2025年5月の記事一覧
カーネーションの販売中(園芸科)
「カーネーションいかがですか」
園芸科では野菜や果物、草花の販売で近隣をまわることがあります。この日もカーネーションを販売に行きました。お花好きなお客様も「母の日でもらったばかりでね」「母の日にあげたばかりでね」という時期で販売も難しいかなと思っていましたが、数多く買っていただきました。ありがとうございました園芸科ではまだこんなにきれいで、好評販売中ですので、ぜひお越しください。
草花の寄せ植え(園芸科)
3年草花専攻生で寄せ植えを作りました。プランターや宿根草を選び、私たちが育てている花苗やカーネーションを使って、色やバランス、高さ、はみ出すグリーンや垂れ下がるグリーンなどを考えながら作りました
植えてすぐと1週間後2週間後の寄せ植えの成長が楽しみです!
花のつくり観察実験 理科と草花の連携授業(園芸科)
理科と草花の連携授業で、花のつくりの観察を行いました。まず、ツツジ科のさつきで合弁花と基本的な花のつくりをルーペで観察しました。その後、各部名称を復習しました。
次はキク科のサイネリアの観察です。1個に見える花の中には数多くの小花が入っていて、舌状花と筒状花があることを知ることができました。タンポポの綿毛のように、最終的には風で種子が飛んでいくような冠毛も見ることができました。
次にラン科のシランを観察しました。シランのリップと呼ばれる唇弁に誘われてミツバチが飛んできて、蜜を吸おうと潜っていきます。するとシランには蜜がなく、戻っていくと同時にやく帽がぱかっと開いて花粉塊が出てきてハチの背中にくっつきます。次の花に行ったときに柱頭に花粉がつくという構造になっています。つまようじでやく帽を開いて花粉塊を取り出すと生徒達は「うわーすげっ、くっついた」と驚いていました。そして、花粉のつぶつぶを実体顕微鏡で観察しました。「卵みたい」と表現している生徒もいました。光学顕微鏡の画面では、ショ糖液でのびた花粉管を観察することができました。伸びた花粉管を、初めて見ることができました。種子は小さく、風邪散布種子でした。
園芸科で育てている花をよく観察することで、「調べながらの学習が楽しかった」「花の構造が面白いと思った」「花のつくりには理由があることが分かった」などの感想もありました。
植物の魅力が観察することで見えてくることを生徒達が実際に体験できて、職員も嬉しい楽しい授業でした
正門前花壇の花植え(園芸科)
正門前の花壇に花苗を植えました。暖色系で夏らしくサルビア、マリーゴールド、メランポジウム、ポーチュラカを丸い花壇に6つずつ選んでバランス、色、統一性など考えながら植えていきます。生徒達は「このサルビア葉がきれい、画像で見たのと違う」と座学で学んだ画像と比較して実物をよく花を観察しています。「どうしてこの花はしおれたのかな」『水を欲しがっているんじゃないかな』「この幼虫は何ですか」『ツマグロヒョウモンのチョウの幼虫だね、ビオラを食べていた害虫だから取り除きましょう』などと植えかえながらも発見したり、疑問を持ったりしながら探究的に学習しています。とても意欲的ですまだポーチュラカは小さく、花が咲いていないので「この花の最終形態を知らないからどう植えるといいか難しいな」と話す生徒もいて、「最終形態」という言葉がゲームの中の世界観のようで面白い表現ですね
マスカットベリーAのホルモン処理(園芸科)
小さな実をつけているマスカットベリーA無核のために1回目のホルモン(ジベレリン)処理を行いました。植物成長調整物質のジベレリンを一房ずつ漬けていくことで、ブドウの種ありを種子なしにできると考えるとすごいですよね。お客様が食べやすいように種なしにする技術を使ってコツコツと頑張っています。多くのお客様が楽しみにされているので、やる気も出ることでしょう