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学校ブログ

【小学部・中学部】今年も田植えの季節になりました

 6月25日(火),毎年ご協力いただいている本校稲作アドバイザー・平本さんを講師に,田植え体験をしました。毎年恒例の田植えに向けて,水が張る前から観察しに行ったり,田植えの動きを経験者の先輩から教わったりと,事前学習をして当日に臨みました。

当日は小雨がぱらつく天候でしたが,田植えの経験を通して,苗をちぎったり泥に足がぬかるんだりする感触を味わったり,田植えをする大変さを味わったり,とても貴重な経験をさせていただきました。秋には立派な稲に育つのか,楽しみにしながら田んぼを観察していきたいと思います。平本さん,どうもありがとうございました!

【小学部2~6年】いってみよう!やってみよう!

 6月3日、7日の2日間に分けて、和水町の社会福祉法人青いりんごの会銀河ステーションへクッキー作り体験に出かけました。バスに乗り、わくわく、どきどきしながら出発しました。銀河ステーションに着くと、エプロンを着てクッキー作りへ。児童同士で協力し、粉を振るって、生地を混ぜて、伸ばして、いろいろな形のクッキーを作りました。昼食も銀河ステーションで提供していただき、ドライカレーやカレーを食べました。

 クッキー作り体験をして、さらに児童同士の絆が深まったのではないかと思います。今後もみんなでいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

救命救急法の職員研修

 児童生徒が安心して学び、生活できる教育環境の整備の一環として、水泳の学習開始を控えた去る6月13日に、山鹿市消防署東分署の方々をお招きし、救命救急法の職員研修を行いました。

 前半に胸骨圧迫の実技を行い、AEDの使用方法について学びました。胸骨圧迫については、児童生徒の体型に応じたダミー人形を用いて実技を行うことができ、それぞれの胸骨圧迫の方法を学び実践につながるものになりました。

 

  

 後半では、プールで水難した際の救助方法を学びました。水の中から体を引き上げる際には、バスタオルを用いて引き上げると体が滑らず効果的であること、AEDを使用する際には、パッドを貼る部分の水分を拭き取ること、可能であれば、人工呼吸を行うことが有効であることを知りました。最後に、119番した際は、落ち着いて救急隊の指示に従い対応することが重要になると改めて学びました。

 

 今後も、安心・安全な教育環境づくりを目指し、児童生徒の命を守るためにできることについて、全職員で日々取り組んでいきたいと思います。

【小学部1年】稲田たんけんへレッツゴー!

 入学して2か月と少し、すっかり学校に慣れてきた1年生7人は、稲田の町たんけんに出かけました。本校稲作アドバイザーの平本さん宅、高橋神社、稲光園、高倉牧場に行きました。平本さん宅では、飼育されているにわとり小屋を案内していただきました。間近で見るにわとりに少々驚きながらも、「コッコ!」と呼んで嬉しそうな子どもたちでした。

たんけんをして、改めて豊かな稲田の自然を感じました。これからも、地域の方々や自然、生き物たちと触れ合いながら、のびのびと成長してほしいと思っています。7人の稲田マスターの誕生です☆

【中学部】ひと足お先に!かもリンピック2024

 5月29日(水)に中学部の授業参観を行いました。今回の授業参観のテーマは「ひと足お先に!かもリンピック2024」でした。今年の夏にパリで行われるオリンピックよりも熱く、1人1人が輝く授業参観にしたいと目標を決め、3つの競技「移動式玉入れ」「徒競走」「校歌ダンス」に取り組みました。

 「移動式玉入れ」では、赤チームと白チームに分かれ、それぞれのチームで協力しながら移動する箱を目がけて玉入れを楽しんでいました。友達のことを応援したり、最後まで一生懸命に玉入れをしたりする姿がたくさんありました。

 「徒競走」では、本番まで「腕の使い方」や「走るフォーム」を意識して練習を行ってきました。本番当日は、これまでの練習の成果を発揮し、最後まで一生懸命に走り、成長した姿を授業参観に来てくださった方々に見てもらうことができました。

 最後の「校歌ダンス」では、ペアを作り校歌に合わせて踊ることができました。また、当日参加した中学部の生徒全員、笑顔いっぱいに踊ることができました。すべての競技を練習通りに、最後まで頑張ることができ、思い出に残る1日となったと思います。中学部の生徒・保護者の方・職員で一致団結し、みんなが輝いていて「ひと足お先に!かもリンピック2024」は大成功でした。振り返りでは「玉入れを頑張った」「最後まで走った」など、生徒は達成感を感じることができていました。応援に来ていただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。

【学校行事】第2回全校集会・かもいなふれあいの日

 5月23日(木)に「全校集会」と「かもいなふれあいの日」を行いました。今回も、小・中学部の体育館に小・中・高等部の児童生徒が集まり実施しました。

 全校集会では、高等部2年生の生徒から「鹿本商工高等学校体育大会への参加」について紹介がありました。高等部全体で鹿本商工体育大会に参加することは初めての取り組みで、小中学部の児童生徒は、写真や  動画を見ながら、高等部の生徒の頑張りを知ることができました。次回(6月)は、中学部の生徒が発表する予定です。

 全校集会の後は「かもいなふれあいの日」の活動を行い、全校児童生徒を5チームに分け「UFOキャッチャーゲーム」や「じゃんけん列車」を楽しみながら、交流を深めることができました。「UFOキャッチャーゲーム」では、チームでお互いに声を掛け合いながら、協力していました。全校生徒がお互いのことを知ったり、仲を深めたりする機会となり、とても有意義な時間を過ごしていました。

 

 【かもいなふれあいの日の活動内容】

①UFOキャッチャーゲーム

  ・4人グループになり、ゴムでペットボトルを挟む。

   ※小中高の児童生徒でグループを作る。

  ・そのまま移動してペットボトルをカゴに入れる。

  ・カゴに入れて戻ったら、次の4人がスタートする。

  ・制限時間内にたくさんのペットボトルを入れたチームが勝ち。

 

②じゃんけん列車

  ・①のゲームの4人ペアで小さな列車を作る。

  ・音楽に合わせて移動する。

  ・音が止まったら先頭の人がじゃんけんをする。負けたチームが後ろにつく。

  ・最後、大きな円になる。

   →円のまま、校歌を歌い、終わりの言葉を言う。

 

 

【高等部】農園芸班 じゃがいもとたまねぎを販売しました!

 令和6年5月30日(木)、高等部農園芸班が高等部校舎で学校関係者向けの販売会を行いました。

高等部では、今年度からクラフト班、総合サービス班、農園芸班の3班で作業学習を行っています。農園芸班は、畑作業を中心に働く意欲を培いながら、将来の職業生活や社会自立に向けて基盤となる資質・能力を育めるよう日々学習活動に取り組んでいます。

 5月初旬には、たまねぎとじゃがいもの収穫を行いました。事前に収穫の方法や注意点を学習し、作業ではお互いに声を掛け合いながら協力し合って取り組みました。収穫後は、計量・袋詰めを行ったり、販売会に向けて挨拶の練習をしたりして準備を行いました。

 当日は、送迎に来られた保護者や放課後等デイサービスの方々に向けて販売を行うことができました。「おいしそうですね」「買わせてください」と暖かい声をかけて頂いたことで、生徒たちは練習以上に大きな声で「ありがとうございます!」「また、よろしくお願いします」と話すことができました。販売会に参加した生徒たちに、大きな成長を感じることができました。ご購入頂いた方、暖かい声をかけて頂いた方々、ありがとうございました。

「たまねぎ収穫!」

「シーラーがけをして袋詰めに挑戦!」

「販売会当日。お客さんに元気な声で対応できました。」

「呼び込みも頑張りました!」

 

【小学部】ジャガイモ掘りに行ってきました!

 5月17日(金)、農業組合法人立山農産の立山さんの御厚意により、ジャガイモの収穫体験をさせていただきました。数日前から「ジャガイモ掘り、早く行きたいなぁ。」「たくさん掘るぞ!」と、子どもたちのワクワクした声が聞こえ、楽しみにしている様子が伝わってきました。

 当日は晴天に恵まれ、学校から500メートルほどの畑へ歩いて行きました。最初に立山さんからジャガイモの掘り方を教えていただき、ジャガイモ掘りスタート!子どもたちは夢中で土を掘り、「わぁ!ジャガイモ大きい!」「見て!たくさん掘ったよ。」と、泥んこになりながら歓声を上げていました。

 気持ちの良い青空の下、広々とした畑で子どもたちは思う存分ジャガイモの収穫をさせていただき、貴重な体験となりました。その日はみんな嬉しそうに袋一杯のジャガイモを持って帰り、次の日の連絡帳には「子どもがジャガイモ掘りとても楽しかったと言ってました。」「夕食にコロッケを作りました!」等、家庭からたくさんのコメントが記されていました。

 自然豊かな稲田の地で、地域の方々の愛情に包まれながら、子どもたちは机上では学べないたくさんのことを学ばせていただいています。立山さん、お忙しい中、子どもたちに貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました!

【高等部】鹿本商工高等学校体育大会へ参加しました!

 5月11日(土)、鹿本商工高等学校体育大会が開催されました。

 昨年度、希望者のみから始まった鹿本商工高等学校体育大会への参加ですが、今年度は高等部全体での参加となりました。1年生はもちろん、2、3年生もほとんどの生徒が初めての参加となり、当初は緊張や不安の声が多くありました。しかし、練習を繰り返すことで「できるようになってきた!」「上手になってる!」という経験が増え、徐々に「楽しみです!」という声も多くなりました。

 当日は好天に恵まれ、「100m走」「綱引き」「長縄跳び」を行いました。それぞれの競技では鹿本商工高等学校の生徒も一緒に参加したり、記録係を行ってくれたりしました。学校の枠を超えて、声援を送りあったり、協力しあったりする姿はとても素晴らしかったです。

 最後に、当日までご協力頂いた保護者並びに地域の皆様方、ありがとうございました。皆様方のおかげで無事、大会を終えることができました。今後も行事等、ご協力頂くことがあると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

令和6年度いじめ防止の取組 全校集会

 4月26日(金)に全校集会がありました。 児童生徒会から「役員紹介」や「年間行事予定」「いじめ防止」について話がありました。「いじめ防止」については、「嫌なことがあったり、きついことがあったりしたときは、周りの大人に相談しましょう」と呼びかけました。各学部に情報集約担当者(小学部は日隠先生、中学部は後藤先生、高等部は中満先生)がいますので、一人で悩まずに話してください。

 

 

子どものサイン発見チェックリスト

スクールサイン(高等部生徒)

今年度も、子どものサイン発見チェックリストや相談窓口一覧の配布、スクールサインの登録等を行い、自分に合った方法でSOSが出せるようにしていきます。

 

【学校行事】安全・安心で優しい教育環境づくりのために

 本校の重点目標の1つである「安全・安心で優しい教育環境づくり」の取組みについてご紹介します。

本校では、児童生徒が安心して生活できる教育環境の整備のため、

〇初動対応マニュアルに基づく危機管理研修

〇てんかん講座

〇食物アレルギー研修

〇行方不明捜索訓練

 等により全職員共通理解のもと危機管理体制を整えるとともに、児童生徒への保健教育・安全教育や避難訓練等を実施し、自分の命を守ることができるよう教育活動を実践しています。

 4月17日(水)は、落雷事故防止について教職員研修を実施しました。

 屋外活動での事前準備として天気予報を確認し、気象庁HPで「雷ナウキャスト」等の情報を活用することや天気の急変時には躊躇せず、計画を変更・中止すること等について研修を行いました。

 また、児童生徒にも登下校時に雷鳴が近くで聞こえた場合は近くの安全な場所に避難し、無理に屋外を移動しないこと等について安全教育を行っています。

 今後とも安全・安心な教育環境のもと、児童生徒一人一人に応じた教育活動を充実させてまいります。ご家庭等におかれましてもご指導をお願いします。

文責:教頭 種子永

【学校行事】「令和6年度(2024年度)PTA総会 ~今年度も「できるときに できる人が できることを 楽しみながら」を大切に~ 」

 4月23日(火)、小中学部校舎体育館で令和6年度のPTA総会を開催しました。

  総会では、PTA会員から選出された議長が会を進めながら、令和5年度の事業報告や会計決算報告並びに監査報告、そして、令和6年度の新役員、事業計画、予算の審議等が行われました。PTA新旧役員交代では、お越しいただいたPTA会員の皆様から温かい拍手をいただきながら、新PTA会長から旧PTA会長へ、これまでの感謝の意を込めた花束を贈呈するという、感動的な場面も見られました。当日は、御多忙の中、50人を超える多くの保護者の方に体育館にお越しいただき、心から感謝申し上げます。

  令和6年度も、本校PTAの理念である「できるときに できる人が できることを 楽しみながら」を大切にしながら、本校PTAが「子供のことで会話が弾み、保護者が楽しむ場、保護者同士が交流できる場」となるよう、「かもいなサロン」等様々な活動を計画しています。

本年度も本校PTAへのますますの御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

【小学部】生活単元学習「感謝の気持ちでおもてなし」

    小学部の生活単元学習では、今年度お世話になった方々を学校に招待し、おもてなしすることを通して感謝の気持ちを伝える学習を行いました。子どもたちは3つのグループに分かれ、それぞれどんなおもてなしをすればお客さんに喜んでもらえるのか、考えました。1つ目のグループでは、田植え・稲刈りでお世話になった稲作アドバイザーの平本さん、2つ目のグループでは、木工教室を開催してくださった自然観察指導員の中島さんご夫妻(岩じい、きみちゃん)公民館指導員の田中さん、そして3つ目のグループでは、文化祭や焼き芋の準備をしてくださった本校高等部の稲葉先生をご招待!

 話し合って役割を決めて練習を重ね、当日はその成果を発揮することができました。お茶や羊羹をふるまい、皆で書いた感謝状をお渡ししました。他にも、ダンスを披露したり、マッサージのサービスをしたり、小粋なトークで盛り上げたり!?各グループの個性が輝くおもてなしができました。最後は笑顔でお見送りし、それぞれ役割を全うして、感謝の伝わる楽しい会になりました。

  後日、中島さんご夫妻(岩じい、きみちゃん)から素敵なメッセージが届きました。一部を抜粋して、以下に紹介します。

 「オ・モ・テ・ナ・シ」していただいた生徒のみなさん、ほんとうにありがとうございました。みなさんの心のこもった「高級旅館」のようなおもてなしに、荒れたお天気も、晴れ晴れした気持ちになりました。きっと何度もなんども「稽古」なさったことでしょう。始まりのあいさつも、とても上手で、その上、好きな音楽とか食べ物はとか聞いてくれたり、「おすもう」が大好きな人がいたり、「マツケンサンバ」がかかると、みなさんが踊りだして、コレにはほんとうにビックリ!!しました。普段は、歌は聴いても踊ることはまずないのに、優しく誘われて、ついつい愉しく踊りだしてしまいました。岩じいは、普段はお茶は飲まないのに、美味しくて、「おかわり」させてもらいました!

「お開き」のあいさつも、時々目線を合わせてくれて、一生懸命の心がこもったあいさつに、感激しました!ひとりひとりのみなさんが、じぶんのできることを、ぜんりょくで「おもてなし」していただいたことに、大かんしゃです!ありがとうございました。

 イワジイときみちゃんより

【健康安全部】 「不審者対応訓練について」

 2月2日に、山鹿警察署・生活安全課の方を講師に招き、不審者対応訓練を行いました。訓練は、学校敷地内に不審者が侵入し、職員が発見するという想定で行いました。発見と同時に応援を呼んだり校舎内に放送をしたりする、初期対応、校内外への連絡、児童生徒の安全確保等の動きの確認をすることができました。また、不審者に対峙された先生方は本番を想定し、緊張感を持った表情をしていました。

 後半は、訓練の様子を映した動画を見ながら警察署員の方に改善点を教えて頂きました。また、警察署員の方から刺股の有効的な使い方も教えて頂きました。刺股が2本以上ないと有効な手段にならないことや不審者の死角に入ること、刺股は肩から脇に刺すことなど多くのことを教えてくださり今後の不審者対応に役に立つことばかりでした。今後も、児童生徒が安心・安全に過ごせる環境作りと、もしもの時にも対応できる体制作りに努めて行きたいと思います。

令和5年度高等部における薬物乱用防止教室

 1月16日の午後、学校薬剤師の狩野様を招き、高等部で薬物乱用防止教室を実施しました。今回は「喫煙・飲酒などの依存に関することについて」の講話をしていただきました。

 写真やイラストなどでわかりやすく説明していただいたので、生徒たちはよく理解することができました。生徒の感想からは、薬の正しい飲み方や薬には副作用があること、タバコの恐ろしさがわかり、友達に誘われてもタバコは吸わないといった感想も見られました。また、お酒の身体に与える影響や依存などに対する感想が1年生から3年生まで多く書かれていました。

 今後とも健全な発育や健康な生活について考えることができるよう指導に取り組んでいきたいと思います。

校内人権集会「人権の花畑、権利の花畑」

 12月の人権週間に合わせて、12月14日(木)に校内人権集会を実施しました。共同作品つくりを行い、小中学部は人権の花畑、高等部は権利の花畑を作りました。

 小中学部は、事前学習で自分の好きな色の折り紙をちぎり絵にして花を作成しました、当日は、自分の好きな色と作成していた花を発表して、その花を方眼紙に貼っていき、最後に人権の花言葉をグループで考え、中央に書いて花畑を完成させました。普段一緒に活動することがない他学部の友達と小グループで制作を行ったことで、仲が深まり、和気あいあいとした雰囲気で取り組む様子が見られました。また、レクリエ ーションでは、児童生徒会のメンバーが考えたジェスチャーゲームに会場はとても盛り上がり、子どもたちの一体感が更に高まったと思います。

 高等部は、権利の花畑を作成しました。事前学習で人権という言葉や子どもの権利について学習を行いました。子どもの権利条約の中から自分にとって一番大切に思う権利を1つ選び、その権利と自分が描いた花を合わせた権利の花を作成しました。当日は、学年混合のグループで一番大切に思う権利とその理由を発表して、花を貼っていき権利の花畑を作成していきました。自分と友達が大切に思っている権利を比較して、他者との考え方の違いに気付くことができました。また、普段活動しない異学年の友達と作品つくりに取り組んだことで、初めは緊張する生徒たちもいましたが、徐々に打ち解け、完成した花畑を見て誇らしそうな表情が見られました。

 今回の人権集会では、仲間づくりや他者と協力する姿勢を育むことを目的として、学年や学部を交えたグループとなって共同で作品づくりを行いました。今後も子ども達同士の仲が更に深まり、笑顔の絶えない明るい学校作りを目指して、人権教育を行っていきます。

【中学部】美術「手のり門松を作りました」

 終業式目前の12月21日(木)、「手のり門松づくり」をしました。講師は菊池少年自然の家の堀田様(通称リータさん)。門松を飾る由来や意味を教えていただいた後、早速活動開始。最初は慣れないノコギリでの活動に悪戦苦闘していましたが、繰り返すうちに少しずつコツをつかんだようで、後半はリズミカルに切ることができる生徒もいました。

 切った竹を束ねて組み立て飾りつけをする際には、基本のやり方を教えていただいた後に「自分なりにかっこよくしていいよ」とアドバイスがありました。結ぶ場所を変えてみたり、結び方を変えてみたりしてオリジナルの門松を完成させることができました。

 「ノコギリは難しかったけど楽しかった」「飾りができて嬉しい」「家の○○に飾ろうかな」等、口々に感想を述べたり、端材を大事に教室に持ち帰って並べてみたり、竹の穴から覗いてみたりと微笑ましい姿が多く見られました。教えていただいた菊池少年自然の家の堀田様、ありがとうございました。

【中学部】「元気に育て!花苗と球根を植えました。」

 鹿本中学校の生徒のみなさんが育てた花苗をプレゼントしていただきました。早速、植え方や育て方等を調べてガーデンピックを作り、苗を植えました。

 プランターは登下校時に良く見える昇降口に置いています。子どもたちは、「どんな色の花が咲くかな?」「いつ咲くかな?」と楽しみにしているようです。

 南門周辺の花壇には、チューリップの球根も植えました。ペットボトルで穴をあけ、球根を入れて土をかけたら水をかける「つっこみ植え」で、一人一人段取り良く植えることができました。

 子どもたちが進級・卒業と次へのステップを迎えるころ、色とりどりの花を咲かせてくれることと思います。

【中学部】道徳「山鹿の文化を知ろう」

 12月13日に、鹿本町で伝統的な渋団扇を製造している栗川商店の栗川様に来ていただきました。授業では団扇作りを実践していただき、一本の竹が団扇の形になっていく様子に、子どもたちも驚いた様子でした。竹を縦に割いて扇の形にする工程では、竹を実際に触って体験する場面も設定していただき、団扇作りの難しさも体感することができました。

 講話の中では、伝統を守っていくことに関する思いも話され、子どもたちにとって地域の伝統文化の大切さを感じられた授業となったのではないかと思います。

 この授業をきっかけに今後ももっと山鹿のことを知って、山鹿の良さをたくさん発見していってほしいと思います。

 栗川様、本当にありがとうございました。

【高等部】性教育講話~みんなに知ってほしい大切なこと~

 12月8日の午後、高等部でNPO法人せいしとらんし熊本から理事長の中村和可子様、看護師の靜谷綾佳様をお招きし、性教育講話を実施しました。今回の講話は、前半を1年生、後半を2、3年生と分けて、生徒たちにわかりやすく話していただきました。

1年生には、『みんなに知ってほしい大切なこと~「すき」ってなんだろう~』をテーマに話してくださいました。身体の成長や男女での成長の違いについて、「すき」と思うことは自然で、自由で、素敵であることを話していただき、生徒たちは自分の身体や気持ちを大事にすることの大切さを学ぶことができました。また、お付き合いについても話していただき、自分の気持ちをはっきり伝えることや、お互いの同意を確認することを学びました。

 2、3年生には、『みんなに知ってほしい大切なこと~妊娠のこと、みんなを守るSOS~』をテーマに話してくださいました。妊娠の仕組みを聞いて、自分自身もこんな小さかったときがあったのだと驚いている様子の生徒もいました。避妊の方法についての内容では、実際にコンドームを手に取り触れることで、見たり聞いたりすること以上に学ぶことができたのではないかと思いました。

 最後に、全学年共通の話ですが、講話の中で「SOSを出すこと」、「安心して話をできる人を見つけること」が大切と言われていました。今後も、学校では性教育に力を入れていくとともに、生徒が安心して話をしたり相談したりできる学校環境に努めていきたいと思います。