建築科ブログ

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【建築科】課題研究~木育班~

令和4年10月20日(木)

 今年の7月の第1回目の交流に続き、今回で第2回目の交流となりました。3年建築科の課題研究の木育班は、木材でのものづくりを通して交流することで、生きる力を育む目的で活動しています。

 

 今回も青井幼稚園の年長さんと交流させていただきました。第2回目ということもあり、打ち解けるのがはやく活動もどんどん進みました。

 前回はさかな釣りゲームを作りましたが、今回は木製のカメラを一緒に製作しました。のこ挽きで木材をカットし、部材をボンド付けをし、やすりで磨きました。パネルにお絵かきをして、カメラの液晶部分もそれぞれ思い思いに作成しまいした。

 

 

下完成した木製カメラ下

 

 作成し終えた後はみんなでカメラののぞき穴からのぞきあってたくさん遊んでくれました。

 閉会式後に幼稚園生さんたちから素敵な言葉をいただき、大感動している高校生にさらに追い打ちをかけるかのように、サプライズプレゼントをいただきました。一生懸命書いてくれたこのお礼の言葉は大切に飾らせていただきますキラキラ青井幼稚園の年長さん、そして職員の皆さん、高校生にこのような機会を快く与えてくださり、本当にありがとうございましたお辞儀

交流はこれで最後になるので、最後まで別れを惜しんでいましたお辞儀キラキラ

 この半年間、幼稚園生に楽しんでもらえるよう、木育班の8名でアイデアを出すところから材料の準備まで頑張ってきました。準備するまでには長い時間を要しましたが、この全2回の交流で見ることのできた幼稚園生の笑顔のために頑張ってきました。相手の喜ぶ顔を見ることができる経験も木育班の8名の良い経験になったと思っています。木育班の今後の活動は、球磨支援学校生に向けた製作キットの作成を行っていきます。最後まで木育とは何かを突き詰めていければと思います。

絵師 荒木かおりさんによる特別授業

 文化財保存修復・復原、絵画・建造物彩色、社寺建築堂内荘厳などを手がけている川面美術研究所より、絵師の荒木かおりさんをお招きし、文化財の保存に関わる技術者としてのあり方について講演をいただきました。

今回は建築科1年生と伝統建築専攻科1,2年生が受講しました。

禅林寺阿弥陀堂の彩色・塗膜構造についての説明。

研究所で実際に使われている純金箔を使ったワークショップ。「金箔だ!驚く・ビックリ

専攻科1年生は木材で銘々皿、専攻科2年生は匙を事前に作っています。その上に人工漆を使って金箔を箔押しします。

箔押しと、砂子(金箔を粉末にした物)を施しました。砂子は七夕の歌にも登場します。金・銀・砂子~音楽です。

いにしえより「美しいもの」として歌い継がれてきたのですね。「砂子で富士山をイメージしてみました。昼

あらかじめ柿渋を塗っておいたので、落ち着いた感じに仕上がりました。制作の思い出と共に宝物になりそう。

1年生は色画用紙の上に膠(にかわ)を使って箔押しに挑戦。赤い色と金色でめでたい感じかな?

天然の土や鉱石などを砕いて粉末状にした顔料(絵の具の元)の現物を展示していただきました。

こちらも蓮弁に彩色された現物の展示です。間近で見ることができて感動。

鉱石から鮮やかな顔料が作られることに驚き。そして牡蠣殻が白い絵の具に変身することが一番の驚きの様子。

1年建築科伝統建築コースの西生君による御礼の挨拶。

 建築科、伝統建築専攻科の生徒たちをあたたかく見守るように講演、ワークショップを行っていただきました。講演の最後にあった「後世に残る令和の文化を皆さんと共につくっていきましょう」というお言葉に胸が熱くなりました。これから荒木先生のお言葉を胸に生徒の皆さんは頑張ってくれると思います。

 

これまで手がけられた文化財保存の様子などはこちらで拝見できます。

右川面美術研究所のホームページ

 

 

地域資源コラボ事業 特別授業 

実施日:令和4年10月7日(金)
見学①阿蘇神社
見学②県アートポリス事業現場見学
生徒:建築科3年

関係者の皆様大変お世話になりました。ありがとうございました。

 阿蘇神社

阿蘇神社 代表生徒謝辞:北里 尚輝

 

エバーフィールド木材加工場

 エバーフィールド木材加工場 代表生徒謝辞:椎葉颯斗

 

【建築科】瀧川寺社建築の國樹様による特別授業

地域資源コラボ事業 特別授業 9月7日(水)
奈良県にある(株)瀧川寺社建築の國樹様に講義をして頂きました。
後半は社会人として、職人としての在り方をご教授して頂きました。

御礼挨拶
3年建築科 北 春翔

講演「これからの建築技術者について」

 7月13日(水)

 建築科では「これからの建築技術者について」と題して講師の林 美貴(元崇城大学 工学部 建築学科 准教授)をお招きして、3年建築科建築コース20人を対象に講義をして頂きました。建築の現状を踏まえて、これからの建築技術者の在り方についてお話をして頂きました。先生の大学でのこれまでの研究成果を踏まえ構造力学の観点から建築物の在り方についての細かいお話も聞くことができ、生徒達は新鮮な気持ちで講義を受けていました。
今後も建築科では特色有る授業が継続されます。

謝辞:3年建築コース 恒松大輝