園芸科
菊池地域花農家研修バスツアー(園芸科)
菊池市県北広域本部主催で菊池地域花き農家バスツアーに園芸科草花専攻の2年生参加させていただきました。
菊池地域の花き生産についての説明や新規就農するための充実した研修があること、菊池で新規就農するならカスミソウとトルコギキョウをおすすめする理由など話していただきました。
その後、宿根カスミソウ農家の本山さんのところでの見学研修です。
菊池市はカスミソウの産地であり、市場も優遇されてる強い地域であることから、菊池産のカスミソウというだけで高く売ってもらえること、施設にお金がかかるのでライバルが多いわけではない、高齢化でやめていく農家も多いので施設を譲り受けることも可能、JAを通じて東京大阪へ出荷してもらうことで全国1位の菊池のカスミソウとして、産地の力が発揮できると教えてくださいました。
子育てを通して思うこととして、高校生は赤ちゃんみたいなもので、赤ちゃんから立って歩くようになるまで、周りで歩いている大人を見て、立ったり、歩いたり、話したり、育っていく。今、こうなりたいという情報にあふれているので、なりたい大人になっていくために頑張ってと応援の言葉もいただきました。ありがとうございます。
つぎに、トルコギキョウ農家の本山さんの見学研修です。
トルコギキョウは生産量が全国2位の熊本の代表する花、全県下で作られているそうです。苗を買うと高いので、育苗からさている本山さん。生理障害が多く、栽培始めは多湿、栽培後期は乾燥などの調節も必要で、難易度が高いので栽培技術の向上に力を入れておられました。切り花の中でも安定した価格のためトルコギキョウなのだそうです。価格安定と栽培技術の向上で儲ける農業、従業員を雇用できる農業ができることを教えていただきました。ありがとうございます。
菊池市は有名なカスミソウとトルコギキョウの産地であることは授業でも教えますが、実際に見に行くことができて大変ありがたい機会でした。
生徒たちの学んだことや感想
土地によって栽培に適した環境が違うので花の種類も違うこと、品種や花の色にもこだわって栽培されていること、年末や母の日を目指して栽培されていること、安定した価格で出荷するための花と時期選び、電照栽培でカスミソウが伸び花も早くなること、病気になりにくくする工夫、きれいな花を咲かせるための栽培技術の工夫などいろんなことを直接農家さんのハウスを見学させてもらえて勉強になりました。
お世話になりました。