高校生向け「建設業ナイストライ」-舗装実習-(建設工学科1年生)
令和3年11月2日(火)
熊本県土木部ならびに一般社団法人 熊本県道路舗装協会主催による
高校生向け「建設業ナイストライ」(舗装実習)が開催され
県内の工業高校土木系学科の生徒168人
建設工学科からは1年生(33人)が参加しました。
①重機マシーンコントロール
重機の操作には熟練した技術が必要でしたが
5GやICTによって重機を遠隔操作,無人操作ができるようになりました。
つまり誰が操作しても設計通りに掘削や整地ができるようになったわけですね。
②舗装実習
アスファルトフィニッシャーでアスファルト混合物を敷ならす。
ローラーで締め固める。
建設工事というと肉体労働というイメージを持つ方が多いと思いますが
ほとんどの作業は機械がやってくれるんですよ。
区画線を引いている様子です。
県内土木系学科全ての生徒が参加した体験会でしたが
なんと建設工学科だけが特別にこの作業をさせてもらいました。
③VR体験
危険を察知できないと,とんでもない事故が発生します。
そこでVRを活用してKYT(危険予知トレーニング)を行います。
これは高所作業車におけるKYTの様子です。
これはクレーンを操作する際のKYTの様子です。
④3D測量
災害などが発生した場所には近づけません。
そこでドローンを飛ばして撮影し,
画像処理ソフトで3次元の地図を作成し対策を練ります。
最近,建設工学科ではドローンと画像解析ソフトを購入しました。
3年生が中心となって使えるよう準備しています。
近く授業に取り入れていく予定です
DJI製 INSPIRE2
高性能PCと画像処理ソフト
こうしてみると,
建設系のお仕事は「肉体労働→機器の操作」に変わったんですよ。
おわかりいただけたでしょうか
建設工学科の1年生諸君にとって
初めての体験学習会でしたが
アンケートでは,「建設業の仕事内容が理解できた」
「建設業に興味を持った」という意見が多数見られました。
素晴らしい体験会でした。
主催していただいた熊本県ならびに道路舗装協会の皆様
本当にありがとうございました。