スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール

【研究開発課題】
産学官協働により災害対応型エンジニアを育成する教育プログラムの開発
 
【研究開発の概要】
熊本地震に学ぶことから始め、防災、減災時や災害発生時において適切な対応や貢献ができる人材の育成を目指して、災害対応型エンジニアを育成する教育プログラムの開発に産学官が協働して取り組む。
 
【育成を目指す人材像】
・インフラ復旧に貢献できる力を備えた人材
・新耐震建築の構造を理解し復興に寄与できる力を備えた人材
・居住空間のコミュニティ促進に貢献できる力を備えた人材
 

・1年次研究実施報告書: 第1年次 H30 21 研究実施報告書(冊子).pdf
・2年次研究実施報告書: 第2年次 R01 21 研究実施報告書(冊子).pdf

・本校で取り組む概要: 
H30.6.13_SPH_kumako.jpg

・研究開発の概要: 2 研究開発の概要(H30熊本工業)(7.10).pdf 

日誌

SPH活動日誌

CAD設計【土木科】

期  日  2020年9月9日(水)
場  所  コマツIoTセンタ九州
対象学年  土木科3年生7名
関連会社  コマツカスタマーサポート株式会社

 

SPH事業において、コンサルタントコースではi-Construction(アイ・コンストラクション)を目標に活動をしております。先日、デモエリアにある土工をUAV測量しました。

 本日は講義をメインとして、CADや設計を行う部分を教えていただきました。初めて触れるソフトで、慣れない手つきでしたが、ご指導をいただき、体験することができました。

 今後は私たちが計画したデータを基にICT建機を動かして、施工していきたいと考えております。

 

 

 

 

UAV写真測量【土木科】

期  日  2020年9月8日(火) 
場  所  コマツIoTセンタ九州
対象学年  土木科3年生7名
関連会社  コマツカスタマーサポート株式会社 
(株)無人航空機測量技術研究所

 

SPH事業において、コンサルタントコースではi-Construction(アイ・コンストラクション)を目標に活動をしております。大津町にあるコマツIoTセンタ九州の約2,200㎡の施工現場デモエリアでUAV測量を行いました。

前回お世話になった、微塵航空機測量技術研究所の吉田さんにサポートしていただき、測量を行うことができました。

対空標識を設置して、ネットワーク型RTKを使用して座標を測りました。飛行前点検や周囲安全点検を済ませ、飛行計画を実行させました。写真データ98枚、飛行時間は4分程でした。

学校へ帰り、データをPCへ取込み、3D点群を生成しました。

今後は、この測量データを用いてCADを行い、設計を勉強します。

 

 

 

 

以下は、実際に3D化した点群データです。

 

 

UAV写真測量講座【土木科】

期  日  2020年8月19日(水)・20日(木) 
場  所  熊本工業高校土木科CAD室・ソフトボール場
対象学年  土木科2年生4名、土木科3年4名
関連会社  九州ドローンスクール (株)無人航空機測量技術研究所

 今回は九州ドローンスクールのUAV写真測量講座を昨年度、ドローンの特別講習を受け、許可を得ている生徒と課題研究で取り組む生徒の8名が2日間受講しました。

 1日目は、ドローンに係る知識やルール、UAV測量、DJI GSProについての講義が行われました。昨年度、法令等は学んでおりますが、改めて各法令について教えていただきました。写真測量に関しては、測量士補試験に出た、過去の出題例を交えて学びました。2年生はこれから測量士補試験を受験しますので、写真測量に関して対策することもできました。DJI GSProのアプリケーションでは、ドローンを自動飛行させるミッションを設定しました。撮影方法や撮影範囲、飛行高度など地形に合わせ、設定していきます。

 2日目は、点群処理ソフトの使用方法と実飛行です。点群処理ソフトでは、写真を使用して点群モデルを作成しました。不具合が出て、時間がかかりましたが、モデルを作成することができました。午後からは、本校ソフトボール場を実飛行させ、写真データを収集しました。RTKを使って対空標識の座標を取得し、一連の流れを確認しました。

 この2日間では、ドローンの基礎知識から写真測量まで多くのことを学ぶことができました。今後ドローンは災害復旧に関して、活躍していきます。今回の経験を今後の土木技術者として活かしてもらいたいです。

 

 

 

 

生徒アンケート集計結果(上期)

 年度始めと年度末に実施しているアンケートの集計結果(上期分)です。今回は、防災教育の一環として、内閣府が制作した水害に関するYouTube動画を視聴したうえで、Microsoft Forms上のアンケートに回答する形式をとりました。県南の豪雨災害発生直後であり、いまだ線状降水帯がどこに発生するか分からない状況の中で、一人一人の防災意識を高めるためにも必見の動画でした。

1 実施要項

対象:全学年 全クラス
実施期間:令和2年7月10日(金)~7月20日(月)
実施方法:
 (1)内閣府防災(YouTube)の動画を視聴する。
    【通常版】(水害編)警戒レベルに関する映像(21分11秒)
     https://youtu.be/Qveuokv2bR4
 (2)Microsoft Formsのアンケートに回答する。
 ※上記のリンクはEdmodoに掲載し、配布プリントにもQRコードを印刷
 ※ハザードマップポータルサイトへのリンクも掲載
  http://disaportal.gsi.go.jp/index.html

配布プリント:01 アンケート実施計画 20200710.pdf (1,050 kb)

2 アンケート項目

生徒配布プリント:02 3年次SPHアンケート(生徒)v04.pdf (1,171 kb)

3 集計結果

今回の集計結果:10_集計20200804.pdf (599kb)
これまでの推移:20_集計20200804 推移.pdf (314kb)

 

4 感想(抜粋)

PDFファイル:30_記述 生徒v3(抜粋).pdf (200kb)

(動画を見て感じたことを記入してください。) 

  • ž  専門の知識を持っているのと持っていないのとでは、災害時にする行動も少し違ってくると感じました。災害が起こった時に冷静に判断できる力が必要だなと感じました。その為にも、授業で習ったことだけでなく、自らの学ぶ意識も大切だと思いました。
  • ž  今まさに動画のようなことが身近で起こっていて、ひとつひとつの情報を真剣に聞くことができました。川の形状によって氾濫しやすいところとしにくいところがあると聞いて、たしかに、川が合流している地点やカーブしている地点では流れが激しかったりして水が溢れやすいのだと思いました。自分の家は川や海がとても近くにあるので、しっかり家族とマップで氾濫が起きやすいところや避難経路、避難場所などを話し合って、確認して、水やタオルなどを備えたリュックを用意したり、もしもの時のために今できることを、もう一度考えて行動に移したいと思います。とても参考になりました。
  • ž  災害の恐ろしさや、自分のとらなければならない行動などを再確認できて、良い機会だったと思います。自分の家は、どういう風な立地に建っているのかということをもっと知っていきたいなと思いました。そのためには、日頃何も起きない時に、ハザードマップなどをチェックしていきたいなと思いました。
  • ž  まわりが避難しなかったら、「みんなも避難しないし大丈夫か」と思い自分も動かないと思う。いざという時はご近所に声かけし、協力し合う事が必要だと思った。その為には、普段からのご近所付き合いや知識も必要に感じた。家族で話し合っておくのも大切だ。
  • ž  自宅は川から比較的離れており、安全であるが、ついこないだの豪雨ではハザードマップで予想されていなかった場所まで水が流れてきたみたいなので、予想されないことも起こるということを頭に入れて今後防災計画をたてようと思った。
  • ž  水害のみならず、災害に備えてハザードマップを用いた避難経路、避難場所の確認や非常事態時の持ち物等を把握しておくことの大切さ。また水害や災害の恐ろしさを感じました。自然災害は人間の技術がどこまで発展しても発生を防止することはできないと思うので、いつ災害が発生しても対応出来るよう準備しておきたいと思いました。
  • ž  いつ日本のどこで起こってもおかしくない災害で、自分が住んでる地域では水害は無かったのですが、もしも自分だったら〜という仮定して、実際のその場に居たら適切な行動を取れるのかと考えさせられた内容でした。
  • ž  やはり、災害国と言われる日本では、生きる以上、災害は防ぎきれない。そのため、最適な避難方法、危険箇所などを確認し、少しでも生命維持をすることが大切だと感じた。また、避難先での食糧、衣服などの準備も大切だと感じた。
  • ž  自分達が対応していくために今学んでいる学校での内容(授業)の大切さが分かりました。
  • ž  自分も災害時に役に立てる人になりたいと思った
  • ž  これから災害があった時に私たちが動いていかないといけないと思いました。1人では出来ないと思うので地域の方とも普段から交流を深めて協力出来るようにして行かないといけないと思いました。
  • ž  避難などする時は近所の方々と協力して行えるように、日頃から積極的にコミュニケーションをとるなどしていきたいなと思いました。そして、自分の命は自分で守り、他の人の命も救えるような行動をとりたいです。
  • ž  この動画を見て避難が困難な人がたくさんいることに気づけたし、地域の人との協力が大事ということを改めて理解することができたので、これからの授業で災害に関することを学ぶときは最優先に理解したいと思います。
  • ž  一人一人の油断が重なり合って大きな被害が出ていると感じたので、自分だけでもちゃんとした知識を持ち周りの人の安全にも気を配れるようになろうと思いました。
  • ž  日本ではとても多くの災害が毎年起こっているので、そこに土木科として、専門の知識を持って学んでいきたいと思います
  • ž  日本では年々災害が増えており、私たちが今学んでいる事が将来の日本に役立つ時が来ると自覚し、今しっかり学んで将来役立てていきたい。
  • ž  この動画を見て、災害に対する意識がさらに高くなりました。災害が起きた時に、周りの人を助けることは、とても大切なことなのですが、それをするためには自分の身をしっかりと守れるようになることが必要だと思いました。これからは何かあったときに周りの人をたすけることができるくらいに自分自身をつよくしたいです。
  • ž  自分の学科で学んでいることが今回の様な災害時にどのように活かせるのかを考え日々の専門教科を頑張ろうと思いました。
  • ž  他人事のように捉えるのではなく、もし自分が被災した方々の立場だったらどうしたらいいのかなど、もっと考えなければならない事が沢山あるなと思いました。
  • ž  また家の近くに川がある、ではなく、どのような形の川がある、というところまで把握していることも大事だということがわかった。
  • ž  今年も熊本県で水害が起こり、梅雨や台風などで毎年災害が発生しているので、どのような順序をおって災害が起こっているのかが分かりました。また、避難などしなくても大丈夫という考えを持ちがちですが、自分や家族、周りの人の命を守るために大切な事なので早めの行動を心がけていきたいです。そして、将来は災害復旧に携わっていくので専門的な知識をもっと身につけ、災害から学んだ事を活かして次同じことを繰り返さないようなエンジニアになりたいです。
  • ž  改めてこういう豪雨での災害はとても怖いと感じましたし、自分は大丈夫だろうという楽観した考えではなく1番最悪の場合を想像して行動することが大切だと思いました。そして冷静に物事を判断するには、正しい知識が必要だと思うので、これから更に勉強していきたいと思いました。
  • ž  動画を見ている時はこういう場合はこうするなどわかるけど、実際自分がその場にいたら本当に行動に移すことが出来るのか、怖くなるだろうなと思いました。また、家族で話し合うことも大切で、ハザードマップを活用していくことも大切なことだと改めてわかりました。そして自分の命は自分で守ること、助け合うことが1番大切だといました。
  • ž  水害を専門的にみることができたのは熊本工業に入ったからだと思いとてもいい経験ができたのではないかなと思いました
  • ž  もっと建築について学んでいかなければと思いました。
  • ž  この動画を視聴して災害は起こる前の対策、知識でうける被害の大きさが変わるなと思いました。自分の家がどのくらいの被害をうけるのか、近くの川は氾濫しやすい川なのかなどしっかりとその後のことを理解し災害と向き合うことが大切だなと思いました。
  • ž  災害に対して適切な対応ができるようにもっと勉強をしていこうと思いました
  • ž  また、そのような災害が起きた時に自分が専攻している電気の知識を用いて困っている人の助けになりたいと思った。

 

 (その他、気付いたことや意見・感想等あったら記入してください。)

  •  ž  土木科のSPH、防災マネジメント班では先週くらいに西日本豪雨についての活動をしていました。そのすぐに熊本の南部で線状降水帯による豪雨災害がおこりました。直近の話題であるのと、自分の地元が被害にあったということにとても驚き、ニュースを信じることができませんでした。その後の被害の内容や原因を伝えるニュースはどれも学んだ覚えのあるものばかりで被害の凄まじさを感じることが出来ました。誰が悪いというのはありませんが、行政側も住民側もそれぞれの行動が大事だということを今回の災害で改めてわかることが出来たなと思いました。
  • ž  ハザードマップを見たり、マイタイムラインを自ら作る人がいないこと等も被害が増える原因だと思うので、地域や近所の人たちと回覧板のようなみんなが目を通すようなもので災害予想のハザードマップを共有したり、マイタイムラインを作るサイトを掲載したりする事をしてみると災害対策の知識を身につけるきっかけになるんじゃないかと思う。
  • ž  僕たちが学んでいることは災害にあった人を救うことができると思ったので、正しい技術、知識を学びたいと思います。
  • ž  この動画を見て、1人ではなく住民一人一人が災害についてもっと考えないと行けないし、避難経路なども確認しておくのがとても大切だと思いました。そのためにも日頃の避難訓練は積極的に参加をしないといけないと思いました。
  • ž  これから、災害が起こった時に学校で学んだことを活かせるように頑張って勉強したいです。
  • ž  エンジニアになって、人を助けることができるものを作りたいと思いました。
  • ž  インテリアの知識を活かして何か救えることがあると思うので、自分に出来ることをしっかり考えたいと思いました
  • ž  災害の際に、自分にできることを明確にして、正確な判断のもと行動できる人になりたい。そのために工業生として、災害の時に色々な引き出しが頭の中から出るように今のうちにしっかり学習して知識をつけたい。
  • ž  動画を見た後、自分の家のハザードマップを見て見ると、5m以上浸水すると予測されていました。自分の家は少し高い場所にあるから大丈夫と思っていたけど意外にも浸水してしまう事がわかったので今のうちに避難経路などを確認しておこうと思いました。
  • ž  今回の大雨による水害で、多くの被害が出たことをニュースで見ました。より一層、建築士になりたいという夢を叶えたいと、思うようになりました。また、次このような被害が起きたら自分ができることを精一杯取り組み周りの人の役に立ちたいです。
  • ž  ここ最近、豪雨や地震などの自然災害が多く土砂崩れや川の氾濫による水害などがあり、より土木の重要さを強く感じました。このような災害に対して土木は欠かせないものだと思いました。これから先も自然災害はあると思うので、災害に対応できる力を身に付けていきたいと思いました。
  • ž  私は、このような災害の、復旧に携わる仕事に就こうと思っているので、災害の多い日本を、災害から、守れるように、災害に対応できる人材になりたいと思います。

 

 

第1回運営指導委員会

日時:令和2年7月28日(火)10時~12時
場所:本校会議室

今年度の運営指導委員会を開催しました。
貴重な御意見をいただき、また今後の方向性を指南いただく等、大変参考になりました。
関係の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

<次第>
1 開会 10:00~10:25
 ・高校教育課長あいさつ
 ・熊本工業高等学校長あいさつ
 ・出席者紹介
 ・日程説明
 ・学校説明
2 議事
 ・3年目の事業計画および取り組み状況について 10:25~10:50
 ・研究協議 10:50~11:50
  「2年間の取組みを踏まえた3年目の事業計画等について」
3 閉会 11:50~12:00

 

<議事録より抜粋>

  • 継続してできるためには、ダウンサイジングしていかないといけない。
  • 高校生で基礎的なところを学ばせることが必要
  • 既存のカリキュラムとの関連性を整理し、継続できるものとできないものを取捨選択する。
  • アンケートを実施した時期は人吉球磨地区の豪雨の直後であるが、今回の事業がその状況を彼らが離れたところから見ているがどのように感じたかがアンケートにまとめられていると良い。
  • 防災全体の関係は、昔の経験則があり、ドローン等の新技術があり、それらの総合力となる。
  • 自分を俯瞰しながら自分がどういうことをやっているかを見ながらやる。
  • 今まで学習してきたことを振り返る。例えばタイムラインを作ってやっていったにもかかわらずそれがうまくいってなかったのは、何が要因だったのか等の振り返り等が必要。
  • 3年生が下級生に教える取り組みも非常に効果がある。
  • 今の3年生が1年生からどういう風に変容してきたかは客観的に欲しいデータとなるが、加えて1年間だけ取り組んだ当時の3年生と、今の3年生がどのように答えているかを比較することも、この事業の成果を見る上で何か見えて来るのではないか。
  • 平均のみで変容を見るのではなく、「箱ひげ図」という表現の仕方もある。平均も見えて分布の状況も見えるので表現の仕方としては面白いものである。色々な表現と比較すると色々なものが見える。
  • アンケートを採った後にボランティア活動をされているので、その後で再度アンケートを採るとまた違った結果が出るのかと思う。
  • 評価については、成果としてどうなったかというのを見せるための評価と、3年目になって課題は何なのかというのを洗い出すための評価がある。
  • 回答分布のアンケートで1が多い項目は、今年度そこに集中してケアをする手立てをすることを考えていくと、このプログラムが充実する。そういった評価の使い方をすると良い。
  • この事業の一番の成果は、先生達が工夫されること。教員側が今時の課題を見つけていきながら、どうやって生徒に教えていくかは、学習評価を見ながら生徒の教え方も学んでいく。
  • 3回の災害を経験して私自身が感じたことは、どんどんスピード感が要求されるようになってきている。つまり、被災された方々にどう寄り添えるかが重要であり、先ほどボランティアの話が出てきたが、やはり現場の声をいかに聴くかがこの災害対応型エンジニアを育てるための一番の材料であると思う。
  • 土木科でいうと、発災直後から道路の応急・復旧等がでてくる。応急・復旧した後にしっかりとした査定を行って、本格復旧、それから恒久的な復旧と段階を踏んで進んでいく。そういったところをしっかり学んでいただければよいと思う。被害状況についてはやはり最近ではドローンがすごく効果を発揮している。災害が起きた場合、特に今回の場合は土砂がかなり流れ込んできていて人間が踏み込めない場所も結構あった。そういったところに入っていくときはドローンで現場の被害状況をいち早く察知することがとても効果がある取り組みである。SPHでの取り組みもかなり実用的な学習につながってきていると思う。
  • 建築科においては、災害住宅の復興に取り組まれているが、災害公営住宅というのは災害が発生してしばらく落ち着いて、避難者が恒久的な住宅をどう探していくかというときの建物である。実は災害対応で一番求められるのは、応急仮設住宅をいかに早く作って避難所からすぐ出ていただいて、個人のプライバシーも含めて生活をしていただける環境を作るかというのがとても重要である。先ほど新型コロナの話も出ておりましたが、まさにコロナ対策の中で現在県の方に求められているのは、一刻も早い応急仮設住宅を作って、それぞれの避難者の方々が安心して生活できるような環境を作ることである。今回は熊本地震のときよりも更に早く作成させていただいて、8月前半を目処に取組を進めているところである。本SPHの取り組みも最終年度とはなっており、難しいとは思いますが、もし可能であれば、応急仮設住宅をどうやったらいち早く作って現場対応ができるかというのも検討していただけると、大変有り難い実用的な災害対応になるのではないかと思っている。
  • インテリア科においては、防災マップづくりが取り組みの一つとなっているが、一番重要なのはハザードマップをいかに住民の方々に広く浸透させ、自分でいち早く逃げるという意識改革を進めていくのかというところ。この防災マップづくりを通してこれをいかに住民の方々に広く浸透させ、いち早く逃げていただける環境をどうやったら作れるかというところを研究していただくのも一つの方法。
  • パッケージングの仕方は、今までやってきたものをユニット化してそれらを組み合わせてパッケージングするのか、それとも、一つコアのパッケージ、小さなパッケージを作ってそれに付加的に何か付けるようなパッケージングを考えていくのか、その辺を考えていただきたい。今まで結構いろんなことをやって来ているが、それらを一度、効果や目的に合わせて一回分解し、その中で必要なものがどれかを考えて、最小限これだけはやっておきたいというものを決めると良い。
  • 「熊本を支える産業人材育成事業」というのがあり、地方の課題を解決するためのプロジェクト学習を支援する事業。学びに関わる講師の謝金や旅費・材料代等を少額ではあるが支援している。

 

人吉市・球磨村におけるボランティア活動

期  日  2020年7月23日(木)
場  所  熊本県球磨郡球磨村
参加人数  生徒309名、職員14名

 熊本県南部豪雨被害の災害ボランティア活動に参加しました。本校からバス8台で移動し、人吉市と球磨村に分かれてボランティア活動を行いました。ほとんどの生徒が初めての参加でしたが、服装や長靴などの装備もしっかり準備していました。現地到着後、作業内容の説明を聞いたあと、土木科は公園近くの住宅地の側溝に溜まった土砂の撤去を行いました。

 スコップで泥を掻き出し、側溝付近に山のように積んでいきます。しかし、午前中も午後も、途中で激しい雨が降り出し、せっかく側溝から上げた土砂が雨で一部が側溝へ戻ってしまうこともありました。午前午後を通じて、下の写真のように大量の土砂の除去をすることができました。この地域は、住宅の2階の軒下まで水に浸かったあとが残っており、5m以上は冠水したことが想像されました。また、球磨村につくまでに球磨川にかかる橋が流されていたり、あちこちで住宅が壊れていたりして、被害の大きさを感じました。

 一人の力は微力ですが、本校生は雨に打たれながらも一生懸命作業していました。情報システム科の生徒も「今日受け持ったところは時間ギリギリまできちんと綺麗にしたい」と、教師が想像した以上の強い思いを持って取り組んでいました。まだまだ、機械が入れないこのような場所に人的支援が必要だと思うので、また、機会があれば参加したいという意見も聞くことができました。

 

3年次第1回研究推進委員会

 今年度の第1回研究推進委員会を開催しました。
最初に各型に分かれて授業見学を行いました。
第Ⅰ型は会議室にて生徒によるプレゼン形式で、普段の授業の様子や活動の進捗などを報告しました。
第Ⅱ型及び第Ⅲ型は、実際の授業の様子を見学しました。
その後、学校からの説明を行い、協議、そして分科会を実施しました。
貴重な御意見をいただき、大変ありがとうございました。

【日程】
1 日時  令和2年7月21日(火)13時10分~16時30分
2 場所  大会議室
3 日程
 12:40~13:10 受付
 13:10~13:30 開会行事(校長挨拶、出席者紹介、諸連絡)
 13:35~14:25 授業見学(5限目)Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型に分かれて見学
 14:25~14:35 休憩
 14:35~14:45 全体説明(年間計画等)
 14:45~15:00 各科説明(各科5分程度)
 15:00~15:25 質疑応答
 15:25~16:30 分科会(Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型)

  

写真左:委嘱状授与、 写真右:第Ⅰ型の生徒プレゼン

 

【議事録より抜粋】

・12月の最終報告で、是非とも彼らに発表してもらいたいものは、自分の今後の課題みたいなものを一つ出してもらいたい。学んだことはこうですではなくて、それを踏まえて「私はこういうことをやっていきたい、こういうものを作っていきたい。」という将来の夢を12月に一人一人語ってもらいたい。

・本SPH事業を持続可能な取り組みにする部分については企業さんの御協力もあり解決してきている。今後残していけるという感触を今持っている。3年間の取り組みで信頼関係ができてきている。

・設計のコンペに関して、図面は生徒が作成しているが、今まで図面を見て決めてきていた。今までにうちが採択した資料は必要であればご提供できるので役立てていただきたい。

・これまで3科中心で持続可能な取り組みとして教育プログラムの開発をしてきた。持続可能な取り組みにするためには、教える側が企業さんとしっかり連携して取り組んでいけるかが鍵となる。今ここにいる関係職員だけでなく、その背景にいる若いそれぞれの科の職員が力を付けていく必要がある。職員の研修もできる仕組みがあればと願う。生徒のみでなく職員の育成が持続可能な取り組みとなる。企業と職員との連携ができる仕組みづくりができないものか。職員の育成を持続していくことが学校としての課題ではないか。SPHを受けて良かったと感じているのは、先生たちの意識もSPHで高まってきていること。この意識を途絶えさせない必要性を感じている。

・持続可能な取り組みにするには、如何に無駄を省き、コンパクトなものを目指した方が良い。負荷が高いと続かない。ギブアンドテイクというものがあれば持続できる。本来のカリキュラムもある中で考えていかないといけない。教員の研修については我々は可能。教員免許更新講習でも経験有り。

・うちの会社としては、SPH事業は若い社員教育のプランづくりに活かしている。高校生に教える内容は、そのままうちの若い技術者に教えるものとして活用できる。今回SPH事業に参加させてもらうことにより若手の教育体制を一緒に確立できたと思っている。高校生と一緒に取り組んでいくことによって若い技術者も増えることを期待している。持続可能な取り組みとなる。

・パッケージ化も高校生にどのように落とし込めるかを考えながらやっている。企業との連携強化は自身も感じている。発信することで広まりがあることもパッケージ化していきたい。

・2年目と比べると生徒の目が生き生きとして成長を感じている。一つ提案したいのは、ベンチの置き場所一つにしても「なぜその場所なのか」を考えさせる。町内会でもインテリア科の生徒との取り組みは発信していきたい。

・砂取校区は熱心に防災について取り組んでいる。避難所運営についても実際に動いて体験してみると完成度が高まるのではないか。

・先ほど土木科の生徒のプレゼンを見てレベルが高い質問があったが、それだけ生徒が成長してきていることを実感した。 

・今年の3年生の変容、成長は確かに感じている。外部の技術者の言葉・姿に触れて、生徒たちの感性が磨かれてきたのでは。間違いない流れになっている。産学官連携は成果があると感じているがそれを残していけるようパッケージとしてまとめていきたい。

・個人的な考えとしては、企業との連携や校外連携に関する方法を普及させる要素が強い。SPHを通してこういった研究ができるようになったといったことをまとめていきたい。実習等のそれぞれの項目について指導案等をまとめていく。

・テーマがコミュニティなので、地域に根ざした活動等について地域の人たちと連携してじっくりとやっていく。

路線測量実習【土木科】

期  日  2020年7月20日(月) 4限目~6限目

場  所  熊本工業高校内

対象学年  土木科3年生 コンサルタントコース 校内測量班

協力会社  旭測量設計株式会社

 

今回校内測量班は、旭測量設計株式会社の方に来ていただき、路線測量と縦横断測量を行いました。今回、トータルステーション(TS)は前回までに使っていたこともあり、スムーズに使用することができました。中心杭を打つ際、TSのライトをとプリズムで場所を抑えていきました。

また、路線測量後、縦横断測量を行い、測量後、内業として縦横断図の作成を行いました。

この度は、大変お忙しい中、貴重な体験をありがとうございました。