鹿本高校の授業と授業改善
数学探究(バトンパスを考察する)
宮崎教諭の数学探究の時間に数学的な視点からバトンパスをスムーズにつなぐことができるのかを考察する授業が行われた。実際に生徒が走り、速度を計算することでバトンパスの走り出す距離を導き出すものだった。体育の田代教諭の協力で撮影区間の設営が行われ、正確な測定が可能となり授業が展開された。
取組内容
走ってくる生徒=100mを全力疾走。50mと100mでタイム測定。50~100m区間のタイム差から速度を計算。※その速度で等速運動(一定の速度で走ってくる)をすると仮定
受け取る生徒=0m~50mを撮影し、後日、1秒ごとの移動距離から速度を求める。
これらのデータをグラフ化することで、2つの直線と曲線が接する時の直線グラフのy軸交点から受け手が走ってくる人がどのくらいの距離を通過したとき走り出すと良いかわかる。この後、実際にこの距離でバトンパスを行うとうまくいくのかを調査する予定だそうだ。
記事:探究型クロスカリキュラム担当者
【音楽選択】教育実習生が頑張っています!
現在本校では教育実習期間となっており、音楽科には1名の実習生が来ています。
写真は1年生の授業の様子です。
中身は創作(平たく言うと作曲)です。2時間目の今日はモティーフの創作に取り掛かりはじめました。
一人一台タブレット端末(Chromebook)を用いて、ピアノで音を確かめながら各自黙々と楽しみながら作曲中です。
実習生も的確にアドバイスし、面白い作品が出来上がる兆しが見えてきています。
来週の研究授業に向けて日々奮闘中です。
(文責:前村)
探究型クロスカリキュラム(美術×生物)
現在、生物の授業で動物の発生の授業を行っています。教科書では発生の様子を写真や断面図で教えてくれていますが、なかなか立体的にイメージすることができません。そこで、彫刻など立体的に制作する美術の知識を使えないかと考え粘土による模型作成を実施しました。模型作成にあたり、本校の美術の松本教諭に授業をしてもらい、立体的に制作する方法やコツを習いました。
作ってみると全く立体的にイメージできていない人もいることがわかったりしました。とても苦戦していましたが、家に持って帰って作ってくる生徒もおり、みんな一生懸命取り組んでいました。
正面のアンパンマンはかけても横顔のアンパンマンはなかなかかけないことがわかりました。
2学年体育(陸上競技)
体育の授業で田代教諭の発案でウォーミングアップや動きづくり、スタートブロックの重要性を理解するためにスポーツテストの結果を使用した実験が行われていた。生徒たちは陸上競技でよくウォーミングアップに用いられるラダーやミニハードルを使用してアップを行った。行う際は意識すべきポイントをしっかりと伝えながら実施されていた。さらにスタートブロックの使用方法をレクチャー、足の角度などを調整させ、50m走を実施。
多くの生徒がスポーツテストの結果を上回っていた。上回った生徒たちからは喜びの声が上がると同時にウォーミングアップ等の大切さを感じているようだった。もちろん下回った生徒もいたが、そういった生徒は「ブロックをうまく使えなかった」「体勢が崩れた」「靴がゆるい」など原因を考えるコメントが多く上がっていた。
生物発表会(染色体と遺伝子)
専門の生物では2周間に1度発表会を行っています。各班で決められた範囲の内容を調べまとめてポスターを作り、内容の説明を行います。毎回、ポスター+αを課しています。今回は聞いていいる人がわかりやすくなる教材を必ず作ると言うものでした。各班、ポスター以外に模式図や紙芝居、模型を作る班もありました。問題を丸々出題し解説しながら内容を説明するなど工夫が見られとても関心しました。
※ポスターは生徒たちが持っているChromebook内で班メンバー全員で分担して作成しています。
(記載:生物担当教員)