2016年10月の記事一覧
鉄道の日2016 in 日奈久温泉駅
10月29日(土)肥薩おれんじ鉄道主催イベント『鉄道の日2016 in 日奈久温泉駅』に参加しました。
農業科の授業の一環で生産した実習製品の販売を行ないましたが、毎日の通学でお世話になっている“肥薩おれんじ鉄道”に感謝の気持ちを込めての参加でもあります。
駅の待合室では鉄道模型の走行展示やモニターを使用しての運転操作体験、鉄道教室などが行なわれていました。地元の方や鉄道ファンの方々と、実習製品の販売を通して芦北高校のPRとともにたくさんの会話を楽しむことができました。
「アタたちが作ったんね~! これもね~! こやんとも作っとね~! まぁ~!!」
次回のイベント参加は11月12日(土)~13日(日)熊本農業公園で行なわれる『2016くまもと農業フェア』です。遊びに来てください!
芦高米できました♪
11月19日(土)の芦高祭で販売するために、農業科1年生が袋詰めを行っています。
袋の中はおいしそうな米でいっぱいです。ラベルのデザインは生徒が考えました。
去年に引き続き、今年もいい米ができました。ぜひ御賞味ください。
イベントのお知らせ②
目玉は芦北高校農業科で考案し、芦北地域の魅力をいっぱい詰め込んだ「芦北の玉手箱(弁当)」です。 まだ食べたことがない人はこの機会にぜひ御賞味ください
※ 『限定20食』となっておりますので、早い者勝ちです
販売だけではなく、様々なイベントがあります。詳しくは肥薩おれんじ鉄道HPをご覧ください
パンは化学♪
農業科2年生「食品製造」の授業は「パン製造」について学習しています。
今回は『米粉入りミルクパン』を作りました。
食パンやテーブルロール、メロンパンなどの「パン」は、なぜ“ふんわりふわふわ”なのでしょう?スポンジケーキなどは卵の気泡性で膨らみますが、パンは「イースト」というパン酵母の力が働いてふんわりと膨らみます。「イースト」は、原料の小麦粉や砂糖、水などと混ざり、30~38度位の環境でとても活動します。これを『発酵』といいます。発酵作用によって二酸化炭素やアルコールを発生させます。この二酸化炭素がパン生地の膨らみとなります。出来たてのパンを割ってみるとアルコール臭がしますが、これはエタノールという物質です。このように解説してみるとまさに、『パン製造』は化学です!他にも“なぜ強力粉を使うの?”などなど、パンを語るとキリがないので…知りたい方は農業科に入学しよう♪
【米粉入りミルクパンの製造工程】50g分割 9~10コ分
①ボールに水60g、牛乳68g、砂糖57g、スキムミルク10g、卵15g、塩3g、イースト5gを入れホイッパーで混ぜます。
②①に強力粉210g、米粉40gを加え手でしっかりこねます。
③ひとまとまりになったら、バター25gを加えさらにこねます。
④表面がなめらかになり、弾力が出てきたら生地をきれいにまとめ、ボールにラップをしてねかせます。(一次発酵38℃ 40分)
⑤一次発酵が終了したとき、生地は2倍程度に膨らみます。この生地を手でおさえて『ガス抜き』(二酸化炭素)をします。
⑥分割(50g)→丸め→ベンチタイム(イーストが活発に活動して、生地をふわふわにします)
⑦成形 (いろんな形にできますが今回は一番簡単なコッペパンの形に♪)
⑧二次発酵(38℃ 25分)
⑨つやだしの卵液を塗って焼き上げます!(170℃12分←オーブンによって違います)
次回の実習では、いよいよパン販売(数が少ないので校内販売だけです…すみません)です。
芦高産「米粉」が入った、もちもちふわふわの甘い『ミルクパン』!
学習の成果がしっかり出せますように!
稲刈り交流
10月12・13日に農業科1年生は「農業と環境」の授業で稲刈りを行いました。6月に合同で田植えをした芦北支援学校佐敷分教室1年生と、芦北町立佐敷小学校5年生と一緒に稲刈りを行いました。
12日は、佐敷分教室の1年生とと合同で稲刈りをしました。水田の周りをノコギリカマで刈ったあとに、コンバインに乗って稲刈りを行いました。変形した田圃なので苦戦しながらも一生懸命に稲刈りをしていました。
また、生徒たちの中には初めて稲刈りした生徒もいましたが、「楽しかった」や「コンバインの操作が難しかった」などの感想がありました。
13日は、昔の稲刈りの方法や道具を実際に見せて説明したり、1つの穂から何粒の籾があるのかなどの体験をしました。その後、佐敷小・佐敷分教室の児童生徒には、芦北高校1年生の指導の下、カマを使って稲を刈ってもらったり、陰干しを行うための稲を束ねて干してもらいました。佐敷小・分教室の児童生徒からは、「楽しかった」や「もっと稲刈りしたい」など多くの感想をいただきました。また、農業科1年生からは「こんなに教えることが難しいのか」や「相手に伝えるのが難しかった」などの感想が聞かれました。
今回の合同実習では、「教えることの難しさ」や「相手に物事を伝えることの大変さ」など良い経験を得ることができたように感じました。さらには、「小学生に戻りたい」という生徒もおり、生徒たちにとって、貴重な体験になりました。
さらに、収穫した米は稲刈りをした農業科1年生が芦高祭で販売しますので、美味しい芦高のお米をぜひご賞味ください。
販売イベントの御案内①
TVで御存知の方も多いと思いますが、10月15日(土)~16日(日)にKABが主催するKAB元気フェスタが今年も開催されます。
ぜひお越しください。
もちもち★お団子
農業科3年生「食品製造」の授業で『みたらし団子』を作りました。
『みたらし団子』は京都府にある下鴨神社が行なう「御手洗祭(みたらしさい)」が起源と言われている和菓子です。神社の敷地内にある御手洗池の水泡を模してこの団子が作られたと言われています。
【製造工程】竹串4個×6本
〈お団子〉
①白玉粉100g、絹ごし豆腐125g、砂糖10gを手でこねてひとまとめにする。
②24個(1個あたり10g程度)に分割して丸めます。
③熱湯に入れて茹で、浮き上がってきたら氷水にとり冷まします。
④クッキングペーパーで水気を取り、竹串に4個刺します。
⑤熱した焼き網又はフライパンでお団子の表面に焦げ目をつけます。
〈みたらしあん〉
①醤油18g、砂糖10g、みりん26g、片栗粉4g、水50gを鍋に入れ、しっかり混ぜます。
②中火にかけてとろみがつくまで煮詰めます。冷めたらお団子⑤にかけて出来上がりです。
今回使用した『白玉粉』はもち米を水洗いし石臼で水挽きし沈殿させたものを乾燥させて作られたものです。一般的な「もち粉」より少し高価な粉です。
さて、9月15日 十五夜「中秋の名月」に美しい月を鑑賞されましたか?十五夜は、15個のお団子とススキなどをお供えし、作物の収穫・実りに感謝する行事です。また、その後にめぐってくる「十三夜」は、十五夜についで美しい月だと言われています。今年の十三夜は10月13日です。お団子片手にお月見鑑賞いかがですか?
おいしそう!!
いつもですが、きれいに上手にできた時は、生徒は誰もその場で食べません!渡す人がきまってるのかな?
サクサク♪米粉クッキー
農業科1年生「食品製造」の授業では、1学期に食品の加工を行なうにあたっての『食品衛生』『食品の分類』『穀類の加工』について、座学を中心に行なってきました。本日は、その学習を踏まえて「クッキー製造」を行ないました。
芦北高校オリジナルの「米粉クッキー」です。原料の米粉は農業科で栽培している「うるち米」を粉に加工したものを使用しました。(←うるち米とは、皆さんが普段食べている白米です。)
【米粉クッキーの製造工程】(20枚分)
①無塩バター100gをクリーム状になるまで練ります。
②砂糖50gを加え白っぽくなるまでさらに混ぜます。
③米粉を加えしっかりすり混ぜます。←ポロポロとそぼろ状になります。
④14gに計量して厚さ1㎝・直径3~4㎝に成形して天板に並べます。
⑤オーブンで170℃、17~20分焼成します。
⑥あら熱がとれたら粉糖をつけてできあがりです。
初めてお菓子作りを行った生徒
この米粉クッキーは卵も使用しないので、小麦アレルギーや卵アレルギーに対応できるクッキーです。また、小麦粉と違って米粉は空気中の水分で固まらないので、ふるいにかける必要もありません。クッキーなどの焼き菓子の場合、小麦粉は混ぜすぎるとグルテン(タンパク質)を形成して食感が悪くなりますが、米粉にはグルテンが含まれないのでどんなに混ぜてもサクサクの食感のクッキーができます。
6月に田植えをして早いもので、来週はいよいよ稲刈りです。
米を作り、そしてそれを原料としてお菓子も作れる農業科!!
みなさんもぜひ一度「米粉クッキー」を作ってみてください!!
先進地視察研修(農業科)
今日、農業科1年は先進地視察研修に行きました。 1年生も芦北高校農業科に入学して半年が経ちました。
最初は農場実習や食品製造の実習で何をしているのか分からなかった生徒も、今ではきちんと理解し、任せられるところも増えてきました。 そこで、実際の農場や食品製造の現場を見ることで、より農業に深い関心を持ってもらうために、今回の研修を企画しました。
最初に、芦北町にある「JAあしきた ゼリー工場」を見学しました。 JAのファーマーズマーケットをはじめ、夏にはお歳暮商品として販売しているデコポンゼリーはここで製造されています。
ここで製造されている商品の説明を受け、実際に工場の中を見せてもらいました。食品を扱うところなので、白衣を着てエアシャワーに入ってから見学しました。
次は、JNC水俣製造所内にある「トマトハウス」です。 最近は農業生産と関係ないと思っていた企業も農業に参入しています。 JNCが自社開発した栽培システムで高糖度のトマトを生産し、販売されています。その試験栽培をしているハウスを見学させていただきました。
とても大きなハウスでした。中では自社開発された栽培システムを見ることができました。
最後は、地元芦北町の果樹農家である松本喜作様の農場を見学しました。 芦北・水俣の農産物といえば不知火(でこぽん)を思い浮かべる人もいると思います。 この芦北・水俣地域だけで熊本県の不知火生産量の3割以上を占めています。栽培の様子を見せていただくとともに、様々な話をしていただきました。
ハウス内では大きく実った不知火を見ることができました。まだまだこれから大きくなり、甘くておいしい果実になるそうです。
芦北・水俣は農業が盛んな地域です。 実際に生産現場を見ることで、知らなかったことや意外に気付かなかったことに気付かされたと思います。 農業科1年生は、これから農業についてもっと深く勉強していきます。 今日の経験が後の実習などに活かしてくれるものと期待しています。
実りの秋(乙千屋水田)
6月8日(水)に芦北高校乙千屋水田にて佐敷小学校5年生と芦北支援学校佐敷分教室の生徒と芦北高校農業科(1年~3年)が合同で田植えを実施しました。
あれから4ヶ月になろうとしています。 見事な稲穂の水田の様子です。
水田は黄金色に染まり、立派な稲穂が出ています。
収穫は10月12日(火)・13日(水)で行う予定です。稲刈りも佐敷小学校、芦北支援学校佐敷分教室の児童、生徒のみなさんと合同で実施します。
去年はお米品評会の学生の部で2位を獲得しました。 今年も去年に負けない良い米ができていると思います。
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