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【ASⅡ・Ⅲ】実験って楽しい! / Fun Experiments!

 今日のASⅡ・Ⅲでは多くの班が実験をしています。

 まず、目を引いたのは、波の力で電磁誘導を使って電気を効率よく起こす研究をしている2年生の「電磁誘導班」。地学室で、水槽と波を起こすための手作り装置で実験しています。将来の電磁誘導を見据えて、まずはコイルなしで波を起こし、L字型の管の中での水面がどのように上下するか、L字管の長さを変えながら観察しています。
 その頃、3階の物理室で何やら作業をしているのは3年生の「カビ班」。キノコのようなものをピンセットでバラバラにしています。白色腐朽菌のカワラタケを寒天培地上で培養し、樹脂のコーティングの有無による繁殖の仕方の違いを観察するそうです。
 化学室では、3年生の「ヒガンバナ班」がせっせと球根を切ってはすりつぶしています。ヒガンバナの球根抽出液に含まれるリコリンの発芽抑制効果について研究しているこの班は、追加実験のために抽出液を増産しているとのこと。実験用の保護メガネで、有毒であるリコリン対策もバッチリです!

 このように、今日の6、7時間目も充実したASとなったようです。少しずつ研究が進みつつある2年生と、7月の最終成果発表会に向けてデータを増やしている3年生。それぞれ、楽しみながらがんばってください!

   

          As you can see, many groups are conducting experiments in AS II and III today.

   The first group we introduce to you today is a group called “Electromagnetic Induction,” researching how to generate electricity efficiently with the power of waves. In preparation for their future experiments, they are now observing how the water surface in the L-shaped tube rises and falls while changing the length of the L-shaped tubes.

   Meanwhile, the third grade group called “Mold” is taking apart a mushroom with tweezers. They are culturing the white rot fungus named “Coriolus versicolor," on agar medium and observing the difference in the way it reproduces with and without a resin coating.

   Another group called “Cluster Amaryllis” is cutting and mashing some bulbs. This group, studying the germination inhibitory effect of Lycoline contained in the extract of the bulbs of Cluster Amaryllis, is trying to get more extract for additional experiments. 

As shown, while the second-year students are gradually making progress in their research, the third-year students are trying to get more data to be used for verifying their hypothesis. If you have time, why don’t you come see them in July? We’re sure you’ll enjoy listening to their presentations!

【科学部】小学生からの研究相談

科学部アマモ班が研究について、小学生からオンライン相談を受けました。

相談した小学生は熊本大学が行っている「ジュニアドクター塾」に参加している児童で、アマモについて研究したいとのことです(すごい小学生です!)。

アマモ班の3年生と1年生が相談を受け、これまでの研究を紹介したり質問に答えたりしました。

今後も相談を受けたり、研究を支援していきます。

次世代の科学者育成のために出来ることをしっかりやっていきたいと思います。

【科学部】退部式を行いました

本日で3年生は引退します。

そこで、2年生が主体となって退部式を行いました。

退部式では、3年間の感想が3年生からありました。

感想の中には、

「チャレンジ精神が養われた」「他校の生徒との交流が刺激になった」などがありました。

また、3年生から研究活動に関する最後のアドバイスが1,2年生に対してありました。

アドバイスの中には、

「数値の取り扱いには注意するべき」「データは量にも、質にも気をつけて集めるべき」

「英語論文から逃げたら後悔することになる」

和やかな中にも、今後の研究のヒントとなる学びもある式でした。

3年生の皆さん、受験勉強頑張ってください。応援しています!

【ASⅠ】天草高校✕天草市✕熊本大学 連携講義 第1週目②

 7限目は熊本大学副学長の金岡先生に「地方創生とは〜人口減少のメカニズム」というタイトルでご講義をいただきました。

 大手企業が地方都市とタイアップして地方創生に力を入れていること、都会では地方創生が「最先端」で「格好いい」と認識されつつあること等について紹介がありました。また、日本郵政や吉本興業など企業での取り組みや、大学での学びがどのように変化しているかについても教えていただきました。

 今日の講義で印象深かったのは、金岡先生をはじめ、講師の先生方の温かさです。「将来、天草を出ていこうと思う人?」「地方創生ってかっこいいと思う人?」「天草の人口が増えると思う人?」様々な問いに素直に(ある意味ネガティブに)答える1年生。天草を出ていこうという生徒が多くても、地方創生ってかっこいいと答える生徒が誰もいなくても、「そっか、うん、それもいいね」「なるほど、そうだよね」。天高生のどんな答えも受け入れる懐の深さを感じ、「どんな意見でも言っていいんだ、受け入れてもらえるんだ」という安心感が広がります。結果、7時間目の講義後の質疑応答では、開始直後から多くの手が挙がりました。地方創生について1人ひとりが考え、みんなが意見を出し合う。小さな1歩ですが、この1歩がきっと将来の天草を変える1歩になることでしょう。

 来週、再来週と講義は続いていきます。熊本大学の先生方と天草市役所のみなさんは天草や天高生の未来をちょっと良くするための、心強いサポーターになってくださるはずです。楽しんで、最先端の「地方創生」をみんなで創っていきましょう!



 In the 7th period, Prof. Kanaoka, Vice President of Kumamoto University, gave a lecture titled "Regional Development - Mechanism of Population Decline.”

 He introduced how major companies are putting their efforts into regional development through tie-ups with local cities, and how regional development is becoming recognized as “cutting-edge” and “cool” in urban areas. He also told us about initiatives at companies, and how learning at universities is changing.

 One thing that impressed us about today's lecture was the warm atmosphere of the lecturers. No matter what responses (in many cases, rather negative ones) students had, they were warmly  accepted with comments such as “I see your point.” or “Yeah, that's a cool idea!” That made every student relieved and more confident in showing their opinions. Thinking about regional development and sharing ideas - It is a small step, but this step will surely help make our Amakusa a better place.

 We will have more lectures next week and the week after that. The lecturers we had today will be with us in our study for a brighter future. Remember, as we learned, ”regional revitalization” is cool and now in fashion! Let's work together and keep learning!

【ASⅠ】天草高校✕天草市✕熊本大学 連携講義 第1週目①

 熊本大学と天草市役所から講師の皆様にお越しいただき、地域の魅力や課題について学ぶ3週連続の講義が始まりました。初回の本日は、熊本大学客員教授の鍋屋先生から、ご出身の田辺市で地域課題を「ピンチではなくチャンス」ととらえ、様々な課題を「ビジネス」で解決するために大人たちがどんなアクションを起こしているか、ワクワクする実例を数多くご紹介いただきました。

 6時間目の後半は同じく熊本大学の尾山先生のご指導のもと、講義を通して心に残ったキーワードを使ってグループワークを行いました。「ローカルイノベーター」「スモールビジネス」「かっこいい大人」「起業」など、自分たちが書き留めた様々なキーワードを基にディスカッションを行いました。質疑応答では、「東京の企業が何を求めて地域にアプローチしているのか」という質問が出ました。「地域に赴いてリアルな地域課題に着目し、それを都会に持ち帰って新しいビジネスにつなげようとしている」という答えをいただき、なるほど!という顔でうなずいていた生徒たちでした。

 次の記事に続きます。

 
 A series of “Collaborative Lectures” started in ASⅠ, in which lecturers from Kumamoto University and Amakusa City visit us to talk about the charms and challenges of the region. In the first lecture today, Prof. Nabeya, a visiting professor at Kumamoto University, introduced many exciting examples of how adults in his hometown are taking action to solve various problems through “business” by viewing regional issues as "opportunities, not ”difficulties.”

 Later in the 6th period, students had a group work session using what they learned from the lecture. Discussions were based on various keywords such as “local innovators,” “small business,” and “cool adults.” After the lecture, a student stood up asking a question, "What are Tokyo-based companies trying to find in regional towns?” The lecturer answered that more people in big cities are visiting small towns, to learn more about “real” regional issues, hoping to start new and innovative business in the future. Many students looked a little surprised to learn that people in big cities have found value in regional cities and towns like Amakusa.

【ATⅠ・ATⅡ】それぞれの目標に向かって

ATⅡ(3年生)は現在、7月のARP探求成果発表会に向けての追い込みの時期です。さらなる研究活動と発表ポスター作成に全力で取り組んでいます。これまでグループで取り組んできた研究の大きな節目の1つとなります。全員でできる限りを尽くし、最大のパフォーマンスを発揮して発表会に臨みましょう!!

 

ATⅠ(2年生)では、今後の研究に向けて計画書作成に取り組んでいます。ああでもない、こうでもないとグループや担当の先生とのディスカッションが行われています。研究の仮定(〇〇すれば△△になる)をしっかり考えることで、今後の研究をよりよいものにしていきましょう!

【科学部】総文祭での研究発表(2日目)

県総合文化祭2日目です。

2日目も来場者に向けて「伝わる」発表をしていました。

昨日の反省を受けて、一般の方にも伝わるように専門用語の説明を付箋に書いて追加しました。

口頭による説明に加えて、付箋で説明することで少しは分かりやすくなったようでした。

1日目の発表を受けて試行錯誤する様子に、本気で「伝えたい」と思う気持ちを感じました。

今日も先輩が応援に駆けつけてくれた先輩のアドバイスも受けました。

多くの高校生や一般の方々に発表することで、学びの多い総文祭となりました。

【科学部】総文祭での研究発表(1日目)

本年度の第37回熊本県高等学校総合文化祭(県総文祭)理科部門で化石班が研究発表しました。

本年度の県総文祭理科部門は市民会館シアーズホーム夢ホールで行われました。

化石班は昨年度の生徒理研以降に加えたデータも含めて研究発表を行いました。

多くの人たちに発表することで新たな考えも生まれました。

明日も頑張ります。

校長先生にも見ていただきました。

卒業した先輩も応援に駆け付けてくれました。

【ASⅡ・Ⅲ】活動場所が変わりました!/ ASⅡ&Ⅲ started to work together

 2年ASクラス各班の研究内容確定に伴い、今日の7時間目から2,3年生の活動場所が変わりました。今までは2年AS:地学室、3年AS:パソコン室だったのが、研究内容に合わせて3箇所の教室に2・3年混合で分かれています。このことにより、2年生は1年後の見通しを持って活動を進めることができ、困った時にいつでも先輩に助言をもらうことができます。また、3年生にとっても、新しい発想を2年生から得る機会となり、自分たちが研究を通して学んだことを継承していくうえできっといい環境になるはずです!

 本日は3年生の仮評価の後、研究活動と並行して2・3年生がお互いに自己紹介をしたり、研究活動について先輩からの助言をもらったりしていました。崇城大学の田丸先生にもお越しいただき、実験方法や結果の分析について相談に行く班も多かったようです。早いものでもうすぐ6月。7月のARP探究成果最終発表会では海外からのお客様も含め、学校内外の多くの方に向けて研究発表をすることになっています。各班、ディスカッションを重ねて、研究をより良いものにしていきましょう!

 From today, the 2nd and 3rd year AS students started to work together in three different classrooms according to what they’ve been researching. This change will hopefully allow 2nd-year students to proceed with their activities with an outlook for the year ahead, and to seek advice from their seniors whenever they have problems. It can also help the 3rd-year students to gain new ideas and pass on what they have learned through their research.

 

 

【ASⅠ】スキルアップ講座① / Upskill Training Lectures

 本日のASⅠは各クラスをオンラインでつなぎ、今後の研究の基礎となる2つのスキルアップ講座を実施しました。1つ目の講座である「課題研究の全体像」では、自由研究と課題研究とはどう違うのか、どのように研究を進めていくのかについて学びました。更に、今後の研究に使える様々な機器の紹介もありました。(SSH校だけあって、様々なデータを測れる機器が数多くあります。ぜひ活用してください!)

 2つ目の「思考のまとめ方」では、自分の興味のあることや調べてみたいことをキーワードで書き出し、マインドマップを作りました。あるクラスでは、担任の先生から「勉強は勉強でも、正解はない勉強だから、難しく考えすぎずにどんどん書いていくといいよ」とのアドバイス。少しずつみんなのマップが広がっていきます。コツコツ1つずつ慎重に進めていく人、とりあえず先に枠をたくさん書いて埋めていく人、それぞれ思い思いの方法で個性豊かなマインドマップを作っていました。

 


   

 

 

 

 

 

 

 

 

あるクラスの講座中のひとコマ。

担任の先生がスキルアップ講座の進行に合わせてキーワードを黒板に書き留め、みんなの理解を助ける工夫をされていました。

 

  Today in ASⅠ, the first graders had two upskill training lectures: the first, “Overview of Problem-Based Research,” covered how Problem-based research differs from Independent research, how to conduct research, and also introduced various equipment that can be used for future research. 

 In the second session, “How to organize your thoughts,” students wrote down their interests and things they would like to research using keywords and made a mind map. In one class, the homeroom teacher advised, "There is no single correct answer for this work, so don't think too hard and just keep writing down your ideas,” which helped many students think outside the box. We hope everyone enjoyed this activity, which hopefully will help them a lot in the future!