ブログ

鹿本高校の授業と授業改善

2年生 修学旅行①

1年延期されていた「2年生の修学旅行IN長野」に本日出発します。

様々な思いがある中で、一人ひとりが「思いやり」「周囲への配慮」を大切にし、3泊4日の旅行を楽しんできます。

随時、様子をHPで更新していきます。

本日のスケジュール

7:20 学校集合→8:00学校出発→10:40 熊本空港発 → 羽田空港着 → 18:00以降 志賀高原着

                   11:50 福岡空港発 ↗

 

鹿本高校卒業生 浦田理恵さん来校!! オリンピック・パラリンピックムーブメント全国展開事業講演会

本校卒業生、東京パラリンピックゴールボール銅メダリスト 日本代表 浦田理恵さんの講演会が実施されました。

「一歩踏み出す勇気・~自分が変われば世界が変わる~」というテーマで視力が低下していく中で周囲に事実を伝えたり受け入れることに悩んだこと。人に伝える勇気を持って前に進んだことで新たな世界が見えてきたこと。そして、ゴールボールとの出会い。

自らのこれまでの考え方、行動、そしてこれからを考えさせてもらえる機会となりました。そして、コミュニケーションの大切さも学ぶことができました。


美術の授業の集大成作品が受賞!

 美術の授業を選択している3年生の馬場さんが、授業で制作したデザインの作品を県高校美術展に出品し、奨励賞を受賞しました。馬場さんの作品は、アクリル絵の具や針金を使って絶滅危惧動物の保護を訴えるポスターの大作です。作品は、11月7日まで熊本県立美術館分館で展示されています。

【音楽選択】ギターに挑戦中!

1年生の音楽選択の授業では現在ギターに取り組んでいます。

馴染みのある楽器ですが、今まで弾いたことのある生徒は多くなく、ほとんどの生徒が初挑戦となっています。

今は基本的な指の運指について・TAB譜(ギター独自の記譜法)に慣れるために基本的な音階練習に取り組んでいます。

 

黙々と取り組む姿・友人と教え合って上達する姿・Chromebookを用いて前時を振り返りながら練習する姿など様々ですがみんな確実に弾けるようになってきています!

また、プロのギタリストの山木将平さんが鹿本高校音楽選択者へ動画メッセージを送ってくださいました!(YouTubeの限定公開で送ってくださいました。)

動画の中で3種類のアコースティックギター(フォークギター・クラシックギター・リゾネーターギター)の紹介と演奏は思わず見入ってしまうもので、感動しました。

 

山木将平さん、ありがとうございました!

基本を攻略したら次はギターアンサンブルに挑戦する予定です。

(文責:前村)

【音楽選択】スペシャルすぎるゲストが音楽の授業に登場?!

現在、鹿本高校の音楽の授業ではヴァイオリンに取り組んでいます。

そんな、本日の2限目の授業に驚きのゲストが来られました!

NHK交響楽団第1コンサートマスターの篠崎史紀さんです。

昨日、くまもと復興国際音楽祭にて山鹿を訪れておられた篠崎さん

午前中の僅かなスケジュールの合間を縫って、鹿本高校生のために本校へ来られました。

生徒からは音楽を始めたきっかけや、好きな曲、演奏しているときに気をつけていることなど様々な質問が飛び交いました。

ひとつひとつに丁寧にお話してくださる姿が印象的でした。

私は、生徒が使用している(レンタルの)ヴァイオリンで演奏してほしいとリクエストしてみました。

篠崎さんがその楽器で演奏すると驚くような音で、感激しました。

その後、篠崎さんが使用されている楽器(ストラディバリウス)で同じ曲を演奏していただきました!

わずか30分ほどの時間でしたが極めて濃密な時間を過ごすことができました。

最後にはサインを貰い、記念写真を撮りました。

 

(文責:前村)

【音楽選択】3年生の授業より。ヴァイオリンの集大成!

9月は3年生もヴァイオリンに取り組んでいます。

本日はヴァイオリンのソロ演奏で録音をしました。

曲は生徒が弾きたいとリクエストがあったものを私が編曲してピアノ伴奏と合わせてアンサンブルしました。

今回の編曲では途中で転調して更に盛り上がるような仕掛けを施してみました。

ヴァイオリンは授業で期間限定でしか扱うことができませんが、このように着実に力を付けてソロで演奏できるまでに成長しました。

ピアノと合わせて録音するのを経験することで、アンサンブルして音楽を創り上げる奥深さを感じ取ってくれたことと思います。

(文責:前村)

生物×数学×家庭のクロスカリキュラム(アルコール発酵:蒸しパン)

生物の授業で発酵について学習しました。学習した内容が実際にどのように活用されているのかを実感すると同時に発酵の様子を観察するため電子レンジで作成できる蒸しパンを作る実験を行いました。

生地が発酵により発生する二酸化炭素で膨らむ様子を観察し、2分おきに高さを測定していきました。

時間ごとの体積を計算するために上部の半径を高さから計算して、円錐台の公式により体積を導くやり方を数学の宮崎教諭から学びました。

最後に家庭科の授業で西村教諭からどのような生地にはどんな膨化剤を使うと良いのかなどを学びました。

ポスターセッション(生物)

各班で担当した分野を発表し合いました。各自で調べてきたことを班員で共有して一枚のポスターを作成します。このポスターは全員に縮小して配布し、このプリントを持って発表を聞いてまわります。発表は2時間行い。1時間目に発表した班員が2時間目は発表を聞いて回り、1時間目に聞いて回った班員が発表に回ります。パソコンの動画を見せたり、模型を使って説明する班もありました。

ラオス サワンナ大学とのオンライン授業:生物×地理×JICA(ラオス)

生物の授業の一環で日本とラオスのゴミ問題について考える授業を行いました。本校生は日本のゴミの処理の仕方やゴミ問題についてプレゼンし、ラオスの大学生から質疑を受けました。時間的な制約もあり、大学生側からの発表時間が取れませんでしたが、前もって大学生によって作られていたラオスのゴミ問題の資料を元に比較して考えることができました。

これから一緒未来を作っていく仲間の存在を国や文化を超えて知り、理解して、つながっていってくれればと思っています。

 

【音楽選択】生徒1人1台のタブレットを用いて楽曲分析に挑戦しています!

本校はICT機器(1人1台端末)整備の「先行実践校」県内の16校の1つに指定されています。

それに伴って現1・2年生には「生徒1人1台のタブレット」が貸与されています。また、「大型提示装置(電子黒板)」、「無線LAN」、「高速インターネット回線」が校内整備されています。

音楽の授業(2年生の音楽Ⅱ)ではモーツァルトが生涯最後に書いた交響曲、「ジュピター」愛称でも知られる第41番の授業に取り組んでいます。1楽章から順に学んできた今日はいよいよ第4楽章。

各個人のタブレットには交響曲第41番のフルスコア(指揮者が見る総譜)がダウンロードされており、実際に鳴ってる音と譜面を照らし合わせながら学びを深めています。

本時はジュピター音型を見つけながらそれぞれの気付きを共有、最後の場面ではこれまでのモティーフが対位法的技法によって展開・発展していく様子をタブレットで確認しました。

来週はまとめに入ります。

(文責:前村)

ラオスのJICA職員とのオンライン授業(生徒基礎:環境問題)

ラオスに派遣されているボランティア職員の溝口さんと甲藤さんにラオスの国について学び、ラオスと日本の環境とゴミ問題について考える授業を行なっています。6月からはサワン大学の学生とディスカッションを行う予定です。

同じ世代で将来の環境について考えていけたらと思っています。

英語でサイエンス(英語×生物クロス)

Who am Iというテーマで生物基礎の授業で免疫について学んできた生徒達は、自分達が何の細胞なのかを他の生徒達に英語で質問し、その答えから自分達が誰であるかを予想して答えるゲームをしました。Where am I born?と聞かれてあれどこだっけ、と戸惑う姿が見られました。授業でわかっているつもりが、実は曖昧に覚えていたり、わかった気でいたことに気付かされる授業となりました。ALTのバッキー氏と西教諭のアイディアあふれる授業に僕も生徒も楽しく学ぶことができました。

海外オンライン×英語探究×LHR×英語表現I

国際理解講座「令和SDGs熊本」を通して、学んだことが普段の学習とどのようにつながっているのかを意識させたいと授業や日々の問いかけを意識する中で、8月~12月にかけて様々な取組や授業がつながり1つの流れをつくることができました。昨年より取り組んでいるクロスカリキュラム(科目横断的指導)の理想の形であったと感じています。国語科の冨田教諭がシンガポール大学とのオンライン講座を企画し、総合的な探究の時間やLHRを利用し、日本のSDGsの取組や総合的な探究に関連する内容をプレゼンし、ディスカッションを行いました。さらに世界に視野を広げさせたいと英語科の川元教諭が国際理解講座「令和SDGs熊本」の講演を企画されたことで一気にSDGsを軸とした学びの流れが生まれていきました。グローバル探究コースの担任である西教諭はこの学びを日々の授業にも生かしていくべきだと考え、単発になりがちな講演や講義と授業をつなぐ取り組みをされていかれました。その意識が大学教授の講演後のSDGsカードゲームであったり、JICA講演後の英語でのプレゼン活動につながっていきました。国語科・英語科・理科科の教科を越えた取り組みとなりました。

◎シンガポール大学とのオンライン講座

◎SDGsカードゲイム

◎JICA講演会

◎英語表現Ⅰ(プレゼンテーション活動)

○これまで学んだことや考えたことを英語で発表し合い評価を行う

○自分の考えや取り組みがどのSDGsとつながっているかをマインドマップを作成。

 

感染症について クロスカリキュラム(保健×生物)

保健の授業で感染症や予防法について学習が行われた。その中で手を洗う効果について菌や細菌を培養する培地を作成し、実際に様々な方法(お湯につけるや2度洗い、エタノール消毒など)で洗った際の手の菌の変化を調べた。

また、汚れていると考えられる所(便所のノブ、スマホ、小銭など)を触った手を培地につけるなど、班ごとに様々な条件で培養を始めた。

実験の結果から至る所に細菌や菌がいること、手を洗う効果などを改めて気づいてくれればと思う。

生物実験での感染症対策(顕微鏡実験)

生物の授業の中では生徒実験を定期的に行ってきました。今年度は新型コロナウイルスの影響により共有で使用する顕微鏡実験は行えずにいました。しかし、「生徒側から実験はできないのですか。」「実験したいです。」などの意見が多数よせられ、なんとか感染リスクを押さえて実験できないかと考え、実験前の手洗いと実験後の手洗いを徹底させました。また、顕微鏡で接触の可能性のある目においては、使い捨ての接眼レンズカバー(写真1)を作成し、接眼レンズにカバーをして(写真3)実験を行いました。

写真1          写真2            写真3        

クロスカリキュラムの実践 体育×物理(2年目)『速さの計算・グラフ化×短距離走』

本校で取り組んでいるクロスカリキュラムの実践をご紹介します。

スポーツ健康科学コースでは毎年、物理基礎の平均の速さ、x-tグラフ、v-tグラフの理解という単元の中で、自分達が実際に走ったデータからグラフを作成したり、平均速度を求めたりします。今年は昨年からさらにバージョンアップさせ、100mを20mごとに区切り、各区間をタブレットを用いて撮影し、フォームの分析を行いました。

フォームの分析後、速く走るための仮説を立て再度100mを測定する予定です。授業を担当する理科の佐野教諭は体育の古閑教諭と討論し授業を計画することで、「違う教科の視点に立つことができ知識の広がりを感じ、新たなアイデアや取り組みたいことが湧いて出てきます」と、興奮気味に語っていらっしゃいました。

佐野教諭の今後の動向に注目していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休校期間のオンライン授業の取組

本校では、5月以降、全職員で様々な手法を取り入れながらオンライン授業に力を入れました!

既存の動画の利用から職員の手作りのもの、双方向性のやり取りを含め試行錯誤の中取り組みをしています。

生徒たちからは「自学よりも、時間割にそって進めるほうが取り組みやすい」、「友だちの声が聞こえて楽しかった。みんなと授業ができてよかった。」などの声もあり、私たち教員の取り組みの原動力となっています。

オンライン授業実施にあたり様々な課題もありますが、本校の綱領の一つである「師弟同行」をめざし取り組んでいきたいと思います。

 

生徒の皆さん、来週からは分散登校が始まります。動きがまた大きく変わることになりますが、一緒に頑張っていきましょう!!

 

双方向授業の試みの様子。生徒からはチャットを通し、答えられないほどの質問が寄せられました!