機械科ブログ
(機械科)機械科棟の横に大きな船が泊まっています
学校の裏の運河(瀬戸海峡)に掘削船が来ていました。多分、海底に積もった泥を掻き揚げて、水深を確保する工事をしているのだろうと思われます。考査(一昨日から期末考査です)が終わって下校時に、普段見慣れない大型の掘削船を見て「何だろう(?_?)」と思った生徒も多かったかもしれません。
本校生にとっては普段から見慣れたこの運河、生徒たちが勉強で疲れた目を癒したり、クラスマッチで魚釣りを競ったりする楽しい水辺ですが、有明海と八代海を延長約5キロメートルで結び、古くから長崎県や天草北岸から八代海沿岸や鹿児島県への海上最短コースとして重要な役割を果たしている海峡として国土交通省が管理する海上航路上の要所でもあります。
海峡の歴史については、本渡市誌によると「最浅部は干潮時には歩行も可能な水深で航路としての常時利用はできなかったので、昭和29年から国の直轄事業として航路開削を始め、昭和36年に完成した。しかし完成後は予想以上の船舶が航行するようになり、年々大型化してきたので海難事故が多発し、憂慮すべき状態となった。そこで、昭和39年に拡幅工事(幅50m)に着手。さらに昭和43年から増深工事(水深マイナス4.5m)にとりかかり、昭和51年から第5次港湾整備5カ年計画で整備された」とありました。