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天草高校SSHのロゴマークが完成しました。


天草高校SSHのロゴマークが完成しました。
4月に指定されてから美術の高木先生に作成を依頼し、何度も改善し完成しました。
天草を象徴するイルカの「S」、科学を象徴する試験管でできた「H」を主とし、AMAKUSAを囲む雲や海、試験から出る煙など、見る人によって様々な視点を持てるロゴマークとなるように作成しました。
今後、学校内だけでなく地域にも定着するように活用していきたいと思います。

第1回SSH運営指導委員会を開催しました。

7月27日(木)13:30より第1回SSH運営指導委員会を行いました。
運営指導委員とは、天草高校SSH事業に関する助言をいただく外部の方々のことです。
本校の場合は、熊本大学理学部及び教育学部、崇城大学工学部、長崎大学水産学部、鹿児島大学農学部、天草市役所、DENSO、熊本日日新聞社、熊本県立教育センターの学部長様や教授の方々などの9名で構成されています。
今回は第1回ということで『天草高校SSHの方向性について』というテーマで助言をいただきました。
「学校設定科目を中心とした教育課程開発及び授業改革」「ASⅠや科学部の課題研究の充実」「地域のリーダーや海外体験プログラムによる人材育成」の三つの柱について様々な視点での意見をいただきました。
その会の中で、科学部1年の福田さんの課題研究の発表を行いました。天草に生息するホタルに関する研究でしたが、運営指導委員の方々からもアドバイスをいただき今後さらに研究が進むきっかけとなりました。
運営指導委員の皆様、遠く離れた天草の地までお越しいただきありがとうございました。
第2回は2月27日に実施します。






反転授業を実験的に行いました。

7月15日(土)の4限目に、1年数学発展クラスで反転授業の効果を検証する授業が行われました。
反転授業とは「家で授業動画を視聴して予習を行い、学校では確認と応用問題の演習を行う」といった形式の授業です。
授業と家庭学習が反転しているため、反転授業といいます。
今回は数学科で、予習が難しく、入試で頻出となっている「解の配置問題」を扱いました。
授業では問の確認と、応用問題(入試問題レベル)を生徒が黙々と解き、グループ活動で深めていました。
生徒感想の中でも「いつもは家でやる応用問題を学習の授業の中で自分たちの力でできたので楽しかった」という意見が多くありました。
ただし、課題もありました。なんと3分の1の生徒が動画を見れなかったそうです。
配信の仕方が悪かったことがわかりました。
次は全員が視聴した状況を確実に作り効果を検証したいと思います。

横山祐典教授から科学部にアドバイスをいただきました。

7月11日(火)放課後に、東京大学の横山祐典教授に科学部の活動を見ていただきました。
現在、科学部は、7月30日に崇城大学で行われる「サイエンスインターハイ」と8月9日から神戸で行われる「SSH生徒研究発表会」に向けて活動を行っています。
横山教授に図鑑に載っていないケイソウのことを教えていただいたり、自分たちの仮説が実際の結果と異なったりしたときの考え方などをご指導いただきました。
生徒の真剣な表情と、横山教授の明るい笑顔が印象的な時間となりました。
科学部のみなさん。大会はもうすぐです。頑張ってください!

 

第1回SSH特別記念講演会が行われました。

7月11日(火)6・7限目に「第1回SSH特別記念講演会」が行われました。
記念すべき第1回の講師は、東京大学大気海洋研究所の横山祐典教授。
熊本大学やオーストラリア国立大学、海外の様々な大学で研究活動を行われ、32歳で東京大学に着任、44歳の若さで教授を務められ現在に至られています。
また、NHKサイエンスZERO「炭素14新時代!」に出演経験もあり、世界最先端の研究を現在進行形で行っておられる方でした。
地球と火星の違いや、キャンプセンチュリーの危機の話。また、古環境の調査に、炭素などのケミストリーの力が様々な形で応用されていることを教えていただきました。
更に、研究の影には多くの方々とのつながり(ケミストリー)があったことや、多くの失敗もあったことをお話いただき、生徒たちは大いに刺激を受けたようでした。
3年生の謝辞の中に「今まで化学を勉強してきましたが、今回の講演のように、深く学ぶことで新たな発見ができることを知り、もっと勉強したいと思いました。」という言葉がありました。
まさに最先端を突き進んでおられる“本物”とケミストリー(化学反応)した人の言葉でした。
横山先生、近隣小・中・高校、保護者の皆さま、ありがとうございました。



SSH掲示板の様子です

1年生の廊下には、SSH活動をお知らせする掲示板が設置されています。
日々更新され、大事なお知らせや活動の様子がタイムリーに届けられています。
本日は、「SSH通信第1号」も掲示されました。

第8回の天草学連続講義がありました。



6月13日(火)7限目に第8回の天草学連続講義がありました。
今回は「ドローンの活用」というテーマで、天草市役所の多間田様にご講義いただきました。
グラウンドで実際に飛行するドローンを見たときには歓声があがりました。
また、操縦者の手元にあるタブレットに、ドローンで撮影されている映像が映っていたのですが、その美しさとリアルさに驚いている生徒もいました。
講義の中では、ドローンの種類や現在考えられている活用法について教えていただきました。
天草市役所とANA、東京大学が連携して飛行実験を行っておられることなど、初めて知る事柄も多く、生徒たちは大いに刺激を受けたようです。
今回で天草学連続講義は終了です。
次回からグループ編成及びテーマ設定に取り組みます。
天草学連続講義を終えた生徒たちは、どんなテーマを研究するのでしょうか?

第7回の天草学連続講義がありました。

5月30日(火)6・7限目に第7回の天草学連続講義がありました。
熊本大学先端科学研究部地球環境科学分野専攻の松田博貴教授をお招きし「天草と災害」というテーマで御講義いただきました。
どの地域でも起こり得る災害の種類と特性を学び、天草大水害等の過去に起きた災害を教えていただきました。
また、天草高校も周りを川に囲まれ、裏山が土砂災害危険区域に指定されている中に立地していることを知り、一気に防災に対する意識が高まりました。
そして、高齢化が進む天草で大きな災害が起きた際に、私たち高校生の果たすべき役割は大きいことや、事前に自分の住んでいる地域の形状や特徴をまとめることの大切さを学ぶことができました。
最後に「自然災害とどう向き合うのか」「私たちはどうすべきだろうか」といったことを投げかけられ、普段から防災に対する意識を持つことが大事であることを学びました。
天草学連続講義もあと1回を残すのみになります。テーマ設定までもうすぐです。



今までの天草学連続講義のまとめを行いました。




5月23日(火)のASⅠで、今までの天草学連続講義のまとめを行いました。
今回は第1回から第5回までの講義内容をまとめ直し各クラスごとにグループ学習形式で、研究テーマ設定を練習することが目標です。
各クラスのBest of themeはこちら!
1組:淡水でも海水でも育つシュードコリシスチスの研究
2組:天草を発展させるためのイベントや製品作り
3組:藻の密集度を高めたものを開発し、それを使って味の更に良い魚を生み出す!~新しい天草ブランド魚の開発~
4組:藻オイルを利用することで天草エアラインの低コスト化を達成し、天草の抱える流通問題を解消する方法の研究
5組:天草の特産品で藻に代わる新オイルの開発
6組:まだあった!次世代エネルギーはこんなとこに!!~雑節から藻まで!可能性を信じて~
海に関するものが多いようです。
6月13日に第2回目の講義のまとめを実施します。その際にはもっと良いThemeが出てくることでしょう。
7月が研究テーマの最終決定の時期です。現在のテーマを更に発展させて実際の研究に移ります。

第6回の天草学連続講義がありました。

5月16日(火)に「沿岸生態系の生物多様性」というテーマで、九州大学の新垣先生にご講演いただきました。
実際に大学の授業などで使用される英語のスライドを用いて潮間帯の話から始まりました。
天草の沿岸が特殊な地形であり生態系の分布も多種多様であることや、天草の海とインドネシアの海を実際に映した動画を見ながら温帯と熱帯の特徴について教えていただきました。
研究仮説を裏付けるためには、豊富なデータを用いなければならないことも生徒たちにとっては刺激的であったようです。
最後の質疑応答の時間には「スキューバダイビングで調べる時間はどれくらいか」「大学では英語の講義ばかりなのか」などの質問が出ました。
一年生にとっては始めて大学の先生の講義を受ける機会となり、難しいなかにも新たな発見の多い充実した時間となりました。

※関連記事が、朝日新聞2017年6月3日(土)28面に掲載されました。












(撮影:藤岡、村田)

JSHより、学校訪問がありました

 5月12日(金)に科学技術振興機構(JST)のSSH新規校訪問が行われました。鈴木主任調査員と芥田事務参事にお越しいただき、全職員向けにSSHの目的や留意点についてご講話いただきました。
 現在は第四次産業革命の移行期であり、シンギュラリティやグロービッシュといった今後目指すべき教育改革についても教えていただきました。
 シンギュラリティは先日行われた天草学連続講義(アマビズセンター長内山様)の講話の中にも出てきた言葉です。
 また、グロービッシュは中学3年程度の文法と1500語の英単語で会話するといった考え方で、世界の4人に1人(天高全校生徒のうち173人に相当する)の方が英語を日常生活で扱っていますがその方々と会話できるそうです。
 今後に対する的確な助言をいただく機会となりました。



第4回・第5回の天草学連続講義がありました。

5月9日(火)に天草学連続講義がありました。
まず、第4回目として6限目に株式会社デンソー新開発事業部の小林様に天草の自然活用についてお話いただきました。
デンソーは、旧五和西中学校跡地にできた天草営業所で、シュードコリシスチスといった種類の藻からバイオ燃料を抽出する研究をされています。藻からバイオ燃料だけでなく、化粧品や飼料など様々な展開をされているそうです。そのような藻の研究をするうえで、天草の自然や水などは最適な環境であることも教えていただきました。現在進行形の研究に触れる貴重な機会となりました。
引き続き、第5回目として7限目にAmaーbizセンター長の内山様から起業についてお話いただきました。内山様の起業に対する考え方を教えていただき、若い力で何度も挑戦する大切さを学びました。天草創生には地産地消のサイクル確立や、貿易黒字を意識することなどが必要であることも話してくださいました。
これで天草学連続講義も半ばを過ぎました。一年生の研究テーマ設定まであと少しです。

※関連記事が、2017年5月10日(水)読売新聞27面に掲載されました。
※講義の様子が、2017年5月10日(水)天草ケーブルテレビ・ニュース(全6回)で放映されました。


 
(撮影:宮崎)

第2回・第3回天草学連続講義がありました。

5月2日(火)に天草学連続講義がありました。
第2回は、天草市役所水産振興課の深川様に天草市の水産業の現状と課題を講義いただきました。
天草市は多魚種、多漁法といった特徴があることや、イカの産卵場所が少なくなっているため藻場の再生を行っておられることなどを教えていただきました。
第3回は、天草市役所農業振興課の山﨑様に農業の現状と課題を講義していただきました。
米を中心とした兼業農家が多いことや、畜産農家は少ないが収益が多いこと。また、オランダが農作物の貿易黒字世界一であり、科学的な農法を取り入れられていることも講義してくださいました。
現在、第六次産業が注目を集め始めていますが、その発端となる第一次産業を深く考える一日となりました。

※関連記事が、2017年5月12日(金)熊本日々新聞15面に掲載されました。







(撮影:藤岡、村田)

ASⅠ『天草学連続講義』が始まりました。

4月25日(火)7時限目に体育館で天草学連続講義がありました。これは、SSH指定により可能となった学校設定科目『天草サイエンスⅠ』の一単元です。生徒たちは天草学連続講義をとおして、地域課題を探求することで一年間の研究テーマを模索します。
記念すべき第1回目の講師は、天草市役所総合政策部の平山様。天草市の概要を話していただきました。最後には「天草外や海外の方々から天草を見たら何を魅力と感じるのだろう」「今と変わらなくて良いものもあると思いませんか」と問いかけられ大きな宿題を頂きました。
次回は、5月2日(火)に天草の水産業と農業に関する講義を受講します。




撮影:藤岡/村田