玉名工業高校にて平成28年度ものづくりコンテストが行われ、本科からは測量部門に参加しました。出場メンバー及び結果は以下のとおりです。
[出場メンバー]
 建設工学科3年 犬童 正汰
            蓑田 神怜
 建設工学科2年 星子 武信
[結果]銅賞(第3位)

外業の様子
 



内業の様子
  

 昨年同様銅賞という素晴らしい結果でしたが、本人達に笑顔はありませんでした。全国だけを見据えて日々の練習を繰り返してきた彼らにとっては大変悔しい結果だったようです。3年生の悔しさは2年生が晴らす、という強い思いを持っているようなので、成長に期待したいと思います。九州、そして全国の舞台へ。彼らの挑戦は続きます。

3年生の進路体験談

3年生の進路体験談
日 時:平成27年12月18日(金)3限目
場 所:建設工学科PC室

 就職試験を終えた3年生による模擬面接と進路体験談を行いました。対象はこれから進路に向けて活動を始める2年生です。3年生の面接の迫力や流暢な話しぶりに2年生は圧倒されていました。また、進路決定までにこれから何をすればいいのか、どんな苦労を重ねたか、体験談を話してくれました。身近な先輩達の話は、大人が話すよりも数倍、生徒の心に響いたようです。3学期になると2年生は1回目の三者面談が行われます。大きな人生の岐路はもう目の前です。悔いのない人生を生きていくために、今やるべき事に全力で取り組み、進路希望を実現してほしいと思います。







平成27年度高校生向け建設産業ガイダンス

平成27年度「高校生向け建設産業ガイダンス」
日  時:平成27年12月17日(木)
会  場:グランメッセ熊本

 今回行われたガイダンスでは、講話や体験をとおして建設業界の魅力を勉強させていただきました。本校生徒も先輩方の話に聞き入っており、充実したガイダンスとなった様です。建設業界の若者離れが深刻化していますが、日本の社会基盤を支えていくのは建設業です。本校建設工学科からも国を支えるエンジニアをどんどん輩出できればと思います。
全体会での講話

         
ブース毎での説明