2016年2月の記事一覧
電気科 1年実習(接地抵抗の測定)
電気工事の中の一つに接地工事というものがあります。
接地工事は電気工事の中でも大事な工事で、感電、火災事故、機器の損傷などを防止
するために行われる工事です。
ここでは、その実際の測定法を学び、体験します。
地面にポイントなる杭を打ち込みます。
今回は、テニスコートとグラウンドの二カ所で測定を行いました。
電気科 1年実習(シーケンス制御)
1年生で「電磁リレーを用いたシーケンス回路」を学びます。
シーケンス制御は洗濯機や信号機、エレベーターなどに用いられている制御で、将来就職してからも必要とされる技能の1つです。
<実際の回路>
ボタンを押すと、ランプが点灯する回路です
<配線の様子>
2人1組で協力して作業を進めています。
集中して取り組んでいます。技能習得のために頑張っています!
これからさらに高度な「PLCを用いたシーケンス制御」を学びます。
この実習は、「技能検定」で使用する機材を使用するので、資格取得にも直結する内容です。
電気科 課題研究紹介 その6
電気科の課題研究を紹介していく第6弾です。
今回は「マイコンカーの製作・ARドローンへの挑戦」です。
この課題研究では、毎年10月に開催されるマイコンカーラリー熊本県大会出場に向けてマシーンの製作を行いました。また、ARドローンについてプログラムを中心に研究し更なる技術の向上に向けて取り組みました。
マイコンカーとは、マイコンボードを搭載し、独自に製作、プログラミングした手作りのマシーンで規定のコースを完走しスピードを競う競技です。
実際に製作したマシーンです!!
大会の様子です。今年は2台のマイコンカーが県大会を勝ち抜き九州大会に出場することができました。
次にARドローンの紹介です。今何かと話題のドローンを使ったプログラムの研究を行いました。この研究では、拡張現実プログラミングの技術を身に着け、応用させることを目標に取り組みました。
拡張現実とはマーカーや特徴量のはっきりした物体をカメラで認識し、リアルタイムでCG合成することです。
ドローンに搭載されているカメラを使いマーカーや人を認識しています。
今後の研究が楽しみです!!
電気科 課題研究紹介 その5
今回は「シーケンス制御を用いた早押しゲーム機製作」です。
シーケンス制御とは、自動で制御する技術で、信号機やエレベーター、工場など多くの場面で活用されており、私たちの生活に欠かすことのできないものとなっています。
本校電気科では、2年生と3年生時にシーケンス制御について学び、技能検定にも挑戦します。今回の研究では、授業で学んだことを活かしたものづくりを行い、現在の産業社会を支える技術を身につけようと製作に取り組みました。
まずは、実際の技能検定の問題を使いプログラミングの学習をしました。
ランプが順番に点灯していき、赤や緑のランプの所でストップさせるゲームです。
ランプの点灯間隔は0.02秒まで速めることができます!
全員で協力し完成できました!
今後は、イルミネーションなどにも取り組んでいきたいと思います!
電気科 課題研究紹介 その4
今回は「ものづくり講習会・スピーカー制作」です。
この課題研究では、小学生・中学生を対象にしたものづくり教室「よけロボの製作」とスピーカーついて研究・製作に取り組みました。
ものづくり講習会については、準備・運営・進行・片付けと全ての作業を生徒だけで進めていきました。「よけロボ」とは正面に障害物を発見して方向を変えて走り出すロボットです。参加した小学生・中学生ともに全員が完成することができ、ものづくりの楽しさを感じることができたのでは?と思います。
スピーカー制作は、各自で設計し、加工・組立てをして、さまざまなスピーカーを製作することができました。
電気科 1年実習(ロボット製作)
ロボット製作実習では、本校独自の競技課題に合わせて、2人1組でロボットを製作します。そして、全チームが完成後、「電気科ロボット競技大会」を行います。ものづくりを学ぶ実習内容で、生徒からも人気があります!
毎年競技内容が変わり、今年度の大会が第22回大会という歴史のある実習です。
<製作の様子>
アイデア→設計→試作という工程を2人で協力して行います。
自分たちで考えたアイデアを形にしていきます。みんな真剣に取り組んでいます!
<操縦練習の様子>
完成したら操縦練習です。ここで不具合があれば改良します。
今年度はピンポン玉や木のボールを運ぶ課題です!
操縦もチームワークが大切です。高得点を目指し、頑張っています!
3月中旬頃に大会を予定しています。大会の様子も紹介します!
電気科 2年実習(発電機の運転)
発電所では検査点検(ドッグ)のために発電機を止めることがありますが、今回の並行運転の実習は、1号機・2号機の発電機を組み合わせ、1号機で発電していたものを2号機に移し、1号機を止めるという実習を行いました。
実習の教科書には載ってないので、代々続いている手書きのプリントを使用しています。
1号機・2号機の発電機を同時に運転し、左の発電機から右の発電機に移行し、左の発電機を止めます。
説明の後、さぁ~!実習開始です。
2つの「つまみ」を慎重に調整しながら、1号機と2号機の諸条件を合わせます。
お互いに協力し合い、データを記録します。
実習後に、データの整理を行います。
電気科 課題研究紹介 その3
電気科の課題研究を紹介していく第3弾です。
今回は「イルミネーション用点滅回路の製作」です。
この課題研究では、点滅回路について研究・製作に取り組みました。
近年、冬のイルミネーションが街を彩っています。
そこで、LEDを点滅させるための点滅回路の製作に取り組み、その回路を使った灯籠を作ることにしました。
なかなか良い作品ができました。
電気科 課題研究紹介 その2
今回は「技能検定への挑戦とソルダリングアート」です。
この課題研究では、技能検定の練習とソルダリングアートの製作に取り組みました。
まずは技能検定の取り組みについて紹介します。
4月に生徒たちが取得したい技能検定を決定しました。生徒たちが希望した検定はこの2つです。
・電子機器組立て作業 3級(ハンダ付け作業)
・電気系保全作業 3級(リレーシーケンス回路制作作業)
自分が将来就職して、必要となるスキルを考えて選択しています。
結果は100%合格ではありませんでしたが、練習で身に付けた技術は将来必ず役に立つと思います。
<電子機器組立て作業>ハンダ付けで基板に部品を取り付けます。
<機械保全電気系作業>リレーシーケンスの回路を配線しています。
次にソルダリングアートについて紹介します。
技能検定終了後はソルダリングアートの製作に取り組みました。
ソルダリングアートとはハンダ付け(Soldering)でアート作品を作ることです!
スズメッキ線のフレームにハンダを付けて作品を製作していきます。完成写真はこちら↓↓
<ソルダリングアート作品 「 アリ 」 >
<ソルダリングアート作品 「 クモ 」 >
ハンダ付けは基板製作だけではなく、このような作品も作ることができます。
技能検定とソルダリングアートの製作を通して、生徒たちは「確かな技能」を身に付けることができました!
以上、「技能検定への挑戦とソルダリングアート」の紹介でした!
電気科 第一種電気工事士7名合格!
平成28年1月15日(金)、第一種電気工事士の試験結果の発表があり、本校電気科の生徒7名が見事難関試験に合格しました。この第一種電気工事士は、一般住宅や店舗など7000V以下で受電する設備の工事および最大500KW未満の工場、ビルなどの工事に従事できる資格で、いわば電気設備の安全を守るスペシャリストです。
担当教師の熱心な指導に応え、昨年8月頃から本格的な勉強を始め、朝課外、夕課外など受験対策をしてきました。合格した電気科の生徒は「とにかく嬉しい。自信が付いた。」「電気について更に興味がわいた。」「電気科に来てよかった。」と合格の喜びを話していました。