新着情報
【ASⅡ】先行研究...からの情報交換会! / Sharing Information in Groups
今日のASⅡでは、冒頭に授業担当者の一人である井上先生と田上先生からお話をいただきました。井上先生には、大学で学んだ「非ユークリッド幾何学」についてや、数学の授業で扱う統計学をはじめとした知識がどう研究結果の立証に活かせるかについて、数学科の立場からお話しいただきました。物理の田上先生からは、井上先生の非ユークリッド幾何学に対抗して(?)「ニュートン力学」についての話や、歴代の先輩方がこれまで試行錯誤してきた「データを取る」際の技術面でのお話をしていただきました。どちらの先生も地球儀や測定器具などの実物を用いたりしながら、生徒の興味・関心に沿った様々なお話をしてくださいました。
その後、生徒たちは先行研究の調べ方を学びました。昨年度のASⅠでも先行研究を経験してはいますが、信頼できる論文や研究をこれまで以上にしっかり調べることが、今後の研究テーマや仮説の設定、研究計画の立案などに必ず生きてくるはずです。今日の授業では論文検索サイトの「J Stage」を活用して、自分が興味のある分野の論文や、今後の研究の参考になりそうな論文を探す時間を取りました。ここで得た情報を自分の言葉でプリントにまとめ、7限目には6班に分かれての「情報交換会」を行いました。
研究テーマの設定には、本やインターネットを活用しての情報収集が欠かせませんが、単に情報を得る(インプット)だけではなく、仲間との情報共有(インプット+アウトプット)を経ることで、情報を自分の知識として活用でき、研究につながるヒントを発見できるはずです。今日のASⅡも、貴重な学びの機会となりそうですね!
Today in the ASⅡ, we had a talk from Mr. Inoue and Mr. Tanoue at the beginning of the class. First, Mr. Inoue, a math teacher, talked about "non-Euclidean geometry," which he learned in college, and how mathematical knowledge such as statistics can be used to substantiate research results. Then Mr. Tanoue, a physics teacher, talked about "Newtonian mechanics." He also talked about the "data acquisition," which many senior students have been struggling with.
The students then learned how to research previous studies. Although they did some previous research in the AS I last year, researching reliable articles and studies more thoroughly will help them formulate research themes, hypotheses, and research plans in the future. Today, they spent some time using a website called "J-Stage" to find interesting articles.
In the 7th period, the students exchanged the information they got in smaller groups. Today’s classes would surely be another valuable learning opportunity!
【科学部】上級生からの研究手法レクチャー
昨日、入部した1年生に対して、3年生が文献調査の方法と意義をレクチャーしていました。
1年生は研究テーマの設定に生かしてほしいと思います。
3年生は自身が1年生だった時に先輩に教えてもらったことを思い出し、自分の研究経験も交えながら、レクチャーしていました。
【科学部】部結成が行われました
本日、部結成が行われました。
科学部には男子1名、女子9名の10名の1年生が入部しました。
部結成では自己紹介と研究分野の紹介が全員から行われました。
その後、それぞれの活動となり、1年生は上級生から研究テーマの設定に関するレクチャーを受けていました。
さて、1年生はどんな研究を行うのでしょうか?
今年も活発な科学部となりそうです!
【ASⅠ】天草高校生としての探究活動がスタートしました!
本日より、1年生の天草サイエンスⅠ(ASⅠ)の授業がスタートを切りました。
6限目はSSH研究主任より探究活動の概要等についてのオリエンテーションが行われました。これから始まる天草高校生としての探究活動に向けての心構えについて学びました。
7限目は、学年のSSH担当より、次週より実施される天草学連続講義について実施の目的や意義、実施される内容やスケジュールの確認及び6月に実施される熊本大学研修について実施の目的や意義の説明と研修希望先の調査を行いました。
探究活動での学びを通して生徒一人一人がどのように成長していってくれるか楽しみです!
【ATⅠ】ついにスタートです!
ついに今年度のATⅠの授業がスタートしました!
はじめにSSH研究主任の宮﨑先生から活動内容や今後のスケジュールについて説明がありました。その後、SDGsについての動画を視聴し、自分の関心のあるゴールやターゲットについて天草市がどのような取組をおこなっているのかワークシートにまとめました。
1学期は「テーマを見つける学期」です。来週以降、ATⅡの先輩方の話を聞く機会や、講師をお招きしての講義・講演会も予定されています。様々な視点から天草の現状や課題を知ることで、自分たちの身近なものとして課題を捉え、その解決のために取り組んでほしいと思います。
【ATⅡ】探究の総まとめ ~ATⅡ、スタート! / ATⅡ: To Conclude our Research
無事3年生に進級した文系・理系の4クラスの生徒たち。毎度おなじみ、火曜の7時間目の探究活動もATⅠ(天草探究Ⅰ)からATⅡにバージョンアップしました。1年生から継続してきた探究活動も、気づけばまとめの時期となりました。昨年度から継続している研究が順調に進んでいる班も、なかなか結果が出ず苦しんでいる班も、7月の成果発表会では成果を発表できるようにしっかりと準備を進めていかなければなりません。
久しぶりのATとなった今日の授業では、まず、ATⅡ担当の中村先生より1年間のスケジュールや活動内容について説明がありました。その後、生徒たちは各研究班に分かれ、春休みの活動の振り返りや現時点での課題の洗い出し、今後の具体的な計画の立案を行いました。
2週間後には、ATⅠ選択者である2年生が先輩の研究について聞きにくる「質問タイム」が設定されています。研究をしっかり進めるためにも、そして後輩たちに自分たちが行ってきた研究の魅力を伝えるためにも、各班でのディスカッションをしっかりと進めていってください!
The 3rd graders continued their inquiry activities from AT I (Amakusa Inquiry I) into AT II. This is the last year for them to finish up their research. Whilst some groups are making good progress in their research, some other groups are struggling to make results. In any case, their first goal this year is the ARP presentations in July.
In today's class, Mr. Nakamura explained the schedule and activities for the year. After that, students gathered in groups and discussed their spring break activities, the problems they have at the moment, and their research plans this year.
In two weeks, the 2nd graders, who are taking AT I classes, will come and ask about their seniors' research. This is not only a good learning opportunity for the 2nd graders but also a great opportunity for 3rd graders to look back on what they have done so far. Maybe they can even find someone to take over their research in progress after their graduation! Anyway, in order to make good progress in their research and to effectively communicate what they have done to the younger students, they need to make sure to have a good discussion in groups for now. Let’s have fun researching, everyone!
【科学部】部活動見学が行われています
現在、1年生の部活動見学が行われています。
科学部にも1年生が来てくれました。
上級生が自身の研究内容を紹介しています。
多くの1年生が入部してくれることを願っています。
【SSH】「世界津波の日」第2回ミーティング!!
今日の体育大会決団式の後、「世界津波の日 2024年高校生サミットin熊本」に向けた2回目のミーティングを行いました。本校では、事前に希望を募った2年生13人が3チームに分かれて研究を行い、10月に行われるサミットで研究成果を発表します。
このサミットは、世界約50か国の高校生が参加し、津波などの自然災害の脅威と対策を学ぶ場として、2016年から開催されているものです。(実は、2018年の和歌山での開催時に天高の先輩方が県代表として参加したこともあります!)第6回目となる今回は、総会や分科会に加え、レセプションやスタディーツアー、記念植樹などが熊本市または熊本県の各地で行われる予定です。世界約 50 か国からの参加者が予定されており、国内・県内の高校生 約 500 人 が参加する大規模なサミットです。
今日のミーティングでは、3チームのメンバー決定と研究内容についてのざっくりとした話し合いがありました。メンバーは文系と理系が半々くらい、弓道部、バドミントン部、ソフト部、科学部などなど、所属部活も様々なメンバー(女子多め)が集結し、面白い研究が生まれそうです! これから、グーグルクラスルームで連絡を取りつつ、10月に向けてそれぞれのチームで研究を進めていくことになります。それぞれの研究の様子はまた追ってお知らせしますので、どうぞお楽しみに!
【科学部】環境DNA分析用の採水を行いました
先月より環境DNA分析用の採水を始めています。
約1ヵ月ぶりに訪れた採水場所ですが、タケノコが生えていたり、テントウムシが飛んでいたりと春の息吹が感じられました。
ホタルのDNAも含まれていることを期待します。
続報をお待ちください。
【ASⅡ・Ⅲ】AS対面式 / Welcoming new students!
今日の7時間目は、ASⅢの3年生がASⅡの23名に対して、自分たちの研究についてポスター発表及びスライド発表を行いました。12の研究班が3教室に分かれ、これまでの研究の成果や研究の面白さについて熱く語りました。
研究の中には、結果が出るまでに多くの時間を要するものも多くあれば、動植物を対象とした研究など、特定の季節にしか実験に必要なものが入手できない研究もあります。さらに、仮説の検証を確かなものにするためにはどの分野においても実験を重ねたり被験者数を増やしたりして信頼できるデータを集めることが不可欠で、それにはやはり、どうしても時間がかかってしまいます。そのような点を考えると、自分たちの研究結果をもとにした継続研究が生まれることで、卒業するまでの限られた期間では難しかったことが可能になるという側面もあります。各班、10分の発表で研究の魅力を伝えようと工夫を凝らしていました。
2年生にとっては、少人数のアットホームな雰囲気の中で、様々な分野の研究内容をじっくり聞くことができる、またとない機会です。それぞれの班の先輩に温かく迎えられ、やや緊張しつつも、積極的に質問もしている姿が見られました。
今年度のASⅡ、ASⅢでは、2年生と3年生が同じ教室で研究を進める場面もこれまで以上に増やしていきます。同じ部屋で研究の手法や器具の使い方を先輩に気軽に質問したり、また、3年生にとっても、下級生に教えたり説明したりすることにより、新たなアイデアが生まれたり、アウトプットの工夫に磨きがかかっていくことでしょう。
進化し続けるASⅡ・ASⅢ、これからの活動をどうかお楽しみに!
In the 7th period today, 3rd year students in ASⅢ gave poster / slide presentations on their research to the new AS II students. 12 research groups, divided into 3 classrooms, spoke passionately about their research and the excitement of inquiry study.
Conducting research usually requires a lot of time before results are obtained, moreover, some research can only be conducted (such as one's involving certain plants and animals), in certain seasons. Furthermore, in all fields, it is essential to collect reliable data through repeated experiments and increasing the number of subjects in order to verify hypotheses, which, again, inevitably takes time. From this perspective, having someone to take over their research makes many things possible that would have been difficult to do in the limited time before graduation. Each group tried their best to attract successors-to-be in a 10-minute presentation.
For the new ASⅡ students, this is of course a great opportunity to listen to the details of research in various fields in a small-group. They were warmly welcomed by the seniors in their respective groups, and–while somewhat nervous–they were also actively asking questions.
In this year's AS II and AS III, second-year and third-year students will have more opportunities than ever to conduct their research in the same classroom. Being close to each other, students will be able to easily ask their seniors questions about research techniques and how to use equipment. This is also a good opportunity for the third-year students: by teaching and explaining to their junior classmates, they would have more chances to have new ideas and refine their output devices.
AS II and AS III will continue to evolve - please stay with us and look forward to our future activities!
【ASⅡ】今年度のASⅡ、始動します!/ The Very Beginning of ASⅡ!
今日は、今年度のASⅡの記念すべき第1時間目の授業がありました。23名の精鋭たちで構成された2年ASクラス(男子多め)、まだ新年度が始まって間もないこともあり、まだまだ初々しい感じです!
担任&SSH研究部の松原先生より、授業に必要なものや1年の流れ、研究テーマの設定についてなどのオリエンテーションがありました。1番はじめの大事な予定として、7月のARP発表会にみんなでマーカーで印をつけました。さて、3ヶ月後にはそれぞれどんな研究を進めているのでしょうか。
授業では、まず、生徒たちは「聞いたらわくわくするワード」と「社会が抱える問題」をワークシートに書き出しました。生徒たちはそれぞれ、「インターネット」や「音響」など色々な「わくわくする」言葉を書いています。また、社会問題としては「高齢化」や「外来種」など様々なキーワードが書かれているようです。今日の6,7時間目で先生方の話を聞いたり、ASⅢの先輩たちの研究発表を聞くことで、みんなのイメージはどんどん膨らんでいくことと思います。これからの探究活動が楽しみですね!
昨年度のASⅠでは、観光や行政に関わる研究を行ってきた生徒もいますが、ASⅡでは生物や物理など、科学分野の研究を突き詰めていくことになります。これまでの学びを活かして、それぞれの班で独自性のある研究を進めていってください。
Today we had the very first ASⅡ with our 23 brilliant students. Since it is still early in the new school year, they are still very much in their infancy!
First of all, Mr. Matsubara, the homeroom teacher as well as an SSH department member, had a talk about matters such as what to bring to the classes and the schedule of the year. With markers, the students took note of their very first important event of the year - the ARP presentation in July. There are about 3 months to go before their first presentation, which means they need to choose the research theme and make plans by that time. Well, can you imagine what you will be doing in ASⅡ in three months?
In the class, students first wrote down "exciting words to you" and "social problems you can think of" on their worksheet. Each student wrote various "exciting" words such as "Internet" or "sound.” They also wrote various keywords for social problems, such as "aging population” or “invasive alien species” etc. Listening to the teachers and senior students today will surely help students expand their imagination. We’re looking forward to their future exploration activities!
In AS I last year, some students have conducted non-scientific research such as ones related to tourism and local government, but in AS II, they will be pursuing research in scientific fields such as biology or physics.
To the Students: Please make use of what you have learned so far and proceed with your own unique research in your respective groups!
【ATⅠ】お茶日和! / An Ideal Day for A Cup of Tea?
春休みが始まって早1週間。あれ? 春休み中だというのに教室から何だかにぎやかな声が聞こえてきます。突撃してみると、机をくっつけて何やら作業中の2年生でした。ATⅠの研究活動のために集まっているとのこと、各々の手にははさみが握られ、オリーブの葉を切っているようです。この葉っぱ、実は天草高校のご近所の「本渡南小の運動場」直送。実は、12月の台湾研修のときに、オリーブの実を分けていただいて以来のご縁です。今回も快く許可をいただけたとのこと、本当にありがたいことです。大事に使わせていただきます!
さて、しばらくすると「オリーブ班」の班員たちは家庭科室に大移動。市立図書館から借りた資料を手に、「オリーブ茶」の製作に入るそうです。葉を洗ったり、熱湯で下処理をしたりと作業を進める一方、手の空いた生徒はオリーブの葉に含まれるポリフェノールを検出する方法について調べています。そう、ただの「調理実習」になってしまっては、探究活動にはなりません。「どんな数値を取りたいのか」「何と比較するのか」などなど考えながら研究を進めていくのが大事ですね! 本格的なカメラでしっかり記録も取りつつ、和やかに、かつ、てきぱきと作業を進める生徒のみなさんでした。
3年生のATⅡでは、研究の成果を7月のARP探究成果発表会で発表したり、天草や世界に「提言」したりと、ATⅠから行ってきた研究の結果を分析し、まとめていく必要が出てきます。週1時間という限られた時間だからこそ、計画的に研究を進め、信頼できるデータを蓄積していきたいものですね。
One day, during spring break, we heard some lively voices coming from a classroom. With scissors in each hand, students were cutting olive leaves. These leaves were picked in the "playground" at Hondo Minami Elementary School, a neighbor of ours. In fact, another study group visited them for olives in December. We are very grateful that they kindly helped us again this time.
After cutting the leaves, the students of the "Olive Group" moved to the cooking room. With a book borrowed from the city library in hand, they were planning to make some olive tea. While some students were pre-treating the leaves with boiling water, some were researching how to detect polyphenol contained in the leaves. Yes, the students cannot just “cook”, they must “study” olives as well - they must think about what kind of data to obtain, or what to compare the results with, and so on. But don’t worry, these students are smart enough to know what to do!
In the third grade AT II, students will have to analyze and summarize the results of their research conducted since they were 2nd graders. They will need to present the results of their research at the ARP Research Results Presentation in July, and make "proposals" to–at first–the locals, then eventually to the world! With a limited time of one hour per week, students need to systematically carry out their research and accumulate reliable data. Good luck!
【SSH】ARP探究成果発表会 / ARP Inquiry Research Presentations
本日、天草市民センターにてARP(Amakusa Research Process)探究成果発表会を実施しました。ステージでは台湾研修報告に始まり、研究発表としてはASⅠ(1年生)の代表6班とASⅡ(2年ASクラス)の代表4班に加え、アメリカ・モンタナ州にあるカーター郡立博物館の学芸員であるネイサン・キャロル博士の講演もありました。ASⅡの化石班の発表と学芸員講演は全て英語で行われ、生徒たちが英語でのプレゼンテーションに必死でついていこうとする姿、何とか英語で質問しようと奮闘する姿も見られました。
体育館ではポスター発表を行いました。ASⅠの38班、ASⅡの8班、科学部の2班、卒業生の2名が前半・後半に分かれての研究発表を行いました。生徒たちは実験に用いた模型を見せたり、ジェスチャーを使ったりしながら、それぞれの研究について熱のこもった発表をしていました。
2年ASクラスにとっては、今回の発表会は学校のSSH事業の中心として活躍する初舞台となりました。受付やステージ裏での運営、体育館での司会進行等、市民センターのあちこちで周りを見ながらきびきびと動いている姿はとても頼もしいものでした。ステージ発表は初めての生徒がほとんどでしたが、堂々とした発表の様子や分かりやすいスライドからは、今日の発表に向けてスライドに工夫を重ねたり、練習を繰り返してきたことが伺えました。
1,2年生のみなさん、本日はお疲れさまでした。ご観覧いただいた来賓の皆様をはじめ、ご来場いただいた方々、オンラインで視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました。生徒たちの探究はこれからも続きます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
Today, the ARP (Amakusa Research Process) Inquiry Results Presentation was held at the Amakusa Civic Center. We had eleven presentations on stage, including a guest lecture by Dr. Nathan Carroll at Carter County Museum in Montana.
In the gym, poster presentations were given by over 50 groups. There were also two poster presentations by graduates, which attracted so many students. The students gave enthusiastic presentations about their research, showing models used in their experiments and using gestures.
For the students in AS class, this presentation was their debut as participants playing an active role. They were working so diligently in various areas of the Civic Center, such as at the reception desk, backstage, and in the gym as moderators, keeping a close eye on their surroundings. Although it was the first time for most of the students to give a presentation on stage, their magnificent presentations and easy-to-understand slides showed that they had been doing so much for today's presentation.
Thank you to all the guests and visitors who came to see the event and to those who viewed it online. The students' exploration will continue in the future. Please stay with us!
<研究発表:ステージ>
<カーター郡立博物館の学芸員であるネイサン・キャロル博士の講演>
<研究発表:ポスター>
【ATⅠ】校内ポスター発表会 / Poster Presentation at School
本日のATⅠでは、1年間の研究に関するポスター発表を実施しました。10月の中間発表会以来ということもあり、担当以外の先生方に向けて発表する機会はなかなかないこともあり、生徒たちは少々緊張した面持ちです。
今回の発表は6分+質疑応答2分。生徒達は、これまでの実験や調査の結果について、ポスターを指し示したり、ジェスチャーを使ったりしながら、他の班に伝えようと頑張っていました。中には3分半ほどで発表が終わってしまう班もあり、その分長くなった質疑応答に一生懸命答えていました。核心をつく鋭い質問も多く出て、とても学びの多い発表会となりました。
Today, we had a poster presentation in ATⅠ. The students were a bit nervous because it has been a while since their last presentation in October.
Each group had a 6-minute presentation and a 2-minute Q&A session afterwards. The students tried their best to tell others about the results of their experiments and investigations so far, pointing to their posters and using gestures. Some of the groups finished their presentations so quickly, which required them to have a longer Q&A time. There were many questions that got to the heart of the matter, and the presentations became very informative.
【ASⅠ】ARP探究成果発表会に向けての発表練習
いよいよ来週火曜日に迫ったARP探究成果発表会に向けて、発表練習が行われていました。
練習は作成したポスターを使って行いました。
本番さながらの練習となるよう、質疑応答まで行いました。
鋭い質問も出て、答えられないこともあり、良い練習となったようです。
本番も頑張ります。
<発表練習の様子>
<練習前の打合せ・準備の様子>
【科学部】熊本県水産研究報告及び普及事例合同報告会に参加しました
科学部の卒業生が「熊本県水産研究報告及び普及事例合同報告会」に参加しました。
この会は県の水産センターが実施し、水産に関連する研究報告が行われます。
普段聞けない貴重な内容も発表中にあり、大変勉強になりました。
参加した卒業生4名は水産に関連する大学に進学する予定です。
(卒業しているので、スーツ姿でやってきました。新鮮です。)
この経験を4月からの大学生活に生かして欲しいと思います。
水産研究センターの方々ありがとうございました。
【AS・AT】SSH特別講演会 / SSH Special Lecture
本日、シンガポールの南洋理工大学(NTU)の佐藤裕崇教授をお招きして、SSH特別講演会を実施しました。佐藤教授は世界で初めて、昆虫とコンピュータを融合した「サイボーグ昆虫」を開発した方です。NTUの機会航空学科にて研究室を開かれ、災害現場で人命を救うために「サイボーグ昆虫」を応用されています。
講演では、他で開発されている「飛行ロボット」と比較して「サイボーグ昆虫」にどのような利点があるかをはじめ、研究の経緯や内容について詳しくご紹介いただきました。壁に直面しても諦めず、様々な工夫や試行錯誤を重ねることの意義を、実体験を基に分かりやすくお話しいただきました。
研究のお話に加えて、ご勤務されている南洋理工大学やシンガポールについてもご紹介いただきました。シンガポールの安全面や暮らしやすさに始まり、他国の災害時にも真っ先に救助に向かうほど「災害救助」が重視されていること、NTUの学生の学ぶ姿勢や、学生同士で刺激し合い、良い雰囲気で研究に打ち込んでいる姿などを伺い、シンガポールや海外の大学の様子が少し身近になった気がしました。また、英語を使えるようになることで自分の可能性を広げられること、必ずいる「批判する人」を気にすることはないということ、スーパースターではなく「Niche」を目指すことの意義などについてもお話しいただきました。
長時間の講演でしたが、生徒たちはそれぞれの進路希望と重ねあわせ、メモをとりながら真剣な眼差しで講演を聴いていました。文系・理系問わず、探究活動を行っている全ての生徒の学びとなり、将来につながる貴重な100分となったのではないかと思います。佐藤先生、本当にありがとうございました。
Today, we invited Professor Hirotaka Sato of Nanyang Technological University (NTU), Singapore, to deliver the SSH Special Lecture. Professor Sato is the world's first developer of "cyborg insects," a fusion of insects and computers, and has opened a laboratory at NTU, where he is applying "cyborg insects" to save lives at disaster sites.
In his lecture, he explained in detail the background and content of his research, including the advantages of "cyborg insects" compared to some flying robots being developed elsewhere. Based on his own research experience, he told students the significance of not giving up when faced with obstacles, and of making various innovations and trial-and-error attempts.
He also introduced us to Singapore and what NTU is like. He talked about how safe and comfortable it is to live there, and the importance the country places on disaster rescue, which he has devoted himself to. He also told us about the eagerness which NTU students have in learning. After listening to him, we felt Singapore and the students’ lives to be more familiar. Later in his lecture, he said that the capability of English can expand our possibilities. He also told us not to worry about the "naysayers," who always complain or object to what we do. In his words, we can aim for a “niche" rather than becoming a superstar.
Students were engaged in his unique and outstanding lecture, taking notes busily. It was an unforgettable 100 minutes for all students and us teachers, to learn and think about how to expand their own possibilities.
【科学部】環境DNA分析、始めました
科学部ホタル班は、自分たちが考案した保護施設を利用した保護活動に取り組んでいます。
次年度から天草各地に保護施設を設置する予定ですが、その効果の検証も重要な研究活動の一つです。
そこで環境DNA分析を行うことにしました。
本日は分析用の試料を採水しました。
今後、採水した水からDNAが取り出せるか実験し、検証の材料としていきます。
忙しくて大変ですが、一生懸命やっている生徒の姿から保護に対する思いが伝わってきました。
【科学部】佐藤教授(南洋理工大学)とのディスカッション
シンガポールの南洋理工大学で昆虫サイボーグを活用した人命救助の研究をされておられる佐藤教授と科学部がディスカッションを行いました。
科学部の研究発表に対して、熱く指導していただきました。
生徒たちはまだまだ自分の研究が不十分なことに気づき、ディスカッション後には改善策を考えていました。
今後の研究に生かしてくれると思います。
佐藤先生、ご多用な中ありがとうございました。
【ASⅡ】超集中(?)の2時間 / Two weeks to go!
今日はARP探究成果発表会前の最後の授業時間ということで、どの班も1秒も無駄にしないよう、必死に研究を進めたりデータをまとめたりしています。英語の発表を控えている「化石班」は、助っ人William先生とディスカッションしながら、英語の発表スライドと原稿を手直ししています。「魚糞」班は、加熱していない魚糞を肥料にして育てているアマモの瓶中の水のPHを計測しているところです(今日のPHは8.2とのこと。今後、アルカリ化が進んでアマモが枯れていくという予想)。「走り」班はドローンを手に、これから外に飛び出します!
物理室にもうかがいしました。「テトラポッド」班は水槽を使って実験中です。青い装置は「力学台車」といい、バネの伸びで力を測り、計算で振れ幅(波の振幅)を求めるそうです。「ししおどし」班が制作中なのは「ししおどし3号(バネなしバージョン)」。ペットボトルの軌道を確認しながら、川での使用に耐えうるボディに仕上げていっています。両班とも楽しそうなこと!
先生方もあちこちの班で、生徒たちの研究に対して愛のある「つっこみ」をしています。化石班では、「コロニーの判定を80%にした、その数字の根拠は?」との指摘。魚糞班では、「アルカリ化の原因を魚糞と特定する根拠は? アマモは、どの部分から、どのように枯れていく?」という問いかけ。「何となく」や「多分これくらい」のような「感覚」で研究を進めてしまうと、より説得力のある考察から遠ざかってしまいかねません。なぜこの方法で実験をするのか? 対照実験は必要ないのか? その結論に至る根拠はどこにあるのか? 他の可能性はないのか? 数値を集めようと必死になるあまり大切なことを見落としていないか、時に立ち止まって考えることも大事なのかもしれませんね。
さぁ、3月になりました。ASⅡのみんなが主役の成果発表会まで約2週間。今週は高校入試期間となり、登校して研究を進めることが難しくなってきます。各班、工夫が必要そうですね! この2週間を最大限活用して発表会を成功させましょう!!
Today is the last ASⅡ class period before the ARP presentation, and all the groups are working so hard to compile their research and data. The "Fossil Group," which is preparing to give a presentation in English, is discussing and editing their English presentation slides and manuscript with William-sensei. The "Fish Manure" group is measuring the PH of the water in the eelgrass jars. They are growing eelgrass using unheated fish waste as fertilizer, and expecting that the water will become more alkalized and the eelgrass will die off in the future. The "Arm Swingers" are about to head outside, drone in hand!
We also visited the physics room to see two groups. The "Tetrapod" group is doing experiments in a water tank. They’re using a blue cart which measures the force by the extension of the spring and calculates the amplitude of the swing (amplitude of the wave). The "Electromagnetic Induction" group is currently working on the "No.3 Shishi-Oshi (version without spring). While checking the trajectory of the PET bottles, they are working on a body that can withstand use in the river. Both groups seemed to be having fun!
Teachers are also helping the students by asking some questions. In the fossil group, one teacher asked, "You gave 80% for the colony, but where is the proof?" The fish manure group was asked, "What is the basis for identifying fish feces as the cause of alkalinization? Which part of the eelgrass dies first and how?"
If we proceed with our research based on feelings without clear reasons or proof, we may be getting away from more convincing considerations. Why are we conducting the experiment in this way? Don’t we need some control experiments? What is the basis for reaching this conclusion? Are there any other possibilities? Even when we are in a rush, we may need to stop and think once in a while to see whether or not we have overlooked something important.
It’s already March, and we are about two weeks away from the ARP presentation. Since there will be high school entrance examinations this week, it is hard for them to come to school to conduct their research. Let's make the most of these two weeks and make the presentation a success!