日誌

2019年7月の記事一覧

益城町 災害公営住宅の居住者向けアンケート実施【インテリア科】

ア 目的 居住空間のコミュニティやアメニティ促進に必要な考え方を居住者へのアンケートを通じて知り、その考  え方をものづくりに反映させる技術を学ぶとともに、関係者との対話を通して共助や公助の大切さを理解する。

イ 日時 平成31年 4月19日(金) アンケート作成

     平成31年 4月27日(土) アンケート配付(職員のみ)

     平成31年 5月11日(土) アンケート回収(職員のみ)

ウ 対象 インテリア科3年生6名で10世帯の居住者向けに作成

  学習事項

     アンケート設問に対する考え方

     アンケートの書式

     話し合いやすい環境づくり

エ 成果 益城町の畑中地区災害公営住宅の居住者と話し合いながらものづくりをするにあたり、その準備としてアンケート作成を行った。事前準備として、アンケートにおける設問の優先事項や、話し合いに適した机配置について簡単に説明を行った。その後、居住者から何を聞き出すか思いついた意見をまずは出し合い、続いてそれらを整理しながら進めた。アンケート等に関する「知識・技術」を身に付けながら、学校と地域のつながりにより、「主体的に取り組む意欲」や「課題解決力」が高まり、「共助」についても理解することができたのではなかろうか。また、アンケートは益城町の担当部署でも共有されることになり「公助」につながる取組であったと考えられる。今後、アンケート結果を整理し、ワークショップ開催を検討しながら、共助や公助、災害対応に専門性をどう活かすかについて学べるであろう。

  

左:机は協議しやすいようラウンド型配置

中:アンケート配付時、多くの住民が集まり協力して下さった

右:右手のベンチやプランター入れは昨年度の試作品

 

課題研究「非破壊試験班」特別授業第2回【建築科】

日  時 : 令和元年7月9日 10時から13時まで

10:00~11:00 コンクリート物劣化・建物傾斜沈下 講義(CAD室)

11:00~11:45 鉄筋探査・RCレーダー・X線(建築科製図室廊下)

11:45~12:20 建物傾斜測定・トランシット(南棟)

        不同沈下測定・レベル測定(インテリア科製図室外壁)

12:20~13:00 柱梁 ハツリ 中性化深度測定・鉄筋腐食度調査

                コンクリート強度測定(建築科実習棟)

対  象 : 建築科3年生課題研究「非破壊試験班」8名、職員2名

協力会社 : 住商産業株式会社、株式会社調査診断センター

場  所 : 熊本工業高校敷地内

住商産業株式会社の内田正寛様より建物の不同沈下傾斜とコンクリートの中性化・鉄筋腐食について、講義をしていただきました。

 

建築科製図室廊下にて、グループに分かれてRCレーダーで鉄筋位置の調査とX線カメラの撮影を行いました。

 

トランシットを使い建築物の沈下レベルの測定を行いました。

 

建築科実習棟にて柱をはつり、鉄筋を露出させてフェノールフタレイン1%溶液を塗布し、中性化深度と鉄筋径の測定腐食度を確認しました。また、シュミットハンマーを用いてコンクリート強度を測定しました。

 

生徒は、「学校の中で、実際にコンクリートの中性化についてみたりすることが出来たのは貴重な体験だったほか、機械を使って鉄筋を探したりしたのが楽しかった。」と感想を述べていました。