☆海洋科学科☆

カテゴリ:食品系

【マリン校舎】(食品系)食品表示出前講座

令和4年6月17日(金)

 熊本県主催の食品表示出前講座が開かれ、食品系の3年生9名が参加しました。くらしの安全推進課の新納様、水本様を講師としてお招きし、法律に基づいた適正な食品表示について講義をしていただきました。

 講義終了後には、熊本県食品適正表示ジュニアリーダー証とくまモンピンバッジが授与され、講座を受けた生徒は、「食品表示の重要性が学べてよかった」「これからの専門の学習や進路に生かしたい」と話していました。

 

【マリン校舎】(食品系)バイオリアクター&アルコール発酵

令和4年6月6日(月)・6月10日(金)

 食品系の2・3年生の生徒達がバイオリアクター実験を行ないました!!

バイオリアクターとは人工いくらにも使われている技術で、液体の外側を膜でおおってカプセル状にすることができます。

この技術を利用して、今回はイースト菌をカプセルの中に閉じ込めて、そのカプセルを糖液にいれることでアルコール発酵が行なわれるか実験しました。

 

まず始めにアルギン酸ナトリウム・乳酸カルシウム等を計量します

 

 アルギン酸ナトリウムとドライイーストを混合します・・・①

混ぜ合わせた①を乳酸カルシウム水溶液に滴下して行くと、動画のように球体のカプセル状になります。

 これは、ドライイーストと共に混ぜ込んだアルギン酸ナトリウムが乳酸カルシウム水溶液のカルシウムイオンと作用することによって、表面が固化して膜を形成します。この膜は、イオンのような小さな粒子は通すことができますがそれ以上の大きな分子は通らずカプセル状になります。

 

 出来上がったカプセルをブドウ糖液とブドウジュースにそれぞれ入れて43℃程度のお湯で温めていると写真のように気泡がでてきて発酵が進んでいます。この液体の匂いをかいでみるとアルコール独特の香りがあり、アルコール発酵をしていることが確認できました!!

【マリン校舎】(食品系)郷土料理試作実習

令和4年6月14日(火)

 3年生食品系の生徒達は、「魚食文化」の授業で天草市の郷土料理である「押し包丁」と天草の特産品のばんかんを使った「ばんかんゼリー」を作りました(^∇^)。

 押し包丁とは、手打ちの麺と野菜をだし汁で煮込んだ料理のことをいい、小麦粉を押して伸ばして包丁で切って作ることからその名がついたそうです。生徒達は、初めて食べるという生徒もおり、食べてみると「美味しい!!」という声が聞こえてきました(^∇^)。また、デザートに作ったばんかんゼリーは、果肉とほどよい酸味と甘さの果汁が合わさった素晴らしいできばえでした!!

 この試作実習を通じて、生徒達がマリン校舎のある天草の郷土料理や特産品の魅力を再度確認して、新商品開発等に活かしてもらいたいです。

 

   始めに押し包丁に入れる野菜を切っています

 

     小麦粉を練って生地を作っています

 

   生地を平らにのばして包丁で切って麺にします

 

煮干しと昆布で出汁をとり、野菜やちくわ等の具材を煮込んでいます

 

     醤油と塩で味を調整して、完成!!

 

 ばんかんゼリーは果肉をたっぷり入れています(^∇^)

 

果汁にゼラチンを入れて、果肉の入ったカップに入れ冷やしたら完成!!

【マリン校舎】カフェ マリン校舎開店!!

令和4年6月3日(金)

 本日、2・3年生食品系の生徒達は、アイスクリームを製造し、そのアイスを使ってパフェを作りました(^∇^)。

 水産物とアイスクリームといわれると何ら関係ないように思われるかも知れませんが、実は関係あるんです!!

 市販のアイスクリームの中に含まれる、増粘安定剤のカラギナンは粘りをつけたり、形を保ったりする作用がある成分で、紅藻類に含まれていてます。

 このように、食品系では水産物の加工だけでなく、食品全般について学習し、食品会社に就職する人や自分でカフェをオープンしたりする人などに有利になるような実習も行なっています(^∇^)。

《アイスクリームの作り方》

 

まず、牛乳を加熱し殺菌と同時に砂糖が溶けやすくする様にします。

 

加熱した牛乳に卵黄と牛乳をいれときほぐし、砂糖を溶かします。

(卵黄は乳化(牛乳(水)と生クリーム(油)を混合する役割もあります。)

 

 しっかりと卵黄、牛乳、砂糖を混ぜ合わせます。(①工程)

 

 生クリームを五分立て(ごぶだて)にし、①と混合します。

 

   混ぜ合わせた液をアイスクリーマーにいれます。

 

アイスが固まったら、自分で盛り付けを行ないます(^∇^)

 

 完成品!!(みんなで美味しくいただきました(^∇^))

【マリン校舎】旬の果実を缶詰に・・・ びわ缶詰

令和4年5月25日(水)

 本日、2・3年生食品系の生徒達は、びわ缶詰の製造実習を行ないました!

原料として使うびわは、天草の鬼池地区で収穫されたもので旬を迎えています。

生徒達は、この実習を通じて天草で獲れる果実について学ぶと共に、果実缶詰を長期保存するためにシロップを酸性にするなど専門的な学習を行なっています。

本日作ったびわ缶詰はマリン祭等で販売予定です。皆さん、見かけたらぜひ召し上がって見てください(^∇^)。

 《実習風景》

 

原料のびわをカゴに入れ、お湯にくぐらせ皮を剥きやすくします

 

 

びわの果頂部と果柄部を切り落とし、専用ジグで種と薄皮を取り除いています。

 

 処理したびわを酸性の水溶液につけ、酸化を防止します。

 

    シラップを入れ、封をして完成です!!

【マリン校舎】身の回りの微生物を観察

令和4年5月23日(火)

 私たち人間の手や、日常生活を送る部屋には微生物が存在していますが、普通では見ることができません。

そこで、今回2年生食品系の生徒たちは食品管理の授業で標準寒天培地を用いて微生物の培養にチャレンジしました。

まず、自分の手にいる細菌と自分たちが使用する教室にいる空中落下菌を捕まえました。

すると・・・

 

上の写真の白っぽくなっている部分が微生物が増殖した箇所です(;'∀')

そして、この培養した微生物をスライドガラスに移し、顕微鏡で観察してみました。

 

    スライドガラスに微生物を移しています

 

      顕微鏡で微生物を観察しています

 

       顕微鏡でみた微生物

【マリン校舎】中和滴定実験

令和4年5月13日(金)

 本日、3年生の食品系の生徒達は中和滴定実験を行ないました!

 中和滴定とは、酸と塩基(アルカリ性)を混ぜることで中性になることを利用して、食品に含まれる未知の酸の濃度を計測するのに用いられる実験方法です。これを行なうことによって、食用油がどれだけ品質が悪くなっているかや清涼飲料水にどれだけ酸が入っているかなどを調べるなど食品の品質管理を行なう上で大事な実験です!

 実習で実際に食品を作るだけでなく、食品の品質管理についても学び、「食」のプロフェッショナルになれるように今後もしっかりと学習に取り組んで行きます!!

 

  操作方法についてしっかりと説明を聞いています!!

  

指示薬を入れた酸性の薬品に塩基性(アルカリ性)の薬品を滴下していきます

【マリン校舎】受け継がれる伝統の味 さば味噌煮缶詰

令和4年4月20日(水)

 本日、食品系の2・3年生は総合実習の時間でさば味噌煮缶詰の製造を行ないました(^∇^)。

さば味噌煮缶詰は水産高校から続く伝統ある実習製品で、マリン祭文化部門で販売を行なった時には、5分で完売してしまう人気商品です!!

 天草の牛深で水揚げされたさばを生徒達が捌いて、味噌調味液で味付けした缶詰は骨まで食べられる栄養満点の商品となっています。

 生徒達が、一つ一つ丁寧に作った商品です。マリン祭や地域の行事等で販売を行なう際には、ぜひお買い求めください!!

 

今回使用した牛深産のさばです(例年よりかなりサイズが大きいです!)

 

       生徒達が一匹一匹捌きます

 

    捌いたさばを缶詰の高さにカットします

 

   さばの重さを量って、缶詰に詰めていきます

 

   さばを詰めた缶に味噌調味液を入れていきます

 

   缶の中の空気を抜いて、蓋を閉めています

この後、115℃ので殺菌を行なうことによって、缶詰は3年保存することができます!!

【マリン校舎】お弁当作り実習

令和4年3月16日(水)

 本日、2年海洋科学科食品系の生徒達は、船舶料理士基礎の授業で「お花見に持って行くお弁当」というテーマで1人一品ずつ料理を行ない、みんなで一つのお弁当を作り上げました。

 お弁当の中身は、炊き込みごはんや唐揚げなどの定番のお弁当メニューのほかに、サラダやフルーツゼリーなど色とりどりの料理が作られ、目で見て楽しみ、舌で料理を楽しむことの出来るお弁当が出来上がりました(*^▽^*)。

 生徒達もそれぞれ作ったものを食べて美味しいと感想を述べていました。

 

    丹精込めて料理を作っています(*^▽^*)

 

  出来上がった料理を盛り付けて最後の仕上げを行ないます!

 

       完成したお弁当(^∇^)

 

出来上がったお弁当は先生方にも食べていただきました!!