新着情報
【ASⅡ】関西研修へ行ってきました
7/31~8/2の2泊3日で、2年ASクラスは関西研修を行いました。
1日目は奈良県にある大和ハウスの総合技術研究所を訪問しました。そこでは大和ハウスが有する建物づくりの技術や発展の歴史を垣間見ることができるブースを案内していただいたり、研究者の方々からの講話をしていただきました。
↑大和ハウス工業前での集合写真
2日目は、ダイキン工業と理化学研究所へ伺いました。ダイキン工業研修では、メーカーで働く技術者としての心構えや新技術の紹介、施設見学を行いました。理化学研究所研修では、生命機能科学研究センター(BDR)へ訪れ、生物の一生を解き明かすために行われている研究を紹介いただきました。
↑理化学研究所研修で講話を聞く様子
↑理化学研究所研修で研究室を視察する様子
3日目には、関西大学へ伺いました。複数の学部が協働で取り組まれているカーボンニュートラルに関する研究を紹介いただきました。また、研究室にも招いていただき、最先端の研究機材と技術を見せていただきました。
↑関西大学研修で講話を聞く様子
↑関西大学研修で研究室を視察する様子
↑講話後に上田先生に質問する様子
この3日間を通して、生徒たちは、企業・研究所・大学で活躍されておられる研究者の方の話を聞き、今学校で取り組んでいる「課題研究」がどのように社会へ貢献できるのかを考えることができました。
講話をいただいた講師の先生に熱心に質問する生徒もおり、大変有意義な研修となりました。
↑関西大学前での集合写真
また、あまたか関西の会長濵田様をはじめ、天高同窓会の皆様には、準備の段階から当時の案内まで、多大なるご協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。
【ASⅡ・ATⅡ】世界津波の日「2024高校生サミットin熊本」事前学習会
本日、2年生生徒10名が熊本県防災センターにて行われた世界津波の日「2024高校生サミットin熊本」の事前学習会に参加しました。このサミットは2015年の国連総会で制定された11月15日の「世界津波の日」に合わせて毎年日本で実施されているもので、天草高校は2018年の和歌山大会にも参加実績があります。6回目となる今年のサミットでは43ヵ国からの高校生と日本の高校生、合わせて540名が熊本に集まり、津波をはじめとした災害の防災・減災・復興のあり方をともに考え、議論します。
■ 世界津波の日「2024高校生サミットin熊本」公式ページ
https://tsunamisummit2024.pref.kumamoto.jp/
サミットの事前学習として、午前中は防災センターの見学や気象変化と自然災害情報についての講義等の防災学習を行い、午後からは10月に行われる「世界津波の日」高校生サミット当日の分科会についてや効果的なプレゼンテーションについて学習し、実際に模擬プレゼンテーションと模擬ディスカッションを行いました。本校から参加した3つのグループは、事前に準備したプレゼンテーションでそれぞれの研究内容等を発表し、その後、他の学校と混ぜて構成された班でのディスカッションを行いました。
このサミットは全て英語で行われるため、当然プレゼンテーションやディスカッションも全て英語で行う必要があります。それぞれの活動はファシリテーターと呼ばれる熊本県の英語担当者及びALTの先生方が司会進行し、指示や助言なども全て英語で行います。今回の学習会はサミット当日に比べると小規模のグループで行われたとはいえ、オール・イングリッシュの環境で初めて会った人とコミュニケーションをとり、意見をしっかり述べるという、決して簡単ではない活動に、本校生も最初戸惑いながらもベストを尽くし、会が終わる頃には他校生とも笑顔で語り合う姿も見られました。
これから、10月の本番に向けてそれぞれの班で防災・減災・復興についての研究と発表を磨いていくことになります。夏休みが勝負! やることは沢山ありますが、よりよい発表に向けて、各班がんばってください!
【SSH】シンガポール海外研修の事前学習会
本日、8月24日から実施するSSHシンガポール海外研修に参加する6名が事前学習の「ミニ発表会」を行いました。生徒たちは、これまで研修で訪れる訪問先についてそれぞれ事前に調べ、自分たちがASⅡで研究している内容やこれから研究する内容等についての研究計画書を日本語と英語で作成してきました。
今回の発表会では、各自で調べてきた研修先の概要やその特色について1人5分間で発表を行いました。発表後に宮﨑先生から事前学習で学んだことのうち、特に興味を持ったこと、興味をもった理由、また、調べた内容についての追加質問がありました。今回の研修では、南洋理工大学での研修に加え、HSBC(香港上海銀行)で勤務されている方の講義や、離島や自然保護区内の湿地での生態系調査なども予定しています。生徒たちはこの「ミニ発表会」を通してそれぞれの研修場所についての理解を深めるとともに、どのような視点をもって学ぶか等について、ディスカッションという形で理解を深めることができました。
天草高校ではこれまでマレーシアや台湾での海外研修を実施してきましたが、シンガポールでの研修は学校としても初めての挑戦です。早いもので出発まであと1ヶ月を切りましたが、今後も雲仙天草自然公園内にある白嶽湿地での実習を行ったり、自分たちの研究について英語で説明する練習等を重ねていきます。限られた準備期間ではありますが、研修でより良い学びができるよう、みんなで協力しながらしっかりと準備を進めていきたいと思います。シンガポール研修の事前学習や現地での研修の様子はこちらのホームページでお伝えしていきますので、お楽しみに!
【ASⅢ】令和6年度生徒研究発表会に向けて
本日の課外終了後、地学室にて今年度の生徒研究発表会のしおりを使って日程等の説明がありました。天草高校からは御所浦町にあるスフェノセラムスの化石について研究している「化石班」の4名が出場します。
本番は8月7日、8日、神戸国際展示場で行われます。これまでの研究の成果が出せるように、しっかりと準備をして発表会に臨みたいと思います!
【科学部】科学劇第3弾製作中!
科学部が数年前から取り組んでいる「科学劇」の第3弾が作成中です。
科学劇とは、童話の劇をしつつ、作中に出てくる内容を科学的に検証するものです。
これまで、シンデレラを演じ「ガラスの靴は本当にできるのか?」を真面目に検証しました。
第3弾は、ヘンゼルとグレーテルを演じます。
検証するのは、もちろん「お菓子の家は成立するのか」です!
本日はお菓子の家(ミニチュア版)を作成しました。
今後、この家の日光や雨風、地震に対する耐久性と、室内の居住性を検証します。
結果は、文化祭で公開する劇中でご覧ください!
【ASⅢ】サイエンスインターハイ@SOJO
本日、ASⅢの11グループがサイエンスインターハイSOJO2024に参加しました。
これは、毎年崇城大学が主催しているもので、コンペティション部門と一般部門に分かれており、本校は今年度すべて一般部門でオンライン発表形式で発表しました。今回は化学、生物、物理の3部門でのエントリーとなっており、3教室に分かれてそれぞれのグループで発表を行いました。また、発表時間以外は聴講者となり、自分たちの研究内容に類似した他校の様々な発表を聴いて学ぶ機会ともなりました。
オンライン型式での発表を初めて経験するグループも多く、zoomでの発表におけるスピーカーの設定やスライド共有などに不慣れな面もありましたが、発表ではこれまでの経験を活かして、どの班も堂々とした発表ぶりでした。発表班がそれぞれブレイクアウトルームに待機し、45分間の発表時間の間に聴講される方の入室に合わせて数回発表し、質疑応答を行うという発表形式でしたが、専門家の方々から今まで気づいていなかった点からの助言や鋭い質問も多くいただき、今後の研究に活かすことのできる貴重な学びが得られたようです。
3年ASクラスが全員で参加する外部の大会は今回が最後となり、今後の授業では各班、論文の作成に入っていくことになります。今回の経験やいただいた助言・質問の内容を活かして、2年間の研究をしっかりまとめていって欲しいと思います。
【ASⅡ】第11回天草サイエンスアカデミーを行いました
7月26日(金)に本校にて、第11回天草サイエンスアカデミーを開催しました。これは2年ASクラスの生徒が科学体験講座を企画し、参加応募いただいた天草の小中学生に対して授業を行うものです。
今回は開かれた5つの講座はそれぞれ、「シャボン玉」「密度」「顕微鏡」「サイフォンの原理」「ダイラタンシー」をテーマにしたものでした。ASクラスの生徒たちは、どうすれば小中学生に科学の面白さを楽しく伝えられるかを試行錯誤しながら約2か月間準備してきました。
初めは元気いっぱいの小中学生にタジタジの高校生でしたが、次第に上手くコミュニケーションをとれるようになり、どの教室でも活気のある対話的な講座が展開されていました。
このイベントを通して、ASクラスの生徒たちは伝えることの難しさと、伝わったときの喜びを感じたようです。小中学生が自由研究のネタとして使ってくれたり、これまで以上に科学に興味を持ってくれたりしてくれたら嬉しいですね!
12月にもサイエンスアカデミーを実施予定です。ご参加をお待ちしています。
【科学部】環境シンポジウムのお知らせ(市政だより「あまくさ」)
2024年8月号の「市政だより あまくさ」の、くらしの情報コーナーに、本校科学部が天草市と共催で実施している、今年度の環境シンポジウム、アマプロ(Amakusa Protect Project)のお知らせが掲載されました。
当日の8月11日には、本校科学部「アマモ班」の発表、科学実験講座、パネルディスカッションや、天草漁業協同組合御所浦支所様の御講演など、もりだくさんの内容です。2021年に始まったアマプロ、4回目となる今年は初めて複合施設「ここらす」での開催となりました。小学生から大人まで参加できるイベントになっていますので、是非足を運んでいただけると嬉しいです。科学部一同、お待ちしています!
事前申し込みは下記リンクよりお願いします。当日参加も可能です!
◆天草高校ホームページ「アマプロ」
https://sh.higo.ed.jp/amakusa/sshtop/amapro
◆市政だよりあまくさ 2024年8月号(天草市ホームページ)
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kiji00312247/index.html
【AS・AT】本校の探究活動が書籍で紹介されました!
少し前の話になりますが、2023年に東洋館出版社より出版された「はじめての高校探究」という本の中で、大正大学の稲井達也教授が天草高校の取り組みを取り上げてくださいました。
本校に関する記述は2ページにあり、1つは2019年に行われたポスターセッションの様子、もう1つは探究活動に関連した新書を紹介している、本校図書館での取り組みです。
この本では、他にも探究活動の進め方や情報活用力の育て方、学習成果の発信の仕方など、学習者主体の探究学習の作り方が丁寧に書かれています。この本は、本校図書館にも置いてありますので、探究活動に関心がある方はぜひ一読してみてください。
本日の本校図書館。「課題研究」コーナー、健在です!
【AS・AT】ARP探究成果最終発表会 / ARP Final Presentations
本日、天草市民センターにて、国立研究開発法人科学技術振興機構理数学習推進部先端学習グループ主任専門員の野澤様をはじめ、SSH運営指導委員である熊本大学の渡邊教授、崇城大学の田丸教授を来賓にお迎えして、Amakusa Research Process (ARP) 探究成果最終発表会を開催しました。
午前中はホールにてSSH事業説明およびASⅢ(3年ASクラス)とATⅡ(3年理系・文系)各4つの研究班の発表があり、午後からは体育館でASⅢとATⅡのポスター発表、ASⅡ(2年ASクラス)の研究計画書の発表の後、ホールに戻ってASⅢの4つの班と科学部化石班の発表がありました。
3年生にとっては最後の探究成果発表会となりました。各班、限られた準備期間の中で、聴衆を惹きつける様々な工夫を考え、精一杯発表していました。ステージ発表では聴衆が思わず笑顔になるような発表の工夫があったり、学年問わず多くの質問が出たりして、とても良い発表会となりました。保護者の方々や地域の方々にもご参観いただき、生徒たちの頑張る姿を見ていただく良い機会にもなりました。
明日の終業式が終われば、夏休みがやってきます。AS・ATの授業はしばらくお休みですが、小中学生対象の科学実験講座である「天草サイエンスアカデミー」や天草や世界の環境問題について考える環境シンポジウム「アマプロ」の開催、3年ASクラス化石班が参加する、神戸の「SSH生徒研究発表会」、2年生ASクラスの「SSH関西研修」および「SSHシンガポール研修」などなど、SSH関連の行事が目白押しです。生徒のみなさん、夏休みも校内外で様々な探究活動にチャレンジしていきましょう!
Today, the final presentation of the Amakusa Research Process (ARP) was held at the Amakusa Civic Center. In the morning, we had explanations on what we do as a SSH (Super Science High school) followed by presentations from 8 groups. In the afternoon, we had poster presentations in the gym, then we had another 5 presentations on stage. For most of the 3rd graders, this was their last chance to do a presentation of their research results outside school. Each group had a limited amount of time to prepare for this big day, but they did their best to come up with a variety of ideas to attract the audience. We had some really great presentations, where the students made the audience smile, surprised, or even fascinated. Listeners were also eager to learn about what others had been absorbed in, and many incisive questions were asked by students of all grades. It was also a great opportunity for parents and community members to see the students' hard work.
Summer vacation will come very soon, and many SSH-related events are waiting for us. First of all, we will be holding the “Amakusa Science Academy,” a Science Day for elementary and junior high school students in July. In August we will hold an environmental symposium named “Amapuro,” to discuss environmental issues in Amakusa and around the world. Also, we have many students studying outside Amakusa - some are taking part in “SSH Student Research Presentation” in Kobe, ‘SSH Kansai Study Tour,’ or ‘SSH Singapore Study Tour.’ The summer heat is rolling in and it makes us even more excited. Everyone, please enjoy yourself and keep learning during summer!