☆海洋科学科☆

カテゴリ:海洋航海コース

【マリン校舎】(航海コース)熊本丸5次航海日誌 No.7

12月13日(土)~15日(月)

熊本丸の長崎港出島岸壁に停泊中、寄港地周辺の散策を行いました。船内では生活空間が限られ、運動量が不足しがちなため、運動不足解消を目的に生徒たちは積極的に歩き、心身のリフレッシュを図りました。

その後、実習船は長崎県五島列島・有川湾へ向かい、14日の午前9時に出港、午後1時に同湾へ錨泊しました。航行中には操舵号令の確認テストを実施しました。操舵号令は操船の基本であり、船長の指示を迅速かつ正確に実行することが求められます。生徒たちは緊張感をもって取り組み、実践的な技能の習得を目指しました。

有川湾での釣獲実習では、オオモンハタやアイブリを釣り上げることができました。釣り上げた魚は生徒自身が捌き、刺身や煮付けとして調理しました。鮮度の良い魚は身が締まり、大変美味しく、食事は完食となりました。

これらの実習を通して、生徒たちは航海技術や操船技能だけでなく、協働性や生活力、自然の恵みへの感謝の心を育んでいます。

〇13日(土)の様子
                         
〇14日(日)の様子
 
〇15日(月)の様子

【マリン校舎】(航海コース)熊本丸5次航海日誌 No.6

12月11日(木)~12日(金)

本校実習船「熊本丸」は、長崎県伊王島沖に錨泊し、午前中に釣獲実習を実施しましたが、今回は残念ながら釣果を得ることはできませんでした。午後からは細いエイトロープを用いたアイスプライスの練習を行い、初期の編み込みが特に難しいため、生徒たちは繰り返し練習を重ねて基礎技術の習得に努めました。

翌日、本船は午前8時に揚錨し、午前9時に長崎県出島岸壁へ入港しました。入港後はロープワークの確認テストを実施し、船員として必要とされる基本技術の習熟度を把握しました。今後も航海期間中に継続して練習に取り組み、全ての項目を確実に習得できるよう指導を進めてまいります。

〇11日(木)の様子
〇12日(金)の様子
 

【マリン校舎】(航海コース)熊本丸5次航海日誌 No.5

12月9日(火)~10日(水)

熊本丸は昨日の午前9時に抜錨後、午後1時に⾧崎県伊王島沖へ錨泊しました。

熊本丸での食事は、手間を惜しまず調理された本格的な料理が多く、生徒たちからも大変好評で、残さずしっかりと食べています。
また、船内の湯船にはエンジン冷却に使用した海水をためており、生徒たちは一日の疲れを癒やすため、そして風邪予防のためにも全員入浴し、心身ともにリフレッシュした時間を過ごしています。

〇9日(火)の様子
〇10日(水)の様子
                         

【マリン校舎】(航海コース)熊本丸5次航海日誌 No.4

12月6日(土)~8日(月)

午前9時に長崎港を出港し、強風と波浪の影響を受けながら、久しぶりに時化の中を航行しました。揺れが大きく、乗船していた生徒のうち3名ほどが一時的に体調を崩しましたが、昼過ぎに長崎県五島富江湾へ投錨した後には回復し、船内でトランプをして過ごすなど、落ち着いた様子で余暇の時間を楽しんでいました。

 錨泊中には、太いロープを使ったアイスプライス作りの実習を行いました。初めて挑戦する生徒も多く、一度で完璧に習得することは難しい作業ですが、海の仕事に欠かせない技術の一つであり、少しでも理解を深め、身につけてほしいと考えています。

 翌日は午前9時に抜錨し、午前10時30分に五島東風泊湾へ移動して再び錨泊しました。この海域は本校の実習船としても初めて訪れるポイントであり、釣獲実習では餌やルアーを変えながらさまざまな方法を試しましたが、残念ながらこの日は釣果を得ることができませんでした。今後は、潮の状況や魚の反応を見ながら、この場所で様子を見るのか、あるいは別のポイントへ移動するのかを検討していく予定です。

 五島列島周辺での航海・実習は、普段の授業では体験できない貴重な学びの場であり、海の状況に応じた判断力や技術の習得など、生徒たちにとって成長につながる経験となっています。今後とも、実践的な学びを大切にしながら、安全第一で実習を進めてまいります。

〇6日(土)の様子
〇7日(日)の様子
〇8日(月)の様子

【マリン校舎】(航海コース)熊本丸5次航海日誌 No.3

12月4日(木)~5日(金)

熊本丸は午前8時30分に長崎港内で揚錨し、午前9時に長崎県出島岸壁へ入港しました。入港時の操船は、船長の指示のもと生徒が担当し、指導教官が側でサポートしながら、安全に配慮した形で実習を行いました。緊張しながらも、実際の操船に臨むことで生徒たちは大きな経験を積むことができました。

入港後は、世界遺産として知られる「小菅修船場跡」を見学しました。日本の産業革命を支えた蒸気機関搭載船のドックであり、長崎の造船史を象徴する貴重な遺産です。また、三菱所有の歴史あるクレーンなども確認しましたが、対岸に位置するため遠方からの見学となりました。

今回の寄港地活動を通して、生徒たちは海事産業の歴史と現場に触れ、海技者としての視野をさらに広げる貴重な時間となりました。

〇4日(木)の様子
〇5日(金)の様子