水高diary

学校生活

【建築コース】1年生住宅模型実習

 今日から1年生は住宅模型製作を始めました。建築構造の授業や製図の時間に学んだ知識を活かして、軸組模型(木の家は柱や梁を組んでできており、それを軸組といいます)を製作していきます。まず材料の準備ができたら、図面に番付と呼ばれる記号を書き込んでいきます。以前実際に木造建築現場を見学した経験がここで生きました。

ひのき棒、スチレンボードをカッターやのり、ボンドを用いて図面通りに加工、組み立てしていきます。生徒たちは、仲間と相談しながら作り上げていきます。上手くいかない、分からないところは、積極的に周囲に尋ねる雰囲気がとても良いです。まるで建築現場のように活気に溢れています。続きは来週。完成できるようみんなで楽しんで取り組みます。

 

*建築コースでは、教室で学ぶ、製図室で図面をひく、実習棟で体験する、さらに現場見学で実際に触れることで、建築の発展に主体的かつ協働的に取り組む態度を養っています。

【機械科】いのしか日記 Vol.10 めっき処理完成!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!
9月24日(金)、地元企業さんにめっき処理を依頼していた箱罠3台がイノシカハンターズの元に届けられました!!めっき処理された完成品を見て、箱罠製作のモチベーションが上がりました!
その後は、扉とシャッター部分の製作に取り掛かりました。4基目の完成も待っていてください!
10月1日(金)からは、発表練習も並行して活動していきます。これからも応援よろしくお願いします!

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)
「地元企業さんの協力があったからこそ、丈夫な製品にすることが出来ました。感謝の気持ちを忘れずこれからもイノシカハンターズの活動を頑張ります!」

  

環境アカデミア・研究体験プログラムにチャレンジ!!

25日、水俣環境アカデミア中高生研究活動支援事業「研究体験プログラム」が開かれて、本校からも4名の生徒が参加しました。

 まず、九州大学大学院システム情報科学研究院で味覚・嗅覚センサーを研究されている矢田部先生より、基本的な味覚と嗅覚の概要、味覚・嗅覚センサを用いて地域別・食品別の比較を数値化することで生まれるビジネスへの応用例、そしてセンサの基本的な仕組みを受講しました。途中、それぞれの味覚を知覚する舌の部分があるという考えが誤っているという(担当者にとって青天の霹靂でした)ことや、嗅覚センサの仕組みの中で抗原抗体反応についての仕組みも説明され、コロナワクチンの仕組みも併せて学べたりと、好奇心が刺激される内容でした。

 その後、福岡工業大学工学部電子情報工学部より巫(う)先生に指導のバトンが渡されて、実際に教育用味覚センサを作製し、その味覚センサ(塩味)を使ってサンプル測定を行いました。(味覚を測定するためには電位差を利用するそうです。)

 受講後の生徒の感想では、「仕組みなど内容に難しい面もあったが実験を通じて理解に繋がった。」「楽しくためになった。」などが聞かれました。

 これから約3ヶ月間、各自でテーマを設定して研究を続けていく予定です。目指せ、将来の研究者!

【カヌー部】熊本県新人大会で女子チーム二冠!

 18・19日、菊池市の龍門ダムにて熊本県高等学校カヌー競技新人大会が開催されました。

 男子は1年生だけの出場でしたが、カヤックペアで3位に入賞するなど健闘も光りました。

 女子は、中村さんがカヤックシングルと濵田さんと出場したカヤックペアでも優勝し2冠に輝きました。

 今大会8位以内の選手は10月末の九州大会への出場権を獲得しています。九州大会でも頑張れ 水高生!

【男子カヤックシングル】7位:佐々木さん(1年・普通科・水俣一中)

【男子カナディアンシングル】5位:天野さん(1年・電建科・緑東中)、6位:稲葉さん(1年・普通科・水俣一中)

【男子カヤックペア】3位:佐々木さん・藤原さん(1年・機械科・佐敷中)組、4位:谷口さん(1年・普通科・佐敷中)・山口さん(1年・普通科・袋中)組、7位:野崎さん(1年・電建科・津奈木中)・長濵愁汰さん(1年・商業科・津奈木中)

【男子カナディアンペア】4位:柳川さん(1年・普通科・佐敷中)・吉田さん(1年・機械科・袋中)組

【女子カヤックシングル】優勝:中村さん(2年・普通科・緑東中)、6位:濵田さん(1年・普通科・津奈木中)、7位:嶋田さん(1年・普通科・袋中)

【女子カヤックペア】優勝:中村さん・濵田さん組

  

 

【探究・講演会】ゴミ問題 水俣基準を世界へ!

 本日、UNEP(国連環境計画)の本多俊一先生をお招き(オンライン)して、「水俣病を踏まえたSDGs」について講演会を開催しました。

 およそ65年前に起こった経済活動によって人間の命と美しい自然が犠牲になった水俣。再生に向け市民を一つにつなぐもやい直し運動や、水俣病患者と関わった本多先生自身の話を交えながら、環境首都・SDGs未来都市へと歩んできた水俣の取り組み。現在は21分別が当然のものとして定着し、水銀に関する水俣条約も発行され、ようやく世界中で環境への意識が高まりつつある中、環境に関しては「水俣にはすべてがある」、と講演会は始まりました。

 しかし、一方世界へ目を向けると・・・ 分別のされていないゴミ処理場でハゲタカと人間とブルドーザーが一緒にゴミを漁っている映像が流されると、生徒の表情が一変しました。

 地球の人口はおよそ78億人。その多くはゴミ分別する社会的システムや分別そのものの概念もない国や地域で暮らす人であること。社会の底辺にいる貧しい人々が日々の生活費を得るために危険と隣り合わせで暮らしている姿や、地球上の870万種のなかで人間だけが、自然の共に生きなくなったこと。正直でなくなったこと。日本や水俣のようにゴミ分別が定着している国は少数派であること等のデータが紹介されました。

 日本や先進国諸国ではマイクロプラスチックの問題が話題になっており、水俣高校ではプラスチックゴミ削減運動を進めています。しかし、世界中の全ゴミに閉めるプラスチックゴミの割合は1%程度だそうです。この高い意識を持ち「正直に生き」ている水高生が、「ゴミ分別を世界中に広げる」主体者に成りえること。本多先生のメッセージを受け取って、生徒の皆さんはどう感じたのでしょうか。