地域林業実践体験研修 最終日!
8月18日から始まった「地域林業実践体験研修」も最終日になりました。
研修全体を通して、山林の保全、丸太の采材、木材の流通・加工を見て、山林の樹木が木材となっていくプロセスに沿って学んできました。
そこで、最終日のこの日は、(有)田口技建 様へ見学に行き、いよいよ木材が木造住宅として利用されるところを学びました。熱心な説明をしていただき、高い意識や精巧な技術を目の当たりにして、驚くことばかりでした。
次に、泉分校でも取り組んでいるジビエに関連して、マルコーフーズ(株) 様 を訪問し、シカの解体をスタートから見学しました。普段はなかなか見ることが出来ない場面でしたが、説明を受けながら手際よく解体されていく様子に、生徒たちだけではなく、関係者の大人たちも目を見張っていました。見学の後は、ジビエをおいしく試食しました。
最後は、樹苗を生産されている廣岡 様 の苗畑で研修を行いました。3日間の研修で見てきた樹木や木材も、最初は樹苗でした。足下にある小さな樹苗を、あんなに大きな樹木へ育て、木材として利用することを想像すると、林業の素晴らしさを改めて感じました。
各所での研修を終えると、八代森林組合で閉校式が行われ、一人ひとりに修了証の授与が行われました。生徒たちは、慣れない環境での研修で疲れはしたものの、大変充実し、そしてとても楽しかったそうです。
このような機会を準備していただいた県南広域本部の林務課の方々や研修をしていただいた全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。