生活デザイン科通信
【生活デザイン科通信】防災食講座
生活デザイン科では毎年、防災についての知識を学ぶために防災食講座を開いています。
山鹿市の食生活推進員さん2名をお招きして、防災食を作りました。
まずは防災食のイメージ、災害にあったらどんなものを食べて生活するか、どんなものが作れるか、温かいご飯が食べられたらどんな気持ちか、災害現場での食の大切さについて考えました。
今日の調理法はパッククッキングです。
・一人分ずつ衛生的に調理でき、分配しやすい
・アレルギー対応がしやすい、量ややわらかさも個人に合わせられる
・温かいご飯が食べられる
・食器や鍋洗いが不要
以上のような利点があるうえに簡単です。さっそく調理を開始しました!
パッククッキングは言葉のとおり袋の中に食材と調味料を入れて調理します。
皆、袋に入れるだけの調理に半信半疑
袋に入れた材料を湯せんにかけます。それぞれ20~30分で出来上がりました。
ごはんも湯せんで炊いて、具材を混ぜます。
袋とお湯だけであっという間に完成しました。
今日の献立は・・
・コーンとツナの混ぜご飯
・わかめ汁
・かぼちゃのカレー煮
・ココア蒸しパン
実際は紙コップや袋のまま食しますが、今回はお皿に盛りつけて!
災害時にこんな食事が食べれたら気持ちもホッとできるでしょうね。
食事をしている時間を利用して、災害に備える方法について講義していただきました。
どんなものを準備しておくとよいか、自分に必要なものは何かなど、災害時だけ特別ではなく、いつもの日常に取り入れる工夫が必要です。ということを教えていただきました。
【生活デザイン科】羊毛フェルトで「クマッカ」作ってみた!
農業クラブ全国大会「熊本大会」まで、50日を切りました
本校は、「意見発表会」の運営を担当します。
その全国大会のマスコットキャラクターである「クマッカ」を1年生活デザイン科の生徒が羊毛フェルトで作りました
羊毛フェルトとは、「ニードル」という細い刻みが入った特殊な針で羊毛(ウール)の繊維を絡め合わせてさまざまな形を成形する手芸の一種です
スイカのショルダーポーチが可愛いですね
熊本で開催される51年ぶりの全国大会へ向けて、準備が進んでいます
【生活デザイン科通信】2学期は楽しい
新学期が始まって、調理実習も始まりました。
朝夕は少し涼しくなりましたが、まだまだ残暑が厳しい季節
調理では1学期に、農場のモモで作ったコンポートでモモアイスに挑戦
アイスにも練り込みましたが、食感を出すために凍ったモモをゴロっと添えました
「甘さ控えめで美味しい」と手作りアイスを堪能していました。
フードデザインの授業では「ねじ梅」に挑戦
ニンジンを五角形に切って、梅の花の形に飾り切りします。
先生のお手本をじっくり観察しながら作りました
初めての挑戦でしたがきれいにできました
お互いに見比べながら「私の星になっちゃった」とか「桜になった」とか・・・(笑)
ねじ梅は茶わん蒸しに入れていただきました。
食文化では農場で採れた季節のナシをコンポートとジャムにしました。
ナシの皮むきも上手になってきました。
コンポートにしたナシはブランマンジェに添えました
ちなみに赤いソースも農場で採れたプラムで作ったものですよ
農場で採れた新鮮な生産物を料理に使えるのも農業高校ならではです。
1学期は検定に向けての料理が多かったので、「2学期は楽しい」と生徒達もテンション高めです。
この調子で2学期も楽しく乗り切ります
【生活デザイン科通信】梅干し作り第2弾
夏休み前に紹介していた梅干し作り
シソと一緒に漬けこんでいましたが・・
昨年より塩分濃度を少し下げましたが、カビが生えることもなく順調のようです。
夏休みに入ってすぐに天日干しをしました。梅干しっぽく染まり始めています
天日干し2日目はこんな感じです。連日、夕立が来ていたので雲とにらめっこしながら干してます
からからに干したらもう一度桶に戻します。赤いシソの色がしみこみ、梅干しが出来上がります。
見てるだけで、口が酸っぱくなりますね。今年もいい感じです
【生活デザイン科】ハーバリウム
生活デザイン科の1年生が「ハーバリウム」を作りました
材料は学校の花をドライフラワーにしたものも使用しました。
まずはビンの横に花材を並べて配置を考えます
ビンに入れる前に大きさ、植物の枝を整えるなど、パーツづくりを丁寧に行うのがきれいに仕上げるコツです
ピンセットを使って、全部の花材を入れたら、立てて全体のバランスを確認します
専用のハーバリウムオイルを静かに注ぎます気泡がとってもキレイです
一番きれいに見える面を正面にして、自分の好きなリボンを結びました
完成です
オイルに色を付けたものもあります。
透明感と浮遊感がハーバリウムの魅力です
生活デザイン科の中学生体験入学では、私たち高校1年生が丁寧にやさしく教えますので、お楽しみに
【生活デザイン科】菊池川の水生生物・水質調査をしました!!
本校の近くを流れる一級河川「菊池川」に水生生物調査と水質調査に行きました
今回の調査にご協力いただいたのは、「菊池川河川事務所」と「株式会社いであ」の方々です。
事前に本日の流れを説明した後、徒歩で菊池川に向かいました
安全のためライフジャケットを着て、いざ川へ
流れが速いところほど水温が冷たいのがわかります。
細長い筒を使って、川の水の透視度を見てみます。
それによって、水質がわかります。
筒の底に書いてある印が見えるところまで水を抜いていき調べます。
次は、菊池川にいる生き物を捕まえます。
いろんな生きものがいることがわかりました。
珍しい生き物が捕れて、皆集まります
投網にもチャレンジ
漁具の仕組みが良くわかりました
川の水と水生生物を学校に持ち帰り、分析します。
水質は透視度試験のほか、簡易的に試験するキット(パックテスト)を使って調べました。
さあ、地元の菊池川の水質はきれいなのか?
比較として、菊池川上流の水と用水路の水も調べてみました
次は捕まえた昆虫等の種類によって水質を「推測」します。
今回は体験型学習で、地域を流れる菊池川の現状と課題を発見することができました。
今後の学習にも生かしていきたいと思います
【生活デザイン科通信】梅干し作り
今年で三年目になる梅干し作りです。
毎年、食文化の授業で、季節の手仕事の中の一つとして取り組んでいます。
5月29日手始めに梅の収穫と梅ジュースを作りました。
毎年、果樹の先生が手入れしてくださっている、きれいな青梅を収穫させていただきました。
調理室へ持ち帰り、きれいに洗ってヘタを処理し、氷砂糖と酢で漬け込みます。
生徒たちは一人ずつ持ち帰り、余った梅で学校観察用を作りました。
右は3日後、だいぶ水分が出てきましたが、青い部分も残っています。右は一週間後、氷砂糖も溶けて梅はしわしわになりました。きれいにできたので、冷蔵庫で保管して調理に使いたいと思います。
さあ次は本番です
6月5日 黄色くなった梅を丁寧に収穫します。
青梅と同じように丁寧に処理します。
漬物樽に梅と塩を交互に入れて白梅酢が上がるのを待ちます。
6月12日 学校の花壇で栽培した赤シソを収穫し、洗って天日で乾かします。
シソが乾いたら塩を入れて揉みます。アクが出てくるので、何度も揉んでアクを出します。
シソのアクは青っぽい色をしています。
これに酢を入れるときれいな赤色になります。梅干しも白梅酢の中にシソを入れるので、きれいな赤色に染まるんですね
実験も取り入れながら、梅干し作りも中盤です。
6月26日 白梅酢が上がったので、先日揉んでおいたシソをほぐし入れます。
白梅酢も年々上達しています。生徒たちは、これで梅干しが出来上がるのか半信半疑
まずはここまで、いったん期末テストを受けて、夏休み前に梅の天日干しをする予定です。
梅干し作り後編をお楽しみに
【生活デザイン科通信】市役所花壇の植え替え
今日は生活デザイン科で栽培している花の苗を持って、山鹿市役所へ行ってきました。
毎年、市役所の玄関前にあるロータリー花壇の花を年に2回植え替えています。
2週間前に前回の花を撤去していたので、今回は花の配置と植え込みです
何度も配置を変えながら苗を並べてデザインを決めます。
丸い花壇なので、なかなか難しいようです。
デザインが決まったら一斉に植え込んでいきます。
久しぶりの晴天で、気温も上がってきました
口数も少なくなってきましたが・・さすが3年生です手は止めずに、黙々と植え込みます。
暑さに負けず植え込み完了しました
市役所にお立ち寄りの際はロータリー花壇にも注目してくださいね
【生活デザイン科】「メダカの学校」を開催しました!!
生活デザイン科の2年生が大道保育園の年上さんと一緒に「メダカの学校」を実施しました
これは、園児にメダカの説明をとおして、飼い方や生物多様性を守ることの大切さを伝えるために行った取り組みです。
まずは準備風景から・・・
ダンボールでメダカの被り物を制作しました。
園児にわかりやすく伝えるため、スライド・シナリオ・イラストなど、工夫しながら準備しました。
いろんな生き物のイラストが完成時間をかけた力作です
メダカを入れる水槽の準備・・・
リハーサルを何度も繰り返します。
そして迎えた、本番当日。キリンさんも一緒に園児をお出迎え
メダカのメダ美ちゃんを大きな声で呼んでくれました。
メダ美ちゃんの登場で、場が大いに盛り上がりました
途中でメダカの塗り絵などもあり、高校生が優しくサポートしました
手作りの指示棒で、生物多様性の説明。海・川・山など、いろんな場所にいろんな生き物が生活しています。
今回の交流学習では、メダカを通して楽しく学ぶことができたと思います。
また、次回の開催をお楽しみに
【生活デザイン科】地域視察研修
生活デザイン科の1年生が学校周辺地域(鹿本町来民)を見学することにより、地域を知り、風景や地元の人とのつながりを学び、社会的視野を広めることを目的に実施しました
まず向かったのは「原田食品製造所」です
明治20年創業で、「食べる甘酒」で有名ですが、味噌・あんこなども作られています。
当日は「米こうじができるまで」の工程を見学させていただきました。
蒸した米を人肌程度まで冷却させた後、こうじ菌を種付けします。
種付け後の「こうじ室」を見せていただきました。
室内は適温を保つために温度計が下げられていました。
時々かき混ぜながら約2日でこうじの出来上がりとなります。
甘酒の試飲をさせていただきましたが、自然の甘味とつぶつぶもちもちの食感がおいしかったです
次に訪問したのは「宗豆腐店」です。
豆腐屋さんの朝は早く、3時から製造を開始されるそうです。
見学時は「厚揚げ」などが油で揚げられていました
豆腐はパック詰めされて、冷水の中にありました
「豆腐ハンバーグ」と「がんも」の試食をいただきましたが、出来立ての味は格別でおいしかったです
最後に「来民の大イチョウ」がある公園で集合写真を撮りました
陽気に恵まれて、いい研修日和となりました。
今回学んだこと、感じたことを今後の学習にも生かしていきましょう