新着情報
【数探Ⅱ】本年度の授業が始まりました!
4月19日(火)ASⅢと3年5,6組の理Ⅰ選択者が数科学探究Ⅱの授業を受けました。
数科学探究Ⅱは、2年時に受講した数科学探究Ⅰの内容を深化させる科目です。
今日の授業では、データサイエンスについて学習しました。天草市の人口割合や人口推移のデータから読み取れることや天草に貢献できることを考えます。データを検索し、スプレッドシートに変換して加工できるようにします。データを加工しグラフや表に作り変え、天草に貢献できることをそれぞれが考えました。
【数探Ⅰ】2次方程式の有理数解に関する考察①
4月19日(火)に数科学探究Ⅰ(略称数探Ⅰ)の授業が行われました。
数科学探究は、日常の物事を数学的に解決する力を身に付けることを目指す、天草高校が開発するSSHプログラムです。
今回は、2次方程式の係数と有理数解の新たな関係を、ゲームを行いながら、自分たちで導き出すことに挑戦しました。
【ゲーム内容】
先手:0でない整数を3つ選び、後手に渡す。
後手:もらった数字を2次方程式の係数に入れて、先手に返す。※並べ替え自由
先手:もらった2次方程式を解く。
この時に、解が有理数解となったら先手の勝利で、無理数解や虚数解となったら後手の勝利。
生徒たちはゲームを行いながら、このゲームが「先手必勝」、「後手必勝」のどちらなのかを考えました。
【科学部】部結成が行われました。
新入部員が入ってくる時期になりました。
本日科学部に1年生が8名入部しました。
入部したのは、「面白い研究をしていると知ったから。」「科学部だった兄や姉に勧められて。」「科学部に先輩がいたから」など、これまでの科学部員の活動が理由になっていました。
これは地域に科学の面白さを広めるとした天高SSHの成果の一つだといえます。
これで本年度(本日時点)では、3年生11名、2年生7名、1年生8名の26名となりました。
新入部員を迎えた2,3年生は早速研究活動について、1年生に指導していました。
今年度も活動が楽しみです。
【ASⅢ】研究活動始動!
4月12日(火)5限
今年度のASⅢの年間計画を配布し、各種発表会や評価について確認しました。その後、14日(木)に行われる、ASⅡへの研究発表の準備を行いました。ASⅡの後輩に自分たちの研究内容を発表し継続研究を促します。
【科学部】アジア太平洋水サミットサイドイベントに向けて
今月23日に熊本市で開催される「第4回アジア・太平洋水サミット」のサイドイベントで科学部アマモ班の5人が研究発表します。
イベント名は「熊本の小学生から世界に発信!~海洋ごみをゼロにするために~」です。
イベントでは研究発表の他に、熊本市内の小学生とともに海洋ごみをゼロにする方法を話し合います。
イベントの詳細やオンライン視聴の参加登録は以下のURLに掲載されています。
https://www.4apws-kumamoto2022.jp/
今日は発表で用いるスライドの構成を再検討していました。
海を間近に感じる本校生徒が熊本市の小学生とどんな意見を交わすのか楽しみです。
【科学部】サンゴ班への研究アドバイス
熊本大学の松田博喜 教授によるサンゴ班への研究アドバイスが行われました。
アドバイスは松田先生の喜界島をフィールドとした研究内容を例に挙げて行われました。
サンゴ班の2人は水槽実験を主に研究していましたので、フィールド調査の実例を知ることで大きな学びに繋がりました。
今年度は水槽実験に加えて、天草各地でのフィールド調査を実施していきたいと考えています。
松田先生、ありがとうございました。
【科学部】キリバスの方々との交流(第1回)
今年度の科学部の活動の中にキリバスの方々との交流があります。
本日はその第1回が行われました。
先ず、科学部員が自己紹介と活動内容の説明を行いました。
説明後の質疑応答の中で、キリバスにもアマモに似た海草が生えていることが分かりました。
キリバスでも天草高校の活動が展開できるかもしれません。
今後も定期的な活動を続け、連携を深めていきたいと思います。
【科学部】町山口川で環境調査を行いました
毎年行っている町山口川の環境調査を行いました。
今年の調査では調査地域を3区画に分け、動物・植物・地形・水質について調査しました。
河川改修が行われた影響で一部地形が変化していましたが、生物は逞しく生きていました。
今年度は定期的に調査していきます。
【番外編】
今回もゴミ拾いを行いました。
ホタルが舞う町山口川ですが、風で飛んできたと思われるゴミが少しありました。
今後の調査でもゴミ拾いを続けていきます。
【科学部】アマモ生態調査(令和4年度1回目)
本年度の第1回のアマモ調査を実施しました。
今回は大潮で大きく潮位が下がったので、海底地形の調査も行いました。
調査では自作の器具を使って、1m間隔で調査を行いました。
今後の活動で、地形断面図を作成します。
アマモの種子らしきものも観察され、次世代に命をつないでいることが確認できました。
【番外編】
最後に海中のゴミ拾いを行いました。
以下の写真はそのとき拾ったゴミです。
どこからか流れてきたものと思いますが、心が痛みました。
【科学部】サンゴが天高にやってきた!
サンゴ班の研究の続報です。
今回はサンゴ水槽がリニューアルされました。
下の写真を見てもらえば分かるように、多くのサンゴが設置され、クマノミも2匹やってきました。
設置に際しては、専門家の指導を受けながら、サンゴ班の2名が大きなサンゴをカットして株分けしました。
今後は水温、水流、光を少しずつ変えてサンゴへの影響を研究していきます。
御指導いただいた森田様、ありがとうございました。
【科学部】キリバスとの交流の打合せ
来月5日に行われるキリバスの方々との交流の打合せが行われました。
打合せには、科学部アマモ班の4名と日本キリバス協会代表理事のケンタロ・オノ氏と、交流の際に通訳などのサポートをお願いするオノ様が参加されました。
4月からは定期的に交流を行っていく予定です。
続報にご期待下さい。
【科学部】高校生ちきゅうワークショップ2022に参加しました
科学部の13名が日本科学未来館(東京都江東区)が主催する「高校生ちきゅうワークショップ2022 ~恵みと災いをもたらす自然のなかで、どう生きるのか~」にオンライン参加しました。
ワークショップでは、「自然災害」「地球環境・海洋環境」「社会・伝承・歴史」のテーマ別の分科会で他校の高校生たちと議論をしました。
議論の中で、他県の現状や活動を知ることができ、今後の活動の参考になっていたようです。
今後もチームサイト等を活用して、交流を深めていく予定です。
【SSH】令和4年度SSH指定校の内定が決定しました!
3月24日(木)14:00、文部科学省ホームページにおいて、令和4年度SSH指定校が公表され、天草高校も内定を頂きました!
これにより、令和4年度から令和8年度までの5年間を第2期とし、SSHの研究指定校として取り組むことができます。
第2期の研究テーマは『探究的な問いの視点で地域を見つめ、科学的思考で持続可能な世界を創る科学技術人材育成』です。
文部科学省ホームページは、下記URLをご覧ください。
→ https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/mext_00102.html
第1期で開発した天草サイエンスの探究活動を「天草探究」で全校展開したり、全ての理科(物理・化学・生物・地学)を学ぶことができる「総合理科」を開発したりしますので、ぜひご期待ください!
【SSH】SSH研究開発実施報告書(第1期5年次)を公開しました!
令和3年度SSH研究開発実施報告書(第1期5年次)を公開しました。
今年度の取組だけでなく、第1期指定5年間の変容もわかる資料となっています。
詳しくは、下記URLをクリックして、ご覧ください。
令和3年度SSH研究成果発表会【午後の部】
3月17日(木)、SSH研究成果発表会の午後の部です。
午後は、ASⅠ、ASⅡの、ポスターセッション発表と、ASⅡと科学部による口頭発表が行われました。
ポスターセッションでは、ASⅠとASⅡ、科学部の合計46班が、様々な科学的観点から天草についての研究成果を発表しました。
専門性の高い内容を発表する班も多く、観覧している生徒からの質問も多く、活発な意見交換がなされていました。
最後に、ASⅡと科学部による口頭発表が行われました。
ASⅡでは、ヘドロによる土壌改良材開発の研究や、スクミリンゴガイの殻を用いた有機石灰の作成の研究、貝殻を用いた発熱材開発、精油による手の殺菌効果と心理的効果に関する研究、そして建築班による海外研修報告が行われました。
科学部の発表では、Global Link Onlineで世界1位を獲得したアマモ班による「海面上昇量予測とアマモの定植を組み合わせることで未来を守る~より身近な地球温暖化対策に向けて~」と題して、これまでの研究成果の総まとめとしての発表になりました。
今年度も、昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響により、さまざまな制約を受ける1年ではありました。
しかし、そうした状況のなかでも、専門性を高めるための多くの機会に恵まれ、今日この日を迎えることができました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
令和3年度SSH研究成果発表会【午前の部】
3月17日(木)、天草高校地学室及び体育館をメイン会場として、令和3年度SSH研究成果発表会を開催しました。
本校の研究成果発表会は、生徒が研究者として活動する機会と位置付けて、毎年実施しています。
今年度は1人1台端末や大型提示装置等のICT機器を活用して、Zoomによる口頭発表を行ったり、実際に会場でポスターセッションを行ったりすることで、これまでの研究の集大成を披露することになります。
今年度までのSSHの取り組みは、各種フォーラムでの研究発表や、国内のみならず国外の機関や専門家の方々との連携により、着実に成果を積み上げてきており、Global Link Onlineで世界1位を獲得するなど、注目を集めています。
午前中は、宮﨑SSH研究主任の研究概要報告が行われた後、予選を勝ち抜いたASⅠ(1年生)による天草の観光に関する研究や、方言の混在生に関する研究、津波や、土砂災害に対して工学や環境の面から考察する研究、天草の特産品を考案する研究や、少子高齢化に関する研究が発表されました。
Zoomのチャット機能を活用しながら、各クラスや崇城大学、熊本大学をはじめとする外部の方々からの質問を受け、活発に応答する姿がありました。
午後からは、ポスターセッションやASⅡの研究発表、そして科学部の研究発表が行われます。
【ASⅠ】研究成果発表会に向けた発表練習
3月15日(木)のASⅠです。
17日に行われるSSH研究成果発表会に向けた練習を、各班で行いました。
担当職員に向けたプレゼン手-ションを行い質疑に答える練習や、ポスターまたはスライドといったプレゼンテーション資料の改善等、それぞれのペースで取り組みました。
本番まで残り2日ですが、よい発表ができるように準備しましょう!
【SSH】熊本県探究活動指導者研修会での発表
3月11日(金)、熊本サイエンスコンソーシアム主催の探究活動指導者研修会が、リモート形式で開催されました。
その中で、本校の「地域と連携した探究活動」の実践事例を、宮﨑SSH研究主任が行いました。
特に、県内の高校の参考になる課題設定と成果の発信の取組(連続講義や環境シンポジウム)について説明しました。
また、講師の選定方法や生徒への影響など、質問も多くあり、本校にとっても有意義な時間となりました。
その他にも、県内のSSH4校(第二・熊北・宇土・鹿本)と、八代高校の発表があり、探究について深く考える機会となりました。
【ASⅡ】研究成果発表会に向けて
3月10日(木)のASⅡです。
各班が17日(木)に行われるSSH研究成果発表会に向けて、発表練習や資料づくりを行いました。
また、汽水域班は、リモートで崇城大学の田丸教授とデータのまとめ方についてディスカッションしました。
残り期間を有効に活用しましょう!
田丸教授、ありがとうございました。
【SSH】KSL熊本構想を目指した高校生によるプレゼンテーション
3月10日(木)、熊本ホテルキャッスルで行われた「KSL熊本構想を目指した高校生によるプレゼンテーション」に科学部アマモ班5名と2年ASクラスの精油班4名が参加しました。
この会は、先端の研究者との出会いを、高校生に提供するという目的で実施されています。
※KSLは、「Kumamoto」と、自然・健康・文化・サイエンスを意味する「 Science& Letters 」の頭文字から成る略称です。
はじめに、化血研研究報告会があり、企業が若手研究者の育成に力を入れておられるという話を聞くことができました。
その後、ポスターセッションが行われ、化血研若手研究奨励助成関係の先生方を相手に本校の研究成果を発表し、助言を頂きました。
<ASⅡ精油班>
<科学部アマモ班>
【ASⅠ】研究成果発表会に向けた準備
3月8日(火)のASⅠです。
17日に行われる研究成果発表会に向けて、口頭発表やポスター発表の準備を行いました。
オンライン上で共同編集をするため、自宅から参加している人も不具合なく取り組めました。
結果に対する考察をしたり、仮説に対する結論を考えたりしながら、探究の楽しさを学べているようです。
【SSH】SSH運営指導委員会を開催しました!
2月17日(木)、オンライン形式で、SSH運営指導委員会を開催しました。
初めに宮﨑SSH研究主任から、第1期5年間の成果と今後の取組についての説明を行いました。
その後、本校が天高版科学技術人材に必要と考える5つの力「問いを立てる力」「情報を収集する力」「情報を分析する力」「対話する力」「創造する力」について様々な意見を頂きました。
また、生徒の研究成果を社会に還元する方法へのアドバイスを頂きました。
今回頂いた意見をもとに、改善を図りたいと思います。
運営指導委員の皆様、ありがとうございました。
【ASⅠ】SSH研究成果発表会に向けた発表資料の改善
2月15日(火)のASⅠです。
今回から、3月17日(木)に実施予定のSSH研究成果発表会に向けた準備を行います
はじめに、課題研究アドバイザーの宮﨑先生より、より良いポスターの作りに関する説明がありました。
生徒たちは、中間発表や分野別予選会を振り返りながら、相手に伝わる発表の仕方を考えました。
その内容を共有し、自宅待機の生徒もMeetを使いながら、最終発表に向けた準備を各班で始めました。
トンガ火山噴火による大気圧変動の計測結果
2022年1月15日に発生したトンガの火山噴火に伴う気圧の上昇を、本校の屋上にある気象観測装置が捉えていました。
写真のグラフ赤線に注目してください。
1月15日21:00付近に、気圧の急上昇と急下降が読み取れます。
観測機器の故障の影響も考慮し、念のため1か月ほど観測を続けてみましたが、その間の観測データに異常は見られなかったため故障はないと判断しました。
トンガから天草までの距離は、約8,300km。
トンガ火山噴火時刻は、日本時間の13:10頃といわれているので、観測までにかかった時間は約7~8時間。
つまり、時速約1,100kmの速さだったとわかります。
飛行機の時速860kmよりも速く、音の伝わる速さとされる時速1,225km(マッハ1)と同程度です。
何より、太平洋の大気を越えて、日本の大気にまで影響を及ぼすということは、それほど大きな威力であったとわかります。
このような出来事は、世界各地で起こりうることですので、みなさんも、関心を持って考えてみて欲しいと思います。
■PDFはこちら → トンガ火山噴火による気圧上昇.pdf
【ASⅡ研究活動】
2月3日(木)のASでは、登校している生徒が実験を行い、リモートの生徒が発表会のポスターやスライドの作成を行いました。
アマモ班
アマモ種子を育てる方法として、液体肥料を海水に溶解させ、今までの結果と比較する実験を行っています。今後の結果をお楽しみください。
環境DNA班
DNAが水中に残っているのかを測定しています。実験の手順が複雑で四苦八苦していました。
タニシ班
土壌分析機を使用してタニシの殻を含んだ土壌と牡蠣の殻を含んだ土壌を解析しました。
建築班
ワイヤの位置を変えながら、張力を力センサーで測定する実験を行いました。
汽水域班・毒草班
崇城大学の田丸教授とオンラインでディスカッションを行いました。答えを示すのではなく、研究の方向性等を話し合うことで生徒たちの気づきを促していただき議論が深まりました。
【ASⅠ】プレゼンテーション分野別予選会
2月1日(火)、プレゼンテーション分野別予選会を開催しました。
これは、3月17日(木)に行われる本校のSSH研究成果発表会の代表口頭発表班を決める予選会です。
各班は、理工学系、農水産業系、観光系、医療福祉系、国際系、起業系、歴史文学系の7つの分野に分かれ、7分の発表の後に、質疑に答えます。
全ての班が、中間発表から改善を加え、一年間積み上げてきた研究成果を、班員と協力しながら発表しました。
今回は、分散登校期間と重なったため、校内で発表する人と、リモートで発表する人の連携も重要でした。
代表班の発表は後日となりますので、楽しみにしておいてください!
【ASⅡの研究活動】
1月27日(木)のASⅡは登校している生徒とオンラインの生徒をMeetでつなぎ、研究活動を行いました。
googleのオンライン会議システムであるMeetを使用して、各班のメンバーをオンラインでつなぎ研究を継続して行うことができました。
担当者とのディスカッションも対面とオンラインで行い、全員で研究活動を行うことができました。
◎温め隊
ディスカッション後は貝殻から焼成した水酸化カルシュウムと水を反応させ、温度を測定する実験を行いました。
【ASⅡの研究活動】
1月20日(木)のASⅡでは、3月の研究発表会に向けて実験を行い、それぞれの班がデータを収集していました。
◎アマモ班
倉岳と楠浦に生息しているアマモの土壌を採取し、土壌分析装置で解析しました。二地点での数値の差が明らかになったので、この数値を元にアマモの発芽率を上昇させる要因を考察し、アマモが生息できる地域を特定していきたいです。
◎環境DNA班
町山口川、内野川(五和)、広瀬川で採取した水を紫外可視分光光度計で分析しました。採取した水の中に生物のDNAが残っているかどうかを調べることができます。もしDNAを確認することができたら、企業に依頼して水の中のDNAがホタルのDNAかどうかを調べてもらう予定です。
◎ゼオライト班
ゼオライトとは、二酸化炭素などを吸収することができる結晶です。ゼオライト班は、ゼオライトを天草陶石から作ることを目的にしています。今日は天草陶石の中に入っている二酸化ケイ素の濃度を高めるために、天草陶石を水酸化ナトリウムで熱しながら溶かす作業を行いました。二酸化ケイ素の濃度が高い天草陶石にゼオライトの種結晶(少量のゼオライト)を入れてゼオライトを増やす実験をします。
◎精油班
ヒノキの葉を洗浄し、水と葉をミキサーにかけ液状にした後、ジエチルエーテルを用いて精油と水を分離させ、精油だけを抽出しているところです。
◎温め隊
アコヤ貝を粉砕した粉を焼成して得た酸化カルシウムを水と反応させ、発生した熱の温度と持続時間を調べました。
【ASⅡ】研究活動の紹介
1月13日(木)のASⅡです。
今回も、各班ごとの活動を紹介したいと思います。
タニシ班は、前回準備した5種類の土壌(タニシ・牡蠣・たまご・肥料・何も混ぜていないもの)のpHを測定しました。
今後、 より多くの数値データを集めるための追加実験を行い、精度を上げていきたいと思います。
建築班は、マラヤ大学の先生方とのディスカッションをもとに、構造を変えながらワイヤーにかかる張力を測定しました。
精油班は、ツバキから抽出した精油と蒸留水を分離させるために、 ジエチルエーテルを混合液に加えて混ぜ合わせました。
汽水域班は、今まで収集したデータを見比べて考察しました。
それぞれのデータを比較し、 数値の違いが何によるものなのか、 班員と担当教員でディスカッションしました。
【SSH】令和3年度第3回オンライン海外研修
1月6日(木)の午後2時から4時の時間帯で、マラヤ大学の先生方とオンライン海外研修を行いました。
まず、2年ASクラスの建築班5人が、天草ー長崎間の吊り橋についての研究を英語で発表しました。
この班は、第1回から第3回のオンライン海外研修全てに参加し、マラヤ大学の先生方から多くの助言や指導を受けています。
第1回では研究の方向性について発表し、第2回では実験の途中経過を報告し、今回の第3回目は追加実験と今後の展望を発表しました。
また、今回はマラヤ大学の研究者から、吊り橋にかかる力やその他の考慮事項についての講義を英語で受けました。
生徒たちは、英語で物理系の講義を受けるのは初めてのことで、聞き慣れない表現や専門用語を聞き取ることが難しかったようですが、講義後の質疑応答では5人全員が質問をして、英語で伝える努力をしていました。
今年度も新型コロナウィルス感染症の影響で、実際に渡航しての海外研修を実施することができませんでしたが、オンラインで海外の研究者に英語で研究内容を発表したり、英語で講義を受けたりすることができ、とても貴重な経験を積むことができました。
来年度は、オンライン研修も併せて実施しながら、ぜひ実際に渡航して研修を行うことができるようになればと思っています。
マラヤ大学の先生方、ありがとうございました。
【SSH】第6回天草サイエンスアカデミーを開催しました!
12月28日(火)、天草高校を会場として、第6回天草サイエンスアカデミーを開催しました。
これは、小中学生に向けた科学講座で、2年ASクラスの生徒が企画し実施するものです。
また、2年生有志が、運営をサポートしてくれました。
今回は4講座を2回ずつ開講し、100名を越える小中学生に科学の面白さを伝えることができました。
これをきっかけに、様々な現象に関心を持ってもらえると嬉しいです!
①忍法ダイラタンシーの術~水の上を走ってみよう~
②牛乳からプラスチックを作ろう!!
③嘘みたいなシャボン玉
④磁石を科学する
【ASⅡ】研究活動の紹介
12月23日(木)のASⅡです。
各班が様々な研究活動を行っていましたので、紹介します。
タニシ班は、土壌のpH濃度を測定しています。
土壌には、 タマゴや牡蠣、タニシの殻をそれぞれ混ぜたものを用意し、一般的に使われている肥料を加えたものと、 何も加えていないものと合わせて、5種類を用意しました。
この後、各土壌を酸化した土壌に混ぜて、中和できるのかを実験して分析します。
アマモ班は、実験の条件をそろえることを目的として、実験に使用している水槽を掃除しました。
今後は、 きれいになった水槽の中で育てているアマモからデータを採取して いきます。
毒草班は、ヒガンバナの球根を乾燥させ、すりつぶし、 粉末にしました。
他にも、水分を含んだ球根をすりつぶし、濾過し、 保存しました。
この2つを使って、殺虫スプレーを作ったり、 虫の呼吸を乱れに影響するのかを実験したりします。
汽水域班は、祇園橋と睦橋と天草高校の正門付近で採取した水を塩分濃度センサーで測定しました。
干潮時と満潮時の汽水域の特定を目的として実験を行っています。
精油班は、精油の心理的効果を検証するためのアンケートを作成しま した。
精油の香りを嗅ぐ前の心理的状態や血圧、 脈拍数と精油の香りを嗅いだ後の心理的状態等を尋ねるアンケートです。
今後、天草高校生にアンケートを実施する予定です。
【SSH】天草サイエンスアカデミーに向けた事前打ち合わせ会
12月22日(水)の放課後、12月28日(火)に開催する第6回天草サイエンスアカデミーの事前打ち合わせ会を行いました。
実行委員長と副委員長(どちらも2年ASクラス生徒)が、運営補助ボランティアスタッフ15名に向けて、当日の児童生徒の受付及び誘導、講座での役割等を説明しました。
このボランティアスタッフは、実行委員長と副委員長が、天草サイエンスアカデミーの趣旨を校内の生徒に呼びかけて募ったものです。
夏の第5回天草サイエンスアカデミーはオンラインでの実施であったため、対面での実施は約1年半ぶりとなります。
開催までの残り期間で、よりよいイベントになるよう取り組んでいきたいと思います。
参加申し込みをされた児童・生徒さんは楽しみにしてお越しください!
【SSH】世界に羽ばたく高校生の成果発表会
12月19日(日)、九州大学主催の”高大連携” 世界に羽ばたく高校生の成果発表会に、2年ASクラス3班がオンラインで参加しました。
8つの高校の口頭発表が行われ、本校生は関心高く視聴し、質問も行いました。
特別講演では「生物の右と左のサイエンス」というテーマで広島大学教授からご講演をいただき、生徒たちも興味を持って講演を聞いていました。
九州大学QFCサイト → https://qfcsp.kyushu-u.ac.jp/
【ASⅡ】様々な実験に取り組んでいます
12月16日(木)のASⅡです。
研究データを集めるための実験準備等が活発に行われました。
建築班は、吊橋の模型を作成し、1本1本のワイヤーにかかる力を測定する準備をしました。
汽水域班は、事前に採集した祇園橋付近の土壌を土壌分析器を用いて分析しました。
今回の分析は、 汽水域の土壌に豊富な有機物が含まれているかどうかを検証する目的で実施されたようです。
【ASⅠ】担当者とのディスカッション
12月14日(火)のASⅠです。
先週までは、プレゼンテーション講演会やSSH特別講演会があったため、久しぶりに研究活動を行いました。
まずは、担当の先生方とのディスカッションです。
各班で調査を進めていた内容をプレゼンし、今後の研究計画をまとめた後、活動しました。
実験を行う班も多くおり、3学期に行われるプレゼンテーション分野別予選会に向けた準備が進められていました。
【ASⅡ】研究活動報告
12月9日(木)のASⅡです。
各班の研究計画に沿って、実験等が行われました。
精油班は、アオモジから抽出した液体とジエチルエーテルを混ぜ、精油とジエチルエーテルに分離させる実験を行いました。
今後、分離させた精油を、次の実験に使用する予定です。
タニシ班は、タニシの殻を粉砕して土壌に混ぜ、土壌の酸化を防ぐ還元剤としてタニシの殻を利用できるかの実験を行っています。
今回は、実際にタニシの殻や牡蠣の殻、卵の殻を混ぜた土壌のpHを測定する対照実験を行いました。
毒草班は、彼岸花の球根をすり鉢ですり潰し、彼岸花の球根に含まれる成分を抽出する準備を行いました。
今後も進捗状況を、随時報告したいと思います。
【科学部】研究活動頑張ってます!
科学部は日々研究活動を頑張っています。
本日はそれぞれの班の活動を紹介します。
<サンゴ班>
右奥に見えるサンゴ用水槽の水質を調整し、対照実験の準備をしていました。
<ホタル班>
全国ホタル研究会に電話して、自分たちの研究についてアドバイスを頂きました。
<海水準班>
牛深で掘ったボーリングコアの珪藻分析を進めています。
<摩擦力班>
考案したタイヤの溝を消しゴムに掘り、摩擦力の測定を行う準備をしていました。
上記のように科学部では様々な研究テーマについて、外部の専門家とも連携し、専用の機材を使って研究を行っています。興味のある人はいつでも見学に来て下さい。
【科学部】ユニセフ・シンポジウムに参加しました
科学部アマモ班がユニセフ熊本が実施したSDGsシンポジウム(会場:県立劇場)に参加しました。
本シンポジウムでは、①エネルギー、②環境、③食糧の3分野に分かれて発表及び意見交換が行われました。
アマモ班は環境分野で今までの研究成果と環境シンポジウムの様子を発表しました。
シンポジウムに参加して、熊本の多くの高校生がSDGsの達成に向けて活動していることを知ることができました。
今後も活動に参加していきたいと考えています。
【科学部】2021冬、アマモ調査(倉岳)
科学部アマモ班は定期的にアマモの生態調査を行っています。
本日は2021年冬の調査を実施しました。
水温が18.2℃程度で寒風が吹いていましたが、部員全員で協力して調査しました。
結果として、
・単年草のアマモが減少していた。
→単年草が減った分、アマモ同士の間隔が増加。
・他の海藻は観察されなかった。
→アマモはやはり他の海藻よりも水温低下に強いことを確認。
次は2022年春の調査です。
【SSH】紫外可視分光光度計がやってきました!
本日、新たな研究機器がやってきました。
機器の名は「紫外可視分光光度計」といいます。
舌を噛みそうな名前ですが、所有している高校は多くない機器です。
導入初日の今日は、(株)島津アクセスの東様から機器の仕組みと使い方の講習を受けました。
丁寧に説明していただき、参加した生徒はとても勉強になりました。
今後はこの機器を最大限に活用して研究活動を進めていきます。
東様、ありがとうございました。
【ASⅡ】ICAST 2021に向けて
2年ASクラス生徒が熊本大学が主催する第16回学生国際会議「The 16th ICAST 2021」に参加します。
今年は課題研究班3班(建築班、温め隊、精油班)が英語を使って発表します。
3日の本番に向けて、ALTの先生方の指導を受けながら準備が順調に進んでいます。
本日は接続テストを行っていました。
本番ではしっかり研究成果を世界の人々に伝えたいと思います。
【問いを立てる授業】いろいろな曲線×物理
11月29日(月)、2年数学の研究授業が行われました。
媒介変数表示で表された式が、いろいろな曲線を表すことを探究し、生徒が新たな問いを立てることを目的とする授業です。
はじめに、Y字振り子を題材として、物理で習った単振動を考えます。
その振り子を支える紐の長さを変えて揺らし、上から観察すると、なんと数学で習ったリサージュ曲線が描かれることがわかりました。
その仕組みを生徒同士で話し合った後、グラフ作成ソフト「DESMOS」を用いて、生徒がリサージュ曲線を表す媒介変数表示の係数を変化させながら、気づきを共有しました。
最後に、これらの学びを活かして、生徒が新たな問いを立てます。
「sinをcosにするとどうなるのか」や「係数を無理数にするとどうなるのか」等、様々な問いを立て、課題解決を図る姿が見られました。
【ASⅢ】研究スキル評価
11月25日(木)のASⅢです。
本日は、研究スキル評価が行われました。
「仮説を検証するスキル」と「地域への貢献を創造するスキル」の評価です。
一人ずつ面談形式で行われ、生徒たちは自身の研究活動を振り返りながら、熱心に回答していました。
その他にも、研究を振り返るための自己評価が同時進行で行われ、研究のまとめの時間となりました。
【ASⅡ】汽水域の土壌分析
11月25日(木)のASⅡです。
天草高校の周囲を流れる町山口川の汽水域を調査している班が、自分たちの研究で汽水域と考えられる場所の土を採取して、土壌分析を行っていました。
複数のデータが採れたようで、今後の研究資料として活用するそうです。
【科学部】サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ に出場しました!
11月21日(日)に行われた “ サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ ” に出場しました。
この大会は、ユネスコとフジテレビが主催するイベントで、選抜された日本および海外の合計8チームが “ SDGsで変わる未来 ” についてプレゼンテーションするものです。
本校科学部は、アマモの研究発表を根拠として、世界規模で問題となっている地球温暖化対策への提言を行いました。
発表後には、アンバサダーである木佐彩子さんや、パックン、環境活動家の露木さん、宮城教育大学の見上名誉教授とディスカッションがあり、研究が何年目を迎えるのかといった質疑に答えました。
また、この大会には、キリバスや東ティモールの学生も参加しており、世界で起きている問題を身近に感じるとともに、自分たちの研究の意義を再確認する機会となりました。
当日の様子は、下記URLより視聴できますので、他校や他国の発表もぜひ御覧ください。
■ アーカイブ配信用HP → https://www.voice-of-youth-empowerment.com/future_voice.html
■ サステナ英語プレゼンテーションチャレンジHP → https://www.voice-of-youth-empowerment.com/
【科学部】11/21(日)、サステナ英語プレゼンテーションに出場します!
11月21日(日)に行われる “ サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ ” に、本校科学部が出場します。
この大会は、120チームの応募から選ばれた日本および海外の合計8チームが “ SDGsで変わる未来 ” についてプレゼンテーションを行うものです。
アンバサダーであるフリーアナウンサーの木佐彩子さんが司会を務め、パックンや環境活動家の露木さん、宮城教育大学の見上名誉教授をコメンテーターとして開催されます。
10:00に開会し、10:10から科学部のプレゼンテーションと質疑応答が始まります。
この時間帯には、愛知県の桜丘中学校やキリバス・東ティモールといった海外の発表も行われます。
13:00までの時間、下記URLより視聴できますので、多くの皆様方の応援を、よろしくお願いします!
■ライブ配信URL → https://youtu.be/AV77C3HHsUE
■ ライブ配信用HP → https://www.voice-of-youth-empowerment.com/future_voice.html
■ サステナ英語プレゼンテーションチャレンジHP → https://www.voice-of-youth-empowerment.com/
【科学部】沖縄県立向陽高校とのオンライン会議
科学部生徒が沖縄県立向陽高校地学研究班とのオンライン会議を行いました。
向陽高校とは昨年度から交流を続けています。
本日は本校アマモ班の研究など、互いの研究を紹介しました。
また、サンゴを研究している部員がサンゴの研究について質問も行いました。
今後は具体的に共同研究を行っていければと思います。
【ASⅢ】研究論文完成!
9月から作成を進めていた研究論文がついに完成しました。
今年度は例年に増して、内容の濃いものができあがりました。
【ASⅡ】実験・調査を継続中!
ASⅡの活動報告です。
今週も先週に引き続いて、実験や調査を行っていました。
ある班は、先週に田丸先生からいただいたアドバイスを参考にして、研究計画を修正していました。
さて、どんな実験・調査結果(データ)が出てくるのでしょう。
楽しみです。