林業科ブログ
林業科 アマモ場再生研究班 九州大会出場!<マイプロジェクトAWARD>
12月12日(土)にマイプロジェクトAWARDin熊本・益城が行われました。
マイプロジェクトアワードでは、マイプロジェクトを実行した全国の高校生が、地域や
学校といった枠組みを超えて一堂に会し、活動を発表します。この日は、書類選考され
た県内の16チーム、普通高校や工業高校、農業高校など様々な分野のプロジェクト活
動の発表が行われました。
午前の部は、まず16チームが3班に分かれて、全員発表を行い各班の代表チームを選考しました。
本校のプロジェクトは「ヘドロ海域における多年生アマモ苗確立の基礎的研究~熊本豪雨災害の復興~」
と題して発表を行いました。約10分の発表を終えると審査員の方々から質疑応答及びフィードバック
、会場の視聴者からメッセージをいただき、プロジェクトの振り返りができました。
午後の部、最初に各班の代表が発表され見事!A班の代表として代表発表に選ばれました!
そして、この3チームの中から1チームが2月に行われる九州サミットに出場します。
全体発表では、さすがに各班代表チームの発表はレベルが高いものでしたが、本校の生徒たちも堂々とした発表を行いました。最後の結果発表は、みんなドキドキしていましたが、見事に全体発表でも1位の評価を受け、九州サミットの出場権を得ることができました!!
九州サミットでもこれまでの研究の成果をしっかりと発表したいと思います!そして、本日多くの高校のプロジェクト活動を見て、さらに生徒同士の交流を深めることができたので、今後に活かしていきます!
<発表メンバー>3年林業科1名、2年林業科4名
*九州サミット2月21日(日)今回は、オンラインにて実施予定。
*昨年度は、本校農業科「ほうじ茶プロジェクト」が九州大会で代表に選ばれ全国大会に出場しています!
「クヌギの伐採・ヒノキの間伐実習」
<11月4日(水)鏡山演習林にて>
2年林業科の演習林実習でヒノキの間伐実習とクヌギの伐採を行いました。林業科では、2年生から本格的に間伐などの伐採実習を行います。間伐実習は本日で2回目の実習です。1回目は、先月(10月8日)に、水俣・芦北林業研究グループ(林業のプロ)の方々から安全な伐倒方法やチェーンソーの使い方を教わりました。
<↑10月に地元林研グループの指導のもと伐倒の技術を学ぶ様子>
<↑10月には、高性能林業機械(プロセッサ)の操作も行いました>
林業のプロから指導いただいた後の今回の実習では、みんな伐倒や採材、玉切りなどの技術が大変向上していました!
そして今回は、クヌギの伐採も行いました。林業科では、クヌギを育て、伐ったクヌギはシイタケ原木として利用します。本日伐ったクヌギを2ヶ月ほど乾燥させその後、シイタケの種駒を打ちます。
今回の実習では、伐採技術の向上や班でお互いが指示を出し合い、安全に作業を進める状況が大変印象的でした!林業科では、演習林実習で実践的に森林・林業の知識・技術を学び、仕事力を身につけています!
「狩猟技術研修会」を実施
<10月7日(水)鏡山演習林にて>
芦北高校の鏡山演習林では、年々シカによる樹木被害が深刻化しています。そこで、本校で初めてとなる鳥獣被害対策についての研修会を2年林業科で実施しました。
( ↑ヒノキの実生苗がシカの食害で枯死 ) ( ↑いたるところに樹木の被害が増加 )
講師は、県内外で活躍されている「くまもと☆農家ハンター」の宮川さん、稲葉さん、井上さんに来ていただきました。また、熊本県広域本部林務課の皆さま、水俣芦北林業研究グループ(猟友会所属)の皆さまにもご協力いただきました。
( ↑宮川さんからの講話 ) ( ↑井上さん、稲葉さんからICT器具の説明 )
研修では、県内の農林業における鳥獣被害の深刻さ、鳥獣との共存の方法、ICTを活用した狩猟技術(箱ワナ)の知識・技術をご指導いただきました。鳥獣の性質を学びながら実際に箱ワナを2基組み立て、据え付けました。
ワナには通信式のセンサーカメラを設置しているため、スマートフォンやパソコンで箱ワナの状況が確認できます。設置した夜には、イノシシやアナグマが確認されました。
最近では、イノシシ、シカ、クマなどが町に出没するといったニュースを全国的によく見かけます。このような中、私たちはどうすればいいのかをしっかりと考えていきたいと思います。
この日は、くまもと☆農家ハンターさんを密着取材されている「情熱大陸」の取材陣の方々も同行されました。この日の、研修の様子ももしかしたら放送されるかもしれません。放送日は、RKKにて11月1日(日)夜11:00とのことです。是非、くまもと☆農家ハンターさんの取り組みを見て下さい。
課題研究発表会(林業科)
2月6日(木)、卒業を控えた3年生による「課題研究発表会」を実施しました。
(発表した3年林業科の生徒たち)
林業科は「林業の活性化、地域貢献、森・川・海の保全」などをテーマに掲げ、
森育班、木育班、ホタル班、アマモ班の4班編制で課題研究(プロジェクト学習)に取り組んでいます。
(発表の様子)
(多くの来賓にお越しいただきました。)
(来賓挨拶:芦北地域振興局林務課の本田様)
(講評:学科主任の前島先生)
4つの班において、立派な発表ができました。発表会に参加した林業科の1,2年生も先輩の活動に刺激を受けていました。長年築きあげてきた継続研究を大切にし、新たな研究への挑戦も視野に入れ、これからも課題研究(プロジェクト学習)に取り組んでいきます!
2年林業科 地域貢献(炭材の伐採・搬入)
1月29日(水)、芦北町大野地区にて2年林業科の生徒が、地元のNPO法人みさと様が主催する「プロジェクト炭窯」と連携した活動を行いました。NPO法人みさと代表の一川様のご指導のもと頑張りました!
NPO法人みさと様は、平成21年度から毎年地元保育園や小学生を対象に「炭づくり」や「森林教室」など体験的な学習活動に取り組まれてきました。これから「芦北高校とも連携した活動したい」という依頼があり、今回、炭の材料となるカシの木の伐採と炭窯への搬入を行いました。
カシの木(雑木)の伐採は、荒廃した山林の手入れにもつながります!軽トラック4台分ほどのカシの木を伐採しました。
伐採したカシの木は炭窯に入るサイズ(80cm、100cmほど)に揃えます。窯の中に隙間ができないよう炭材を詰めていきます。効率よく炭材を詰めていく方法も学べました。
実習の最後に焼き芋をいただきました。ごちそうさまでした。
今後は大野小学校の生徒が2月に火入れをし、3月に炭出しを行う予定です。スケジュールの都合がつけば、是非お手伝いをさせていただきたいと思います。
地域貢献へのうれしさを感じるとともに、普段何気なく目にしていた炭を作るのに、大変な労力を使うことを知ることができました。
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