泉分校生の生活
泉分校卒業証書授与式
令和2年度八代農業高校泉分校、卒業証書授与式が行われました長いようで短かった分校生活も今日で最後。込み上げる思いがあったようでした。
後輩・先生達と過ごした日々。地域の方・保護者の方々への感謝。一言では語りきれないとても素晴らしい卒業証書授与式となりました
沢山の写真をアップしますので、ご覧ください。
①卒業証書授与
②校長式辞
③在校生代表送辞
④卒業生代表答辞
⑤卒業記念品目録
⑥保護者代表挨拶
⑦保護者への感謝の言葉
⑧先生方への感謝の言葉
21期生の卒業式【表彰式編・同窓会編】
本日、3月1日は21期生の卒業式でした
卒業式に先立ち、まず表彰式が行われました
御下賜金(ごかしきん)記念優良卒業生表彰(産業教育振興中央会会長賞)、全国農業高等学校長会賞、学校農業クラブ賞、皆勤賞、精励賞、家庭科食物調理技術検定1級合格など、11人の卒業生ですが、多くの表彰を行いました
どの表彰も、泉分校の3年間で一生懸命に頑張ってきたことを表彰するものです
なお、最後には職員への表彰である「緑泉賞」の表彰も行われ、3年間の担任の先生が受賞しました
表彰式の後、例年だと同窓会入会式があるのですが、今年度も中止となりました
しかし、同窓会の会長である、野田長生 様から映像でのメッセージを戴き、それをみんなで見ました
野田会長の思いを耳にして、泉分校の卒業生としての自覚がさらに強まったようでした
今までありがとうございました。先輩っ!
来週の月曜日は、いよいよ卒業式です。そのため今日は、卒業式の前日にあたります
卒業式の前日、と言えば、泉分校の名物「予餞会」の日です。
昨年は急遽、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました
しかし、今年は感染対策を行った上で実施することが出来ました。
全学年が一堂に会せず、各学年が別部屋に入って、オンライン・リモートで行うことにしました
3年生は、図書室に全員入って、1・2年生の出し物を楽しみました
1年生の出し物は、「なぞなぞ」でした。
「なぞなぞ」というと、子供っぽく思われがちですが、この「なぞなぞ」が意外と手強い
答えが分からず四苦八苦! 大人げない職員の解答権強奪! 分からなかった問題の答えが発表されて絶叫!
とかなり盛り上がりました
続いて2年生は、校内に隠されたカプセルを探す「宝探し」を企画しました
リモートで主催者の2年生から指示が出され、リモートの利点をよく活かしていました
3年生は夢中で探していましたが、なかなか見つからず・・・・。でも、その分、見つかった時の嬉しさも大きいようでした
探し出したカプセルの中には、2年生からの温かなメッセージが入っていました。
メッセージの裏面に書かれた文字を並び替えると、また別のメッセージが現れました
最後に、生徒会役員が準備した、職員からの言葉をまとめた映像を見ました
転勤された職員からの映像もあり、大変喜んでいる様子でした。
映像で改めて見ると、これまでの様々な思いが甦ったような生徒もいました
全ての予餞会のプログラムが終わると、3年生が予餞会への御礼を述べ、卒業記念品の贈呈が行われました
こうして、例年のような予餞会は出来なくても、工夫を凝らして新たな形で予餞会を行うことができました。
3年生は、1・2年生の思いを感じることができたと思います
卒業式に1・2年生の出席はできませんが、卒業する3年生は、1・2年生の思いも一緒に式に臨んで欲しいと思います
後輩たちよ、先輩の姿を刮目せよ。
卒業間近の3年生に、進路体験発表会をしてもらいました
3年生は、全員卒業後の進路が決定していますが、その過程には様々な苦悩、努力、工夫、発見がありました
そこで、1・2年生を対象に、自分の様々な「進路体験」を語ってもらいました
先輩のリアルな体験をもとにした語りに、後輩たちはしっかりと耳を傾け、自分の進路を考えていました
これは、2018年に18期生によって始まり、今回で4回目です。新たに始まったイベントが、しっかり根付き、泉分校の伝統になりつつあります
今回、先輩の体験を聞いた1・2年生は、来年・再来年に良い体験が話せるぐらい頑張ってほしいですね
春の便りを待つ
このところ、暖かな日が続いています
平地の各所では、ウメもよく開花していますね ✿
泉分校では、カワヅサクラ(と思われる)が開花する時季です。少し桃色や赤紫色がかった色合いがきれいですね
ここ数年では、若干遅い開花のようです
鹿児島の平川動物公園でサクラが開花したとのニュースを目にしました
昨年の3月下旬に、こんな風に咲いていた泉分校のサクラは、今年はどうなっているかというと・・・・、
全然まだでした
ただ、花芽が出来てはいるようです。満開まで あと1ヶ月ぐらいでしょうか。
また、2階の玄関付近には小さなウメがポツポツ咲いていました。
日当たりが良い場所ではないので、たくさん咲いているわけではありません。しかし、それでもしっかりと立派に咲いています。何だかこういう場所にひっそり咲く花も、趣深くて良い気がしてきます。
泉分校にお越しになる際は、ぜひご覧ください
生徒の皆さんも、校庭の木々や花をよく見てみてくださいね
みんなの実習林
1年生が、泉分校の実習林を整備しました
実習林は、泉分校より少し下流側に位置していて、その実習林の中には、マウンテンバイク用のコースも作ってあります。
実習林にはスギがたくさんあるのですが、荒天が続くと、スギの枝葉がたくさん落ちてしまいます
そこで、1年生が実習の中で落ちている枝葉を除去し、マウンテンバイクのコースを整えて、実習林をきれいに整備しました
きれいに掃除をすることも大切ではありますが、ただ単に掃除をするのではなく、工夫をしながら行っていました
囲い罠の設置に向けて
これまでの実習で、くくり罠、箱罠を設置してきました。
今回は、3つ目の罠!!囲い罠を設置しました!!
囲い罠とは、網や柵で囲いを作った罠のことを言います(そのままやん)箱罠との違いとして、天井があるものは箱罠。ないものは囲い罠と分類されます
早速、囲いを作るためにネットをはりました。ネットは栗木地域の山で回収した防獣ネットを再利用しました!!予想以上に支柱の高さがあり、埋め込むのにとても時間がかかりました完成にはネットの高さが足りませんので、次回、ネット上段にもう一つネットをはって完成させたいと思います!!
自作のくくり罠を いざ設置
くくり罠を自作しました。
講師の県南広域本部農林水産部林務課(園田様)、猟友会(中村様)のご指導のもと作製しました。
自作と聞くと難しいと思われますが、罠の原理を理解すると自分達でも作ることができることがわかりました!!
なんと言っても、市販の罠に比べて安い!!!そして、自分仕様に調整ができる!!!
これからは自分で作るのが一番だと思いました
完成したらいざ、現場に設置!!ここでも、ベテラン猟師の技術を教えていただきました。普段だったら絶対聞くことのできないようなことを、優しく丁寧に教えていただきました。
指導してくださった中村様から、「高校生が狩猟に興味をもって取り組んでくれることは嬉しい」と言ってくださいました。狩猟現場でも農林業と同じく、高齢化、後継者不足があることを改めて感じました。これから、実践を重ね、ベテラン猟師の方々に負けないように頑張ります!!
皮剥ぎ実習! 廃棄物ゼロへ
先日、熊日新聞の記事でも取り上げていただいた、皮剥ぎ(かわはぎ)実習について報告します
泉分校では鳥獣被害の軽減を目指し、狩猟、防除、環境調査、料理などの活動を行ってきました
では、皮剥ぎ実習は何のために行ったのか???
狩猟をして食肉として利用する際、どうしても廃棄される部位がでてきます。食肉用として利用不可な部位、衛生的に利用不可な部位など様々な理由があります。
泉分校ではそのような部位をどうにか利用できないかと考えてきました
そこで、今回は解体後、処分されがちな皮の利用を目指し皮剥ぎ実習を行いました。
講師に株式会社イノPの井上拓哉様をお招きし、指導をしていただきました。夏休みに処理場でのシカの解体処理の見学はしたことがある生徒もいましたが、自分でイノシシやシカにナイフを入れて解体することは初めての経験でした!!最初はとても緊張していました。しかし、的確な指導のおかげで、最後まで、自分達の力で皮を剥ぐことができました
皮を剥いだ後も、余分な肉や脂肪をそぎ落とす作業を行いました。皮剥ぎの際、薄く剥ぎすると皮が破れてしまうし、逆に厚くすると、その後の、削ぎ落としの作業が大変になってしまう。これも、やってみて初めて実感することができました。
最後に、脱水と腐食防止のために、塩を全体にまぶして終了しました
捕獲した獣を無駄なく、利用することが狩猟を行う者にとって大切な心構えだと思います。今回の皮剥ぎ実習は無駄なく利用することを理解する上で、とても重要な学習だったと思います。
今回、剥いだ皮は、なめしの加工をしていただき、次年度、皮クラフトとして利用します!!
「続きを読む」で写真を見ることができます
現場の風景を、加工をせずにそのまま掲載しています
皮剥をしたイノシシやシカが映っています。苦手な方はご注意ください
熊日新聞に掲載されました★
本日、2月16日(火)の 熊本日日新聞朝刊14面 に「命のありがたさ 実感 八代農高泉分校生 イノシシの皮はぎ体験」というタイトルで、泉分校の記事が掲載されています。
2月12日(金)に実施した、2年生の「皮剥ぎ実習」のことが記事として掲載されています。
「分校生活」での記事は、これから少しずつ記載していきます