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【ASⅡ】京都大学附属施設(熊本サンクチュアリ)研修

8月25日と26日に2年ASクラスを2班に分けて、京都大学付属施設である熊本サンクチュアリで研修を行いました。
宇城市にあるこの施設では、絶滅が危惧されているチンパンジーとボノボを飼育しながら、自然の生息地での暮らしを保全すること、生物多様性の維持を目的とした基礎研究が行われています。
初めは、チンパンジーやボノボが発する鳴き声や檻を叩く音に対して驚いていた生徒達でしたが、鳴き声の種類や行動の意味を教えていただくと次第に探究心が芽生え、彼らが直面している問題の深刻さを考えるようになっていました。

 ↑上の2枚の写真は、森村特定准教授から提供していただきました。


午後は京都大学の平田教授にリモートで講義をしていただきました。チンパンジーとボノボの違い、類人猿とヒトの違いなどを教えていただきました。チンパンジーやボノボの行動を観察すると、ヒトと似ている所もあれば決定的に違う所もある...。調べれば調べるほど新しい発見があり、非常に興味深い分野でした。

「人間が希少動物を動物園で飼育することは、全生物にとって幸せなことか?」

今を生きるすべての人で考えていかないといけない課題だと認識させられる研修となりました。

【SSH】2期の指定書が届きました。

4月から始まったSSHの2期目が始まっています。

今日はSSH2期の指定書が文部科学省から届きました。

2期の指定は令和9年3月31日までです。

この期間に世界の多くの人にSSHの成果を広げ、地域貢献に努めていきたいと思います。

多くの方々の御尽力を賜ることと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

【科学部】環境シンポジウム(アマプロ2022)に向けて

いよいよ間近に迫ってきたアマプロ2022です。

本日は実行委員長を含む3名の科学部員2年生が校長先生に挨拶の依頼を行いました。

校長先生からは「海洋プラスチック問題は世界的にも大きな問題である。若者から積極的に発信できるように頑張って欲しい。」との激励をいただきました。

至らぬ点もあるかもしれませんが、多くの方の参加をお待ちしております。

(現時点で、参加登録が少ないのが現状です。)

参加登録はこちらです。

https://sh.higo.ed.jp/amakusa/SSH/amapro

【科学部】SOLA2022 地球温暖化防止サミットで最優秀賞!

8月18日(木)に渋谷教育学園主催のSOLA2022 地球温暖化防止サミットに参加しました。

地球温暖化を防ぐために高校生にできることを考えるイベントで、

午前は京都大学の宇佐美誠教授の基調講演やオンライン研究発表、

午後はグループディスカッションと社会に対する提言の作成が行われました。

 

本校からは、研究発表の部で「アマモ・海水準」班の1年生が、

アマモを活用した地球温暖化対策について研究発表を行い、

見事最優秀賞を頂きました。

 

グループディスカッションでは、東京や岐阜の高校生と活発な意見交換が行われ、

高校生が考えたアイディアに対して、宇佐美教授や岩波書店の方からアドバイスをいただくことができました。

 

天草高校科学部では、8月27日(土)に開催される環境シンポジウムの企画・運営をしており、

今後の活動に活かすことのできる貴重な経験をすることができました。

【ASⅡ】熊本研修(最終日)

熊本研修最終日となる今日は「自分が持つ知識と結びつけながら研修を受けること」「浮かんだ疑問を解決すること」を意識して臨みました。

午前中は熊本博物館に行き、動物・植物・地質コースに別れて学芸員の方から説明をしていただきました。

説明を聞いたあとは、お互いに学んだ内容を教え合いながら博物館を観覧しました。

学芸員の方からの説明

学んだことの教え合い

自身の課題研究の相談

午後は上天草の水産研究センターを訪れ、私たちが住んでいる天草を取り巻く海の現状について学びました。

海洋環境調査を実際に体験させていただいたり、魚類の識別方法を教えていただいたりしました。

 

この3日間の熊本研修を終え、科学的な知識はもちろん、研究していく上で大切な心構えや聞く人に興味を持ってもらう説明の仕方など、生徒たちは様々な学びを得たようです。この学びを今後のASⅡでの課題研究にも生かしてくれることでしょう。

今回お世話になった施設及び先生方に感謝申し上げます。