伝統建築専攻科ブログ
★伝統建築専攻科★ 1年生 犬小屋の製作③
1年生が製作していた犬小屋が完成しました。様々な木工機械や手道具の使い方を学びながらの製作でしたが良い作品が出来上がりました。これからは神明造の祠や鳥居などの製作に入っていきます。これまで学んできたことを生かしてさらに成長してくれることを期待しています。
★伝統建築専攻科★ 1年生 小型溝切りの使い方
木工機械の1つに「小型溝切り」があります。先日、専攻科の1年生が犬小屋の製作に必要な壁板の溝を掘るため「小型溝切り」の使い方を勉強しました。正しく使えば正確で早く作業を進めることができる便利な機械ですが、一つ使い方を誤ると怪我をしてしまいかねない危険な機械でもあります。正しい使い方を覚えて、自分のできることを増やしていきましょう。
★伝統建築専攻科★ 1年生 ~犬小屋の製作②~
犬小屋の製作は現在、墨付けが完了し各部材の加工に入っています。各生徒たちが自分自身で考えた納まりが形になっていくところをみると高校生時代からの成長を感じます。専攻科1年生として初めての作品で、まだ慣れないこともありますが頑張って製作しています。
★伝統建築専攻科★ 2年生 南小国白川地区 天満宮本殿改修工事④
白川地区天満宮本殿の改修工事は、柱の根継ぎ作業がほぼ完了しましたので紹介します。一つ目が十字目違い継ぎです。当初の材料を女木、新材を男木としてお互いを十字に形づくり接着剤にて固定します。2つ目は金輪継ぎの目違無しです。継手中央部にて栓を打込み固定します。様々な方向からの力に対応できるため非常に強固な継手の一つです。文化財修理にもよく使われます。
難しい作業ですが着々と進んでおります。
十字目違い継ぎ
金輪継ぎの目違無し
難しい作業ですが着々と進んでおります。
十字目違い継ぎ
金輪継ぎの目違無し
伝統建築専攻科1年生 ~自動鉋盤の刃の換え方~
建築科及び伝統建築専攻科には様々な木工機械があります。先日その1つである「自動鉋盤」の刃の替え方を勉強しました。自動鉋盤とは材料の厚みを任意の寸法に削ってくれる機械です。刃が3枚付いているのですが、使っていると刃先が摩耗したり、欠けてしまったりしてしまいますので交換する必要があります。また、きちんと刃を固定しないと真っ直ぐ削れずに、斜めに削れてしまったりします。普段、何気なく使っている機械ですが、しっかりメンテナンスしてあげないと、いざというとき答えてくれませんね。