校長室からの風(メッセージ)

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明るい海辺の駅伝大会

明るい海辺の駅伝大会

~ 熊本県高等学校城南地区新人駅伝大会(天草大会) ~

 天草に春を呼ぶ高校城南駅伝大会が1月28日(土)に開催され、多良木高校も男女ともに出場しました。会場は、本渡運動公園陸上競技場をスタート・ゴールとし、海沿いに大矢崎、茂木根、そして男子は佐伊津漁港方面まで走って折り返すコースで、女子5区間12㎞、男子6区間20㎞で競います。大会直前まで厳しい寒さが続き、インフルエンザも流行し、前日に天草市に着いた各校の選手の中に発熱する生徒が続出しました。多良木高校も、女子の1年生の選手がインフルエンザの症状を呈し、急きょ保護者に迎えに来てもらうというハプニングがありました。

 しかし、大会当日は雲一つない青空が広がり、気温も上昇し日中は15度を超える温かさに恵まれました。多良木高校は、陸上部の生徒を中心に、サッカー、バレーボール、ソフトテニス、野球の応援選手を加えての「オール多良木」のメンバーで臨み、インフルエンザで欠場した女子選手の分もチームワークで補いました。男子は26チーム中6位(入賞)、女子は18チーム中9位といずれも力強い走りで襷をつないでくれました。

 コース途中に険しい坂があり、この区間を走る生徒の負担は大きく、苦しい表情を見せながら、歯を食いしばって走ります。次の走者に襷を渡し終えた後、倒れこんでしばらくは起き上がれない選手たちの姿には胸を打たれます。

 懸命に走る選手を応援しながら、車で各中継地点を巡りましたが、海の輝きをはじめ明るい風光にすっかり魅了されました。特に、男子第1と第5中継所の茂木根(本渡)海水浴場の眺望は素晴らしく、しばし、生徒たちと共に「藍より青い」と形容される天草の広々とした海を眺めて過ごしました。キリスト教を中心に豊かな南蛮文化はこの海から入ってきて、天草の独特の歴史と風土を創ったのだと感慨に浸りながら、水平線を見つめました。

 天草の眩しい海辺を走ったことは選手たちの記憶に鮮やかに刻まれ、青春の思い出を彩ることになるでしょう。