機械科blog
広安西小学校へのロケットストーブ及びリアカーの寄贈
3月2日(金)11時00分より、益城町立広安西小学校に「ロケットストーブ及びリアカー」を寄贈しました。
本校は平成29年度より防災型コミュニティ・スクールとして指定され熊本地震の教訓のもと、行政をはじめ地域と連携した学校づくりを行っているところです。学校運営協議会を開催し、本校で製作した防災コンロ「ロケットストーブ」を用いた防災食の試食や地域の方との避難訓練を行うなど、様々な取組を行ってまいりました。また、先日、避難所運営マニュアルを制作し、地域の方々にもマニュアルを配布し、情報の共有を行ったところで、今後も防災型コミュニティ・スクールとしての役割を果たしていきたいと考えております。
防災についての知見を更に深めるため、昨年10月27日(金)に広安西小学校を訪問し、熊本地震における学校の対応等をご教示いただきました。今回は、本校で製作した「ロケットストーブ」と「リアカー」を広安西小学校に寄贈し、今後の防災教育等に活用してもらえばと考え、寄贈に至りました。
当日は本校機械科3年生の生徒ら9名で訪問し、広安西小学校の井手校長先生との懇談後、ロケットストーブ及びリアカーを寄贈しました。益城町役場様、熊本日日新聞様、くまもと県民テレビ(KKT)様に取材に来ていただき、卒業したばかりの3年生にとって、良い思い出になりました。なお、当日の様子は熊本日日新聞様(3月3日朝刊に掲載)、くまもと県民テレビ(KKT)様(3月4日、5日のニュースで放映)の2社に取り上げていただきました。
最後に、この寄贈に協力いただいた皆様に感謝します。ありがとうございました。
平成29年度機械科ジュニアマイスター
☆平成29年度 機械科ジュニアマイスター認定者☆(平成29年度後期申請分まで)
3年A組・・・21名(シルバー:11名、ゴールド:10名(特別表彰1名を含む))
3年B組・・・22名(シルバー:14名、ゴールド:8名)
2年A組・・・11名(シルバー:9名、ゴールド:2名)
2年B組・・・13名(シルバー:9名、ゴールド:4名)
合計・・・68名(シルバー:43名、ゴールド:24名(特別表彰1名を含む))
今年は昨年以上にジュニアマイスターの認定を受けることができました。
これは生徒たちが多くの検定に挑戦し努力を重ねた結果、合格をしたからだと思います。多くの検定を取得しているということは、自分のアピールポイントをたくさん持っているということです。
ぜひ高校3年間で自分の強みをたくさん身につけてほしいとおもいます。
機械科の生徒が取得した主な資格です。
≪工業校長会主催≫
・計算技術検定(3級・2級・1級)
・情報技術検定(3級)
・リスニング英語検定(3級・2級・1級)
・基礎製図検定
・グラフィックデザイン検定(2級)
・品質管理検定(4級)
≪国家技能検定≫
・機械加工 旋盤作業(3級・2級)
フライス盤作業(3級)
マシニングセンタ作業(3級)
・機械検査 機械検査作業(3級)
・機械保全 機械系保全(3級・2級)
≪危険物取扱者試験≫
・甲種
・乙種(3類・4類・5類・6類)
≪その他≫
・第二種電気工事士
・JIS溶接評価者試験(手溶接・半自動溶接)専門級・基礎級
・漢字検定
・数学検定
このように機械科の生徒は多くの資格を受験し、合格しています。
中学生のみなさん!気になる資格はありましたか?
ぜひ機械科に入学して、自分の強みを見つけましょう!
植柳校区災害用調理器具贈呈式(機械科)
2月23日(金)10時00分より、八代市植柳コミュニティセンターにおいて「災害用調理器具(ロケットストーブ)贈呈式」を開催しました。
寄贈に至る経緯は、本校では今年度から防災型コミュニティ・スクールとして、地域と一体となった連携体制や防災システムの構築に取り組んでいます。その学校運営協議会の中で、熊本地震の際、被災者のために炊き出しを行われた中華料理「太楼」様と協同で、災害用調理器具(ロケットストーブ)の製作に本校機械科3年生が取り組み、本調理器具を使用した避難食の試食会を開催したところ、学校運営協議会委員で植柳校区代表の方から、植柳校区6町内にも同様の調理器具を製作してもらえないだろうかとの要望があり、本日の寄贈に至りました。
贈呈式の前に、機械科3年生による「防災型コミュニティ・スクールとして今出来ること~災害用調理コンロで地域防災、被災地支援を!~」の発表を植柳校区の皆様の前で行いました。
発表後、贈呈式を行いました。来賓として八代市総務部危機管理課総務審議員の寺田基一郎様、八代市議会議員で本校機械科OBの村山俊臣様にご出席いただきました。
出席者紹介、挨拶等の様子。
災害用調理器具(ロケットストーブ)の贈呈、謝辞、感謝状贈呈の様子。
出席者の皆様と記念撮影。
植柳校区の6町内に災害用調理器具(ロケットストーブ)を寄贈し、地域の皆様には大変喜んでいただきました。生徒たちが製作した災害用調理器具(ロケットストーブ)を防災としての利用はもちろん、地域の集まりや行事等で活用していただき、植柳地域の絆を深める一つのきっかけにしていただけると嬉しく思います。また、生徒たちは機械科3年間で身に付けた技術を生かして、地元八代に貢献ができ、充実感や誰かのために一生懸命頑張ることの大切さを経験することができました。この経験は将来、社会人として欠かすことのできないものだと思います。この経験を生かして、4月からの新生活に向けて、新しいステージで頑張ってくれるものと期待しています。
最後に、この機会を作っていただいた植柳校区の皆様、本当にありがとうございました。
平成29年度機械科課題研究発表会
機械科は2クラスあるため、機械科3年A組は2年A組の生徒へ。機械科3年B組の生徒は2年B組の生徒へ1年間の課題研究の成果を発表しました。
今年の研究テーマ(※発表順)
<A組>
・エネルギーの有効活用(ロケットストーブとラジエータを組み合わせエネルギー活用について)
・ものづくり2(サンドブラスト、引張試験片づくり)
・コミュニティスクールとして今出来ること~災害用調理コンロで地域防災、被災地支援を~
・ものづくり1(卓球防球ネット製作とBBQコンロテーブル)
・アイディアロボット(高校生アイディアロボット大会に向けて)
・MC加工(中学生体験入学プレート、機械科実習棟鍵プレート製作)
<B組>
・リレーシーケンス~後輩への贈りもの~
・のりもの~動力や電気の力を使わずのりものを動かす~
・地域貢献ものづくり(出身中学校の指令台補修・サッカーゴール解体)
・機械部品製作(技能検定練習材料製作、旋盤コマ、動力伝達機構)
・ものづくり(部活動ベンチ補修、トンボ製作、電車の乗用部製作)
・乗用草刈り機(昨年製作された草刈り機の改善)
1年間同じメンバーで製作・研究し、たくさんの失敗を繰り返しながらやっと発表までたどり着けました。
実習とは違い自分たちで考えて次の作業を決めるため、なかなか授業時間だけでは完成せず、放課後や夏休み等を利用してやっと完成までたどりつくことができました。それでもまだ完成していない班もありますが、今回の課題研究で仲間との協力の大切さを感じ、そして自分たちが機械科で学んできた知識・技術の集大成を成果として出せたのではないのでしょうか。卒業後、このように一からものづくりをする生徒は少ないと思いますが、この経験が何かに役立てばいいなと思います。
2年生はこの発表をきいて、何か感じてくれたらうれしいです。そして来年度、どんなことがしたいか考えてほしいと思います。