9月8日(金)に横田徳二氏南稜高校部活動等助成基金を活用して購入した馬運車(馬の輸送トラック)の納車式を行いました。購入に至る経緯と納車式の様子をお伝えします。
【横田徳二氏南稜高校部活動等助成基金について】
横田様は、昭和38年に本校の前身である球磨農業高校林業科を卒業され現在は、熊本市江津にて株式会社横田産業の取締役をされています。これまで部活動活性化基金やNICC(南稜インターナショナルコミュニケーションサークル)など本校教育活動に対し多大なるご支援をいただいてきました。馬術部では過去6年間で馬の購入費補助(H30)、練習用障害横木の購入(R2)、練習用川砂の購入(R3)、第6回全日本高校生自馬選手権大会への参加費補助(R3)、馬人工授精用凍結精液の購入(R4)、飼料高騰による飼料代補助(R5)を受けて今日の活動ができています。
【馬運車を所有している理由について】
馬術部が立ち上がってから32年を迎えますが、これまで2台の馬運車を所有してきました。馬術部の大会は、主に菊池農業高校馬術競技場で行われるため、県南地域に位置する本校は、馬運車を所有することで部員たちが不自由なく大会に出場することができ、これまで経験を積めたことで今日の活躍があります。現在県内に6校馬術部があり、九州地区の高校馬術部を含めても高校で馬運車を所有している学校は本校のみとなります。また、馬運車の活用は、高校生の大会参加に限らず、馬を連れて地域のお祭りや乗馬体験(ふれあい)に参加するなど馬術の普及に大きな役割を果たしてきました。
【南稜馬術部後援会について】
本校馬術部の設立と同時期に、南稜高校馬術部を応援する会が発足し、現在40名の会員がいらっしゃいます。馬運車の維持・管理費は、会員様からの寄付金によって行われています。
【馬運車の更新について】
これまで使用してきた馬運車は、初年度登録が平成4年となっており本校が購入したのは、平成16年に南稜馬術部後援会費より購入し、18年間(初年度登録から合わせると31年間)使用してきました。近年では、高校生の大会直前の輸送中に後輪のブレーキオイルのオイル管が破損し、ブレーキが効かない状況になりました。また、急なエンジン停止や高速道路でアクセルペダルのワイヤーが切れるなど、大事には至りませんでしたが年数が長い分、車検、点検整備をしてもあらゆる箇所に消耗がきている現状でした。そのことから更新を検討してきました。
【納車式の様子】
横田様をはじめご多用の中にご出席いただいた皆様ありがとうございました。
まずはじめに校長よりお礼の言葉を述べました。
続いて3年生キャプテンの西田さんが部員を代表して感謝の思いを述べました。
横田様よりお言葉をいただきました。部員たちへ「今よりもう一段上を目指して部活動を頑張って欲しい」という言葉に気が引き締まりました。
校長より感謝状を贈呈させていただきました。
【旧馬運車最後の輸送(九州地区高等学校馬術競技大会)2023年6月18日(日)】
馬術部を18年間支えてくれました。これまでの卒業生や馬術部に携わってきた顧問にまで思い入れが大きいと思います。遠方では、第6回全国高校生自馬選手権大会(静岡県御殿場市)や第76回国民体育大会代替大会(三重県鈴鹿市)への輸送も行いました。感謝の気持ちでいっぱいです。
横田徳二 様
この度は多大なるご協力をいただき本当にありがとうございました。今後大切に使用させていただきます。横田様の想いは、本校職員・部員の心に刻まれました。横田様のお気持ちにを胸に今後とも頑張って参ります。
また、購入資金の一部を南稜高校馬術部後援会費及び南稜高校馬術部保護者会費よりご負担をいただいています。改めて感謝申し上げます。