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【ASⅢ】三学会合同発表会2023へ参加しました

5月27日(土)に、熊本大学で三学会合同発表会2023が開催され、生物分野の研究をしているASⅢ3班と科学部2班が参加しました。

 この発表会は、日本動物学会九州支部、九州沖縄植物学会、日本生態学会九州地区会の3学会が合同で開催しているもので、高校生のポスター発表に加えて、大学生や大学院生の発表も多数出展されていました。

2時間のポスターセッションの中で、分かりやすい発表の仕方を学んだり、大学生や大学教授の方々から多くの助言をいただいたりして、今後の研究でやるべきことが明確になったようです。

貴重なアドバイス、ありがとうございました。

【ASⅢ】協力して研究を進めています / Working as a team

 ASⅢでは、各グループの研究を進めています。「電磁誘導班」は、公式を活用したり川の流れを観察しながら、今後の研究の方向性を練り直していました。「アマモ班」は研究を進めながら、地学室でアマモを植えたり、水槽を掃除したりしています。光合成を妨げないために清掃が欠かせないとのこと、研究は毎日のコツコツの積み重ねですね。

 5月27日には科学部とASⅢの生徒が熊本大学で実施される三学会合同熊本大会(日本動物学会九州支部会・九州沖縄植物学会・日本生態学会九州地区会)でのポスター発表に参加します。コロナ禍も収束に向かいつつある今年度は、校外での活躍の場も増える見込みです。それぞれの研究の成果が発揮できますように。

Students in ASⅢ have been carrying their studies forward working as a team.  A group studying electromagnetic induction was discussing using physics formulas and observing the streamflow from the window.  They were rethinking the hypothesis and determining the direction of their study.  Meanwhile, students studying on producing bioethanol from eelgrass, were planting more eelgrasses and cleaning the water tanks they use.  They say they have to clean the tank every day, to keep the eelgrass photosynthesized properly.  Their daily efforts will surely prove the saying “Continuity is the father of success.” some day.

This Saturday some students of the Science Club and ASⅢ students will participate in an academic conference at Kumamoto University.  They will be joining poster presentations representing our school.  As COVID-19 disaster has been settling down gradually, students are expecting to have more chances for presentations.  We hope they can do their best!

 

【ASⅡ】バイオエタノール班にインタビュー / An interview with a group producing Bioethanol

 今週も、他校のプレゼンテーションを視聴することからASⅡの授業が始まりました。生徒たちは毎週プレゼンテーションを視聴しますが、それには毎週異なった意図があります。例えば、今回の茶粕などを使った水素の発生に関するプレゼンテーションは、「目に見えないものをどのように数値化するか」ということが視聴のポイントでした。視聴後、生徒はグループに分かれ、今後の研究の方向性や内容についての計画を練りました。

 今日のASには崇城大学の田丸先生もおいでいただきました。定期的に研究の様子を見ていただき、生徒に寄り添って助言をしてくださる頼もしい先生です。様々な分野での専門家の力をお借りしながら、徐々に研究がスタートしつつあります。

 


 さて、今回は「バイオエタノール班」の2人に、研究内容について聞いてみました。有害物質を出さずにプラスチックの材料である「エチレン」を生成することを将来的な視野に入れ、天草で穫れる作物からのバイオエタノール生成を計画しているグループです。

 


Q どんな作物を使ってバイオエタノールを生成する予定ですか。

A 現時点では、サトウキビを原料として考えています。天草で栽培されていることと、廃棄する部分が多いのも理由です。

 


Q ほかの材料も考えていますか。

A サトウキビは穫れる期間があまり長くないので、麦芽や米、ぶどうやじゃがいもなども候補には入っています。

 


Q 先生方などから受けた助言があれば、教えてください。

A 3年生の先輩がアマモからバイオエタノールを生成する研究をされているので、よくお話を伺ったり、相談したりしています。今日、化学の先生から研究の新規性をもう少し考えることと、初めから多くの原料を試すのではなく、1つの原料でポイントを絞って研究するという助言をいただいたので、もう少しグループで話し合ってみたいと思います。

 


Today's AS class started with a presentation as usual.  Although students watch a presentation every week, each presentation has a teacher's particular intention.  Today they watched a presentation about producing hydrogen by using tea leaves.  Students were expected to learn how to visualize what we cannot actually see with our eyes (in this case, hydrogen).  After discussing the presentation, students formed 11 groups and planned how they will proceed with their research this year.


Here is an interview with students who study the production of bioethanol. They are to produce bioethanol from crops harvested in Amakusa, aiming for the future production of ethylene, without making noxious chemicals.   

Interviewer (I): Which crops do you have in mind to use for your study?

Students(S): We’re thinking of sugar canes because they are grown here, and we hear much of their stems are not being used and are thrown away.

I: Do you have any other crops in mind too?

S: Yes, since sugar canes are seasonal crops, we might also consider some other local crops such as malt, rice, grapes, or potatoes too.

I: Have you received any useful advice from others?

S: There is a 3rd-grader’s group studying “production of bioethanol from eelgrass, so we talk to them and ask for advice now and then.  Still, one teacher pointed out we needed to have novelty in our research, so we need to discuss it more.

 

 

【科学部】1年生部員も頑張っています。

入部して1ヵ月ほど過ぎた1年生ですが、部活動にも慣れ、各自の研究を頑張っています。

今日はその様子の一部をお伝えします。

<サンゴ班> サンゴの生態調査と保全を研究しています。

<化石班> 御所浦島の生痕化石を研究しています。

<赤潮班> 赤潮による被害の軽減を目指して研究しています。

<ホタル班> 天草のホタルの遺伝的変異を研究しています。

<アマモ班> 魚糞を活用したアマモ肥料の開発を研究しています。

 

【ATⅠ】田辺市の取組に学ぶ「これからの地域づくり」/ Learning advanced approaches in regional revitazation  

本日のATⅠでは、和歌山県田辺市から熊本大学に出向されている鍋屋安則様より、田辺市での地方創生の取組について講義がありました。

天草市と同じような人口減少の課題を抱えている田辺市では、2016年に「たなべ未来創造塾」を立ち上げ、地方創生のための様々な取組で成果を上げています。今回の講義の中で、鍋屋さんは地方創生に欠かせない視点として、「地域と企業がwin-winとなること」を挙げられました。「塾生」の活躍例として、「ジビエ」等の地元食材を活用したり、調理で出た野菜くずを堆肥化して利用する等「地域循環型」のフレンチレストラン。「うなぎ」と「紀州梅」の禁断のコラボで地域食材の魅力をアピールしている鰻店など、地域課題を「ピンチ」ではなく、むしろ「チャンス」と捉えて活躍している「かっこいい大人」の事例をご紹介いただきました。

 勢いのある和歌山弁で展開される、臨場感のあるプレゼンに生徒たちは引き込まれ、20分があっという間に過ぎていきました。講義後のディスカッションでは、「地域のために挑戦している大人はかっこいい」「地域の課題を解決するために大人がつながり、成果を出しているところがすごい」等の意見が出ていました。

 熊本大学と天草市役所の方々の貴重な講義も来週で最後となりました。次回のATⅠでは、ついに、私達のふるさと天草でどのような取組がなされているかを見ていきます。この講義での学びや気づきを基に、自分たちにしかできない研究課題を見い出していってくれることを期待しています。

In today’s ATⅠ, we had Mr. Nabeya Yasunori, a Tanabe City employee, who now works as an assignee at Kumamoto Univ.  He told us about some advanced approaches his city has been taking to revitalize the city.  

Experiencing the population decline, Tanabe City in Wakayama launched a project called “Tanabe Mirai Sojo Juku,” a project for local people to learn and start new business plans.  One perspective he introduced to us today was “creating win-win situations for both regions and businesses.”  If companies and their people can’t make a business out of what they do, it would be something far from sustainable.  He told us about a French restaurant featured in the Michelin Guide 2022, which uses local ingredients and makes compost from food waste.  He also introduced an eel company that has produced a new product using their eels and Japanese pickled plums, which had long been regarded as a taboo (people in the old days believed that eels and plums don’t go well together).  Many people in Tanabe don’t think their city is having a difficult time, but rather, believe they have more chances for a brighter future.  

Mr. Tanebe’s energetic presentation, done with his powerful Wakayama dialect, fascinated students, and the twenty-minute lecture flew by in a blink.  In the following discussion, they talked about the “cool adults",  who have been trying their best for their region, or connecting with others and did produce results.  

Next week we’ll have a look at some unique activities done by cool adults in our city.  We hope these special lectures will help students find their own research topics in the near future.

【ATⅡ】B2(数値データを処理する力)の本評価を行いました

今日のATⅡでは、B2(数値データを処理する力)の本評価を実施しました。

担当の先生と1人ずつ面談を行い、「実験は何回行ったか」や「外部機関との連携はしたか」などを確認していきました。

今後予定している実験の詳細や予想していた結果とは異なる結果が得られたらどうするかなど、今後の研究がさらに進むように担当者からのアドバイスも行われていました。

【ASⅠ】天草学連続講義④

5月23日(火)、天草学連続講義として、天草市の政策企画課から講師の先生をお招きし、ご講演いただきました。

天草市の未来のためにどのような理想を描くのか、5つの理念や40の政策についてご説明いただきました。

1年生はこれから地元天草を題材にして課題研究を行っていきます。

天草が抱える課題について、総合的に知ることができる良い機会になりました。

 

また、続く7限目では知的財産権について学びました。

身近にある音楽や動画と知的財産権の関係について理解を深めることができました。

【総合理科(生物分野)】ミクロメーターのしくみに関する探究型授業

今日のあるクラスの総合理科(生物分野)では、「ミクロメーターの原理」について学習しました。

ミクロメーターとは、簡単に言うと顕微鏡の中のものさしです。筆箱に入っている定規では、ミドリムシのサイズを測ることはできませんよね。生徒達にその理由を聞くと「ミドリムシはものさしの目盛りよりも小さいから」や「動いている生物だから測りにくい」という返答が返ってきました。そのような問題点を克服できるのがミクロメーターです。

ミクロメーターの原理を理解する上でのポイントは、「新しいものさしをつくること」です。

授業では、その感覚を体験してもらいました。

今日は理論でしたが、次の授業では実際に細胞の大きさを測る実験を予定しています。

【ATⅠ】「持続可能な天草」とは/ “Sustainable Amakusa” would be like…

 本日のATⅠでは、熊本大学 熊本創生推進機構地域連携部門部門長の金岡省吾先生より、2回目の講義を受けました。地域経済分析システム「RESAS」による「将来人口メッシュ増減率」の2050年の予想を見てみると、東京と名古屋以外のほとんどの地域で人口は減少しており、天草はというと、やはりほとんどの地域で人口は大幅に減少しています。では、人口減少が天草に及ぼす影響は具体的にはどのようなものなのでしょうか。また、私たちには何ができるのでしょうか。

 生徒は20分ほどの講義を受けた後、前回と同じように、個人で印象に残ったことや気になったことを書き出し、その後、グループで意見を出し合いました。「食料品や生活必需品を扱う店やガソリンスタンドなどが減り、住みたくても住めない状況になるかもしれない」という意見、「熊本市などの都市圏に30分で行ければ、天草に住んで都市に通勤や通学するという人が増えるのではないか」というアイデア、「人口が減少するから店などが減るのか、それとも店等が減るから人口が減るのか」という素朴な疑問など、各グループで様々な意見が出ていました。

 金岡先生はおっしゃいます。「君たちのほとんどが天草を将来出ていく、もしくは出ていきたいと言っている。それはそれでいい。けれど、都会の人たちで地方がカッコイイ、と言っている人がたくさん出てきている。みんなは嘘だと思うかもしれないけれど、地方が魅力的だと言う企業や人々がたくさんいるんだ」と。

 「天草探究」での活動を通じて、生徒たちは天草の抱える課題だけでなく、地域創生のために頑張っている「カッコイイ大人」や「面白い取組」についても学んでいくことでしょう。更に、探究活動を通して今取り組みたい研究課題だけでなく、卒業後に学びたいことや挑戦したいことも見い出していってくれることを願っています。


  We had a second lecture on Regional Revitalization from Professor Shogo Kanaoka from Kumamoto University. Today he introduced us to “RESAS,” a system for analyzing the regional economy in Japan.  Looking at what would happen by 2050, we found that all regions, except Tokyo and Nagoya areas, would have a population decline, needless to say, the same would happen to most areas in our hometown.  How would this affect people in Amakusa in particular?  What could we do to prevent its disappearance?

  During the lecture, students wrote down what impressed them or questions they had on their worksheet.  They then discussed their ideas in groups of four.  Here are some of the opinions, ideas, and questions they had.

 - If there were less and less stores or petrol stations, which we cannot live without, there would be more people who cannot live there even if they want to.
   - If we could travel to Kumamoto city in half an hour, for instance, it would be possible for people to live in Amakusa and work or study in Kumamoto city.
  - We wondered if the population decline first happens, which leads to the decrease of stores, or vice versa.

       Prof. Kanaoka says, “I hear many of you say you will, or want to leave Amakusa in the future.  Of course it is ok.  Still, I do want you to know that more and more people in big cities have found provincial regions very attractive.  You may not believe me, but so many big companies and people in urban areas say it is very cool to do things in those regions!” 

       Through activities in this Inquiry Studies’ classes, students will probably learn not only about problems in Amakusa, but also about “cool adults,” in Prof. Kanaoka’s words, and their innovative activities here.  Furthermore, we are also expecting them to find what they want to study after graduating high school.  One day, they will surely realize why we call Amakusa “Treasure Islands of Japan.”  Yes, we teachers try our best to be “cool adults” for them too!

【ASⅠ】天草学連続講義②③

6限目は天草市役所水産振興課の方から「天草の漁業について」、7限目は文化課の方から「世界遺産の崎津集落について」のお話をいただきました。最後の質疑・応答でも活発に質問する姿が見られました。地域の歴史や課題を知り、今後の探究活動に繋げてほしいです。

【SSH職員研修】天高版探究型授業実践に向けて

 本日、今年度初めてのSSH職員研修を行いました。今回のメインは各教科で探究場面を設定する活動でした。天草高校では、すべての教科で生徒たちが「探究」する場面を設定し、生徒の力を伸ばせるよう授業内外の活動を工夫しています。具体的には、授業の中に13の探究場面を設定し、学年毎に特に重視する項目を設けて学習活動に取り入れています。例えば、1年生で重視する探究場面の1つは「協働する」で、その場面では、生徒がグループで自分の意見を述べたり、自分のグループの経験をもとに他のグループにアドバイスするといった活動に取り組みます。

 今回の研修では、生物の授業での探究場面の例を学んだ後、各教科で実際の教科書を持ち寄り、自分の教科でどのような探究場面が設定できるかを個人で考えた後、教科のメンバーで共有したり、意見交換したりしました。

 限られた時間ではありましたが、教科の特性を活かした授業での探究場面を具体的に考えることができました。探究と言えばASやATを思い浮かべがちですが、毎時間の授業に探究活動の芽があります。その芽をどう育てていくかが私達職員の課題でもあると思います。みんなでアイデアを出し合っていきましょう!

 

【ASⅡ】研究の方向性は決まりつつありますが...  / Brainstorming and discussions 

本日のASⅡも、プレゼンテーションを視聴して、発表の仕方や内容を分析することから始まりました。本日見たのは花の配置に関する研究発表と質疑応答でしたが、発表者の応答の内容や、質問に対応するスライドが事前に用意されている様子等から、プレゼンテーションだけでなく質疑応答にも周到な準備がなされていることが伺えました。今回は、視聴した研究発表が他校のものより優れている点はどこなのか、という観点でもプレゼンテーションを分析しました。優れた点として、モデルを制作して実験をしていること、1年目に研究したことを2年目に検証していることなどが挙げられました。

生徒たちの「研究報告書」を見ると、先行研究をしっかり調べており、自分たちの研究の方向性は決まりつつあるようです。反面、具体的にどのような点を調べて数値を検証するのか等、研究内容の絞り込みが必要な班が多くあります。今日は先生方が各班を回り、研究について様々なアドバイスや核心をついた質問をしていました。今の段階でしっかり研究内容や方法についてアイデアを出し合い、内容を練っておくことがよい研究につながります。後悔のないテーマ設定ができますように!

As usual, today’s ASⅡ started with watching, then discussing, a research presentation.  Today’s presentation was about research related to the unique structure of a flower. Students were impressed at how well the presenter prepared for the question and answer session: she answered every question without any hesitation, and already had an “answer slide” for anticipated questions.  In today’s class, students also discussed which points made that research presentation superior to others. Two points noted were that experiments included models made by the researcher, and verified results of what she found out in the previous year.

Looking through the activity report the student started last week, students have studied previous research quite well, and most of them have a basic idea of what they would like to study.  On the other hand, many of them need to narrow down what to study as well - they need to have a more specific idea on what kind of experiments to have, or what sort of figures they are expected to discover through their research.  Students were struggling in deciding what to study. Meanwhile, some teachers visited each group, giving them some advice or helping them deliver better ideas. Brainstorming and shaping their plans at this initial stage will lead students to interesting research in the future. Keep up the hard work!

【ASⅢ】崇城大学での実習に向けて

ASⅢでは、6月6日(火)に崇城大学で実習を行いデータ収集をする予定です。

今日は崇城大学の田丸教授に来ていただき、事前指導をしていただきました。

生徒からの質問を聞き、研究でつまずいている点を解消できるような助言をいただきました。

今後はこの事前指導を受けて、本番の実習で正確なデータが得られるようサンプル処理を進めていきます。

【ATⅡ】次回の本評価に向けて研究を進めています

本日のATⅡでは、来週予定されているB2(数値データを収集する)の本評価に向けて、多くの班が実験や調査を行っていました。

チョークの粉を使った塩害対策や赤潮発生のメカニズム調査、フードロスを目指したメニューの開発など、それぞれに特色あるテーマで調査が進められています。

 

黒板のチョークの粉を集める様子

 

発電装置を組み立てる様子

マイクロプラスチックの動きを見る装置を組み立てる様子

普段使わない食材を使って調理する様子

【ASⅠ】研究・調査方法について学びました

5月7日(日)のASⅠでは、6限目に研究に必要な考え方や、調査の方法について学びました。

今後、ASⅠでは生徒自身が課題を見つけ、探究活動を行っていきます。

その際に念頭におくべき4つの観点や、天草高校で利用できる調査機材についての説明が行われました。

また、7限目には、情報社会の次に来ると言われているSociety5.0について、情報科の藤岡先生による講義がありました。ICTを活用した全教室一斉講義が行われ、動画やスライドを確認しながら学んでいきました。

1年生は着々と、課題研究に必要な知識を身につけています。

 

 

【ATⅠ】SDGsの取り組みを知ろう / SDGs-related actitivies around us

今日のATⅠでは、先日の金岡先生の講義を基にして、SDGsの実際の取組について調べました。NPO法人ETIC.による「SDGs取組中マップ」には、SDGsの17のゴールとその具体的な活動例が掲載してあります。例えば、気候変動に関するゴール13には、現在30ほどの取組が紹介されています。(その中の一つは天草高校の先輩が過去に研究した、温暖化による海面水位上昇量の予測に関する取り組みです!)

生徒たちはワークシートに沿って、17のゴールから自分の関心のあるゴールを選び、データベースに掲載された取り組みから面白いと思ったもの、今後取り組めそうだと思ったものを探して要約するという作業をしました。実際の活動例を見てみることで、生徒たちは日本のあちこちで地域課題に即した取り組みがなされていることが実感できたようです。

今日の活動は、今後のATⅠの研究テーマ選定に必ず役立つと思います。昨年度のASⅠの経験を生かして、自分たちにしかできない探究活動を進めていってほしいです。

Going off of our last class, students spent time looking up information on the actual SDGs initiatives all over Japan. ETIC., an NPO corporation in Japan, provides us a database of “SDGs on-going initiatives” online, in which we can read thousands of SDGs-related activities all over Japan. For example, they introduced about 30 activities related to Goal No.13, a goal on climate change. Research on the sea level change due to global warming - done by our school’s graduates - is listed there too!

In class, each student chose two goals they found interesting and tried to learn what kind of activities there were based on those goals. Then they summarized each article so that they could share the information with their classmates. By looking at various activities related to SDGs, they came to realize there are many SDGs-related activities rooted in several communities all over Japan. 

Today’s class will surely help students in choosing their research topic in ATⅠ. With what they experienced through last year’s ASⅠ classes, we hope students will seek their own ways to carry on inquiry-based studies!

【総合理科】実験から見る核の役割(生物分野)

総合理科B(生物分野)で探究場面を設定した授業を行いました。


細胞に存在する核のはたらきを明らかにした実験を紹介し、生徒達に考察を考えさせました。

予想と反する結果が得られた箇所に着目して「何が起こったのか」を考察し、発表してもらいました。

この活動を通して、核の役割は「生命を維持する」ことに加え、生物の「形や性質を決定している」ことに気づくことができたようです。

今後は、そのメカニズムについて学習していきます。

【科学部】御所浦島での生痕化石調査(第2回)

科学部化石班が、2回目の生痕化石調査を行いました。

今回は、前回の予備調査の結果を受けて作成したコドラートを使って、自分たちが考えた調査方法が可能かどうか確認しました。

想定と異なり、上手くいかない点もあり改良が必要ですが、調査方法を概ね確立できました。

次回から本格調査に移行します。

さて、中生代の海底では何が起きていたのでしょうか?結果をお楽しみに!

【ATⅡ】「活動報告書」始めました! / Keeping an Activity Report

今回のASⅡでは、まず、「ブランコの運動」についてのプレゼンテーションと質疑・応答を視聴しました。プレゼン後、参考にしたい点と改善した方がいいと思う点を各自で挙げました。どちらの点も多く挙げられるようになってはきましたが、プレゼンテーションの内容だけに注目してしまい、研究自体についての改善点を指摘するということはまだまだ難しい面もあるようです。

その後、生徒たちは引き続きこれからの研究テーマを決定するための情報を集めていました。方向性が決まりつつある班は、先行研究を見て、自分たちの研究の新規性はどのような点なのかを考え出しているようです。先生方に自分から積極的にアドバイスを受けにいく生徒も多く見られました。

本日から、「活動報告」を毎時間書くことになりました。この報告書を、授業後時間を置かずにきっちりつけておくことで、自分やグループの活動を振り返ることができ、次回やるべきことを明確にすることができます。今後、研究を進めて行くうえで、この活動報告書はきっと役に立ってくれるはずです!

In today’s ASⅡ, students watched a presentation on the motions of swings, followed by a question-and-answer session. They discussed its good and bad points after watching. Having experienced this activity several times before, students are now better at finding both good and bad points about the presentations. Yet, it still remains difficult for them to point out problems of the presentation’s study itself.   

After the discussion, students tried to get more information about the field they are interested in, which will be a help to decide on the themes of their group studies. Some students who already had some ideas in mind, were looking at as much previous research as they could to find a fresh concept of their own to study in the future. Some others were asking teachers for advice. 

From today on, students will keep an activity report every time they have AS class. By writing it as soon as they finish the day, they will be able to look back on what they did and also foresee what they should do in their next class. This activity report will be a strong support for their study.

【科学部】新入部員への研究活動指導

科学部の2,3年生が新入部員に対して、研究活動の指導をしています。

指導の内容は調査機器の使用法であったり、発表要旨の書き方、年間スケジュールの立て方等、多岐にわたっています。

新入部員の皆さんは、しっかり学んで今後の参考にして下さい。