2017年5月の記事一覧
バレーボールの魅力
バレーボールの魅力
4月28日(金)、第34回人吉・球磨地区合同体育大会が開催され、多良木高校では陸上競技とバレーボール競技が実施されました。陸上が個の力の競い合いであるのに対し、バレーボールはチームの戦いで対照的でした。本校第1体育館で繰り広げられたバレーボール競技を観戦して、改めてその魅力に引き付けられ、時間が立つのを忘れるほどでした。
男子バレーボールは、球磨工業と南稜の2校が参加し、戦いました。男子はジャンプ力があり、滞空時間が長く感じられ、まるで垂直に叩き込むようなスパイクの威力は目を見張るほどです。コートに叩き付けられたボールが2階席までバウンドすることもあり、男子のプレーはダイナミックで迫力があります。
男子バレーボールは近年競技人口が減り、大会に参加する高校も少なくなってきているようです。かつて1972年(昭和47年)にミュンヘンオリンピックで日本の男子チームが金メダルを取った頃は、男子バレーの人気は高いものがありました。当時、私は小学生でしたが、その熱気を覚えています。スポーツの人気も消長があります。かつての人気がなくても、好きなバレーボールに没頭する男子生徒に心からの声援を送りました。
女子バレーボールは、人吉、球磨中央・球磨商業、南稜、そして多良木の4校が参加し、白熱した試合の連続でした。女子バレーの魅力は6人全員で懸命にボールを拾い、つなぎ、返すチームワークにあると思います。打ち合い(ラリー)が続き、緊張感ある攻防はまことに見ごたえがありました。
多良木高校女子バレーボールチームは、部員10人(1人はマネージャー)という出場チームの中で最小人数ながら、全員の力を結集して接戦を制し、優勝を果たしました。ミスをしても、リードされても、慌てず諦めずお互いを信じて果敢なプレーをやり抜いた生徒たちを頼もしく思います。高校総体まであと1か月です。この最高のメンバーでバレーに打ち込む時間はそう多くは残されていません。限りある時間を惜しみ、バレーボールを心の底から楽しんでほしいと願います。
登録機関
管理責任者
校長 粟谷 雅之
運用担当者
本田 朋丈
有薗 真澄