2018年11月の記事一覧
嗚呼、甲子園球場 ~ マスターズ甲子園2018応援2
嗚呼、甲子園球場 ~ マスターズ甲子園2018応援2
阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)は、ホームベースからセンター奥まで115m、レフトとライトの両翼が95mの規模を誇り、スタンド(観客席)の収容人員は4万7千人余りの巨大なスタジアムです。大正13年(1924年)に竣工し、夏の全国高等学校野球選手権大会、春の選抜高等学校野球大会の会場として今日に至っており、高校野球の聖地と称されます。この夏の第100回記念大会では、秋田県立金足農業高校の健闘が大きな話題となりました。また、プロ野球の阪神タイガースの本拠地であり、熱狂的タイガースファンの応援で知られます。この甲子園球場で試合ができることは、野球を愛する人々にとって夢のようなことでしょう。マスターズ甲子園2018のキャッチフレーズは「いくつになっても甲子園球児はカッコいい」です。
熊本県代表の座を勝ち取り、初出場を成し遂げた多良木高校野球部OBチームは、11月10日(土)の開会式直後の8時35分から、福島県代表の日大東北OBチームとの試合に臨みました。マスターズ甲子園大会は、ボランティア応援の仕組みがあり、地元の西宮市や神戸市の中学、高校の吹奏楽部が演奏してくれることになっています。多良木高校OBチームを応援してくれたのは、神戸市立本山南中学校吹奏楽部の皆さんでした。力強い演奏で選手を元気づけてくれ、球場の雰囲気も盛り上がりました。
多良木高校OBチームはマネージャーも含め50人がベンチに入りました。前半は34歳以下の若手選手が出場します。私もよく知っている近年卒業した7人の選手たちが甲子園のグラウンドで溌剌とプレイする姿を見ていると、こちらも気持ちが明るくなります。後半は35歳以上のシニア選手の出番です。7月まで多良木高校野球部のコーチをしてくださった尾方さんが捕手としてプレイされました。その姿は眩しく映りました。
マスターズ甲子園は優勝を決める大会ではなく、各チームひと試合です。甲子園球場で試合をすることが目的なのです。高校野球の聖地である甲子園球場は、かつて甲子園を目指した大人たちも温かく迎え入れてくれました。
登録機関
管理責任者
校長 粟谷 雅之
運用担当者
本田 朋丈
有薗 真澄