2015年10月の記事一覧
安心安全真心こめて製造します
農業科2年生食品製造の授業では、「食品衛生」「製造理論」「製造技術」「食品流通」について学びます。
ちょっと難しい言葉ですね。
特に「食品流通」の授業では『生徒実習製品』として製造・販売を行なっていますので、食品関連企業と
同等レベルの衛生管理を行ないます。生徒の皆さんには「食品衛生」の授業で習ったように、埃が付いてない
清潔な実習服を着て、髪の毛を1本も出さずに帽子を着用し、マスクも着用、爪ok、手洗いは掌・指の間もブラシで
洗浄、ピッタリフィットの手袋をはめて、長靴を消毒槽で洗浄した完璧な状態で製造します。
↑ 「きちんと」が当たり前の実習です。
さて、本日はこれまで行なってきた各自で持ち帰る実習ではなく、イベント販売用の「アイスボックスクッキー」の
製造を行ないました。
【縦型のケーキミキサー】を使って、ボウルいっぱいのバターや薄力粉を混ぜて大量のクッキー生地を作ります。
デコレーションケーキのスポンジ台やパウンドケーキなどのバターケーキもこの機械で作ります。大きさは色々あり
ますがプロのパティシエも使用している機械です。
「材料のミキシング(混合)で80g入りのクッキーが70袋程度出来上がります。さて、1袋100円で販売するなら・・・
7,000円の売り上げです。」・・・ と、生徒たちは経営面の学習も行ないながら製造を行ないます。
「バターは最近高いし、国産小麦粉やこだわりの卵を使ったらもっと原価が上がるよね。あと人件費も考えないと・・・」
とたくさんの事を投げかけると「1袋100円じゃだめだよ!」「何回も混ぜないと元とれない!」という意見。「儲かる」と
「こだわる」の間でどのように経営するかについても深く考える時間となります。
生地が出来上がると400gずつに計量して30cmの丸い棒状に成形し冷凍します。手の温もりで生地の中のバターが
溶けてしまうので、素早く、丁寧に成形しなければなりません。後日解凍し、表面にグラニュー糖をふりかけて厚さ1cm
にカットし、180度で12分程度焼成します。
11月14日(土)芦高祭でこの心を込めて製造した安心安全な「アイスボックスクッキー」を販売しますので
是非お越し下さい。
※ 1袋(80g入:7~8枚)100円です。
※ マーマレードやいちごジャム、マフィンもありますよ~!! お待ちしています。
↑サクサクのクッキーです
ビバ★稲刈り大収穫!
この日、農業科の一大イベント楽しい嬉しい稲刈りを1年農業科で行いました。
朝から生徒たちはウキウキが隠せず、「先生!まだですか?!早く水田に行きましょう!!」
と実習服姿で急がされました。
秋晴れのすっきりとした天候のなか、10時にスタート。たわわに実った田んぼの前で記念撮影。
1aの田んぼをすべて手刈りといきたいところですが、芦高には「コンバイン」があります!
コンバインは稲を刈り取り、脱穀までを行ってくれる農業機械のことです。
とても格好よくて、黄金色の稲穂の中を颯爽と走る姿は、見ていて惚れ惚れします。
なにせ1年に1回、このときだけしか登場しないのですから
その素敵なコンバインが田んぼに入ったり、旋回するためのスペースは、人の手によって刈り取ります。
今回初めて稲刈りをする生徒は3名でした。意外にも多くの人が経験したことがあるようです。
よく切れる鋸鎌を手に、真剣に稲を刈っていく1年農業科の生徒たち。
思い返せば、5月なのに冷たい雨が降りしきる中、びしょぬれになり、震えながら田植えをしたのでした。
生徒たちには衝撃的な体験だったようです。(↓5月の田植えの様子)
そして、8月には2時間かけて畦の除草をしました。もちろんすべて手作業です。
道具も使いませんでした。手袋だけです。22名全員が必死になって汗をかいて草と戦いました。
予定よりもずいぶん早く田んぼの角を刈ってしまいました。全員が手を抜かずしっかり頑張ったからです。
でも、生徒たちは「先生、まだ刈ってもいいですか?」と声を掛けてくれました。
生徒を前に引っ張ってくれる。それだけ、田んぼには大きな魅力が詰まっていたようです。
さて稲刈りもおわり、いよいよ今年の農業実習もクライマックスです。
美味しい秋が本当に楽しみですね!
11月14日(土)芦高祭!
収穫したお米を「芦高米」として、1kg300円で販売いたします。
ぜひ、生徒が育てたお米をご賞味下さい!!
たくさんのご来場をお待ちしています!
チョコレートのふわふわシフォンケーキ♪
ブッセなど比較的製造工程が簡単な基礎的な実習を行なってきました。生徒全員、粉のふるい方、バターの混ぜ方、
小麦粉を加えてからの混ぜ方などたくさんの“コツ”や“技”が分かってきたようでとても上達しています。
本日の製造実習は『チョコレートシフォンケーキ』です。
1人1台を各自持って帰りました。数人は自分でラッピング用のかわいい袋を準備していました。誰かにプレゼントするのかな?
今日もみんな、笑顔と充実感でいっぱいだったようです
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