建設工学科ブログ
【建設工学科】2年生「進路学習会」
11月8日(水)1~3限目 2年建設工学科「進路学習会」の様子をお伝えします。
1限目には、「求人票の見方」、「履歴書の作成」についての説明を行いました。
求人票には、企業を選択するにあたり重要な記述がたくさんあります。
今日の説明をもとに、多くの求人票に目を通し、
企業研究と理解を深めていきましょう。
2限目~3限目の前半までは3班編制とし、
「求人票の閲覧」と履歴書の練習としてインターンシップの「自己紹介カードの作成」を
3交代しながら行いました。
「自己紹介カード」の中には、「自己PR文」を記入する欄がありますが、
その作成に多くの生徒が苦戦を強いられていました。
自分のことは自分が一番よく知っているはずですが、
それを表現するとなるとなかなか難しいものです。
自己理解を深め、しっかりとアピールができるようにしましょう!
3限目の後半は「振り返りの時間」として、
班ごとに先生方との面談タイムを設定しました。
「今日の取り組みの反省」や「分からなかった点を質問」したり
「今後の目標」について協議し、今回の活動を締めくくりました。
進路決定への近道は、ありません。
ただ、間違いなく言えるのは、「普段の生活」が最も重要だということです。
毎日の「努力の積み重ね」が、「成果」や「自信」となり、
「社会に求められる人材」への「成長の糧」になります。
「今」何をすべきか、「今」全力で取り組めているか、
自身に問いかけながら一日一日を大切にしていきましょう!
【建設工学科】「ICT現場見学会」
「工業系高等学校教師との現場見学会」の様子をお伝えします。
8月24日(木)、熊本県建設業協会主催による現場見学会がコマツIoTセンタ九州(福岡県嘉麻市)で行われ、
本校建設工学科職員が参加しました。
近年の建設現場では、情報化施工(i-Construction)による業務のICT化が進んでおり、
3次元データによる現場の「見える化」によって、施工計画や建設重機の操作などが
従来の施工に比べ、スマートにできるようになっています。
デモンストレーションや試乗体験もあり、重機に搭載されたカメラが施工データに基づいて
オペレータ(操縦者)のアシストをしてくれたので、綺麗で正確な掘削や整地が簡単にできました。
経験の少ない若手技術の育成にはとても有効であり、安全で生産性の高い建設現場の
未来のカタチを感じる機会となりました。
【建設工学科】【建築科】特別教育
「特別教育」の様子をお伝えします。
毎年、夏期休業を利用して建設工学科と建築科の2・3年生(希望者)を対象に
「特別教育」を行っています。
「特別教育」とは、実際に建設系の重機を運転し、免許を取得できるもので、
講義(終日)と実技(終日)の計2日間で行われます。
外部から講師をお招きし、「安全教育」や「機械の仕組み」、「運転の方法」など
専門的な講義を受けることができます。
今年度は、「小型車両系(整地等3トン未満)」と「締固め用機械」の2つを実施し、
のべ82名(小型車両:39名、締固め:43名)が受講しました。
「締固め用機械」実技の様子です。
「締固め用機械」とは、「ローラー」とも呼ばれ、
土やアスファルトを転圧し、空気を追い出し、締め固めるために使われます。
講師の先生の説明を受けます。作業を行う際に最も大切なのは「安全」です。
前進・停止・後進の方法の説明を受けています。もちろん曲がることもできます。
緊張の面持ちで実技スタート!
だんだん慣れてきました。
最後には、スムーズに運転ができるようになりました!
普段の授業では体験できない重機の運転は、大変貴重な経験になりました。
実際の現場で働く際には、「資格」が必要不可欠です。
たくさんの資格を取得し、将来は「人々の暮らしを創る技術者」になろう!
【建設工学科】2年生「現場見学」
建設工学科2年生「現場見学」の様子をお伝えします。
建設工学科では、1・2年生を対象に学期に1回程度、現場見学会を実施しています。
学校では見ることのできない実際の現場を見ることで、工法や構造物に対する理解を深めることはもちろん、現場の雰囲気や働かれている方のお話をうかがうことで建設業への興味・関心を高めることを目的としています。
今回は、錦町様・宮地エンジニアリング株式会社様の御協力で、
「錦大橋上部工製作架設工事」現場見学会を実施することができました。
(実施は、7月18日(火)です。記事のアップが遅くなりました。)
本工事は、「送出し架設」と呼ばれる工法を用いられており、
実際にその様子を見学することができたことは貴重な経験となりました。
(しかも、送り出している鋼製の桁は、千葉県の工場で製作されたものだそうです!)
また、仕事のやりがいや資格取得の重要性についてもお話をうかがうことができ、
生徒は食い入るように話を聞いていました。
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!
今後の進路選択に活かしていきます!
【建設工学科】3年生「実習」
建設工学科3年生「実習」の様子をお伝えします。
前回の実習で、コンクリートを練り、型枠に詰めました。
その後、約4週間の養生期間を経て、コンクリートが硬化しました。
完成したコンクリートの供試体(きょうしたい:テストピース)を用いて、強度試験を行います。
「圧縮強度試験」・・・テストピースに圧縮力をかけ、破壊までに記録された最大の力を求めます。
専用の機械を用いて、テストピースに圧縮力をかけていきます。
目盛りを読みながら、値を測定します。
「引張強度試験」・・・引張強度は、ひび割れの予測などに用いられます。
なぜ、テストピースを横向きにおいて力をかけると、引張強度が求められるかわかりますか?
「曲げ強度試験」・・・曲げ強度は舗装コンクリートの基準強度などに用いられます。
「圧縮強度試験」「引張強度試験」とは異なる形状のテストピースを使用します。
破壊後の様子です。
各試験の結果をまとめます。
「圧縮強度」・・・約35トン
「引張強度」・・・約 4トン
「曲げ強度」・・・約10トン という結果になりました。
直径12.5㎝、高さ25センチの円柱テストピースでも、約35トンの重さに耐えられるという結果になりました。
それほどコンクリートの「圧縮強度」は高いのです。
しかし、コンクリートは、「圧縮強度」に比べ「引張強度」や「曲げ強度」は劣ります。
特に、「引張強度」は低く、通常、「圧縮強度」の1/13~1/10程度を示すと言われています。
そこで、コンクリートは「引張強度の高い材料」と組み合わせて用いられることがほとんどです。
「引張強度の高い材料」ってなんだかわかりますか~?
答えは・・・、「鉄筋」です!